投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

#各種グラフやキャプチャを追加で貼付しました(3/31 22:40)

1.パフォーマンス   ※ ( )内は月間パフォーマンス

            年初来パフォーマンス  (月間パフォーマンス)
 まるのんPF : +10.3%   (+10.6%)
 TOPIX    : ▲12.9%   (+3.2%)
 日経平均   : ▲12.0%   (+3.8%)
 東証2部   : ▲7.4%   (+3.5%)
 JASDAQ  : ▲7.1%   (+4.3%)
 マザーズ   : +15.1%   (+20.5%)


2.全体所感
1月、2月と大きく沈みこむ中でなんとか耐えてきていたわけですが、
幸運なことに今月は年初来プラスへ復帰して、
かつ目標となる15%水準も見え始めた希望が持てる1ヶ月となりました。
一方で1ヶ月の間で10%以上の動くようなボラティリティの高い状況は続いているとも思えて、
たまたま自分の保有銘柄に資金が流入しただけで、
いつそれが逆回転するかわからないという新たな怖さのようなものがあることも事実です。

本来、長期投資を志す者であれば、
年初からの急落もそしてこの戻りも平然と眺めている位の感覚が必要であり、
右往左往すべきではないでしょう。

私は右往左往しないために、ルールを作りある程度機械的に処理をすることを心掛けており、
そういった作用もあったのか、少しは平穏な気持ちで過ごすことが出来てきたと考えています。

全体所感としては、やはりマザーズの強さに目がいきます。
為替動向や国際社会の各種不安によって、主力大型株(特に輸出関連)には手が出しにくく、
そういった資金がバイオやサービスなど新興企業に振り向けられているようにみえます。
この急角度の上昇はさすがに警戒しなければならない気もしますが、
では、警戒といっても何をすればいいのかはなかなか決められないですし、
そのような相場を読むことは私が手を出すべきことではないと思いますので、
ポートフォリオの各銘柄においては目標株価とのGAPを見て個別調整をしつつ、
全体としてはルールに定めた現金とベアETFの比率を調整して全体最適を図っておきたいと思います。
つまりやることは何も変わらないということですね。



3.銘柄に対する所感

10%を超える月間騰落の銘柄は以下の通りです。

 ◆上昇率上位
  2152 幼児活動研究会    +57.3%
  9467 アルファポリス    +26.3%
  3277 サンセイランディック +25.9%
  3230 スターマイカ     +24.3%
  9090 丸和運輸機関     +14.2%
  2764 ひらまつ       +14.0%
  7164 全国保証       +13.5%
  1384 ホクリヨウ      +11.8%
  3179 シュッピン      +10.2%

 ◆下落率上位
  1360 日経ベア2倍ETF ▲10.8%

 他の銘柄も含めた月間パフォーマンスは以下の表の通りです。


20160331_保有銘柄月間パフォーマンス



今月は年初からの下落からの反発で、ベアETFを除く全銘柄で上昇となってくれました。
騰落10%超えを上記に挙げましたが、上昇側が強いわけですが、
これも年初から2月までの下落が大きかった分の戻りでもあり、
ファンダメンタルズがここまで好転したわけではない点には留意しておかねばなりません。
つまり、期待から来るPERが高まったわけなので、
それだけ評価も厳しくみていかねばならないということです。

というわけで、銘柄別に所感を書き連ねていきます。


サンセイランディックですが、決算前の不安が台頭していた時の暴落で
買い増した分について、今月戻った所で多少利益確定を出しておきました。
目標株価は2000円としているため、まだ余地は大きいですが、
比率が大きくさせ過ぎる程、自信に満ちているわけではなく、
特に総会でも質問した競争戦略の行方には、
エリアリンクなどの明確な競合も出て来ている中では、注視が必要だと感じています。

日本管理センターは今月の上昇率だけを見ると平凡ですが、
実は2月の暴落時に逆行高をしていたわけで、
むしろ今月もプラスで続伸するというのは素晴らしい強さだと思います。
総会を通しても何ら心配がない会社であると現時点で判断しているため、
引き続き、主力で保有しておきたいと思います。
ちなみに4月中旬からのビフォーアフターのTVCMはなかなかかっこよかったです。
武藤社長のナレーションのようですよ。

丸和運輸機関ですが、配当の権利落ちの影響が大きいかなと勝手に心配していましたが、
終わってみれば影響はなく堅調に推移しています。
こちらも人材部分は育っているか、質と量の両面で気になりますので、
総会でしっかりと確認してきたいと思います。

アルファポリスですが、どこまで影響があるのかわかりませんが、
最近出版取次会社が相次いで倒産しているようです。
先日も栗田出版の件では同社からも影響は限定的とのリリースも出ていましたが、
今野の出版業界の事業のことをもう少し勉強しないと、
いまいち今起きている事象が表面的にしか理解出来ていないので、
少し勉強しないとなりません。

コムチュアはビッグデータ、AIに関する事業推進のために、
子会社設立と企業買収のリリースを出しています。
買収した企業の直近決算が悪い点が気にはなりますが、
前向きな内容と捉えています。
今後の事業拡大も順調に推移していけるよう応援したいと思っています。

全国保証も優待が魅力的で権利落ちを嫌気していたのですが、
(実際には長期なので言うほど嫌気していたわけでもないのですが)
こちらもあまり影響はなかったように感じました。
業績面では、やはり中古住宅も売買が頭打ちになりつつあるなどのニュースも聞くようになり、
総量が減る可能性はありますが、銀行が引き受けている保証を、
同社が引き受けられる余地が広がればまだまだ成長は可能と捉えていますから、
引き続き頑張って欲しいですね。

スターマイカは民泊などのニュースで盛り上がっていて、
いわゆるテーマ性で買われたとも思われますが、
決算もざーっと目を通した限りは満足いくもので、
こちらはファンダメンタルズに基づいて順調な成長を確認出来ていますので、
よいことだと思っています。
既に目標株価までの上値余地があまり大きくなく、
今の水準から買い増せないのが辛い所です。
監視銘柄入りが長すぎたんですよね。。。

幼児活動研究会は一体どうしたのでしょうか。
政府の予算などで育児が取り上げられているわけですが、
勝手にテーマ性ありと盛り上がっているわけで、対応に苦慮しました。
目標株価には達していないものの、2年~3年後をイメージした目標株価に、
ここまで短期で一気に肉薄してくるわけですから、
時間軸のことを意識し、
かつ現時点のポートフォリオの状況などを鑑みると売却の選択しかありませんでした。
目標株価に拘るばかりに日本管理センターや丸和運輸機関をあと一歩の所で売りそびれ、
苦い思いをしたこともあり、目標株価に対しては多少ルーズであってもよいと考えており、
それを実践できた点はよかったと考えています。

Hameeを新規で買い増した。
こちらはIPO1年程度が経過した銘柄をチェックしていた時に、
いいなと思った銘柄です。
アクセサリの小売業としてみるとあまり魅力は感じませんが、
それを販売するシステム構築者としてみると魅力があると判断しました。
ツイートでいつも勉強させて頂いているさっかくさんが買われたようですね。
私は他の方の所有有無には影響されませんが、
一緒に応援してくれる人が身近にいると嬉しい気持ちになりますね。



4.運用来パフォーマンスについて

20160331_運用来推移


2014年当初からの運用来パフォーマンスは
+64.5%となりました。
3年目に入って3ヶ月でこのパフォーマンスは十分満足できるものですが、
私の目標利回りや運用方法からすると出来過ぎなので、
やはり調整の不安がないわけではありません。
ただ、1月から2月の急落において多少下落におけるマインドの耐性もついたと思うので、
今後もルールに従いリスクをうまく分散させながら納得いく投資を継続していきたいと思っています。


◆月初のポートフォリオ
20160229_PF内訳


◆月末のポートフォリオ
20160331_PF内訳



 今月の取引は以下の通りです。

 売 3277 サンセイランディック (一部売却)
 売 3276 日本管理センター (一部売却)
 売 2384 SBSHD (一部売却)
 売 2152 幼児活動研究会 (一部売却)
 売 2139 中広 (全部売却)
 売 2749 JPHD (全部売却)

 買 1360 日経平均ベア2倍 (買い増し)
 買 3134 Hamee (新規買い)


詳細のPFの順位は以下の通りです。

********************

 1位 3277 サンセイランディック(2) ↑
 2位 3276 日本管理センター(1) ↓
 3位 9090 丸和運輸機関(3) →
 4位 9467 アルファポリス(4) →
 5位 3844 コムチュア(6) ↑
 6位 2686 ジーフット(8) ↑
 7位 3179 シュッピン(9) ↑
 8位 7164 全国保証(10) ↑
 9位 2384 SBSHD(5) ↓
10位 3230 スターマイカ(11) ↑
11位 1384 ホクリヨウ(12) ↑
12位 9414 日本BS放送(13) ↑
13位 2152 幼児活動研究会(7) ↓
14位 3134 Hamee(新)-
15位 4245 ダイキアクシス(15) →
16位 2764 ひらまつ(16) →
-   1360 日経ベア2倍ETF



なお、資産については以下の通りです。

20160331_資産残高推移表

資産が順調に増えてきたことにより、
ポートフォリオPERは急角度で上昇してきています。
それだけ保有銘柄の割安度が薄まっていることを意味しており、
現金を示すグレーの棒グラフが広がり、
現金比率も月初の14%から22%まで向上させていることも、
客観的に納得感のある対応だと感じています。

絶対額としてはついに1000万の大台にタッチしそうな所で、
ザラ場中は超えていたものの、終値ベースではお預けとなったことも、
気を緩めずにというメッセージだと受け止めておきます。


最後にキャプチャも貼っておきます。


20160331_証券会社キャプチャ


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