十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


日本は技術立国と言われていますが、
それがかつてのように世界を席巻するようなレベルであるかはさておき、
日本のものつくりへの技術は今も素晴らしいものであると認識しています。

一方で技術だけではなく、それをいかに商品やサービスとして展開するか、
シーズとニーズをマッチさせてビジネスとして成功させていかないと、
将来展望が描けない
のだろうと、当たり前のことを考えています。

どうしても私のような初心者投資家は、
新たな技術や製品、サービスが生み出されると、
それがいかに世のため人のためとなるかを色々考えて、
そのモデルが成功するバイアスがかかって評価をしてしまいがちだと思います。
(私のようなお人よしだけかもしれませんね)

日本の多くの企業が高い技術力(スキル)を持ち、
それを元に製品(サービス)を開発してビジネスを行っています。
こういう取り組みに応援したいと投資しようと思うわけですが、
改めてシーズとニーズのマッチという点には留意が必要だと感じています。

最近、企業のIRを見ていると、
○○の投資のため一時的に利益が下がるものの、次期には花開く
というような内容が多いです。
○○の投資というのは、シーズを高め、
それを製品(サービス)という形で提供するために行われるものですが、
この時点でニーズがあるものなのかどうか、
もっといえばニーズは希望的観測か、そこに逼迫した状況として存在しているものか、
ニーズの存在についての確度が大事なのです。

表面的な魅力だけに踊らされず、
その先に花開くということが予見できる確度というものも、
併せて考慮するようにしないとなりません。

以降の冗長な文章をお読み頂ける方は、続きを読むよりお進み下さいませ。




週末にカメラの祭典である CP+2016 へ行きました。
キヤノンやニコンなどの大手メーカブースや、
アイデア商品を扱うような小型ブース、
写真を撮って楽しむための印画紙やフォとアルバムを扱う企業のブースなど、
多彩なブースを巡っていると、
写真を趣味にするアマチュアカメラマンの端くれとして、
それはそれは楽しいイベントなわけです。
(カメラを趣味としていない人には???な話かもしれませんね)

最近はイベント参加というと、IRイベントが多かったのですが、
自分の趣味に関連するイベントは想像力を搔きたてられていいものです。
子供の写真もただハードディスクに眠らせているだけでなく、
家に飾るのにこんなオシャレな飾り方があるのかとか、
せっかくなら1年間の成長記録の写真として、
ちょっと変わったこんなフォトブックでも作ってみようかなとか、
写真を楽しむためのアイデアがいっぱいで、ウキウキしてきます。
お金を使うことに対してウキウキするなんて滅多になく、
IRイベントのように常にお金をどう殖やすかということばかり考えて、
イベントに参加していたので、とても新鮮なものでした。
こういう機会も大事にしないといけないなと改めて思いました。
お金を殖やすことはもちろん楽しいわけですが、
お金を消費することも本来は楽しいもののはず
です。
私の場合はケチ精神が染みついていて、
ついつい消費に対してはネガティブになりますが、
自分が豊かになれると思うものにはもっと消費すべきなのですね。


CP+でのカメラや写真のことを語りつくせばいくらでも
ここに書けるのですが、それはこのブログの趣旨と異なるので、
欲求を抑えこんでここでは遠慮したいと思います(笑)。

私はキヤノンユーザーなので、キヤノンのブースはなんとなく細かくみますが、
今年は現在開発中としてリリースされている、
8K映像に関する体験コーナーがありました。
8Kとは簡単にいえば、超高画質の映像技術です。
最近では当たり前となっているフルハイビジョン(HD)の進化版として、
量産もされるようになってきた4K技術の更に上をいくもので、
現時点では量産には至っていない研究開発中の技術です。

私は今のフルハイビジョン(HD)で満足していますし、
量産化されている4Kを量販店などで目にしても、
確かにきれいだけど、衝動に駆られるようなサプライズはなく、
このため、8Kについてもこんなに進化させたところで、
何処にニーズがあるのだろうと半信半疑の気持ちを抱いていました。

ところがです。さすがに映像に疎い私が見ても、
明らかに8Kは違う次元でした。
映像の奥行に立体感があり、CGを見ているかのような繊細な画素表現に、
ただ圧倒されました。東京オリンピックまでにどこまでこの技術たちが製品に反映されるのか、
そこは未知数ですが、ぜひそういった製品を開発して欲しいと思いましたし、
日本メーカーの技術力はやはり素晴らしいものだと感じることが出来ました。

特に映像機器事業ではテレビなどに代表されるように、
サムスンやLGなどの海外メーカーの台頭により、
日本メーカーは完全に疲弊してしまいました。
映像技術の画一化と価格競争戦略に見事に敗北した結果ですが、
技術の高さと製品の市場へのフィットというのは、
別物なのだということを証明している事象だと認識しています。

ソニーのウォークマンにしても、シャープの液晶にしても、
その技術はその時代において素晴らしく秀でたものだったわけですが、
それが市場をずっと席巻し続けるためには、
技術力だけでなく、マーケット分析などを踏まえた営業力が備わっていないと、
生き残れないのだと思います。

私はこの技術力(シーズそのもの)と営業力(ニーズをフィットさせる要素)を
マネジメントすることが経営の重要な要素だと考えていますが、
この経営に関する視点が日本企業は弱いものと考えています。

私も一サラリーマンと大企業に勤めていますが、
自社を振り返ってみても、
やはり技術力は高いですしそこに相応の投資をしているわけですが、
一方で、営業力と分類されるものはちょっとなおざりになっている印象です。
そして何よりそれらを統括する経営に関しては圧倒的に弱さを感じます。

経営企画セクションがもっと強くなり、
このシーズとニーズをうまくマネジメントする戦略立案、施策展開などの
PDCAをダイナミックに会社全体に波及させた組織を持たないと、
強い企業にはならないと思います。


冒頭のキヤノンの8K技術についても、
私は本気でキヤノンに頑張って欲しいと思っています。
ソニーだって技術力は素晴らしいですよね。
こういう素晴らしい技術がある一方で、
間違いなく映像機器について国内の一般的な消費者の意識は、
低コストにシフトしています。
そこにどんなブレークスルーを生じさせて
この技術を収益に結び付けるのか、
経営の素人の私には全く想像が出来ませんが、
大企業に投資をするのならば、8Kに限らずこういう新たなシーズが、
どう世の中に対して変化の作用を実現していけるのか、
その可能性と経営への期待を込めて投資をするというのは、
夢があっていいなと思います。
もちろん、今の私がキヤノンやソニーに投資することは、
投資方針のルールからもありえませんが、
こういう視点で企業を精査をしていくのも面白いと思います。

今日も車産業の新たな成長のために、
トヨタからも新体制のリリースが出ています。
日本人はなんでも組織論から入るところがあるのですが、
組織論は大事ですが、ぜひ、内容の伴う魅力的な経営を
勉強させて欲しいと感じます。

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コメント
この記事へのコメント
根本的には、自分を豊かにするためにお金を使うのではなく、他人を豊かにする為にお金を使うように意識すると良いのではないかなと思いました。
お金なんて使い方さえ間違えなければ使えば使うほど入ってくる、突き詰めれば資本主義社会はお金を貸したら金利が発生するという所に収束するので、皆が使わないでいると成り立たないシステムです。

そんな前置きはさて置き、日本人の技術が素晴らしいという話。確かにその通りではありますが、最近急に日本礼賛論が増えてきましたね。ちょっと違和感があります。

僕も日本人の技術は素晴らしいところが多い、こだわり気質だと思いますが、無駄も多いですね。
非生産性というか、余計な所に注力している部分はあるかもしれませんね。悪名高いISOとか、仕事のための仕事が増えてきているような。文書が増えてくると文書に不備がないか確認するための時間も増えてきます。最近は大企業ほど「その仕事本当に必要なの?」というような業務が多いかもしれませんね。大企業は守られているからそれでも成り立つのでしょうが、それが日本のためになるのかというとちょっと疑問なところも多くなってきていると思います。

格差が広がりすぎましたね。日本らしくない。半社会主義で頑張っていこうという感じが欲しいところではあります。


閑話休題。

文章が長くなるのは僕も同じです。読者の時間泥棒にならないようにしたいとは思っているのですが、なかなか難しいですね。
何度も何度も推敲をしたり時間をおいてから読み直したりすると良いかもしれません。文章を削るというのは苦痛ですが、致し方ないですね。
楽しくやれればそれが一番、ブログなんてやりたいようにやれば良い、んですけどね。

それでは。

そうそう。SBSHDは別にそんなに悲観するほどのことはないと思います。僕も株主ですが、お互い国内業績推移を注視しましょう。
2016/03/03(木) 23:04 | URL | MEANING #BTpCRXMw[ 編集]
>MEANINGさん
こんにちは、MEANINGさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
MEANINGさんの直近の記事も拝読させて頂いた上での返信ですので、
ドキドキしてしまいますが(笑)、
貴重なご意見に対する私の考えを書いてみます。



お金を使うという話ですが、
資本主義の前提として他人を豊かにする使い方というのは、
理想形ですよね。このような好循環が機能し続けていれば、
幸せな社会が形成されるのだと思います。

私はどうしても器の小さな人間なので、
ついつい自分がまずは豊かになることに目が行きがちなので、
今回ご指摘頂いて意識してみないとなと思いました。
(とはいいつ実践はなかなか難しいと思いますが)

実際、投資をされている中で、
その儲けの一部を寄付したり、
他人の豊かさへ繋がるように資金を循環させることに貢献するような、
ことに取り組まれている方もおりますので、
本来はそういう姿も見習わなければなりませんね。


日本礼賛論の件ですが、
私はこれは良い面、悪い面、双方があると感じています。

悪い面はMEANINGさんのご指摘の通り、
その効率性が犠牲になっていることで、
そもそもの競争力が損なわれている点です。

技術はいいものを持っていても、
それを形成するために、
または維持するために、日本流の縦割り大企業的な無駄ばかりやっていると、
結局競争優位性が保てないという点は、
現実だと考えています。

一方でこの無駄こそが日本人らしさでもあると認識しています。
ちょっと例が悪いかもしれませんが、
寿司職人の育成についてですが、
かつてはそのスキルを体得するために、
10年は下積み期間があって、その後ようやく魚に触ることが出来て、
そこから更に20年は修行をして30年でようやく一人前、
みたいなことが普通だったと思います。
考えてみるとこんな非合理的なことってないですよね。
早く魚に触り、さばき方を学び、
握り方、巻き方を実践していけばいいのです。
ですからそういう合理性を追求して1年にも満たずに、
寿司の握り手としてデビュー出来るような、
寿司の学校なるものが存在してきています。

寿司を握るために、
必要なスキルを徹底した合理化プログラムの中で身に付けることで、
30年の修行などなくとも数ヶ月でデビュー出来てしまいます。

私はこの短期デビューは全く否定もしませんし、
むしろそういう選択があるべきだし、
特に今のように合理主義の方が増えている中においては、
自然の流れだとも思っています。

但し「職人」として魚のことを知り尽くし、
カウンターにおける対人スキルや、
握ることだけではないいわゆる江戸前仕事的なものを体得するためには、
私は一定程度の無駄と思える経験も必要ではないかとも思うわけです。


無駄ばかりをしていると競争優位性を失ってしまう、
しかし徹底した効率化を追求し過ぎてしまうことで失われてしまうものもあり、
一長一短だと思っています。



なお、日本礼賛論について私はどちらかというとポジティブに受け止めています。
前述の通り、弊害がありうることや、
奢ることがあってはなりませんが、
日本人はただでさえ自己肯定感が弱いとも言われていますし、
私などはその最たる存在です。
自分が為していることはごく小さなことだし、
もっと成功している人はあまた存在しているし、
自分なんてまだまだだと捉えています。
これは事実ですが、一方でもう少し胸を張ってもいいとも思うわけです。
自分に自信を持ち、アイデンティティを持って対峙することは、
物事を成功に導く鍵でもあるように思います。
(自分は出来ると言い聞かせてやった方が成功率が高いと思う)


文章が冗長である件ですが、
ブログで文章を開示している以上、
読者の皆様へ配慮して読みやすく、論点が明確で、
かつ独自の視点を持った記事をUPし続けることが肝要ですね。
そのためには、MEANINGのご指摘の通り 、
推敲し、時間を置いて読み返し、更に文章を削るなどが有効であることは、
私も同意しますが、一方でそこまでやるモチベーションがないことも事実です。

私は本を出版するわけでも、
誤解を恐れずに言えば何かを読者の方に訴えたいわけでもなく、
自分が考えていることや心を露呈させて、
自分自身へ向けたメッセージを残すというような目的で運営していることもあり、
そういった平凡なサラリーマンが投資に向き合う上で
苦楽をしている様をありのままに見てもら得れば位に考えています。

そういった時に推敲、読み返し、切り取りなど、
いわゆる編集に注力するかといえば、
そこまでやる気がないということも事実です。

ですから、今回、冒頭にサマリを記載するようにして、
残りの詳細の部分は冗長万歳!で好き放題書こうと考えています。

少し続けてみて、またやり方も検討したいと思いますが、
MEANINGさんのご指摘の通り、やりたいようにやればいいという点は、
私もその通りだと思います。

TVでつまらなければ見なければいいという件で、
炎上したこともありましたが、
私は誰からもスポンサー料ももらっていませんし、
謙虚に読者の皆様に向き合いながらも、
皆様に迷惑にならないのであれば、好き放題やろうと思います。


SBSHDの件は、国内の収益性低下が心配ですが、
今の所それは顕在化していませんので、
当面は注視して様子見というスタンスです。
人件費のマネジメントなどの如何によっては、
落ち込む可能性もありますが、
今の水準であれば私は期待値の方が大きいのでおとなしくしています。







2016/03/04(金) 00:07 | URL | まるのん #-[ 編集]
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