十分な教育資金と老後資金のために

2475 WDB 東証1部 【サービス】

人材派遣サービスを提供する会社です。
この時点で多くの方がパスされる銘柄かなと思います(笑)。
なぜかといえば、景況感に大きく左右される業態であり、
真っ先に業績に陰りが出て来そうと思われるからです。

人材派遣業といえば、ウィルグループやヒトコミュニケーションと、
個人投資家にとても人気があり足元の業績も好調な優秀な銘柄がある中で、
成長性も特徴がない同社をなぜ?と思う方もおられると思います。
(もっとも両社とも派遣というより請負ですかね)

最初に断っておきますが、
結局この後、なるほど、そんな凄い会社なのかという特徴もこれといってありません(笑)
成長性もCAGR10%程度とみています。
ですので、成長性重視の方には疑問に思われるかと思います。


従来通り、まずは分析シートは以下に纏めています。
(PDFファイル直リンクとなっています)

 銘柄分析シート 2475 WDB




1.事業内容

企業理念に、「埋もれた価値」を「発掘」するとあります。
別にビットコインを意識したものではないと思いますが、
派遣を主業としているにしては能動的な印象を受けまして、
この辺りで興味もそそられました。
この理念を見ると同社の人材派遣は、
稼働提供型というよりコンサル型に近いのかなという印象を受けます。

事業ですが、3事業に分かれていますが、
売上も利益も人材サービス事業がほぼ全体の93%となっていますので、
人材サービス事業に重きを置いて確認していく必要があります。

2475_WDB(事業紹介(人材サービス事業))

理学系(化学・バイオが中心)の専門職の派遣に特化しています。
同社の見立てですとこの理学系研究職の派遣事業で概ね30%程度のシェアを有しているようで、
この業種ではリーダーということになります。

一方で工学系(機械電子電気)の技術職の派遣においては、
同社はフォロワー的な立ち位置ですが、
圧倒的なリーダーがいるわけでもないようです。
(TOP2社でシェア率は10%程度)

理学系の専門職派遣で得た経験を元に、
今後工学系の技術職の部分を伸ばしていく目論見のようで、
まだ1期生がようやく派遣された状況なので、今後が楽しみですね。


2475_WDB(事業紹介(CRO事業))

CRO事業では臨床後の開発の代行支援を行っているようです。
臨床後からのサポートなので、
臨床通過までの専門的なプロセスやリスクについて私は理解していませんが、
まぁ許容できると思います。
臨床後の開発では翻訳や申請業務など手間がかかり経験が求められる事務も多いようで、
この辺りは同社から派遣される人材が活躍できるフィールドが多いかなと思います。


2475_WDB(事業紹介(研究開発事業))

素材開発、海洋生物の生体影響測定、バイオ関連機器開発と3つの子会社において、
実際に同社グループ独自の研究開発製造の事業へ取り組んでいます。
これは、所属する人材が心置きなく研究開発に携われるようにして、
そこで得た経験(知識的なスキルと手法的なスキルの両面)を顧客へ還元することも目的とあるので、
ニュアンスとしてOJTに近いイメージもあるのかなと感じました。


※画像出典:会社開示資料(決算報告書より)



さて、これらの事業を俯瞰してみると、
「専門的スキル」を有した人材を派遣する事業だということがわかります。


人材派遣というと、オフィスに派遣される事務員とか、
小売量販店に派遣される販売員とか、
建築工事現場に派遣される作業員とか、
一般的に稼働を提供するものが多いという印象です。
しかし、同社の派遣事業は稼働を提供するというより、
専門的な知見を元に、顧客の商品開発現場などに赴いて、
価値を創るというニュアンスが強く、
それが前述の企業理念にも通じているのかなと感じます。


またこれらの事業のシナジーが広義的に同じ理系分野の
専門性を活かすという意味で生かされやすいということも特徴かもしれません。
しかも海外を含めたエリア拡大余地もあり、
これをどこまで評価するかで成長性の評価も変わりそうです。
ちなみに、私はこの辺りは現時点ではあまり過度に評価しませんが、
夢はあるかなとは思います。

2475_WDB(事業の展望)



最後に同社は上記の派遣業務に対して子会社を多く要し、
各事業会社に業務を任せているわけですが、
この中のひとつにポスドクスタイルという会社がありますが、
これがスタッフ供給側の現実を表していると思います。


つまり多くの理系出身で研究や専門職を志している学生にとって、
就職口がないことが日本固有のネックになっています。
ポスドク問題は私が学生の頃から問題でしたが、
修士卒までであれば、民間就職が選択肢として残りますが、
(それでも研究や専門職固有の採用となると更に狭い門ですが)
博士卒であれば、大学機関に残ってバイトをしながら繋いで、
アカデミックの分野(助教や教授へのキャリア)へ進んでいくわけですが、
実際にその道を切り拓けるのはごくごく限られた者だけで、
多くが研究を志しているにも関わらず、
ポスドクとして大学学部生の授業の手伝いなどをしていて、
なかなか本業に携われないという問題があります。
このため、研究職の地位が高く存在価値を認められやすい海外に出て、
実力勝負の世界に出るとか皆さん苦労されているわけです。

私も理系出身ですから、
修士の時にそのまま博士にいくこともほんのちょっと考えましたが、
その後の人生を考えて、かつ自分の能力とモチベーションの問題から、
民間に就職したわけです。
同じように研究をやりたいといっていた同級生も、
多くが現実を見て民間へ就職をしています。
もちろん民間でも研究や技術を活かした職種で多くの方が活躍していますが、
同社のような博士卒の方の人材斡旋や、
ひいては同社の優秀なスーパー派遣スタッフとしても採用出来ると思うわけです。

日本の国力を強いものにするためにも、
こういう専門的な価値想像を考える同社のような存在は貴重なものになると思うのですがね。



2.成長性について

成長性についてですが、いくつか考えられます。
ただいずれも未知数です。


(1)業容の拡大
従来の理学系だけでなく工学系系への進出という業態拡大という要素、
CROへ進出して間もないこともあり、この業態の拡大という要素が主なところでしょうか。

工学系のマーケットは理学系に比べればずっと大きい
(同社見立てでは技術派遣で1兆円程度の市場)ですが、
一方で工学系の需要が多いのは主に製造業であり、
これは景況感に影響を受けやすいとも思われ、
景況感の悪化で、生産や研究活動が停滞するとそこまでの成長が本当に望めるかは控え目にみておく、
というか減少もありうるとみておくべきだと思います。
(これは理学系にも言えることですが、相対的に影響は限定的だとは思います。)


(2)エリア拡大
国内の拠点で見ると、工学系の拠点はまだ少ないですから、拡大余地はありそうですが、
良く見ると浜松とか名古屋とか厚木とか
それなりに顧客層が厚そうなところへは進出しているようで、
そんなに余地がたくさんということもなさそうです。

海外の拠点という点では、CRO事業などの進出余地が多く、
実際に製薬会社が多い米国東海岸へ直近でも進出しています。
海外拠点での研究開発活動は拡大傾向にあると思われますので、
こちらは拡大戦略は続くと思います。
ただ、残念ながらそれが収益化されるのかどうかには、
まだあまり自信が持てない点もあります。
実績もまだ少なく、とりあえず進出が始まったところですから、
もう少し実績を見てみないとならないかもしれません。

(3)M&A
M&Aについては充実している会社Web内に、
考え方が示されています。 こちら(会社Web)

ただ、ここにも記載されている過去の買収案件についても、
本来は効果について考察せねばなりませんが、
情報が限られていることもありちょっと個人では難しいですね。
IRに聞くにしても私の質問力が乏しく知りたい情報には行きつけ無そうです(笑)。


さて、同社ですが、2021年3月期に売上1000億、経常利益100億を掲げています。

→ こちら(会社Web)


2016年3月期実績はザックリで売上300億、経常利益27億ですから、
3倍強の増収、4倍弱の増益ということになります。

この期間のCAGRは売上で約27%、利益で約30%です。

シュッピンもびっくりの30%増益です(笑)。

まぁ正式な中期経営計画でもないので、
あくまで現時点では5年後の「夢」の域でしょうが、
心意気や記載のあるアプローチはなかなかいいのではないかなという印象を受けます。


前述の成長性の評価も未知数のものばかりですが、
どれもこれも全くダメということにはならなそうですし、
期待度は現時点は過度に見積もれませんが、成長はしていくかなと思います。

但し、リーマンショックのような危機的な状況が来ると、
1期、2期は減益となることもあるでしょう。
しかしまさにリーマンショックの時がそうであったようで、
確かに影響を受けて減益をしていますが、
その後、そこできちんと人材投資も継続したことも奏功して、
今ではそれ以上に成長してきています。

短中期的には懸念は残るものの、長期的にはトレンドとしてシェア率を高めて、
このニッチの業界の中でデファクトスタンダード化がより進むと思います。


以上のことを総合的に考えて、最後はどうしても感覚的になってしまいますが、
CAGRは10%とみます。




3.株価水準について

 現在の株価は887円です。
(5月20日終値で表記しています)

 時価総額:178億
 PER(16.3期実績):10.6倍
 PER(17.3期会社予想):10.5倍
 PER(17.3期四季報予想):10.0倍
 PBR:2.2倍
 ROE(16.3期実績):18.9%
 DOE:2.3%


成長率10%で予想PER10倍となるとPEGレシオはちょうど1倍近傍です。
この成長率が正しいとすると現時点では妥当な水準かもしれません。



4.リスク要因

人材派遣業ということを考えると、
一番のリスクはやはり景況感による影響かと思います。
有効求人倍率とか完全失業率などを このサイト から期間取得して、
株価などとマッピングしてみましたが、
株価データがある期間はこれらの雇用指標はずっと改善を続けているので、
あまり参考になりませんでした。

私が想定しているのは、一言に人材派遣業といっても、
建設現場の作業員や小売店の販売員等の一般的な派遣と比べると、
影響は相対的には少なく済むのではないかと考えています。

ここに同社の主な取引先の記載があります。

→ こちら(会社Web)


よく医薬品セクターがディフェンシブだとか言われますが、
それは需要が大きく衰退することがない点と、
景気の浮き沈みのサイクル以上に、
長期的な視点で研究開発・創薬を行っているからです。

これは化学や食品など生活必需品にも繋がる研究についても、
生活必需品に関連する測定、開発などの作業は、
ずっと減衰したままというのは考えにくいと認識しています。

ただリーマンショックの時の影響を見ると、
そうはいっても一時的には減益となっています。
ただ、その後、きちんと回復してきています。

この景況感のリスクをどう捉えるかですが、
ここでも単なる稼働提供型ではなくコンサル型として「価値」を重視していると、
回復も早いのではないかと思います。


次に法令におけるリスクですが、
労働者派遣法が改定され、最近では期限を定めた(3年)ものに改められます。
しかし、同社のWebサイト色々読み漁ってみると、
その後、派遣先の正社員へと羽ばたくキャリアやWDBの研究開発現場で邁進するかなど、
選べるキャリアプランを用意している旨、記載があります。
短信上にも、既にこれらのリスクには同社は対応出来ている点も記載があり、
そこまでリスクは高くないかと思います。


派遣スタッフの確保が滞る点のリスクは確かに存在するかもしれません。
特に今のように景況感が比較的よい局面では、
顧客からの派遣依頼は増える一方で、
スタッフは多くが直接雇用されメーカーなどに就職され、
同社内の需給は崩れやすい傾向にはあると思います。
とはいえ、理学系派遣分野では既にトップシェアとなっている点も踏まえると、
一時的にはそのようなことで対応に追われることもあろうかと思いますが、
長期的にみれば、さほど問題になるものではないと思います。


5.目標株価について
目標株価ですが、
まずは19.3期EPSはCAGR10%程度とみて102と予想します。

評価PERですが、私は15倍で見積もりました。
成長性は緩やかではあるものの、
総合的に評価しても東証1部平均位は評価があってもいいと思います。
参考までにいくつかの会社のPER評価を時価総額と利益率を
ざっくり拾ってみました。

2475 WDB
 (予想)PER:10.5倍
 (実績)営業利益率:9.2%
 時価総額:178億


3654 ヒトコミュニケーション
 (予想)PER:25.7倍
 (実績)営業利益率:9.0%
 時価総額:373億

6089 ウィルグループ
 (予想)PER:11.5倍
 (実績)営業利益率:3.2%
 時価総額:98億

2181 テンプHD
 (予想)PER:20.8倍
 (実績)営業利益率:5.4%
 時価総額:3,968億

4641 アルプス技研
 (予想)PER:14.8倍
 (実績)営業利益率:9.5%
 時価総額:254億

9744 メイテック
 (予想)PER:16.0倍
 (実績)営業利益率:12.4%
 時価総額:1,196億


イメージ的にはアルプス技研あたりのバリエーションが近いかもしれません。


EPS102、PER15倍として
目標株価は1,530円と算出されます。
(これで時価総額は300億程度です、これでも今のヒトコミュニケーションより低いですね)

現状の株価からの上値余地は73%になる計算になります。



6.その他

同社のWebサイトは色々コンテンツが充実しています。

例えば採用情報ですが、採用実績校を見ると名だたる大学が名を連ねています。
そして理系が多いと思いきや、文系が活躍していたり、
経営戦略人材の採用コースが別にあって、経営についての意識が高い点も特徴です。
社長も途中でMBA取得したことが紹介されています。

その紹介されている会社の歩みは、なかなか読み物としても面白いです。
と同時に同社の遺伝子がよく伝わってきます。
もちろんこれは美談化されていると思うのですが、
拘りが強かったり、人材に対する考えがより伝わってきます。

それはグループ経営人材にも表れていて、
若い経営者がそれぞれのドメインの中で活躍しようと切磋琢磨しているようです。
これも経営のスピードや競争原理を機能させる面でもよいかなと思います。


最後に課題と感じている点をもうひとつ記載しておきます。
IRについてですが、まず毎年のように業績予想の修正を繰り返しています。
リーマンショックの頃は下方修正を出していますが、
それ以外はほぼ上方修正です。
年によって同じ期に何度も修正を入れたりしています。
これは数値精度がどうしても読みにくいということなのか、
それとも精度が甘いのかどちらなのでしょうか。
読みにくい数値であるということは、
それだけ、ビジネスも不安定ともいえますが、
単に保守的にしているだけなのでしょうか。
そしてIRにはあまり積極的ではないようで、Webページは一応充実していますが、
決算説明資料などもう少し丁寧なIRを期待したいです。
なんだったら、IRフェアとか出展して欲しいですね。
ぜひ、経営者にお話を伺いたいですからね。

コメント
この記事へのコメント
まるのん先生!こんばんは。
暑い日が続きますね。

新卒の時派遣会社の営業だったのでやや偏った考えですがコメントさせて頂きます。

いつものように、数値的な分析がなく、制度や抽象論で終わり株式投資の分析ではありませんが(笑)


1.全般について
マクロ的に見れば①景気及び②法改正のリスク(上にも下にも)に大きく左右されることは株式保有に当たり留意する必要があります。

2.成長性について
大きなマーケットは建設業、事務職派遣にあると思うが、この市場は大手がいるかつ参入企業が多いので厳しい。

かなり独自の考え(かつ希望も含め)ですが成長性については短期・中期・長期に分け以下の通りに考えています。

前提として派遣業は人を集めることが成長の源泉になります。

(1) 短期・中期的には広告宣伝費に大きなお金をかけ人を集められれば、短期・中期的には成長が可能である。
しかし、派遣スタッフへのフォローや、取引先へのフォロー不足だと信用は失われ競争力は失われる。

(2) 長期的には上記に加え、優秀な社員による派遣スタッフへのフォローや、取引先へのフォローを通じて、派遣スタッフ
や取引先の信頼、ブランド価値が高くなり競争力の高い企業となる。

上記とは別にどのマーケットに参入するかも(いやむしろこちらが大切かも)重要になっていきます。
ニッチで需要のあるマーケットはチャンスだと思います。


3.ポスドクについて
博士課程修了者で就職できない学生が多くいるのは大きな社会問題、経済的には資源が有効に活用されていないと思います。

一方、私も人事担当としてポスドクは以下2つの理由で採用したことがありません。(会社の方針ですが)

① ドクターを活かせる仕事がない。基礎研究の仕事があれば活かせると思いますが、(業界にもよると思いますが)私のような売上数千億レベルの会社ではそこまでの知識は必要とされません。

② こちらは、受入れにも偏見があると思いますが、ドクターは使いにくいとの認識があります。。。。

ここで、2(2)の優秀な社員によるコンサル的なドクターの有効活用が提案できれば、社会全体でメリットがあると思います。

一方、ドクターに受け入れ余地が少ないのであれば、文科省等による施策も必要だと考えます。

やや政治的な話にはなりますが、労働法制は極端な議論になり、建設的な議論がなされないきらいがあるように感じます。

派遣=悪みないた言説もありますが、自ら派遣=自由な働き方を選んでいる人もいると思います。

労働法制の肝は「同一労働・同一賃金」になることは間違いないと考えています。










2016/05/23(月) 20:52 | URL | ゆったり #-[ 編集]
>ゆったりさん
こんにちは、ゆったりさん。
詳細なコメントを頂きましてありがとうございます。

また、人材派遣に経験のある立場からのコメントで助かります。


まず、景況感の悪化におけるリスクですね
もちろん、当然それなりにネガティブな影響を受けると考えています。
一方で、いわゆる人材派遣業からイメージする程の
ネガティブな影響には繋がらないと考えます。
それはWDBの顧客がディフェンシブな企業が多く、
研究開発現場においては景況感に影響を受けにくい点も考慮しています。
実際にリーマンショックや東日本大震災の影響は
確かに受けてはいますが、直ぐに回復していますし、
そもそもWDBの影響程度であれば他の企業も受けていたはずです。
ですから景況感の影響は受けると認識していますが、
そこまでネガティブに捉えていません。

法規制の問題もまたリスクですね。
一方で現状の無期限の派遣は実質禁止というような流れは、
会社の説明によると既に法規制に対応している点も言及されていますし、
実際に同社のWebに記載のあるビジネスモデルのところで、
スタッフの希望によって、WDBに残るか顧客先に正規雇用されるかを選べる
仕組みもあるようです。

この辺りを人材流出のリスクと捉えるか、
顧客企業からの信用力の向上とみるかは見方が分かれるでしょうね。

仮に正規雇用が前提という流れになった時に、
では、派遣ではなく顧客先が直接雇用するようになるのかなど、
WDBという会社が不要になるということがあるかというと、
その可能性は低いのではないかと考えています。
それは例えば、派遣登録の流れなどを精読していくと、
その人材教育の拘りの強さからも伺い知れます。

以上から2大リスクについては認識はしつつも、
そこまで過大にネガティブには感じておらず、
受容しながらマネジメントするものと考えています。




成長についてですが、
ご指摘の通りスタッフ人材の獲得が前提となると思います。

四季報にもスタッフ確保厳しいなんて書かれていますが、
実際容易ではないものの、需要と供給の兼ね合いと、
同社の人材へのこだわりの強さ、
更にこのニッチな市場でトップシェアであることを鑑みると、
同社にとってはそこまで懸念するものではないと今は考えています。
ただ、ここに絶対なる自信があるわけではありませんから、
今後も経緯を見守りたいと思います。
特に同社にとって新たな分野となる工学系やCROなどは、
注視が必要だと感じています。


ポスドクについては、
博士卒は採用しにくいでしょうね。

新卒としての初期キャリア形成の観点でも、
既に相応の経験をしている点からフィットしないでしょうし、
だからといって民間経験のない者は扱いにくいでしょうね。
ですから大学にもなかなかポストがない、
民間にも正規雇用が出来ないとなると、
優秀な人材が活用されにくいという問題があり、
だからこそ、WDBのようにそういった人材に特化した、
受け入れを出来る環境というのは非常に心強い存在だと感じています。


派遣=悪だとかの派遣に対するイメージは
この業界全体のイメージ悪化に繋がるわけですが、
そういったものがあるからこそ、
真に必要な会社も評価が下がる点に妙味が生まれると考えます。
もちろん、WDBがその真に必要な会社の器かどうかは、
私自身も絶対的な自信があるわけではありませんが、
その確度は一定程度高いと判断したので株式保有することにしました。


ポイントはニッチでしかも一朝一夕には築けない専門的な人材を活用している点と、
そもそも会社が派遣業ではなくサービス業と認識している点、
これをトップシェアにして緩やかに拡大しつつも、
新たな種まきにもチャレンジしている所に魅力を感じました。









2016/05/23(月) 21:51 | URL | まるのん #-[ 編集]
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