十分な教育資金と老後資金のために


同社の株主総会は3期連続で3回目の出席となります。
会場も慣れたもので、いつもの新宿駅から徒歩5分程の場所です。
会場ではコーヒーやペットボトル飲料が用意されています。

会場には比較的大音量でピアノ協奏曲が流れています。
なぜあんなに厳かな感じを演出しているのでしょうか。
もう少し小さな音でもいいのではと思うのですがね。


毎年、地方の銘菓をお土産にしてくれており楽しみにしています。
今年のお土産は「おととせんべい」でした。


【今年】 おととせんべい
http://www.ototosenbei.com/

【昨年】 きんつば中田屋
http://www.kintuba.co.jp/main.html

【一昨年】 山田屋まんじゅう
http://yamadayamanju.jp/


いずれもセンスのよいお土産ですね。
今年はどうやって決めたのでしょうか。


今年は鈴木会長の緊張MAXのぎこちない議事運営ではなく
小野新社長の議事で従来よりはだいぶスムーズになりました(笑)。
とはいえ、小野社長もだいぶ緊張されているようで、
やや早口でしたが、一生懸命に務めてらっしゃいました。
アルバイトからマップカメラに入社して叩き上げの社長です。

株主総会と会社説明の2部構成も、
昨年までと変わらずです。
株主総会自体の説明は20分もかからずに終わり、
一応質問も何問か出ましたが、
総会そのものは30分ちょいで終了です。

休憩時間をはさみ、会社説明会と
活発なQAがありました。

全体的に質のよい質問が多いなという印象でした。

回答も小野社長を中心にしつつも、
途中、システム担当、経理担当など各々からの説明も入り、
かつ、自分の把握している中できちんと答弁されており、
この点もよい印象です。

事務局がいちいちメモを渡して棒読みみたいな
失態はありません。

いつもIR照会でお世話になっている方が、
今回新任取締役になられて、
ご挨拶も出来たので個人的にはとてもよかったです。
いつも電話だけでしたからね。

さて、前置きが長くなりましたが、
私の主観がバリバリ入って、
かつ聞き間違いもあると思いますが、
総会でのやり取りをメモを起こしましたので、ご紹介します。
毎度のことながら、あくまで私の主観ですから、
参考程度にお読み頂ければと思います。


また、長文になりますのでその点ご容赦下さい。
(私に更に以下をサマリするだけのモチベーションはありません)

※★がついているのは私が質問した事項です。


Q1
前期の実績について、売上に対して利益が伸びなかったのはなぜか。

A1
過剰なセールによる粗利率の低下が主因である。


Q2 ★
前期のセールに消費者が慣れてしまい、
今期に入っても消費者の動きが鈍いなどの影響が長期化していないか。

A2
元々、前々期までを見てもセールはある程度実施してきた経緯もある。
前期においては元々粗利率が低い商品までをセール対象としたことで、
全体の利益率を落とすこととなった。
今期では、再度従来通り、元々の商品毎の粗利率想定を鑑みて、
粗利率の高い商品群で比較的影響の低い範囲でセールを打っている。
従って、懸念している部分は問題ないと認識している。


Q3
セールが始まる際にサイトが重く、利用者目線で懸念を抱いた。
どのような認識を持たれているか。

A3
ご迷惑をかけた点は申し訳ないと考えている。
社内ではGoogle Analytics等のツールを用いて、
適正な機能を満たしているかチェックしている。
最低でも全表示が4秒以内になるように対処している。
(ん?4秒ってちょっと遅いような・・・画像多いし仕方ないのかな)
システム更改時は数ヶ月サイトが重いことを認識して対処をしてきたが、
今は改善されつつあると認識している。
改めて精査を行い増強を含めた対策を講じて満足度を高めて頂くようにする。
なお、最終的には費用対効果の面も考慮する必要があり、
どのような構成がベストかはシステム担当として鋭意検討していくつもりである。


Q4 ★
前期の業績未達によって業績連動賞与もカットされ、社員の労務費は前期比でも減少している。
この点を踏まえて、人材の社外流出や社内のモチベーションが気掛かりに感じているが、
離職が増えた、モチベーションが低下したといったネガティブサインは出ていないか。

A4
まず、社員には業績連動型である前提であることから、十分理解してもらえていると認識している。
また経営側から社員に対して、会長、社長がきちんと説明をして納得してもらえていると考えている。
むしろ前期不調だった分を取り戻して成果を出して改めてインセンティブを得ようと
全社一丸の機運が高まっているのが実態である。
当社は、小売業でありながらも個々の業績判断というより、
社内全体でインセンティブを得ようという考えも浸透しており、
懸念されているようなことはなくモチベーションはむしろ向上しているように感じている。


Q5
店舗(インバウンド)が不調だったように見えるが、
この店舗(インバウンド)比率を今後どのようにしていきたいと考えているか。

A5
元々の当社の方針でもある、EC主軸の軸はずらさずに今後もEC主軸で頑張っていきたい。
その上で、インバウンドの対策として、会計をスムーズにする(免税処理のことかな?)、
中国版のツイッターのようなチャネルへの広告なども進めてはいく。
ただ、あくまでEC主軸は変えるつもりはない。


Q6 ★
中期経営計画において、前々期のインバウンド織り込み前の17.3期見通しと、
今回インバウンドを剥落させた上での17.3期見通しとで、
利益面では30%以上の下方修正となっている。
また、前期の業績予想でも修正後の計画も未達という結果に終わっている。
「業績目標」はチャレンジングなものであることは個人的には否定しないものの、
東証1部に昇格もしたわけで、「業績予想」は精度あるものでなけれならないとも考える。
この点、どのように考えられているか。
また、「業績予想」と「業績目標」は分けて管理されたらどうか。

A6
業績未達、また下方修正という結果については大変申し訳ないと感じている。
今回の中計ではより現実味を帯びた形で策定している。
もちろん、自然体で楽に達成できるものではないが、
無理なストレッチはかけずに策定を行った点について理解頂きたい。
指摘の通り、前期においては修正後の予想も未達という結果となり、
不甲斐ない結果となったものの、
前々期までの予実管理においては概ね妥当な管理がなされていると考えている。
今後も精度向上に努めると共に、より投資家の方に理解頂けるように配慮していく。


Q7
情報セキュリティは当社の大いなる脅威と認識しているが、
どのような対策を取られているか。

A7
第一に社員教育が最重要と認識している。
社員数もまだまだ少ない少数部隊ということもあり、
個々の社員へのコミュニケーションを図り、
また教育体制も整えることで対処を継続している。
その上で、抑止力の面で個々の社員のPCは全ログを取得しており、
それを社員へも認識させることにも取り組んでいる。


Q8
株主優待について、株数に依存した形で単元株主だけでなく、
一定の株数を保有する株主にも配慮はないのか

A8
即答は難しいものの、貴重な意見として今後検討させて頂く。
(事務的な感じはしなかったな・・・つまり本気で考えるか!?)


Q9
株主優待について長期保有の優遇にも配慮して欲しい。
また、この4月にキヤノンからフラグシップが発売され、
下取買取を実施したものの、
前期の優待の有効期限は3月末で、
今期の優待は今後発送ということで利便性が悪いのだが、
改善を検討してもらえないだろうか。

A9
長期保有の件は、貴重なご意見として今後検討させて頂く。
また有効期限の件は、完全に当社の配慮不足であり、
通年で使用出来る様に、次回に向けてこちらも改善を検討させて頂く。


Q10
ユーザー数の増加対策についてどのように対処されているか。
また、長期目標のユーザ数75万人ということであるが、
売上高の伸長を見ると、1ユーザ当たりの売上は単純に減少することになるが、
これは単価が落ちるという意味か、
それともアクティブユーザーに限りがあるということか。

A10
まず現状のユーザー登録については、
実際に購入や買取などの取引をするときしか必要ない状況である。
ユーザー登録をせずとも商品閲覧も含めてほぼ全ての機能を使うことが出来るためである。
今後はマイページ機能をより充実させ、
欲しい物リスクへの登録によりCRMを活用したマーケティングや、
価格情報や在庫情報などもよりシームレスに連携できるようにしていく。
(現状でもお電話等で商品が入荷したら連絡欲しいなどの要望が多数ある)
また、カメラ愛好家や撮影を楽しむコアユーザーが、
情報サイトとして使って頂けるコンテンツの拡充も重要と考えて、
社員にブログなどを活用した情報発信を積極的に促している所である。
以上のような対策を講じることで、ユーザ数の拡大を継続させていけるようにしていく。
また、長期的な目標として75万のユーザ獲得とあるものの、
これには情報コンテンツが目的であったり、
そこから派生する情報サービスの利用者など、
直接的に商品の売買をするユーザだけではない想定である。
このため、1ユーザー当たりの売上は
単純なユーザー数の比例関係にはならないと考えている。


Q11 ★
ITを活用した今後の施策展開については、
全てを自社内のリソースで対処するというより、
うまくITベンダーを始めとして協業するということも視野に入れるべきと考えている。
特にAIなど最新技術も生まれている中で、
広い視点を持って事業に当たる必要があると考えるが、
この点どのように考えるか。

A11
指摘の通り、他社との連携についても色々機会を伺っているが、
一方で今の事業にシナジーを得られるような当社にとってゲインのある
本当に魅力のある施策というのにまだ直結する案件を纏められていない。
ただ、東証1部に指定替えをしたことで、
より広く様々なお話を頂けるようになったことは事実なので、
今後もチャンスを見出していきたいと思う。
(答弁の中で、ピクスタの名前なんかも出てきました、敢えて深掘りはしませんでした・・・)


Q12
リアル店舗を持つ優位性について語られていたが、
ビックデータを獲得できるリアルな場があるという点で具体的な取組みとして、
どのようなことを考えているか。

A12
リアルな店舗を持つことで、
一度来店された方が安心して頂けるという点や、
情報発信の基地局の意味合いからも強みになると考えている。
EC専業でリアル店舗を持たない企業もある中で、
価値ある物だけを専業で取扱い、
顔をの見えるリアル店舗があることは重要と認識している。
一方でビックデータという点から、例えば、現状リアル店舗において、
お客様がショーケースから商品を見たいとショーケースから出された回数なども、
現状ではカウントしていないので、
どの商品にどの程度のニーズがあるか正確性が高められていない点が、
課題である。
リアル店舗を持てば、そのような動向も獲得できるチャンスがあるわけなので、
優位性をより強められるように施策展開していきたい。


Q13
利益率を見ていく上でも、当社の経営安全性の面から、
在庫回転数について注視しているが、在庫管理への注力ポイント、
また具体的な在庫回転数はどの程度か。

A13
まず価値あるもののみに商材を絞っているために、
出来るだけ不稼働在庫を持たないということを意識している。
具体的には、仕入段階で本当に価値あるものかを大事に選定している。
現状約2億の在庫を抱えているが、
これは当社にとって貴重な原石であるし、
価値あるものを仕入れているので、全てがよい在庫と捉えている。
もちろん四半期毎には評価損処理をしている。
全体の在庫回転数は年間で約7回転で、
うちカメラ中古で9.8回転という状況である。
(ちょっと聞いた数値が正しいか怪しいです(私のメモの限界))


Q14
営業キャッシュフローの状況、特に仕入部分との兼ね合いについてはどのように
マネジメントされているか。

A14
前期は前々期に比べると営業CFは減少した。
しかし、当社のビジネスはやはり良質な在庫を常に抱えていく必要があることから、
現状の生み出した利益をほぼ仕入に充てるという傾向は当面続くと考えている。
この期間では出来るだけ営業CFがマイナスとならぬように配慮しつつ、
しっかりと仕入対応していきたいと考えている。
一方、非開示であるので詳細は割愛するが、
長期的に見た時に、もう少しビジネスモデルが確立してくると、
営業CFもだいぶ落ち着いて安定的になる目論みを社内では立てている。


Q15 ★
鈴木会長、小野社長は共に新たな役職で目線も変わると考えている。
これまでの説明で、今後もしっかりやっていくという説明があったが、
今後目線を変えて経営に当たる際に、
変えていきたいもの、また注力していきたいことなど豊富を聞きたい。

A15
(小野社長)
まずは長期目標である300億、75万人ユーザ獲得をいち早く達成するために、
どうすべきか知恵を出していきたい。
ECは小売業の商売をここまで楽しくさせてくれるツールであり、
今でもウキウキワクワクする事ばかりで楽しみでしょうがない。
考えれば考える程、可能性が広がるこの分野で
楽しんで商売をやっていきたいと考えている。
既存の発想に縛られず、自分自身も創造しつつ、
会社のリーダーシップを張れるようによく勉強してマネジメントに当たりたい。

(鈴木会長)
やはり任せると決めて小野にバトンを渡した。
明らかに長期的な目線でおかしいと思うことには、
遠慮なく意見をするつもりであるが、
基本的に任せたのだから自由にやらせるとう風土を作ることが、
私の役割だとも考えてる。
とにかくまだ小野も若いので、いくらでも走れるはずだから、
それを支えて今までにない発想をどんどん進めていけるように
サポートしていきたいと考えている。
とにかく以前の会社(ソフマップ)で失敗もしてきたことを踏まえて、
これまでシュッピンを立ち上げてきたし、
今後もまだ会社は過渡期なので、会社がうまくいくことが、
株主にも社員にも経営者にとっても重要なわけなので、
会社を良い方向に仕向けられるように努力したい。
というか、もう私もあまり失敗ばかりしていられないので、
失敗するわけにはいかないのだ。(ここで今日一番の会場一同笑い)




<その他センテンスメモ>
・時計分野はまだシェア率向上余地が大きいと認識。

・粗利率17.1%の予想は、概ねこの水準が当社、買取される方、購入される方の
満足感が最大化する居心地のよい水準と認識している。

・カメラ単価約7万円、時計単価約70万円

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