十分な教育資金と老後資金のために

【決算精査】 3929_ソーシャルワイヤー(18年3月期_1Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

決算説明資料が充実しているので、
特に追記すべきことがないのですが、
まぁ順調ですね、、、


ストックビジネスの追求という、
私に大好物な表記が説明資料P1に大々的に踊っています(笑)。

インキュベーション事業はもちろんですが、
プレスリリース事業においても定着がより強くみられることから、
このような表記になっているものと思います。

またAI活用による生産性向上は、
社長コメントにもある通り、プチサプライズだったようですね。
こういうツールというのはだいたいすぐに形骸化して使われなかったり、
特に立ち上げ期は逆にマイナスになることもあるのですが、
現場主義が浸透している効果なのか、
よくこんなに早く顕在化させることが出来ましたね、という印象です。
社長のトップマネジメントというより、
執行役員以下の管理職相当が自発的にやれる雰囲気があるんでしょうね。
大企業のようにやらされ感ではないので、モチベーションも高く
浸透も早いのかもしれませんね。いずれにせよ良いニュースだと思います。


アットプレスの先行指標が前期比+30%超と絶好調ですが、
リリース配信など発信側も2桁成長を続けており、
ここにAIの業務改善が効果発現しているため、一気に利益化できたということですね。
また大企業にも引き合いがあるというクリッピングも2桁成長に乗せてきているので、
全体としても好調さが際立っています。


AIの効率化を単なるコスト削減施策として位置付けておらず、
そのリソースを新規開拓にきちんと配置し、
量も増やしていこうという姿勢はよいですね。
SBグループとの提携などもこの一環なのですね。
ずっとどういう趣旨なのかわからずにIR照会もして、
決算説明を待てと言われて待っていましたが、
ようやく理解できました。

SBグループの将来性というかシナジー効果がどの程度あるかは、
まだ未知数ですし、
実際に優待価格適用でどの程度使ってもらえるかわかりませんが、
効率化施策も発現する中で、量を増やしに行くと、
ディスカウントしたとしても更にストレッチが期待できますね。


インキュベーションも席数を大幅に増やし、
その初期コストも吸収していますし、
稼働率なども高水準で推移しています。
特にシンガポール新設の根拠にもなっている通り、
海外が好調です。


進捗率が表記されていますが、売上で25.4%はよいでしょう。
同社の場合、徐々に利用者が増えていっている構造のため、
下期に向けて緩やかに収支が立ちやすいという構造を持っていますから、
1Qで25%の水準を超えているのは好調サインと思います。

また利益については、これはAIの効率化の発現が
早かったなどの効果かと思いますが、
前期の下方で計画をコンサバで見ているという事もあろうかと思います。


短信表紙では営業利益がほぼ倍額などとなっていますが、
前期は人材先行投資(これが前期の下方修正の引き金になる)があって、
落ち込んでいたことと、そもそも母数が小さいので、比率でみるとこうなるということで、
そこまで驚くようなものではないと思います。


全般浮足立った感じですが、
新規開拓に舵を切った時に、
調子乗ってできない量や質の仕事を取らないようにするなど、
経営側で十分な配慮をもっていき急ぎ過ぎにやって欲しいと期待したいと思います。


最後にクラウド翻訳の事業で黒転しているのは朗報です。
ずっと水面下にあり手当をしてきたものが、とりあえず効果が出て嬉しいですね。
まだ収益貢献とまではいかないですが、一歩一歩ですね。


全体の評価としてはポジティブな要素が多いものの、
一方で同社の株価水準や私の見立て上、
それを大きく超えるポジティブさがあるわけでもないため、
総合評価は「3」の想定通りとします。


2.定量数値の確認


(1)売上の推移

3929_ソーシャルワイヤー(18年3月期_1Q累計)売上推移

20%弱の増収です。
しかもストックの積み上げが定量的にも確認出来る内容です。


(2)利益の推移

3929_ソーシャルワイヤー(18年3月期_1Q累計)営業利益推移

利益率で見ると営業利益利で12.9%となり、
上場後の最高となりました。
前期では人材の先行投資の影響もあり、10%割れが続いており、
ようやくその水準を脱却し、
上場直後の10%超水準に戻してきました。

今後、新規先で提携などによるディスカウントなどもあり、
多少粗利率を落とすかもしれませんが、
一方でAIの生産性向上も寄与してくると思うので、
どちらが支配的になっていくかというのと、
販管費とのバランス(特に新規先獲得に向けて)でどうなるかですかね。


3.IR照会

決算説明資料に社長コメントにKPIと充実しており
今回は特に疑問も解消されたので、改めてのIR照会は不要と判断しました。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3929_ソーシャルワイヤー(18年3月期_1Q)株価推移

今日の買いはツイッターでも反省の弁を述べましたが、
割安性を犠牲にした買いだと認識しています。
元々比率を下げていたのは下方修正でその後の回復がきちんとみえるまで、
無用なリスクを回避するために保有比率を落としていたのですが、
今1Qで回復確認が出来ると見込めていたのと、
決算前に投機的に株価が動いていたので、
拾っておきたいという気持ちとの交錯で対処しました。

現状の目標株価は20.3期EPSを元に算出しており、2000円としています。
しかし、他の銘柄同様に21.3期断面まで伸ばすと、
現状の延長だとしても、2300円~2400円程度まで伸長する皮算用です。
すると今日の買値からでも50%程度の上値余地があることになり、
一定の合理性はあるかなと考えてはいます。

ただ、やや買うための後付け理由のようにもなっているので、
戒めのためにも慎重を期した対処をしていきたいと思っています。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


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