十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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私は自分で言うのもなんですが、
生真面目で不器用な性格です。


物事を判断する時には、
出来るだけ網羅的にかつ知り尽くせる範囲で深掘りをして、
隅々まで見渡して物事の判断をしようとします。
それは大事な投資判断を下す上でも欠かせない姿勢だと捉えています。
このように生真面目に相場に対峙して、
不器用ながらも全力を尽くして判断することが、
不安ばかりが先行する相場に身を置く上で、
私が倣うべき作法だと心得ています。

一方で、それが本当に欠かせない姿勢といえるのか、
もっといえば、逆にそれが判断を無駄に複雑化してしまい、
本質を見落としてしまっていないか
ということを疑うべきかもしれません。

その生真面目さと不器用さの中の愚直さは、時に、
投資判断や行動に悪影響を及ぼしはしないかということを考えています。


生真面目で不器用な私は、
決算開示されれば、そこに想定外の事態が発生してはいないか、
それは目を皿のように見ています(笑)。
一字一句のニュアンスを勘ぐって読み、
定性的な解説の辻褄が合うかを他社の動きも見て裏取りをします。
場合によっては、IRに電話して自分が抱いた疑問は
可能な限り確認をするようにしています。
もちろん限度があるわけですが・・・。

そのこと自体は私は当たり前のことと捉えていますが、
一方で、そのように敏感であろうという姿勢が故に、
そこに見えた想定外の事態を重く受け止め過ぎているようにも思います。

このような問題意識もあり、
最近は努めて自分が投資判断をした本質的な魅力やシナリオに
拘るようにしています。
これは意図的に足元で発生している想定外の事態を
スルーしているともいえます。
もちろんスルーしてよいものかどうかは見極める必要がありますが。


例えば、日本管理センターの管理戸数の足元の伸長鈍化の件。
確かに管理戸数は今春から伸長率は鈍化しており、
管理戸数はストックを支える収益源ですから、
重要なKPIだと認識しています。
しかし、一方で同社への期待の本質は、
単に管理戸数の伸長に頼った既存の延長での成長軸だけではなく、
変化に対応出来るシナジー事業の創出であるわけで、
それはイ―ベスト(売買)や金融、教育という部分で次々と立ち上がり、
IT化への機運が高まる中でもAI活用など積極的にアンテナを張り、
私が期待しているシナリオ通りであることを、
私は疑っていません。(もちろんどうなるかわかりませんがね)
この時に、管理戸数の伸長率が以前は何%だったのが、
最近では何%で、何%ダウンしたから、
それの要因は、そしてその対策は・・・と当たり前の深掘りを
愚直にやっていくことは、
生真面目かつ不器用な私なら必ず通る道です。
実際今回もIRにまで照会した位です。
これまでなら、こんな事象を前にして不透明感が増したとかいって、
一部売却なんて判断もしたでしょうし、
実際、足元の株価動向を見ればそれで救われているわけです。
ただ、今回はこの調整局面で逆に買い増しをしています。
それは確かに網羅的、深掘りをしていく中で懸念はあるものの、
それは重箱の隅をつつくようなものであり、
確かにそれがいずれ大きな問題に発展する可能性はあれど、
そうならなず大きなトレンドとして
自信が揺らがないのであれば、安くなったのなら、
買うのが自然と考えての対応です。


他にも丸和運輸機関の新センター稼働に伴うコスト先行の件。
丸和運輸機関は中堅スーパーを中心とした低温物流において、
エリア拡大による成長が期待出来ます。
また、中国にも合弁会社を設立し、
中国本土にも試験的に同社の低温物流ノウハウ展開を
進めようとしています。
ビジネスモデルとしては極めて平凡で、
物流施設を建てて、オペレーションを確立して、
その店舗やエリアが拡大していくことに比例して
収益が立つわけですが、
当然、施設やオペレーションの人員にはコストがかかるため、
いきなり爆益なんてものは期待できません。
もっとも、前期はインバウンド需要に支えられ、
マツモトキヨシの荷量の特需があった効果もあったのですが、
そんなものは所詮特需なのですからね。
今期に稼働した物流センターで早速立ち上げでコスト先行となり、
思ったように利益が出なかったというのが、
直近の決算でして、それでストップ安までしています。
新センターを想定内のコストで立ち上げられなかったこと、
そのものは今後の改善に繋げて欲しいとは思いますが、
では、同社へ期待するシナリオが変わるものでしょうか。
利益率を計算して、あぁ確かにコストを要したのだなとわかります。
しかし、考えても見れば、これから施設をどんどん稼働していくにあたり、
色々な諸問題が発生するでしょう。
むしろ問題が起きない方が不思議ですし、
それを全てコントロールできるだけの経営は、
今の同社にはそもそも期待していません。
こういう試行錯誤があっていいと思うのです。
生真面目に不器用に捉えてみるとケシカランことかもしれませんが、
長い目で自分が見つめるべき本質を見通した時に、
むしろこういうプロセスを描いて成長するのが自然だとも思うわけです。
今後の立ち上げでどんどんコストが嵩んでしまい、
いつも失敗ばかりということでは困りますが、
2度、3度小さな失敗する位、許容できないと、
長期投資は難しいのかもしれません。
もちろん、そのように大らかな判断をする裏では、
IRにも何がコスト先行の要因で、その対策がどうなされているかは、
きちんと確認しています。
それを把握した上で、判断としてはその細かな重箱をつつくのも、
一考だと思うわけです。


他にもいくつも例があります。
シュッピンの月次の落ち込みに非情なる株価となっています。
シュッピンに期待しているのはEC部分であり、
今の表面的な月次の印象の悪さなどをいちいち気に掛けていても、
分析した気にはなるのかもしれませんが、
同社の魅力の評価を真にしたともいえないと思います。
ECの成長、またそれを助けるコンテンツビジネスに期待です。
この動向をもっと注視すべきなのでしょう。




例示でだいぶだらだらとなりましたが要するに、
生真面目に不器用ながらも精査して判断をつけていく段階から、
その中で判断基準を大局的に下す段階へと進化したい
と思います。

細かな部分に目を瞑るのではなく、
細かな部分に目を配らせつつ、
自分が判断する時にはもっと長期投資家として
ずっしり構えるという姿
を目指したいのです。

このような対応によって、
失敗リスクも高まるかもしれませんし、
短期的にも忍耐を求められる期間も伸びるかもしれません。
(実際に今がそうですかね)

ただ、目先の変化にいちいち反応するのではなく、
変わらないことを重視していきたいと思います。


一般的には最近はビックチェンジ銘柄などと言われ、
大きな変化(事業変化)の機会を察知することが
重要だし、今の相場には活かされるのだと思います。
これを否定するわけでもないですし、
私もチャレンジもしたいと思いますが、
今は愚直にやり過ぎないことを意識していきたいと思います。


優秀な長期投資家の方は、
きっと多くの情報から本質的なものはこれだと見出し、
そのトレースに注力を置いているので、
作業時間面の費用対効果も高く、
かつ見誤りリスクも軽減出来ていて、まさに理想形の姿だなと思うわけです。
少しでも近づけられるように、
私も、生真面目で不器用さを失わない中で大胆になろうと思います。

コメント
この記事へのコメント
御無沙汰しております、こんばんは。
大変勉強になる内容です。

私はまるのんさんの丁寧かつ細かい分析はとても素晴らしいと思います。
私は悪い癖で、勉強して中途半端に詳しくなるとすぐにテクニカルな方面に興味がいってしまい、本来やるべき基本が疎かになってしまうのですが、まるのんさんは本当に丁寧に分析をされているので、尊敬しています。
確かに、細かい分析をしつつも大局感を持ってあえて細かいことを無視することも必要でしょうが、それは細かい分析ができるからこそたどり着ける境地だと思います。
2016/09/21(水) 00:28 | URL | ありだん #-[ 編集]
>ありだんさん
こんにちは、ありだんさん。
いつもコメントを下さり、ありがとうございます。
そして自分向けのメモのような記事に、
お付き合い下さり光栄です。

最近、意識的に重箱の隅をつつくような、
細かな分析というより、何を見るべきかを考えようと試行錯誤しているうちに、
分析が進まずにサボっていますが、
それも必要な試練だと思っています。

確かにご指摘の通り、細かな分析が出来ることが、
結論として大局的に捉えるバックグラウンドとして
必要なプロセスだとは思うので、
ミクロな視点とマクロな視点をうまく使い分けて、
少しでもしっくりくるやり方を見つけていきたいと考えています。

私は逆にテクニカルは全くといっていいほど見ておらず、
それはそれで問題ではないかとも考えています。
やはり移動平均線など基礎的なツールは横目でみて、
ある程度ポジショニングサイズを調整することも必要なのかもしれませんが、
ひとつは私が無知で使いこなせないこと、
また勉強しようにも、まだ自分が主たる領域である、
ファンダメンタルズの部分でも未熟なこともあり、
こちらに注力せざる得ないのが実情です。

正解などなく、テクニカルとファンダメンタルズのいい所取りをする、
最近はやりの高値ブレーク投資術などでも多くの方が成功を収めていますし、
ファンダメンタルズだけでも成功している方もおりますから、
要するに自分の手法が受け入れではなく、
時間をかけて自分の血肉となり染みついていくことが重要なのだと思います。

お互いに自分にとっての正解を求め続けて、
切磋琢磨して株式投資を楽しんでいきたいものですね。

私のたわ言のような記事に対しても、
このように反応を頂けることをとても嬉しく思います。
今後も、よろしくお願いいたします。
2016/09/21(水) 01:49 | URL | まるのん #-[ 編集]
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