投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

投資先を選定する手法は人それぞれですが、
私は企業の潜在力に注目し
現状の価値と比して妙味があると思う会社を探すようにしています。

従って最近流行りの株価のモメンタムをみたり、
チャートの動きを見て、底だとか天井だとかは全く考慮していません。
(現状の相場からみるとこの方が有利なのかもしれませんが・・・)

それで、企業の潜在力に注目するといっても、
いやはや、あまりに抽象的で困るわけですね。

私も学生の頃からお小遣いで株を買ってた頃は、
先端的な事例をニュースで聞いてネームバリューもあるからと
トヨタ自動車の株を買ってみたり、
あるいは、これからはメモリだとエルピーダメモリで紙くずにしたり(笑)、
世界の資源を掌握する三菱商事だーとか、原油高に色めきたっていたものです。
エルピーダメモリはまぁちょっと横に置いておいたとしても、
トヨタ自動車や三菱商事は今でもその業界をリードする、
高い潜在力をもった企業であるとは思います。
しかし、何事もスケールが大きすぎるので、
その潜在力を身近に感じられず、
自分の力で潜在力のある会社を発掘してきているという実感は薄かったものです。
従って、これらの株式を買うという判断も、
どこか受身的な受け売り的な要素が強く、企業の魅力を発掘しているつもりでも、
結局は世の中のトレンドを読んだ気になって、
名の知れた会社の株をただただ雰囲気で買っていたわけです。

そこから月日が流れ(今思えばこのリードタイムが非常にもったいなかったですね)、
このブログで投資方針をきちんと定め、
そこでは改めて企業のファンダメンタルズってなんだろうと考えて、
先輩たちの運用手法も参考に、見よう見まねで運用を開始したわけです。

そして2018年、そんな手探りな株式投資も5年目となったわけですが、
やはり企業の潜在力に注目するという
抽象的な思考プロセスに四苦八苦しているわけです。


抽象的なものは出来るだけ形式的なものにはめ込んで考えるわかりやすい、
ということで、観点の軸を決めてみたり、
それを定量化して評価判断を機械化してみたりしてきました。
この取り組みは、状況を客観視するという意味ではとても有益ですし、
何より、「やった(やっている)気」になりました(笑)。
日経マネー誌でも紹介して頂いたわけですが、
しかし、企業の潜在力という抽象的なものを評価するのは、
形式的なテンプレートに置換して定量化して把握できるほど
簡単なものではありません。

結局、潜在力に注目するのであれば、
企業の定性的なものを直視し、
その小さな判断を集積させて
ひとつの大きな判断として結論を出していくことをしていかないと、
なかなか自分らしく自分が納得できる発掘作業には行き着かず、
自分が目指す、「潜在力に注目する」が実践できないと感じているわけです。



抽象的なこの作業をどのように判断に結び付けていくかですが、
ミクロとマクロの視点をフレキシブルに変えながら、
多角的に見ていく必要がある
のだと思います。

私がいつも参考にさせて頂いているすぽさんは、
成長>ビジネスモデル>割安という重み付けで評価をされています。
成長戦略を重視し、ビジネスモデルに着目するために、
その企業がそもそもどうやってお金を稼ぐ仕組みを構築しているか、
大局的なマクロの視点からアプローチをすることになると理解しています。
私も四季報などを眺めてまずはマクロで見た時に、
その仕組みを思い浮かべて理解できるか、
それが競争優位であるかとか不況体制があるのか、
安定性があるのかなど思考を巡らします。
その思考を巡らすプロセスの中では、
抽象化された競合としてのイノベーターを想像したり、
不況が訪れた時の消費行動がどのように影響するのかとか、
やはりマクロで想像を働かせるわけです。
そして、具体的な競合個社をフィットさせて比較したり、
不況時の財務諸表をごりごり精査してみたりと、
ミクロの分析にのめりこんでいきます。
このようにマクロとミクロの視点を交互に使い分けて捉えることで、
多角的な考察に繋がる
のかなと思うわけです。

マクロで捉えることは、様々な業態に精通していたり、
あるいは世の中のトレンドや過去の歴史をきちんと身につけている方にとっては、
案外サクっと見通せるのだと思いますが、
私にはなかなか骨の折れる作業であったります。(これが勉強になるし楽しいですが)
そしてマクロの視点に長けた方の考察は、
恐らくはミクロでごちょごちょと手間をかけなくても、
概ね見通しを持てているのかと思い、
より効率的に分析を行うことが出来るのかなと想像しています。
私はマクロでみえた仮説を検証するために、
ミクロの事実や状況を積み重ねて、
結局当たり前の結論を得るというようなことを繰り返して、
時間を費やしているように感じています。

これは銘柄を多く見るという上では非効率的ですし、
そこまで手間かける?と思われるわけですが、
しかしそういうことを通して視点を養って、
そこで自分の無知をカバーするしかないわけで、
この双眼鏡でズームインしたりズームアウトしたりしながら、
ようやく像を得るという取り組みは必要不可欠なことと思っています。


このズーミングのスキルを今後も意識して、
物事を捉える時に、双方の視点を意識しながら、
より主体的で納得感のある判断を下していけるように頑張りたいと思います。

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