Author:まるのん |
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2017年投資方針に従い、
改めて銘柄の定点観測を実施します。
◆7164 全国保証
【提携拡大から既存深掘り】
JAを中心とした提携拡大から都銀を中心とした
大手既存顧客からの取扱量増加のための深堀りにより、
保証債務の積み上げを狙う。
行内シェアも拡大余地も大きく緩やかな成長を期待。
【堅実な展望】
直近の外部環境の好転から代位弁済低減など
追い風が吹く中にあっても堅実な経営に終始している印象。
本来はもう少し還元余地があるとみるが慎重な対応は、
やはり信金派生の堅実な会社という印象。
【総合評価】 ・・・「A」
堅実さが全面に出ており安定的かつ安全性に配慮して、
ニッチで実質的な寡占市場で勝負している。
決して大きくイノベーションが起こる成長こそないものの、
適切な還元と今後の提携深掘りをメインシナリオとして
金融機関との関係性を構築することで着実に成長していけると判断。
やや割安性が薄まっていることからB評価に近いAを付与。
【成長性】 ・・・「B」
<成長シナリオ根拠> ・・・17pt/20pt
・都銀等大手提携先での行内シェア拡大
・審査事務全般の運用効率化
・新商品の開発(住宅ローンからの派生)、すぐにはないかな
・JA中心とした提携拡大 成長寄与度は限定的
<想定CAGR> ・・・7pt/20pt
・CAGR8%
・過去実績は申し分なし
・費用の繰入戻入がなくなり真の実力ベースを想定して評価
<テーマ性> ・・・ 7pt/10pt
・低金利(ローン利用の増加)
・金利上昇(銀行の住宅ローン取扱いのモチベーション維持)
・人口減少
・正規社員の低下(持ち家に対する需要低減?)
・連帯保証人がみつけにくい
・ビックデータ分析(審査ソリューション)
【安定性】 ・・・「A」
<スイッチングコスト> ・・・14pt/15pt
・実質的に民間では独占事業
・行内保証が競合
・保証リスクを行内だけに抱えたたくないモチベーションはある
<不況耐性> ・・・7pt/10pt
・本格的な不況時に代位弁済が嵩むことで原価増の要素あり
・但し売上は保証債務残高によるストック性要素高い
・そもそも同社保証の審査基準は相当高い(らしい)
<ストック性> ・・・9pt/10pt
・保証債務残高をローン期間割でのストック収入
・但し貸倒発生時は代位弁済となるためその点は留意
<過去業績実績> ・・・7pt/10pt
・安定の成長基軸を継続
・但し戻入益があった影響もあるためやや保守的にみるべき
<顧客層> ・・・4pt/5pt
・特定顧客依存なし
・金融機関という優良顧客(大手から中小まで幅広く)
・個人のローン利用時必須だが同社が顧客属性から厳しく選別
【割安性】 ・・・「C」
<PEGレシオ> ・・・6pt/20pt
・PEGレシオ1.8
・PERの絶対的水準からも特に割安感はない
<目標株価GAP> ・・・10pt/20pt
・上昇余地50%弱でそこそこ
【安全性】 ・・・「A」
<営業CF推移> ・・・14pt/15pt
・営業CF+で安定的
・フリーCFも安定的
<自己資本比率> ・・・13pt/15pt
・30%台 業態的に現金が圧倒的に多いため全く問題なし
【還元性】 ・・・「A」
<DOE> ・・・12pt/15pt
・DOE6%前後 財務バランスからもう少し欲しいが十分
<資本政策> ・・・4pt/5pt
・ROE30%弱で優秀
<IR活動> ・・・4pt/5pt
・決算説明資料・動画開示
・IR責任者の適切な対応
・IRフェアイベントブース出展
<株主優待> ・・・5pt/5pt
・株主優待は魅力あり
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