十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.2%(2017/5/23時点)


【決算精査】 3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


決算速報などを見ていると、
1Q決算は赤字転落などと表記されていて、
これだけでダメだ~という印象を与えるわけですが、
実際には、そんなことは既に業績予想の開示時点でわかっていたことであり、
1Qの収益を見て何も論じられません。
(それがそもそもリスクで評価を下げざる得ないという面はあるかと思います)

注目すべきは、今後の収益の種となる
物件仕入の積み上がり状況ということになりますが、
結論としては可もなく不可もなくということになります。

仕入は同社のメイン事業である底地や居抜き物件で
共に大きく伸長していますが、
ではそれが今期の業績予想を達成する上で、
十分なものかどうかは定量結果だけを見ると、
まだ確信は持てないです。
とはいえ、仕入れは順調に積み上がっていることもあり、
先行き面でも順調な状況のようですしね。


業績面はまぁこんなもんでしょうという点と、
仕入がとりあえず積み上がっていることも考慮すると、
想定通りの推移だと感じます。
総合評価についても想定通り「3」とします。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

◆1Q累計
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q累計)売上推移



◆1Q単計
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q単計)売上推移


ふ~んで終わらせておきます。
突っついてもあまり何もやることはありません。


(2)利益の推移

◆1Q累計(営業利益)
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q累計)営業利益推移



◆1Q単計(営業利益)
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q単計)営業利益推移


前々期の時の下期偏重決算の時を彷彿とさせますね。
1Qでは赤字ですが、前々期の時よりはマシです。
だからどうしたという感じですがね。



◆1Q累計(純利益)
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q累計)純利益推移




◆1Q単計(純利益)
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q単計)純利益推移


純利益についても特に言及すべきことはありません。



(3)上期予想について

上期予想も意味がないのでやめておきます。
皮算用するまでもないということです。



(4)仕入・販売状況

◆仕入金額推移
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q)仕入金額推移

前期の1Q及び3Qで特に仕入が軟調だったことが、
当期の下期偏重予想に繋がっていることがわかります。
今1Qでは前期比で見れば大きな伸長ですが、
水準感としてはもう少し積み上がってもよいかなという印象ではありますが、
棚卸資産も増加していますのでまぁ及第点といったところでしょうかね。



◆販売金額推移
3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q)販売金額推移

居抜き物件が増えていますが、
これは前期からの期ズレ分で利益率を落として売り捌いた要素が強いようです。
一方で、利益率のよい底地は少なくなっており、
それが収益が悪化しているようにみえているようです。
いずれにせよ、個々に一喜一憂しても仕方のないものです。



3.IR照会

仕入の状況が会社見通しと比べてどうかなど、
念のためIR照会を行いました。
細かな部分は割愛しますし、私の主観ですが、
やり取りの概要について記載しておきます。


まるのん
仕入の状況については、会社の見通しに対してどのような状況か。

IR
計画通りに推移しているし、2Qで更に進捗が見られている状況である。
確かにもう少し積み上げられればよい面もあるか、
まずまずの順調な推移といった状況である。

まるのん
今期の業績予想は下期偏重となっており、
棚卸資産の金額と業績予想のトップラインを比較すると
まだストレッチが必要なのではないか。今期の数値の見通しについては、
どのように捉えているか。

IR
個々の案件の仕入状況や仕入の進捗状況から、
既に社内で今期の数値についてはある程度見えてきているのが実情である。
むしろ社内では来期以降の数値をどう作っていけるかを占う意味で、
どのように活動していくかを議論している。
新たな中計を次回本決算に開示するが、
その策定に向けてどのような数値を作っていくか、
長期視点で活動を行っている。


この他、決算短信補足説明資料なるものを今回より開示することに至った
IR姿勢に対して感謝と御礼を申し上げると共に、
主に以下のような件について、僭越ながらも意見を述べさせてもらいました。

・四半期進捗率はあまり意味のない情報ではないか
 (むしろ四半期ではなく半期・通期の目線で見てもらえる工夫が必要ではないか)
・居抜き物件の前期期ズレの要因分析や再発しない言及はもっとあってよいのではないか
 (今後は通常利益率になるの根拠が薄く読めてしまう)
・仕入の状況は予実の開示も含めて開示を検討できないのか
 (なんでも開示すればよいものではないかもしれないが、重要な指標である認識)
・財務状況の言及は、棚卸資産にフォーカスを当てれば十分ではないか
・数値だけでなく、各取り組み状況やトピックスにもっと言及があってもよいのではないか


4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3277_サンセイランディック(17年12月期_1Q)株価推移



赤色が買い、青色が売りです。
今の水準は、ブレの大きい収支や不動産セクターである点など
評価を下げる要素を念頭に置いたとしてもやはり安いなと思います。
同社の誠実な姿勢(ビジネス上においてもIR姿勢においても)や、
ニッチノウハウを有するBS上に表れにくい人材という資産など、
様々なポジティブな要素もあります。



目標株価ですが、先の本決算時に期が進行している件を
フォローしておらず目標株価を変更しておりませんでしたので、
今回再算出しておきます。

従来の目標株価は、18年12月期予想EPSを121円で、
評価PERを12倍として1,450円としていました。
これを更新します。


同社への期待成長率はCAGR7%で置いています。
前期実績EPSを元に算出し、評価PERは12倍をSTAYさせます。

・想定EPS(19.12期)
105×1.07×1.07×1.07≒130
・評価PER
12倍
・目標株価(20.3期想定)
130×12=1560円 →時価総額想定 約129億(現状65億)

というわけで、2~3年で株価は概ね倍になる想定です。
さて、どうなるもんですかね。
その前に不動産市況の転換にある程度の影響を受けて、
この見込みも破たんするでしょうかね。


5.さいごに

同社の誠実で愚直なIR姿勢には、
ついつい思い入れをしてしまうのですが、
それはそれとして投資判断を下していかねばなりません。

こういう銘柄はよく万年割安株と言われることも多く、
ずっと低PERのままということがあるようですが、
堅実に少しずつですが成長を継続していますし、
今後の展望も決して楽観できる状況ばかりではありませんが、
そのことと株価水準を睨みつつ、
どう冷静に投資判断を下すかをよく考えていきたいと思っています。


~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


コメント
この記事へのコメント
サンセイランディックは自分で分析するより、こちらを読ませて頂いたほうがよっぽど良いのでいつも参考にさせて頂いています。

まるのんさんがおっしゃるように中長期では愚直な企業カルチャーやノウハウはBSに現れない優良資産であり、それらはおそらく会社の成長に寄与していくと思います。

底地ビジネスなんて何もわからない素人・一般の人たちを誠実にサポートすることでお客様とWINWINという面がありとても素晴らしいと思います

ただ私は来年三月までが期限のNISA枠なのですよね(;^ω^)
はたしてそれまでに株価の上昇という形で結果がでるのかは怪しい雲行きでしょうか。

中長期で保有してみたい会社なので特定口座での買いも検討するかもしれません
2017/05/17(水) 09:29 | URL | sun #-[ 編集]
>sunさん
こんにちは、sunさん。
いつもコメントを頂きましてありがとうございます。
コメントを頂くと読んで下さっている方がいると実感出来て、
いつも感謝しています、ありがとうございます。

サンセイランディックは私はかなり思い入れをしていることから、
全般的にポジティブかつ楽観的に捉えているため、
読者の方には話半分くらいに読んで頂いて
ちょうどよい位かもしれません(笑)。

同社は全般的に誠実さが伝わってくるわけでして、
それは野心的な成長を果たしていくためには、
足かせになることもあろうかと思いますが、
それでも私はいいものと捉えています。

イケイケどんどんで特に不動産の好況さに
ノリに乗っているという雰囲気とはかけ離れており、
その辺も好きなところなんですよね。

高成長投資という面からみると
あまり魅力ではないのかもしれませんが、
割安性重視かつ企業の姿勢を重視してきたところから
投資の世界に足を突っ込んだこともあり、
どうしてもこういう会社が好きなんですよね。


sunさんは確かに時限的な制約もあるようですので、
そのあたりは難しいですよね。

長期投資で企業の成長と共に株価上昇を享受していく立場では、
時間はとても大事な要素なので、
その要素に制約を受ける中での対応は、
とても難しいものだろうなと推察しています。

同社の株価はなかなか出来高も少なく、
短期的にどう転ぶかは神のみぞ知る状態だと思いますので、
その対応は悩ましいものかもしれませんね。

何もアドバイスはできないのですが、
一瞬でも利益確定をするタイミングが来るといいですね~。
(軽い感じになってしまい、すみません。)

2017/05/17(水) 21:53 | URL | まるのん #-[ 編集]
分析お疲れ様です。大変参考になりました。
無難な内容でしたね。

2017/05/20(土) 13:10 | URL | yamayan #-[ 編集]
>yamayanさん
こんにちは、yamayanさん。
分析記事についてのコメントを頂きまして、
ありがとうございます。

何をもって無難な内容と見るかは、
市場参加者によっても見方は異なると思いますし、
先見性のある方と私のような素人とでも
見え方も異なるのかもしれません。

ただ、記事の通り、私は現時点では特に可もなく不可もなく、
会社計画線通りに進捗しているという姿勢を、
概ね支持しています。

各個別銘柄の分析記事は実はアクセス数などを見ると、
あまり需要がないかなと感じています。
どちらかというと、自分のために整理し、
記事にすることで少しでも自分の頭を整理するためにも
個人的に有用だと感じていて、
それがモチベーションになっていましたので、
今回のように分析記事についてもリアクションを頂けると嬉しいです。

今後も、よろしくお願いいたします。
2017/05/21(日) 22:19 | URL | まるのん #-[ 編集]
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