十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+20.8%(2017/8/10時点)


【決算精査】 9090_丸和運輸機関(18年3月期_1Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

四半期決算後に更新される社長あいさつ文を読む限り、
順調ということですが、
事前のIR電話やアマゾン社の荷量問題などを踏まえて想定していた通り、
減速感のある内容となっています。

とはいえ、増収増益は死守した点は1Qでアマゾン社の影響はまだ限定的という点はあれど、
頑張ったとは思います。

出来れば、通期の業績予想をUPDATEして欲しかったのですが、
やはりまだ修正は出来ないという判断だったのかなという印象です。

単にまだリカバリ余地があり頑張れるという前向きなものなのか、
未だ混沌としていて、その影響度(立て直しのコスト)を合理的に算出出来ないということなのか、
この辺りは気になるところです。


当四半期でBSを見ると大きく現金を減らし、
固定資産(機械や運搬具)を増加させています。
なにせ、短期借入を入れるくらいですからね。
トラックなど一気に投資したのですね。
今後償却負担も乗ってきます。

低温物流など既存事業は順調というのがまだ救いですね。
結局、アマゾン社とのビジネスが大きな足元のネックになっていて、
これが大きく花を開くということになれば、
今期から来期にかけては一旦マイナス成長も覚悟せねばならないでしょう。

利益率が粗利率ベースで1%落ちています。
この1%はとても数値の影響度以上に重いと感じています。
2Qではいよいよアマゾン社向けの先行投資並びに
立て直しのための追加コストが乗っていきます。

既に認知はしていることとはいえ、
その影響度合いを私の予想もまだ織り込めていないため、
今後の下方修正リスクを考慮し、
総合評価はややネガティブの「2」とします。




2.定量数値の確認



(1)売上の推移

9090_丸和運輸機関(18年3月期_1Q累計)売上推移


アマゾン社のビジネス分はまだほぼ乗っかってきていないため、
増収ペースとしてはまずはこんなもんでしょう。
売上は特に問題ありません。



(2)利益の推移

9090_丸和運輸機関(18年3月期_1Q累計)営業利益推移

前述の通り、一部先行投資の影響と思われますが、
利益率の低下に伴い、辛うじて増益を確保したという印象です。
販管費率も前期比で低減させており、
日次決算がやり過ぎたものになっていないといいなと思っています。
一応、過度なコスト低減は新たなリスクを生むという件は、
株主総会でも意見を表明してきたつもりなので、
あとは経営に任します。

最終利益も大きなトレンド変化はありません。
詳細はPDFファイル内のグラフに描写しておりますので、
必要に応じてご参照下さい。


(3)上期予想について

1Qの結果を踏まえて2Q単を予想します。

売上は5.1%増収計画です。
こちらは大幅に上ブレると思います。
現状アマゾン社のボリュームは予想には入っていないようですので、
価格交渉もある程度している中で荷量が大幅に増えており、
この分のアドオンを考えると超過は確実と思います。

一方で、利益ですが、営業利益ベースでみると、
15.7%の増益が必要です。
これは先行投資などを考慮しても厳しいと思います。
なお、利益率は8.0%で需要期ではない2Qでこの水準はもちろん過去ないです。

前述の通り売上が上振れる可能性で例えば+15%の増収とすると、
売上は約188億、必要な営業利益は13.7億なので、
これで利益率7.3%になり、これでようやく足かせのなかった前期と同様の水準です。

先行投資の規模感や影響度が測れないということもあり、
全く予想できませんが、
損益トントンまでを覚悟しても行き過ぎではないのではないかとさえ思っています。
固定資産の増額分が約20億なので、
償却されること考えると、同社の場合機械及び運搬具の償却は
2-12年の定額なので、最も短いと10億効いてきますし、
最小でも2億弱となります。
しかもこの費目の投資はまだ続くものと思いますので、更に増える余地がある点と、
そこに資産ではない、オペレーション改善に伴う対策費も要しますので。

まぁ結局計画は形骸化していると思いますので、
本当はこのタイミングで見直して、
新たなガイダンスが欲しかったですね。



(4)セグメントの状況

現状のセグメント情報は総じて堅調です。



3.IR照会

照会はしたいのですが、
直近でもアマゾン社の改善についてはヒアリング済で、
それを踏まえた見通し通りの内容となっているので、
とりあえず不明な点はありません。

但し、業績予想への適時性については聞いてみたいのですが、
聞き方が難しいのとただ会社側が答えに窮するだけの状況になりそうで、
躊躇しています。
既に業績予想の最新化は要望済でもありますので。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

9090_丸和運輸機関(11年3月期_4Q)株価推移

上記のモヤモヤを解消するためには、
やはり保有比率を下げるしかありません。
ということで、直近で2回売却をしています。(青色)

客観的にみてもやはり割高感は否めませんし、
そういう意味でも良いタイミングだったかもしれません。


目標株価は一旦現時点のままとしています。


5.さいごに

同社は上場後からずっと保有を継続しており、
基本的にネガティブに見ていたことはありません。
今も芯ではネガティブにみていないのですが、
足元では明らかに下方修正ものだと確信している中で、
主力として放置するだけの度胸はありませんでした。

目を向けるべきは本当にアマゾン社の仕事を長期目線でモノにして
収益化を図れるのかということです。

物流業界はとても課題が多く、
同社のような昭和スタイルの会社にも多くの超えなければならない壁があります。

私は同社へ応援したい気持ちは変わりませんし、
アマゾン社との仕事着手でうまくいかず下方修正になったとしても、
その程度の事実だけで見切ることはないと思います。
(会社側の誠実な対応がこれまで通りある前提です)

そういう目線でまた機会があれば買い戻しも含めて検討していきたいと思っている所です。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


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