投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

※当記事に記載している内容は、
あくまで私の主観による解釈で脚色されており
会社の公式な認識や事実と異なる可能性がある点はご了承下さい。



ソーシャルワイヤーの 個人投資家向けIRミーティング に参加しました。

このミーティングは、前回に続き2回目の取り組みですが、
初回は落選してしまったので、今回は参加が叶い嬉しかったです。

また当ブログを会社側の方もご覧頂いていることがわかったので、
やや緊張してしまうのですが、
忖度せずに書きたいことを書いていきたいと思います。
この場を借りて、改めて対応して下さった
社長及びIR責任者の両氏に感謝を申し上げます。


なお、このようにミーティングを開催してくれる機会はなかなかないですし、
兼業投資家を想定して土曜日開催にして下さっている面もあるため、
より多くの投資家の方にもぜひ参加して頂きたい機会と感じています。
ですので、より当日の流れがわかるように記載をしていきたいと思います。
コミュ障の私でも気軽に参加できましたから、
参加に不安を感じている方もぜひ一歩を踏み出して頂ければ、
より多くのファンが増えるかなと期待しています。
特に理解度を試されるようなこともないですし、
そんなに身構えなくても問題ないと感じました。

****************

遅刻をするわけにもいかないので、
サラリーマンとして出勤する時には考えられないくらい、
余裕をもって家を出ます。

週末の午前中に新宿に向かう電車は、
それなりに混雑しているので、消費は強いのかななんて思いながら、
改めてIR説明資料を通読しておきます。

聞きたい質問は過去のオンライン説明会の時のメモを元に
一部UPDATEして集合時間の1時間前には新宿に到着です。
バスタが出来て、再開発も進む中で、南口には1年近く来ていなかったので、
風景がだいぶ変わっていて驚きましたが、
それ以上にタカシマヤ付近に湧くように群がる
中華系のインバウンド客に驚きました。

スポーツショップや話題になっているブルーボトルでは行列が伸びていて、
朝から街は活気に溢れています。
珈琲の原価率はとても低いので、ブルーボトルなんてぼろ儲けだろうな、
なんて思いながら、会場のクロスコープのビルに向かいます。
時間に余裕もあるので、グルっと周辺を散策してみると、
ビル周辺は案外ごちゃごちゃした喧騒から少しだけ距離もあり、
落ち着いた立地です。
地下鉄の出口がほぼ目の前ですし、アクセスも抜群です。
お客様を迎えるにもストレスなく優位な場所と感じます。


受付時間に近づいた頃合いをみて、
ようやくビルに入室します。
会場フロアにあがると受付があり、
そこにIR担当責任者(以下、F氏)がおられました。
挨拶をさせて頂き(株主総会の時にはご挨拶も出来なかったので)、
横の待機椅子にご案内頂きまして少し待ちます。

その間、入居者様への訪問客が来られましたが、
その訪問客を普通にF氏が対応されていました。
土曜日なので、受付は不在なのですね。
普段は受付におられることはないはずですが、
F氏の丁寧なアテンドを横目で見て、
まぁ当たり前に好印象の対応でそりゃ優秀な方なので、
何でもできるはな~なんて思って眺めていました。

残りの参加者の方も揃い、まずは部屋の内覧です。
本来、内覧は最後の予定でしたが、
社長プレゼンの前に先に拝見することになります。
先に内覧をした方が、プレゼンの理解が深まるだろうという配慮で、
このようにされたのですが、
単に社長の到着が遅れていただけかもしれませんね(失礼、笑)。
いずれにせよ、複数に跨るフロアで複数の部屋にご案内頂きまして、
より身近に感じることが出来ました。
各部屋の月額賃料の予想をしながら進みましたが、
全く感覚と異なる値付けでしたので、感覚とはいえ少し驚きました。
自分の感覚よりかなり高い値付けだったのです。
キャンペーンや契約形態によるディスカウントが入る定価ベースなので、
実際にはもう少し契約単価は低いかもしれませんが、
いずれにせよ付加価値とは凄いものだな~と実感します。


窓がある部屋とない部屋での印象もだいぶ変わります。
もちろん価格設定も違うわけなのですが、
実際に見るとだいぶ印象も変わるものですね。
常駐というよりサテライトオフィスのように
一時的なワークスペースとしてのニーズもあるのかもしれません。

そういえば、私の所属する会社でも、
最近自社拠点意外にも利便性が高い地域に
スポットで数席のニーズというものが案外あるのです。
数席となると、個別に物件契約をして、
ハードを工事を打ってなどとやってられないので、
結局こういうニーズとしても今後受け皿の要素はあるかもしれません。
現状ではスタートアップのベンチャーが主顧客層ですが、
顧客隣接地に少しの拠点を流動的に構えておきたいというのは、
大企業であったもその中の一事業部にニーズはあるかもしれません。
もっとも、このセグメントを同社が取りにいくべきかはまた別問題な気もしますが。


6人程度が入るコンパクトな会議室の一室に戻ると、
社長がお待ちになっておられました。
気さくで特に壁を感じるようなことはなく、フランクに接して下さいます。
ここで私のブログやツイッターの件に言及され、
いつも見ていますと言われ、光栄と思うと同時に恥ずかしくもありました(笑)。
昨年、下方修正出した時に、「やらかした」とか書いていたような記憶もあり、
あぁ、このような形で、自分がやらかしたのか~なんて思って焦りました(笑)。
まぁあの時はやらかしたのは事実ですし、
それが一過性であることも添えていたはずなので、
きっと許してくれているだろうとか、暫く心中で堂々巡りをしておりました。


ここからいつものプレゼン資料に沿って、社長のオンパレードです(笑)。
杓子定規で一方通行ということもなく、
だからといってこちら側が様々なリアクションを求められるような
プレッシャーもなく程よい感じで和やかに進みます。
途中で、軽く相互の会話もありつつですね。

会社の概要の箇所で、
社外取締役の方々との関係性などかなり掘って話をされていました。
普通こんなところは流すところなのですが、
様々な話を伺いましたが、要するに、
うまく牽制が効くし、真に取締役会が機能していることが伺い知れました。
矢田社長は明らかに優秀ですし、まだ若い(お前が言うなという感じですが)ですので、
その経営方針にきちんと議論が出来る環境があるというのは、
企業の経緯も踏まえるととても重要なことだと感じました。

ソフトバンクからの独立の背景なども触れられておりましたが、
ここに記載するのは控えますが、なるほどと思うと同時に、
それが今に活きているのだと悟ることが出来た気がします。


MAについても「生む」という側面と「買う」という側面があり、
どうしても「買う」が得意だったところから、
徐々に「生む」が出来るようになってきたことが手応えというのは、
asagakeのような新業態の開発に一定の自信を持っているということでしょう。
MAは事業開発という捉え方をしているようですが、
同社は小さく買って大きく育てるを実践していますが、
そのプロセスでは全て同社側から連携を申し入れているようで、
いわゆる高く押し付けられるという悪例ではなかった点が
成功の秘訣なのかなと実感しました。
(そもそもそんな事案は同社はスルーするわけですがね。。。)
MAは安く買い、スピードを買うこととというのが教科書的な認識ですが、
その原理原則の通りに対応されている印象です。

アットプレスの事業では顧客層の話で、
1次産業では相対的に利用顧客層が薄いものの、
こういう領域だからこそ、プレスリリースで活動を訴求する形というのは、
本来あってもいい分野という認識であるという話がありました。
どうしても製造業やサービス業など2次産業、3次産業・・・の方が
リリースを活用するのが定着しているのは確かです。
1次産業従事者の多くは、そもそも生産に集中せねばならないし、
その後の販売チャネル開発を含めた市場接点は持ちにくく、
JAや漁協などの組織に丸投げという機会が多いですからね。
ただ、最近ではこの分野でもイノベーションが起こりつつあり、
JAや漁協を敢えて通さず、独自のチャネルで消費者にリーチする、
なんていう機会も増えてきたように思います。
そもそも消費者の嗜好性はより高まっているし、
Eコマースが拡充していることにより、
産地直送などのサービスもどんどん拡大している認識ですから、
1次産業へのサービス利用の訴求という面は、
まだまだ拡大余地があるように感じます。
ただ、1次産業従事者は往々にしてやや頑固で
商売っ気のある話が苦手というイメージがあり、
「プレスリリース」なんて言われても
なかなか口説きにくいという面はあるかもしれません。


AI化による効率向上の件では、
要するに、AIは既存業務を効率化するという面はもちろんですが、
新たに業務を行う者の習熟度がより短期で高まり、
他に専念出来るというリソース面の効果が大きい
ようです。
自然退職の追加増強が不要で、
かつ業容拡大のための追加投入も従来の規模感までは不要となると、
そりゃ、利益率も上がりますね。
私はこの自然退職がどんどん増えていくと、
AIである程度の業務はこなせるように
なったから表面化するのはもっと後だけど、
人間の細かな対応が行き届かずに、
品質面の低下などが顕在化してしまい、
人材流出が成長の足かせになるという点を心配しておりますが、
自然退職もモチベ―ションの低下というより、
独立したいとか変化についていけないという明確な理由であり、
ある程度はやむ得ないものと理解しましたし、
そうはいっても新人を含めた育成もうまくいっているような事例の話もあり、
まぁ総じて通り越し苦労かなとは思いました。
1人当たり売上高という生産性をとても重視しており、
それが従業員の給与の源泉となることもあり、
今後は目に見える形で給与水準が上がる見通しを示されたと受け止めました。
人材確保の面で多少安心感を持てたのも個人的には収穫でした。


また私が誤解していましたが、翻訳事業はとても奥が深く、
実績主義で囲い込みが劇的に高い領域であるようです。
そして翻訳なんて、今時Googleを始め、何でも出来てしまうということも、
今後の差別化という面でどうかなと考えていました。
しかし、翻訳は検収者がそもそも妥当性をチェックできない以上、
どうしても過去の実績に頼って、この人なら大丈夫というのが、
最大の意思決定根拠となっていることがわかりました。
また、その翻訳は、単にGoogleを始めとした自動翻訳ではダメだということです。
業界内のデファクト表記や半角/全角も含めた校正チェックは
その業界内の有識者だからこそ信頼を置いて任せられる、
そしてそういう方を出来るだけ多くラインナップする仕組みとしているようです。
社長の念頭にある今後の将来像の半分も理解出来ていない気もしますが(笑)、
少なくてもGoogle等の自動翻訳とは全くバッティングしないという
想定をしていたことが、確信に変わりました。


不況耐性の強さにも言及がありました。
不況がくれば、仕入れに相応する家賃は交渉余地が出ますし、
多くの会社で事業がシュリンクしてくると、
これまで自前でファシリティを確保していた会社も、
レンタルでフレキシブルにコンパクトへの回帰という面で、
クロスコープに回帰するだろうと。
そしてアットプレスはいわゆる広報予算に該当するものの、
そもそも企業の広報予算は削減されにくいというロジックです。
販促費はコスト圧縮のためによくなされるものですが、
相対的にコスト圧縮の重み付けが軽微で済むと。
確かにそのようにプラスの要素はあるとは思います。

ただこの点はまだなるほど「不況も問題なし!」と断言できる程、
自信を得られていません。

やはり既存入居者も廃業や事業縮小の影響は受けると思います。
資金がタイトになれば、スタートアップでは致命的だと思います。
確かに大企業がリストラすると、一念発起する層も増えるとは思いますが、
そのような逆境の中で同社のクロスコープのような
トップレンジのレンタルオフィスが需要が
どこまで受け皿になれるのかは未知数と感じています。
背に腹は代えられないという観点からすると、
ミドルレンジも含めた検討になると思われます。
また、アットプレスも広報予算は固定費として確かに販促費などと比べると
影響は受けにくい要素はあるかもしれません。
但し、そもそも不況時には事業活動も停滞することが予想され、
そもそもリリースする事案が減るなんてこともあるのではないのかという
考えもよぎります。

海外拠点のラボ機能や大企業の現地拠点といったケースの場合、
一気に撤退なんてことで、逆ザヤになることはないのかという面も
気にはなります。研究開発の場合は往々にして景況感に振られず、
長期で対応される面もあるので、直ちにダメとは思いませんが、
大丈夫と確信めいたところまでは理解が深まっていません。

この辺りはもう少し感覚的なことだけでなく、
勉強しないといけませんし、深堀して質問してみたいところです。
そしてそれが真に不況耐性があると確信が持てれば、
より高く評価をすることが出来る
かなと思います。

ちなみに過去の業績が右肩上がりというのは、
不況耐性のひとつの証左でもあるともいえますが、
一方で規模が少なかった時では上がるしかなかった要素もあると思っており、
規模が大きくなった今となっては同様に右肩を維持出来るかは、
別問題だとも思います。


asagakeが販促領域を見据えたもので、
新たに生み出した事業ですね。
販促領域はアベノミクスにも支えられ相対的に急伸する要素のあるものです。
同社の既存2主業はストックの追求もあり
伸長率というより安定性を重視していることもあり、
アベノミクスの市況全体の成長の恩恵を享受できないわけで、
それを少しでも緩和したいという思いが見え隠れする内容と感じました。
足元で一定の手応えがあるようですが、
私も応募して落選して依頼応募していないのですが、
まだまだ商材が少ないと感じます。
既に競合会社でも同じようなことをされているわけで、
この辺とどういうレイヤーでどういう差別化をしていくのかですかね。
あるとすると商材のオリジナリティーだと思うのです。
つまり同社の顧客の場合、多くがベンチャー企業なので、
まだ市場に投入していないような本当のサンプルなのです。
一方で例えばallaboutが運営するサンプル百貨店では、
主に大手メーカーの新商品などが多い印象です。
後者の方が消費者にとっては安心ですが、
その分サプライズはないですし、無難な販促となると思います。
まぁCMの延長のようなもんです。
一方でasagakeはベンチャーが手掛けるガチの新商材なのだと思います。
となると、それだけ評価の上下は大きく真のマーケティングにも近い者かと思います。
もし扱う商材で差別化出来ると、
単に既存メーカーの延長での販促という事で
満足できないような層にはウケるかなと思います。
いずれにせよ、どういう差別化をして、
真の意義ある販促機会の創出が出来るのかは、
まだ評価が出来ないなと思っているところです。


インキュベーション事業で競争優位性の話もありました。
競合はリージャスくらいということで、
その比較分析を様々されていましたが、
ここでは具体的なことはコメントを控えますが、
事業の発祥時の話まで遡りつつ、最新情勢を踏まえた話が続き、
ここでも日本人の文化にあったやり方をクロスコープがやっていければ、
十分戦えると感じました。


最後に数値の話ですが、
中計の話をしている中で特にそうですが、
利益への拘りが相対的に薄いように感じました。
これはEPSベースで価値を評価する事を前提とした
凝り固まった私の脳ではネガティブにも映りますが、
これはネガティブどころか、
トップラインに拘り、利益はついてくるものという思想は、
本来あるべき姿だと考えています。
ですので、個人的にはこの思想は引き続き支持しますし、
それでよいと捉えていますが、
今の株価水準を見て想像するに、
市場はそれを許容するかは別問題です。
同社の成長トレンドは10%~20%程度とみている中で、
株価水準は30%以上の成長をも睨んでいるような勢いなんですね。

私は中長期的に応援したいと思っています。
会社は本来の成長企業らしく、トップラインを重視し、
利益は後からついてくるものという思想の中で
株価はそれ以上の評価を付けているように感じており、
その狭間で私は保有比率を大幅に落としていることになります。

なお、誤解のないように言っておきますが、
社長は利益への拘りが薄いと書きましたが、
当然上場していることからも、
期待に応えなければならないという考え
きちんとお持ちのようにも感じました。
ただ、利益追求を第一とする経営フェーズではなく、
まだまだ成長出来る余地が多分にあると確信していて、
それを具現化することが期待に応える事に繋がるという判断のため、
トップラインを追求している
と解釈しました。

となると、利益ベースのPERの評価なんて意味がなくて、
トップラインが伸長していく中では、
別のロジックで買い戻すのも検討してみてもよいかもしれないと感じました。
ただ、安易にはいけないので、よくよく自分と相談し、
相場の状況も注視しつつやっていこうと思ったわけです。


最後に、株主総会の開催時期について、
同社は3月決算ですが、早い開催をされているために、
逆に2月決算会社と重複してしまうケースもありますので、
配慮をしてもらえるリクエストを僭越ながらお伝えしました。
様々なファクターもあり、難しい面もあると思いますが、
今後何らかの考慮が為されると嬉しいなと思います。


全体を通して感じたのは、
やはり株価の騰落とか割高・割安という側面から捉えて
多少なりとも感情面で右往左往している自分の浅はかさです。
EPSがどのくらいになって、市場評価どの程度になって、
だから株価はこれくらいは期待したいとか、
それに対して安い高いというのは近視眼的だということです。
ただ、一方でそういう指標で感情的に対応するのではなく、
定量的に冷静に評価をすることも大事です。
個人投資家としてこの狭間で悩ましい状況の中で、
全く違うスケールでトップラインを追って事業をされてる会社があるわけです。
もちろん、個人投資家と会社という立場のスケールの違いもあり、
単純に同じ軸で対比しても仕方ありませんが、
自分のスタンスをよく考える必要性を改めて実感する機会になりました。


なお、公式にはIRページに前回同様何かしらのサマリが出ると思います。
そちらのサマリも改めて確認して応援していきたいと思います。


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