十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


シュッピンの2月度の月次が開示されました。

全体の売上は前年同月比で+13.3%となり、
これは同社の主軸であり成長が期待されるEコマースでの売上が牽引しています。
Eコマース部分で、+49.6%というびっくりする増加率となっています。
同社のボーナス商戦の佳境期である12月度よりも上昇率は大きく、
今年1番の上昇率となっています。
2月度は毎年、小売業にとっても同社にとっても谷間で苦戦する月ですし、
月初に下方修正した際にIRに照会した時には苦戦している状況だったので、
この結果には少しびっくりしました。

但し、その多くはセールに頼ったもので、
ある意味収益率を犠牲にしているわけですし、
後述するように修正後の計画に対してみても、
決して楽観できるような状況ではないので、
冷静に考えると相変わらず今期については厳しいな、という印象です。

今回の月次を踏まえて、
繁忙期の3月が未定ではありますが、
売上と当期純利益は計画達成、
営業利益は5%~10%程度の未達を予想します。


IR照会の結果とそれを踏まえた皮算用は 「続きを読む」 よりご覧下さい。
冗長な文章は遠慮したいということは、結論としては、
上記太字部分ですので、こちらでスルーしてくださいませ。

なお、私は中長期で保有しているので、
今期の計画達成有無など本来はスルーしてよいのですが、
とはいえ、気になるので、皮算用して目先のことをとやかく書いています。


修正後の計画のおさらいです。

売上高 会社計画   : 22,670百万円
営業利益 会社計画  :   910百万円 (4.0%)
当期純利益 会社計画 :   585百万円 (2.6%)


3Q実績から逆算すると、4Q単計の計画は差し引きで以下となります。

売上高 会社計画   : 5,692百万円
営業利益 会社計画  :   241百万円 (4.2%)
当期純利益 会社計画 :   148百万円 (2.6%)


ここで1月と2月の売上高は
決算調整もあり多少の誤差はあれど月次開示から読み取れます。
3月は計画からの逆算での予定値です。


売上高(1月) 実 : 1,794百万円
売上高(2月) 実 : 1,773百万円
売上高(3月) 予 : 2,125百万円


はい、ここでまず気になるのは、
3月にこの売上を達成しうるのかということです。
この水準は前年同月比で+18%となることになります。


論点(1)
 3月期の売上は+18%水準を達成できるのか




投資家として気になるのはやはり利益です。
2月のこの驚異的な増加率ですが、
どうやってなし得たのか、それは修正後の会社見通しに対してどういう状況か、
そのあたりは気になります。
私はカメラが好きで投資家としてではなく、
カメラ愛好家としてマップカメラを利用していますが、
その印象では特段強いセールを連発していたという印象はありません。
ですが、この増加率を見てしまうと、
かつてないほど収益性を落とした施策でも打ったのか、
もしそうだとすると、元々低い利益率なので、
利益面で大きく落ち込む可能性はないのか、
これがこの増加率を見た直後に不安になったことでした。


論点(2)
 2月のEC増加率はどうなし得たのか、特に収益性をどこまで犠牲にしたのか




というわけで、早速合間の時間を見てIR照会です。
(従来通り、私の主観と偏見に満ちた編集を施している点、ご了承下さい)


まるのん
いつも電話をしてしまいすみません。月次を受けて質問があります。

IR
はい、どんなことでも可能な限りお答えいたします。

まるのん
今回の月次を受けて、率直にEC部分の増加率に驚きました。
特に2月初旬時点では苦戦していると伺っていたので、
どのようにこの結果へ結びつけられたのでしょうか。
特にセールなどで収益率をどこまで犠牲にしたのか、
過去に例がないような施策でも打たれたのでしょうか。

IR
まず、前提として確かに好調な数値ではありますが、
決して修正後の数値から見て楽観できる状況ではなく、
引き続き3月も頑張らないといけない状況です。
ですが、2月初旬から見ればだいぶ状況は変わってきています。
まず、ご指摘の通りセールはかなり強めに打って、
トップラインを向上させる取り組みを継続しています。
但し、その規模感は12月期と同程度で、
決して収益率を大きく毀損するような施策は展開していません。
また新製品の具体的な発表がメーカーからも出てきており、
予約も積み上がっています。
CP+を境にマップカメラの動きも活発になっており、
そのような効果も出始めていると思われます。

まるのん
前提としてまだ修正後の計画達成に向けて油断できないという状況であるとのことで、
私も同じ認識です。
売上高については前年同月比で+18%が必要で、
インバウンドが剥落している中でECでどうリカバリするかを注視する必要がありますが、
今の状況をどう捉えていますか。

IR
ニコンから発売されるD5(フラグシップモデルで1機で60万とかするやつです)が
いよいよ発売になります。
これは単価が高く、また予約数も多数頂いており、
この部分は追い風になると認識しています。
但し、それでも計画達成については努力が必要であり、頑張ります。

まるのん
株主として利益面が大事になってきます。
非開示なので、定量的なことは開示出来ないと考えていますが、
売上は楽ではないが、なんとか射程に捉えつつあると理解しましたが、
利益についても同様と捉えてよいでしょうか。

IR
はい、利益も計画に対して未だ厳しい状況ではありますが、
なんとか達成出来るようにコントロ―ルして頑張っていきたい。
特に利益は12月と同程度のセールを打っており、
利益率も12月から改善は見込めないため、
トップラインと収益率の双方を見据えて、
計画達成に向けて努力していく。

まるのん
色々ご丁寧に教えて頂きましてありがとうございます。
今後も応援しています。



このIRの照会結果を踏まえて改めて論点を整理してみます。



論点(1)
 3月期の売上は+18%水準を達成できるのか



→引き続き、厳しい状況だとは思いますが、
  確かにD5はボディだけで60万台のカメラです。
  ここにアクセサリーだとかレンズもとかの消費も刺激されることで、
  それなりに売上高は積み上がることも期待されます。
  3月下旬の発売なので、3月の売上の寄与は僅かかもしれませんが・・・。
  ここはなんとか達成させてくるのではないでしょうか。
  (期待を込めて)



論点(2)
 2月のEC増加率はどうなし得たのか、特に収益性をどこまで犠牲にしたのか


→まず心配していた過去例を見ない程の施策はなかった点は安心しました。
 ただ12月と同規模のセールということで、それなりに強いセールだったことは伺えます。
 収益性はそれなりに犠牲になったようですが、まぁこれは仕方ありませんね。


以上のことから、売上はなんとか計画達成、
営業利益、当期純利益は3Q期間の利益率と同程度とみます。
実際には、3Qの売上は4Qより多いことになり、
利益率は4Qの方が落ちるはずなのですが、
下方修正をしてボーナスも削り、コスト削減もよりされていると思いますので、
楽観視して3Qと同程度で4Qの利益を算出することにします。

3Qにおける利益率は、営業利益率で3.9%、当期純利益率で2.6%です。

以上から4Q予定を算出します。

売上高(4Q) 予   : 5,692百万円
営業利益(4Q) 予  :  222百万円 (3.9%)
当期純利益(4Q) 予 :  148百万円 (2.6%)


これを元に通期着地予想は以下です。

売上高(通期) 予   : 22,670百万円
営業利益(通期) 予  :   891百万円 (3.9%)
当期純利益(通期) 予 :   585百万円 (2.6%)


会社計画は再掲ですが以下です。

売上高 会社計画   : 22,670百万円
営業利益 会社計画  :   910百万円 (4.0%)
当期純利益 会社計画 :   585百万円 (2.6%)



この予想では売上と当期純利益は計画達成、
営業利益は2%程度の未達ということになります。
ただ、繰り返しになりますが、この皮算用は
繁忙期の3Qの利益率を4Qにスライドしていますので、
同規模のセールをやったとすると楽観的です。
ですからこれが上限と捉えています。

実際には今日の電話の印象なども踏まえて考えると、
利益は更に落ち込む可能性もあり、
営業利益は5%~10%程度の未達を予想します。
当期純利益は税効果などもあり読みにくいです。


私は今期は今の所修正後のEPSを採用しており、
次期は18%成長を期待しています。
実際には、今期のEPSはもう少し下がる一方で
今のECの状況やユーザ数の増加、
また償却費の低下なども踏まえれば次期は20%程度の成長まで望める可能性はあり、
結局往って来いで概ね予想通りになると踏んでおり、
特に中長期的な目標株価を修正することはしません。


この月次を受けて、楽観した方、悲観した方、
悲喜こもごもかと思いますが、
私はトータルで中長期的にはニュートラルです。
引き続き、従来通り応援していきたいと思います。


そういえば、今日、大量保有報告書で、
ドイツ銀行ロンドン支店から同社の5%超の買いが判明しました。
このドイツ銀行ロンドン支店とは、
どうもあまりお行儀のよくないファンドに感じていて、
どうなるかわかりませんが、とりあえず暴れずに放っておいてほしいですね。








人気ブログランキングへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tryinvesting.blog.fc2.com/tb.php/698-d241fbbb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
◆最近のお気に入り