十分な教育資金と老後資金のために

個別銘柄の値動きが激しい状況がより顕著になっているように感じます。
特にテーマ性が取り上げられると投機的とも思える程に買い上げられ、
ストップ高が当たり前のような情勢になっています。
こうなると、私のような初心者投資家は悩ましい事態に遭遇します。
つまり、何を根拠に売買すべきかということです。

日々ストップ高まで買い上げられていったりする強い動きを見ると、
まだまだイケるのではないかという欲との戦いになるわけですが、
ではこのような感情的な感覚によって判断をすることは、
今の自分の手法にとって正しい判断かというとそうではありません。

これまでの長い実績や経験に基づき、
勘と感情をコントロールして投資判断を合理的に下せる玄人であれば、
より利大を狙った戦略がとれるのでしょう。
しかし、私は初心者投資家です。
しかもリターン目標も無理をするものではありません。

ですから、私のような初心者投資家は、
投機的な動きに市場が湧いていようが、
逆に市場から完全に見放されて暴落していようが、
自分の見立てと比べて今が保有するに足る水準なのか、
その判断だけを根拠に対応するよう努めるべき
だと自認しています。

私はこの保有するに足る水準かどうかを、
定量的に把握するために、
賛否はあるかと思いますが2~3年後の目標株価を定め、
それと現状とのGAPで把握しています。
ただそのGAPの大小だけではあまりに単純なので、
最近では期間も意識しています。

3年後に到達を予想している目標株価に対して、
足元の暴騰でそのGAPが小さくなれば、
目標株価に達していなくても一部を売りあがるようにしています。
3年後の目標株価を現在価値に置き換えるようなイメージ(?)です。


私はこのようにして、自分の売買の根拠として、
ファンダメンタルズを中心とした分析を通して、
自分の投資期間として2~3年後を想定したざっくりとした目標株価を定め、
この目標株価とのGAP、すなわち上値余地とその余地を享受出来そうな期間とを
ひとつの根拠としています。

今後も勘や感情をコントロール出来るようになるまでは、
多少は妥協することがあったとしても、
この目安を定めてこれを根拠として取引をするように徹したいと考えています。


そして今年からはツイートでもほぼ日次でチェックを続けていますが、
現金とベアETFの比率を市場のPER水準とポートフォリオPERの水準とで
適正な目安を定めて全体整合を図るようにしています。

今の所、この目安や根拠が有用かはわかりませんが、
絶対的に正しいと思えるものなど存在しませんから、
自分なりに考えたものをまずは正しいと認識して、
あとは微修正を施して、自分にとってより納得感のある根拠を作っていきたいと思います。



さて、このようなことを考えるきっかけになった具体例として、
Hameeについて取り上げてみたいと思います。


Hameeについては、過去1年程度のIPO銘柄の中から監視銘柄に入れ、
その後、打診買いに着手したタイミングでした。

同社への分析を行ったのも この記事 の通り、ごく最近のことです。


201604_Hameeの暴騰と取引


目標株価は3年後を目途に1050円としていました。
ところが、打診買いをしてから、たった数日で一気にこの目標株価まで到達していますが、
その過程では途中少しずつ売却をしています。

本来目標株価まではじっくりホールドしておけばいいのでしょうが、
時間軸も意識しました。
3年後の1050円を現在価値に割り引くようなイメージです。
ここは具体的な割引率とかを想定しているものではなく、
その点からはまだロジックが甘いわけですが、
投機的な動きに翻弄されずに対応出来ている点はだいぶまともになったなと自負しています。


株価の動きというのは予測不能という立場ですが、
2~3年というスパンを見た時には、
概ね達するところは想定出来るというのが私の見解です。
イメージとしては、以下のようなものです。


201604_Hameeのシナリオ


シナリオが複数あってどうなるかは予測不能であるものの、
ファンダメンタルズが想定通りに推移していけば、
企業業績の成長に応じて概ね目標株価に達するはずというものです。

評価だけが先行していくシナリオ1のパターンもあれば、
評価がなかなか追いついてこないシナリオ3のようなパターンもあります。
こればかりはどうなるかわかりません。
ただ、どんな経路をたどったとしても、
自分で何かしらを想定して算出した目標株価なので、
その前提が崩れていなければ、どんな経路を辿ったとしても、
信じて放置するだけなのです。
その前提が崩れていないかだけをチェックすればよいわけです。

ただ、今回のHameeの動きは、このシナリオ1の想定イメージも大きく超えるような
暴騰ぶりなわけです。
こうなるとやはり期間的な思考を強く意識するようになります。
残りほぼ3年の期間を残して、
上値余地が10%台に縮小し、更に5%程度まで上値余地が縮小してきたわけです。

すると残り10%や5%の上値余地を3年かけて享受するために、
ポジションを維持するのかという考えになっていきます。
ですから、この2つのタイミング、並びに今日目標株価に達した時点で
それぞれ売却をしています。

この後更に1050円を超えて株価は邁進していくかもしれませんが、
それを取れなかったという後悔はまずしないものと捉えています。
元々1050円より上は少なくても私が自分で見通せる範囲で見た時に
空想の世界の話であり、おとぎ話のようなものです。
ですから、今回の一連の対応は自分の中で大いに納得として取引していますし、
その対応も適正だったと振り返っています。

一方で、今後の企業業績の推移と株価の推移はきちんと見ていこうと思います。
それは今後、自分の売買根拠の微修正に活かせるものが
見出せるかもしれないからです。
こういう暴騰時にどういう動きをしていくのかはよい教材でもあります。
もちろん、今回のHameeの動きだけを見て、直ちに手法を見直すなんてことはしませんが、
自分の経験のために学ばせてもらおうと思います。

いずれにせよ、もっと儲けられた、早く売って利益を享受できなかったという、
損得の結果に対して一喜一憂した所で、あまり何も生みません。
私も打診買いしかしていなかったわけで、
あの時もっと主力まであげておけば、
いや主力にしようとは思っていたんだよとたらればの話を並べて
悔しがっても何も生まれません。
そもそも打診買いに留めたことも分析記事にも明記していますし、
その判断は今でも正しい判断だったと考えています。
たまたまその後このような株価形成をしたから、
機会損失したと悔しがってしまうのかもしれませんが、
正しい判断をした結果、今のレベルの利益になったわけで、
その結果はそれ以上でもそれ以下でもありません。

結局自分が納得いく判断に基づいて行動したかそうでないかだけです。
今回私は一貫して合理的に納得いく対応が出来ただけで満足です。
結果はあまりついてきませんでしたが、
それはそれで次回に何か活かせるものがあれば活かしていきたいと思います。



ちなみに余談ですが、Hameeの見立てですが、
短期的にはまだ騰がるのかもしれませんが、
前期の実績や今期の予想が開示されたタイミングでは、
今の暴騰ぶりはスピード違反的と捉えられ、
再度買い場がやってきてくれるように感じています。
今は同銘柄で無理をする時ではないですし、
一旦目標株価に達したという点で、1単元の優待分残して処分しましたが、
またよい買い場が来てくれることを願っています(笑)。




コメント
この記事へのコメント
初めてコメント書かせていただきます。実は私もHameeを保有していて、今回の急騰で対応に苦慮しました。とりあえず急騰時の対応方針を決めてなかったことから、継続してホールドしてますが、想定不足を露呈してしまいました。今回の時間軸を意識した売却方法は大変参考になりました。ありがとうございます。
2016/04/19(火) 21:22 | URL | ありだん #-[ 編集]
>ありだんさん
はじめまして、ありだんさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

急騰するとついついその場の感情で行動してしまいますが、
私は出来るだけ感情を排した対応を取ろうと、
記事にもある通り試行錯誤をしています。

正解などない中で大事なことは、
自分が納得いく行動がとれたかどうかだと感じています。

結果としての「利益」にあまり拘り過ぎず、
自分が納得いく取引が出来ているかどうかを今後も大事にしたいですし、
それをある程度客観的に評価するためにも、
時間軸も意識した目標株価での評価や、
ポートフォリオ全体での現金やベアを使ったヘッジをうまく機能させて、
今後も概ね納得できると実感の伴う対応を取っていきたいと思います。

今後もぜひ気軽にコメントも頂きながら、
交流の機会を持たせて頂ければ幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。
2016/04/20(水) 21:45 | URL | まるのん #-[ 編集]
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