十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


【決算精査】 3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

決算開示から時間が空きましたが、
オンラインによる決算説明会を待ってからの更新としました。

1Qでは人材への先行投資によりパッとしない決算で、
評価も厳しいものとなりましたが、
今回は1Qから見ればだいぶ回復する想定でしたが、
その通りの結果となり、まずは一安心といったところです。

同社の場合、足元の決算の良し悪しより、
長期的な成長を期待していますから、
むしろ先行指標でもあるチケット販売の動向も気になっていますが、
2Qでこの先行指標が急増しており、今後の売上の糧が蓄積されており、
この点はポジティブに捉えています。
もちろん、営業体制を強化しているので当然の結果なのですが、
少なくてもそれだけのマーケットがあると再認識するよい試行だったと思います。

1Qでの体制強化のため小さい会社ということもあり、
減益決算となっているので、
高い成長を期待されるマザーズ銘柄としては、
相変わらず厳しい評価をされていますが、
私は全く気になりません。

想定外の円高によるインキュベーション事業のトップラインに多少影響があり、
恐らく未開示の上期着地は若干の未達と勝手に思っていますが、
逆に下期の種まきは想定を超える成功だったのではないかと認識しており、
トータルで見れば、ほぼ計画線で推移しているとみてよいと思います。

というわけで、総合評価は「3」(想定通り)です。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆2Q累計
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q累計)売上推移



◆2Q単計
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q単計)売上推移


2Q累計期間で24.9%の増収です。
半数弱の規模を誇るインキュベーション事業のうち海外寄与分は、
為替の影響で約20%の減収となっている中で国内の好調さで
当事業単体でも+14%の増収を確保した上で、
主力事業のニュースワイヤー事業でも同トレンドの増収を確保した上で、
更に新事業の上積みもあり大変好調に推移しています。

為替というネガティブな要素がありつつも、それを跳ねのけた高い伸長には、
目を見張るものがあると考えています。



(2)利益の推移

◆2Q累計(営業利益)
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q累計)営業利益推移



◆2Q単計(営業利益)
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q単計)営業利益推移



営業利益は順調に回復しています。
1Qの体制強化は販管費率の上昇に表れておりましたが、
それも2Qでは一気に収束させられており、
粗利率がほぼ横ばいで営業利益率は再び10%を超える内容となっています。

実際に下期からは先行指標のチケット販売も順調な中で、
更なる利益体質を追求すると決算説明資料にもありますので、
今後はそれを数値で検証していくことになります。

MAも並行して進めていたり、
為替の動向にも若干は影響を受けるため、
同社の潜在力を図る上で表面的な数値だけでは語れませんが、
これからが楽しみな内容です。


なお、純利益ベースでは以下の通りです。
特に営業利益以下で特記すべき項目はありません。


◆2Q累計(純利益)
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q累計)純利益推移




◆2Q単計(純利益)
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q単計)純利益推移



(3)利益の状況と今後の見通し


同社は特に季節変動はありません。
インキュベーション事業で増床分の寄与が進むことで、
多少は後ろの期の方が有利でしょうか。
まぁ無視出来るものでしょう。


<今期の通期会社予想>
売上 2,406百万円
営業利益 256百万円(10.6%)
純利益 174百万円(7.2%)

<今期の下期会社予想>※上期実績から通期予想の差分
売上 1,241百万円
営業利益 150百万円(12.1%)
純利益 123百万円(9.9%)

<前期の下期実績>
売上 1,021百万円
営業利益 112百万円(11.0%)
純利益 71百万円(7.0%)


下期で見ると21.5%の増収、34.0%の営業増益ということになります。
上期で25%増収なので、その増収度合いは先行指標の動向を見る限り、
もう少し強くなると思いますので、
やや保守的かなと思います。
もちろん為替の影響もありますから、なんともいえませんが。

一方で営業利益は利益体質へシフトがどの程度進捗するかわかりませんが、
2Q単の営業利益率が10.5%でここから1.5%程度の改善が必要ですが、
売上が伸長すれば案外いけるかなと思います。

過度な期待はいけませんが、
私は通期予想は十分射程だと思います。


(4)セグメントの状況

まだ開示期間が短いので、あまり参考になりませんが、
一応貼付しておきます。
決算説明資料の方がずっとわかりやすいですね。

私が貼付した以下のものは四半期単計です。

3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q単計)セグメント収益


◆(参考)決算説明資料から抜粋
3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q)決算説明資料(セグメント収益)


利益が凸凹しているのをどう評価するかですが、
私はまだ事業そのものが小さく、
ちょっとした人材コストなどの費用が先行すると、
直撃するということでごく小さな企業が成長していく上では、
良くある話だと考えています。

特に今1Qの凹みは明らかに戦略的にかつお試しでやってみた、
という色が強いと認識しています。

つまり販管費を一気にかけて営業した時に、
どの程度市場から契約(先行チケット販売)が捕れるのか、
その潜在力を見たかったという要素も強いと思います。

それが、見事に奏功してきちんと結果が出たというのは、
この先行指標が積み上がったという一過性の結果より、
多くの成果が得られたものと考えています。


一方でこの凸凹に対して、コストを吸収しきれない、
軟弱な事業環境であるという見方をすると、
もう少し安定的になるまで様子をみたいとか、
そもそも右肩上がりでないとならないという立場ですと、
同社への評価は難しいものとなるでしょう。



3.IR照会

IRへの電話による照会と、
決算説明会での質問と併せて確認しましたが、
概ね、以下に会社が開示をしてくれています。 → PDFリンク
(相変わらず、開示姿勢が素晴らしいですね)

実は、電話のIR照会など下書きをしていたのですが、
概ね上記リンクで網羅されているので、
この記事では上記リンクに全てを委ねます(笑)。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3929_ソーシャルワイヤー(17年3月期_2Q)株価推移


実はこの銘柄分析シート内にあるこの株価推移表も、
10/31付けで作成しており、11/1以降の決算後暴落は織り込まれていません(笑)。
そしてその決算後の下落の場面で更に買い増しを行い、
完全にナンピンスカンピン状態であります(笑)。

今の状態だと決算も減益だし、今後の競合環境などを考慮すると、
なかなか買われにくく需給も悪いのでしょうし、
更にチャートの形もよくない?のでしょうか。

主力にあげておいてなんですが、
株価が当分騰がる気がしません~(笑)


5.さいごに

競合と思われているPRTIMESという会社がありますが、
とても市場からの評価も高い会社です。
しかし、決算説明会でも社長が説明しているとおり、
競合とはいえないのではないかとも思います。

顧客層が異なる(規模感も含めて)上に、
狙いが違うというのがとても説得力があります。
PV向上が目的なのか、記事として取り上げられるインパクトの追求が目的か、
どちらのアプローチもそれぞれに一長一短だと思いますが、
私はソーシャルワイヤーの立場でも十分ニーズがあると思うのです。
PRTIMESも素晴らしいアプローチで共存が可能だと思っています。

それから同社の成長シナリオとして、
ニュースワイヤー事業における認知度向上、
インキュベーション事業におけるエリア拡大、
そして翻訳事業やその後の新事業によるMAと
様々なアプローチがあります。

そのMAの捉え方もリスクとそれをどうテイクしていくかの立場も
質問回答集にある通り、闇雲でない点もいいと思います。


不況耐性については私はリスクだと思っていますが、
むしろチャンスでもあるという回答はまだ合点はいっていませんが、
確かに莫大な広告費より効果的な記事化という流れはあり得る話かなとは思いますが、
依然、そのリスク想定は拭い去れていません。
またインキュベーション事業も今の好景気で様々なベンチャー企業が台頭してくる中で、
ニーズがあるのですが、景況感に変化が出た時にどうなるのか、
そこは未知数だなと思います。

良いことばかりではなく、必ずネガティブなこともあるはずなので、
主力銘柄だからこそ、ネガティブな要素には敏感になっておきたいと思っています。


その上で、中計のFY20に50億の売上高は決して大風呂敷ではないかなと思います。
FY16の予想が24億ですから、概ね4年で2倍、CAGRで18%程度でしょうか。
人材獲得が実現し、きちんとマネジメント体制が整えば、
ニーズは十分にあると統計データからもいえることなので、
実現は可能かなと期待しています。
利益も5億から10億とレンジはありますが、
営業利益率で10%台ということですから、
それも今の延長で実現できる範疇だと思います。
また回答集からこの50億の内訳としてMAによる新事業は5~10億だそうで、
想定より小さい比率、つまりFY20時点でもそのMAによる新事業が、
まだまだ成長余地を残していると感じうる内容ですね。

長期で応援していく際に、同社はあまり個人投資家にも人気がないようですから、
まぁのんびりやっていきたいと思います。

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