投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

新年、あけましておめでとうございます。
昨年中はブログやツイッター等でしがない私の投資記録に
お付き合いいただいた皆様に改めて御礼を申し上げます。
本年も引き続き、よろしくお願いいたします。

株式相場については、昨年の良い流れを継ぎ、
戌年ということでアノマリー的には景気も良さそうな予言もありますが、
そんなものはアテにはなりません。
しっかりと自分が株式運用でなすべきこと、なさぬべきことを
明確にしておくことは大事なことだと考えています。

というわけで、早速ですが、2018年の投資方針を掲げます。
といいましても、昨年策定している「2017年投資方針」をベースにしており、
一部に修正をかける形で対応をしております。
もちろん、「2017年の振り返り」も踏まえての対応となります。

明文化したのはたかだかA4で2枚の抽象的な文書なので、
いまいちふ~んという印象しか与えないかもしれませんね。
ましてや、相場がとても高揚している中なので、
どうしてもこんな地味なルールは共感も少ないかもしれません。

しかし、地に足のついた(と自分では思っている)方針を明確に
自分へコミットすることは、今後の1年を納得して過ごすためには、
欠かせない土台となると認識していますので、
愚直に方針を策定し、当記事で開示をしています。


全文は以下のPDFの通りです。
※当記事の文末にメインセンテンスのみ抽出しておきます。

2018年投資方針(PDF)



さて、昨年から変更した点としては大きく2つあります。

1点目は、「オリジナリティ」さを実感できることを明文化したことです。
オリジナリティとは、ビジネスモデルだけでなく、
人材や経営理念などのあらゆるシーンに対するものです。
特にごく限られた範疇とはいえ、兼業投資家の私の立場からでも、
社長やIR担当などの方と触れる機会もあります。
そういうシーンで実感する興味深さは、
今後の投資への意欲や納得感にも寄与してくれます。
もちろん、事業そのものの独自性にも従来通り目を向けるわけですが、
包括して、オリジナリティという要素を大事にしたいと考えました。

2点目は、このオリジナリティの話からも通ずるところですが、
従来の評価観点に加えて、「組織力」という要素を加えました。

従来の評価観点は、「成長」、「安定」、「割安」、「安全」、「還元」でしたが、
いずれも定量的なデータをメインにした評価基軸でした。
しかし、ここ何年かIR活動や経営者の方との接触など、
様々な出会いもあり、それを通して感じる
リーダーシップや現場力のような組織力が、
評価に反映させることができないという課題を実感していました。

丸和運輸機関のように強烈な企業文化と社長のカリスマ性は、
上記に従来評価基軸では評価できませんでした。
ソーシャルワイヤーのような現場主義と社長の切れ具合も同様です。
WDBホールディングスのような独特な企業文化と社長の希有さもまた同じです。
これらの会社への評価は、上記の従来の枠外を自然と意識して、
評価できていたのですが、今回こういう要素を「組織力」と丸めて
観点として追加したわけです。


このオリジナリティと組織力に関しては、
いずれもより抽象度を増すことになり、
解釈もより広義となるために慎重に運用しないとなりません。


この他は、軽微な修正や明文化です。

例えば仮想通貨には一切手を出さないとか、
一方で非上場の小口投資を許容するとかですかね。



それから投資方針ではありませんが、
運用目標としては、記載の通り年利回り+10%となります。
ただし、併記した通り、下限目標として▲20%としています。
マイナス20%までは許容するってえっ?という感じかもしれませんね。
もちろん、▲20%を目指すというものではなくて、
最悪の事態がきても、この程度の傷で切り抜けたいという意味です。

このラインは運用当初に定めていた長期資産シミュレーションの
当初ラインを遵守モデルです。

2017年末長期資産シミュレーション

ブログ公開資産は、
2017年末の当初目標は1,008万円に対して、実績は1,378万円となっています。
計画上では、2022年前半くらいの水準のため4年程前倒しとなっています。
当初計画では2018年末では1,109万円のためここから20%程度のマイナスまでは、
許容できるということになります。(もちろん、絶対減らしたくないわけですが)


2018年がどんな年になるのか、相場が平穏なのか波乱なのか、
まったくわかりませんし、それを過度に気に掛けて右往左往するのではなく、
この投資方針に掲げたスタンスを堅持して、
あとは良い意味で鈍感でありたいなと思っています。


最後にブログやツイッターなどのSNSでの対応については、
今後も継続してパフォーマンスの開示や決算精査、IR照会等の状況は
適宜情報発信していきたいと思います。
ですが、もう少しメリハリのあるリソース配分を心掛けてみたいと思います。

何か気になる点や突っ込みどころがございましたら、
ぜひご指摘頂けますと幸いでございます。

それでは、改めて本年もよろしくお願いいたします。






最後に、当記事本文に投資方針の概要だけ掲載しておきます。
(冒頭のPDFの一部となります)


1.投資対象
事業の安定成長が長きに渡って期待でき、
オリジナリティが実感できる会社の株式へ投資を行う。


2.投資スタンス
長期的展望に立った強いリーダーシップ又は
強い組織を実感できる会社が、
中長期視点(少なくても3年~5年目安)で事業価値向上並びに
その価値の市場評価の適正化が期待出来る企業への投資とする。
その際にはオリジナリティについて考察を行い会社の選定を行う。
短期的業績の凹凸や目先のイベント(材料)及び
それに影響を受けた株価の乱高下に対しては鈍感となり、
その期待度合いが崩れない限り長期保有による
値上がり益重視の運用とする。
行動指針として納得性の伴う行動を貫くことを掲げる。


3.投資対象選定方法
会社の組織力についてのマクロ評価と、
従来の5つの観点に基づくミクロな評価を
自らの視点に基づいて総合的にポテンシャル評価を下し、
投資対象となる監視銘柄リストを作成する。
その後に、ポートフォリオの状況や外部環境を俯瞰し、
各銘柄の業種や各特色を鑑みつつ
その時のベストだと思える構成でポートフォリオ形成を行う。


4.ポートフォリオ構築方針
「成長性重視の銘柄」と「安全性重視の銘柄」を
意識したポートフォリオ組入れを行う。
ポートフォリオPERを参考指標として、
現金比率によるリスク対処を例外なく実施する。
なお、ポートフォリオの割安度合い等に応じて定常時と
下限時の目安(※以下表)を示すが、
最終的には当該目安に応じた個々の判断で柔軟な対応とする。


5.売買時の留意事項 
将来の想定EPS(3年~5年程度)と評価PERを元に目標株価を算出し、
目標株価までの上値GAPの高い投資妙味のある銘柄を
購入候補とすることを原則とするが、
オリジナリティ溢れる会社で組織力を始めたとした
定性的な評価が認められる場合には、
定量的な上値GAPのみで機械的な判断に寄らずに
保有継続の選択の余地を許容する。
なお、市況、短期材料(テーマ性)、テクニカルは原則考慮せず、
売買言動では冷静さと合理性を追求し、
納得性を常に念頭に置くこととする。
また、一連の言動を省みることを想定し、取引履歴は個別に記録し、
取引理由や後の納得性を損なうものでないかチェックする。


6.運用目標
年利回り10%を運用目標を継続し、
2019年までの残り2ヶ年は同水準を継続出来るように配慮する。
但し、長期資産形成の観点から、
当運用目標は必達の位置づけとはせず長期視線における目安と位置付ける。
事業価値向上をスタンス主軸とする観点から、
各保有銘柄のEPSの長期的な伸長が見込める状態で運用されることを確認する。


7.モニタリング 
各期間に応じて適切な運用状況や銘柄情報を整理して
自分自身が向き合うと共に、
各期間END後速やかに開示することを原則とするが、
仕事や家庭等との兼ね合いで遅延することは許容するがパスは許容しない。


8.管理様式
当投資方針を運用するにあたり、以下の管理様式を活用する。
(PDFに記載)

9.変更管理 
当該運用方針に関する期中の変更は原則実施しない。


コメント
この記事へのコメント
はじめまして、ヒロアキと申します。
私は2016年末から株式投資を始めた初心者なのですが、心配性という性格もあり、いつ暴落するのか怖がりながらこの一年投資活動を続けてきました。
しかし、市場の方はバブル後最高値を更新し、暴落の恐怖より高値掴みをしたくないという気持ちの方が強くなりました。
ただそうなると、前回記事でまるのんさんが仰っていたように、イージーな相場ですが非常に悩ましくもあると感じられます。
そこで私も、まるのんさんを参考にしてPFをバリュー・グロースのどちらか一色にするのではなく、両者を混在させたPFを作り上げたいと思います。
今後とも参考にさせていただきたく、コメントいたしました。
2018/01/01(月) 17:05 | URL | ヒロアキ #-[ 編集]
>ヒロアキさん
こんにちは、ヒロアキさん。
はじめましてですね。

まず最初に、返信が遅れてしまいまして、
失礼いたしました。
お正月中、あまりネットに接続しておらず、
頂いたコメントは確認していたのですが、
返信をさせて頂くまでに時間を要してしまいました。
申し訳ありませんでした。

2017年は高値を更新してくる銘柄も多くて、
株式の評価水準も一段高くなった感触がありますよね。
そんな中、ビビらずに資金を投下して、
それを継続出来た人が大勝する相場となりました。
ただ、人それぞれの考えや立場で
リスクの許容度も変わりますので、
結果をみてから判断の成否を論じても仕方ありませんね。

私は現金比率を比較的多めにしていたこともあり、
結果は平凡でしたが、自分にとっては出来過ぎでした。


イージーな相場の中で、自分がどういうスタンスを堅持し、
どういう点に例外を許容するのかしないのか、
そのあたりに悩むのは大変苦しいものでした。
ただ、そこから学んだ事も大きかったように思います。


私は元々は割安性重視だったところから、
成長性の銘柄を組み入れるようにしており、
今はバランスをさせています。
今後もここの線引きは曖昧にして、
バランスをさせながら、徐々に成長性銘柄を扱えるように
感覚を養っていきたいと思います。


当方の投資記録がヒロアキさんにとって、
何かの参考になるのであれば大変光栄ですし、
今後もコメントなどお寄せ頂き、
また意見交換をさせてもらえれば、私も大変嬉しく思います。

こちらこそ、今後もよろしくお願いいたします。
2018/01/03(水) 22:54 | URL | まるのん #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018/01/04(木) 18:06 | | #[ 編集]
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