投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

【決算精査】 3276_日本管理センター(17年12月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


主力銘柄なのですが、
特に論点がありませんので、手抜き記事です(笑)。

2Qでは計画にぴったり寄せての着地となりましたが、
3Qではやや心許ない数値ですかね。

特に売上も前期比で34%程度の増収が必要となり、
販売用不動産を売却したとしても
ショートしそうですね。
これまでも計画を裏切られることはなかったわけですが、
売上は何度かはショートして、利益で合わせるということがありました。
ですので、今期もそういう形になるのかなと思っています。
数値だけを見ると利益も計画達成にやや危うさがないわけでもないですが、
後述の通り、IR照会の結果、ある程度予算はみえている感触でした。

まぁ外部環境もだいぶ厳しい感じになっていますし、
仕方ないかなという感じです。

新規取り組みとして、
クレジット決済を可能とするスキームに関するリリースも出ています。
最初、決済においても収益を狙っているのか、
収納サービスや延滞のヘッジが目的かどちらかなと思いましたが、
どうやら後者のようです。
ただ、いずれは決済を取ると周辺サービスにも拡充しやすく、
そこで将来的には収益を上げたい意向のようですね。

全体的に数値がやや力不足はあるものの、
それが外部環境の変化への過渡期
(かどうかは今後も慎重に見極めが必要)であると考えられますし、
全般的に見て、新規種まきもきちんとやっていることもあり
評価も想定通り「3」かなと思います。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

■3Q累計
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)売上推移


■3Q単計
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)売上推移


1Qの時と同様、増収率が落ちており、
確かに増収トレンドがマイルドになっていますが、
4Qでどう巻き返すかですね。
やはり、売上はショートしそうですね。

管理戸数の鈍化は収益性の確保など様々なことを天秤にかけて、
ある程度はコントローラブルに行っていることでもあると認識しているため、
現時点では大きく騒ぐほどのことではないかなと思います。
そもそも今期の業績達成可否だけにベットしているわけではないので、
その辺は良い意味で鈍感になってよいかなと思います。
(油断は禁物ですがね)



(2)利益の推移

■3Q累計(営業利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)営業利益推移



■3Q単計(営業利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)営業利益推移


粗利率は利益率が向上していた2Qに比べるとさすがに下がりましたが、
それでも10%台と並をキープしています。
販管費率も4.9%とコントロールされており、営業率も前年同期でほぼ同水準で、
とりあえずトップラインが足りていない感じですかね。

利益は最後コストコントロールでなんとか合わせられるかなという印象ですが、
いずれにせよ、ハードルは高そうですね。


■3Q累計(純利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)純利益推移



■3Q単計(純利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)純利益推移



純利益ベースも特に変わった点は見受けられません。



(3)今期予想について

まず売上についてですが、
予算達成に必要なのは、13,149百万円となります。
今期の1Qから3Qで概ね10億ちょいなので、
ここは未達が濃厚ですね。
ただ理由がある程度みえているので、
市場は許さないかもしれませんが、私は問題なしと判断します。

利益面では営業利益で698百万円が必要です。
2Qが623百万円の実績でしたから、まぁ無理ではない水準でしょうか。
それなりにハードルは高いですが。



(4)月次指数

月次指数として、
ストック性収入の基盤となる管理戸数と、
今期から新たに家賃滞納保証件数が開示されています。

◆管理戸数&家賃滞納保証件数
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)月次推移


特に直近のトレンドと変わらず、
管理戸数の推移は軟調、家賃滞納保証件数は堅調です。



(5)パートナー企業数

同社は全国各地のパートナー企業との協業が
成長の礎にもなっているため、その推移にも注目しています。

3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)加盟店推移

こちらもあまり今までの傾向と変わりありません。


3.IR照会

足元の数値云々より、クレジット決済についての背景が知りたくて、
IR照会させて頂きました。
せっかく電話したこともあり、一応数値面も認識を確かめました。

詳細なやり取りは、諸々の事情で割愛しますが、
要点は以下の通りです。


・クレジット決済はいずれは収益化を狙ってはいるが、
まずは収納の効率や滞納リスクヘッジが目的。

・決済でストックを積んでおくことで、将来の収益化のために、
様々なサービスをラインナップ出来るチャンスが生まれると目算。

・賃貸住宅建設の最新の逆風の影響として、
銀行融資の厳しさからもイーベストのリードタイムが長くなる影響が出ている。

・同社子会社のファイナンスも活用できるものの、
財務をあまり崩したくもないとも考えており、
その辺のバランスを見て対応しているところである。
(ここはかなり安全運転の印象を受けた)

・今期は売上はちょっと厳しいが、利益では合わせられると思う。
(既に積み上げである程度ゴールは見えている印象をもったが、どうかな・・・)


・長期的展望に立った時に、今の環境変化がどう影響するかについては、
原点回帰してストックの積み上げを着実に進めて、
改めて高成長へも回帰していくつもり。そのためにも今回の決済もストックを
積み上げて展開していく布石と認識している。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)株価推移



5.さいごに

周りの銘柄が絶好調の業績の連続の中、
地味な成長でかつ外部環境にも影響を受けて正念場かなと思います。

ずっと安定成長を続けてきた同社ですが、
今期の業績達成可否というより、外部環境の潮目が変わってきている中で、
どう対処していくのか見物だなと思っています。

バリュエーションと同社への期待感とを冷静にみて、
保有比率が居心地よいかを考えながら、
うまくこれからも付き合えて行けたらいいなと思っています。

今期、来期の当たり外れだけではなく、
時価総額1000億に向けて、どう逆風をひとつひとつクリアして、
大きくなっていくのか楽しみたいなと思います。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


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