十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


【決算精査】 3276_日本管理センター(16年12月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


月次管理戸数の伸長が鈍化しているなど、
不安もあったようですが、
私は極めて普通の決算を予想していましたが、
その期待を裏切らない、普通の決算でした。

もちろん、その普通のことをなしえるために、
外部環境の変化に応じて、
同社のいうタクトをこまめに振ることで、
その裏では精緻な積み上げの先になし得ていることと思います。

決算の数値面はもちろんのこと、
事業活動におけるイーベストの躍進や、
管理戸数やパートナー企業の獲得数の伸長鈍化も含めて、
全ては想定通りの内容です。

特に論点もなく総合評価は「3」(想定通り)です。

IR照会も今回は特に不要と判断しました。
いくつか確認したい点もないわけではないですが、
そこまで当面の見通しが揺らぐようなことでもないですし、
現時点で聞くことも野暮なことなのでやめておきました。
(毎回IR担当の方のお時間を頂くのも申し訳ないですしね)



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆3Q累計
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q累計)売上推移



◆3Q単計
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q単計)売上推移


累計で+14.5%の増収で、3Q単でも+11%強の増収で、
引き続き2桁伸長が継続しています。
累計の増収率が大きいのは1Qで売買物件の収益が要因です。
まぁ順調な推移という一言に尽きます。



(2)利益の推移

◆3Q累計(営業利益)
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q累計)営業利益推移




◆3Q単計(営業利益)
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q単計)営業利益推移



単計で見ると、特に3Q単の伸長が大きく、+44%の営業増益です。
元々、入居シーズンを跨ぐ1Q-2Qは営業利益率は5%近くですが、
不動産売買の一過性収益を除くと3Q-4Qは4%程度に落ち込むのですが、
今期3Qはそれが5%台をキープしており、
むしろ2Qより好転しています。
この辺りはイーベスト事業の躍進も影響しているのでしょうかね。
粗利率ベースで10%台を確保していますね。
いずれにせよ、こちらも順調の一言です。

純利益ベースでも今期は営業外費用が前期でやや先行していますが、
全体の金額からいえば無視できるものです。



◆3Q累計(純利益)
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q累計)純利益推移




◆3Q単計(純利益)
3276_日本管理センター(16年12月期_3Q単計)純利益推移





(3)利益の状況と今後の見通し

今期の業績より既に次期以降の新たな中計期間において、
どの程度の伸長見通しを出してくれるかに注目していますので、
今期の業績達成可否の皮算用なんて、
本当はあまり重要でないかもしれませんが、
一部では上方修正期待もあるようですから、
一応4Q単の状況は想定してみようと思います。


<今期の通期会社予想>
売上 40,000百万円
営業利益 2,118百万円(5.3%)
純利益 1,386百万円(3.5%)

<今期の4Q単会社予想>※3Q実績から通期予想の差分
売上 10,630百万円
営業利益 491百万円(4.6%)
純利益 331百万円(3.1%)

<前期の4Q単実績>
売上 9,193百万円
営業利益 528百万円(5.7%)
純利益 331百万円(3.6%)


4Q単で見ると、+15.6%の増収、-7.0%の営業減益ということになります。

今期の各四半期の増収率を見てみると、
1Qの一過性の要素を除くと概ね10%台前半ということになります。
現時点でBS上に底上げが狙える販売用不動産も計上されていませんので、
基本的に今のトレンドで推移すると考えます。

となると、売上高については上方修正どころが
若干の未達となるのではないかとも思います。
15%の増収が2Q-3Qの状況を見るとややハードルが高いようにみえますし、
同社は利益重視で数値を合わせてくると思いますので、
売上はまぁご愛嬌の世界だと考えています。
とはいえ、10%強の増収は期待できると思いますので、
+12%増収位と見れば、4Q単で10,300百万円で通期累計で39,670百万円ですかね。
ちなみに予想数値から0.8%程度の未達です。

中計の最終年度で400億というのがあるので、
「達成」を言うために少しストレッチさせるのか、
そこは誤差と言い訳するのか、まぁどちらでもいいです(笑)。

利益については、仮に通期累計が39,670百万円の売上で、
営業利益予想の2,118百万円を達成するとすると、
利益率は5.3%です。
となると、まぁそんなもんではないでしょうかね。。。
私にはそもそも上方修正なんて期待は一切なく、
順調に普通に予想線で着地を予想します。

また万が一利益率やトップラインの向上で、
想定超になったとしても今期を上振れさせて、
無駄に来期以降のハードルを上げるようなことをせず、
むしろ来期だけでなく、その後の継続的な成長のための
種まきを優先すると考えますし、
それが同社らしいとも思うので、
その点からも上方修正なんて全くいりません(笑)。

ただ、そういうものを期待している人がいるので、
また裏切られたとかなんだとかで、
今後株価がげんなりする動きを見せるかもしれませんが、
そこは黙って忍耐ですね。



(4)セグメントの状況


セグメント別の売上だけ開示されているので、
毎回プロットしています。
不動産収入が圧倒的に比率が多いのは変わりません。
特に新鮮味のある内容ではありません。
強いて言えば、不動産収入の伸長が踊り場かなとは思いますが、
元々管理戸数の伸長が鈍化していることもあり、
それも当然のことですし、今更ここに突っかかるのもおかしな話です。

問題は、この好況期に引き続きどう代替の収益を確保していくかですね。
今は金融も含めたイーベストの育成が進んでいますが、
そこからの派生も含めた事業で、次期中計の数値を作れるのか、
その点に最も興味があります。



3276_日本管理センター(16年12月期_3Q)セグメント売上推移(概要)


3276_日本管理センター(16年12月期_3Q)セグメント売上推移(内訳)




3.IR照会

主に気になる点は以下のような観点なのですが、
お忙しいIR担当の方のお時間を頂いてまで、
このタイミングで先行して騒ぐようなものではないとも思います。
ただ黙って行く末を見守るタイミングかと思います。
ということで、IR照会は今回は見合わせました。


・次期中計の種まきとして今4Qでどのような活動をする予定か。
・販売用不動産の新たな取得計画はないか、どう活動する予定か。
・加盟店獲得状況の伸長が踊り場に見えるが、今後の見通しは。




4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3276_日本管理センター(16年12月期_3Q)株価推移


こう見ると、ことごとく売買のタイミングが悪いというか冴えないですね(笑)。
改めてトレーダーとしては生きていけないと強く思います。

昨年の夏に高騰していた際に、
残り僅かな目標株価までの上値余地に拘り、
全く売却出来ていないのが悔やまれます。
と言いたくなりますが、
実のところそこまで悔やんでいません。
(負け惜しみのように聞こえますね・・・)
機会損失に一喜一憂することなく、
きちんとPER20倍割り込んだ所で買い増しをしていき、
長期的に応援していきたいと思っています。

とはいえ、過信せず、楽観せず、
適度な評価を受けた際には
ポジション比率で調整していくことで
過去の反省を糧にしていきたいと思います。


5.さいごに


おまけのようですが、月次管理戸数の推移を貼付しておきます。
想定通り、踊り場ですが、これは市況の変化によるものと前に学びました。

好景気だと相対的に管理オーナー側が強きになるため、
どうしても伸長が厳しくなりますね。

3276_日本管理センター(16年12月期_3Q)月次管理戸数推移


さて、ツイッターでこの管理戸数の目標未達を受けて、
数値の前提となる事項に変更が生じたので、
修正に言及されるべきだという意見に対して、
確かに悩ましいなと感じました。

私はたまたま追っかけのように同社のIRをフォローしていますから、
月次管理戸数の未達は既に織り込んでいますし、
それを踏まえても予算達成には影響しないだろうと読んでいましたが、
広く投資家へ適時適切な開示という観点からすれば、
詳細についてはフォローすべきなのでしょう。

ただ、日々刻々と変わる中で、
タクトの振り方を変えているというニュアンスで伝えられていますが、
このマエストロの対応について
逐一状況を言及していたらきりがないというのもあり、
現実的には通期決算でその状況をフォローするというのが、
長期投資家を大事にする観点からも妥当なところなのかなとも思います。


私は丁寧なIR活動はとても重視していますが、
ただ、懇切丁寧であればよいというわけでもありません。
費用対効果という概念にも近いかもしれませんが、
元々短期投資家より長期投資家を前提としていると認識しており、
その点から考えると通期の締め位のタイミングで、
調整具合が進め方のガイダンスを適切に説明があれば、
それはそれで十分だと思います。

音楽を聴く中で、いちいち指揮者が
どうタクトを振っているかという細かな点を気にするより、
ある単位(楽章)を通して聴いてみて、
そこで咀嚼してそのマエストロの表現したい世界を
味わうという楽しみのようなものでしょうか。

あまりうまいたとえではないですが、
過信し過ぎることはせずモニタリングはきちんと継続しますが、
もう少し腰を据えて真の長期投資を目指していきたいなと思います。




~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


コメント
この記事へのコメント
今回は、ポジティブと捕らえられましたね。
今日からの株価も楽しみですね
2016/11/16(水) 07:35 | URL | たく #L9ACpnHw[ 編集]
こんばんは。
マエストロの例え好きですよ笑

ツイッターでやり取りさせて思ったのは同社でなければそもそもそんな期待しないよな、という事です。
どうやら出来の良い生徒なだけに勝手に理想を押し付けてしまっていたのかなと。

機関のカラ売りもよくわかりませんが、買える水準が続くようなら来年のNISA枠にでもどうかなーと思い始めた今日この頃です。
2016/11/16(水) 21:00 | URL | beyan #-[ 編集]
>たくさん
こんにちは、たくさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

そうですね、珍しく株価は高く推移しましたね。
ただ、これはポジティブに捉えられたというより、
管理戸数の伸長鈍化などで成長の踊り場になると思われていた所に、
計画線の普通の数値が出てきたので、
慎重になっていた部分の補正程度な気がしています。

時価総額1000億円を目指して頑張ってほしいですね。
長期で応戦したいと思っています。
問題はそこまで握力が保てるか。
特に今は現金比率が下がっていることもあり、
なかなか悩ましい状況です。
2016/11/16(水) 23:18 | URL | まるのん #-[ 編集]
>beyanさん
こんにちは、beyanさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
またいつもツイッターでもやり取りさせて頂いており、
重ねて感謝いたします。

私も主力にしているだけあって、
同社だからこその期待もありますが、
それがニュートラルな判断に基づかねばならないと
意識するようにしています。

それでも生マエストロのプレゼンを前にすると、
ついつい洗脳されてしまいます(笑)。

今は絶好調で安定的な成長を続けていますが、
どこかで踊り場も来るでしょうし、
それは案外来期の見通し開示がきっかけになるかもしれません。

ただ、それでも長期に渡り応援していけるかどうかを、
良く見極めないとなりません。
そしてそれは期待だけに依存するのではなく、
定量的、定性的な冷静な分析が伴っていなければなりません。

ですから、普通の決算だとわかっていても、
記事を書くことを通してきちんと
中身を精査することを続けるようにしています。

機関投資家の空売りが早速観測されていますが、
はっきり言って短期的な騰落はどうでもいいと思っています。
私も一部の特定口座分をNISA枠にしたいなと思っていますが、
まぁその時になったら考えようと思います。

2016/11/16(水) 23:30 | URL | まるのん #-[ 編集]
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