十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


コムチュアから株主還元政策において材料が出ています。

配当予想の修正(増配)に関するお知らせ(PDF)

株主優待制度および四半期配当制度の導入に関するお知らせ(PDF)


・増配
・優待新設
・四半期単位の配当実施


開示の一覧を見て、私は???となりました。

直近の業績について、
3Q決算を踏まえて今期の計画達成がやっという状況で、
4Qはそれなりのハードルがあると認識しています。
ですから、業績の修正も伴わずの増配には少し戸惑いがあります。
(元々それなり配当性向も高かったですからね)

更に違和感といえば、優待新設です。
過去に何度もIRフェアに足を運び、
都度、向会長には優待新設の件は確認をしていました。
その際には、機関投資家などメリットを享受できないこともあり、
配当で報いたいという方針で、優待新設は全面否定されていました。
ですからこのタイミングでの新設には相応の驚きがあります。


一般的には増配+優待新設ですから好材料と受け取られますが、
私は必ずしも手放しで喜んでいる状況でもありません。


やはりなぜこのタイミングなのかということです。


ひとつの可能性として今期の計画未達、
もしくは次期以降での減速傾向を会社として認識し、
これに対する事前エクスキューズではないかということです。

但し、その場合、わざわざ事前に発表するのも場合によっては心象も悪くしますし、
出すなら悪材料と一緒、もしくは悪材料を出してからやるのが順当な気がするのです。
そもそもエクスキューズだというなら、もっと株主総会を意識した時期に対処するとも思われ、
このタイミングでエクスキューズ目的の開示をするのは可能性が低いと感じています。
(結果的に計画未達が残されていることに変わりはありませんが)
そもそもエクスキューズするなら、
他にも自社株買いで見かけ上のEPSを上げるなどの対処も取れたわけです。
増配はともかくこれまで理由があって否定していた優待にまで手を出したのか、
この点は気になっています。
そして仮に今期未達とか業績懸念が台頭しているとすると、
配当性向は更に高まるわけです。
今の計画ベースで見ても配当性向は優待込ですと50%を超えることになります。
配当性向100%超の会社もある中では別にそんなに異常なことではないともいえますが、
私には相当奇異にみえます。ですから現時点で未達が台頭しての、還元増も考えにくいと思います。


もうひとつの可能性として、内部留保を抱える必要性が薄まったことにより、
より還元姿勢を前面に出そうということになったのではないかという点です。
私は還元より内部留保させてそれを中長期的な成長に使ってもらった方が、
ありがたいと考えています。
配当として税金を引かれて入金された上で自分で運用することを考えるより、
期待して投資している会社がそれを投資に回して、
更なる成長に使ってもらった方が、効率的だと考えているためです。
クオカードは確かにもらえば嬉しいですが(笑)、
基本的にはそれよりは成長に回してほしいというのが私の感覚なのです。
ですから、こういう材料を目の当りにしてしまうと、
むしろ内部留保を抱えて成長投資をするに足る案件が減っている?
つまり成長余地が狭まっているのか?
とも読めなくないわけです。

するとこの増配、優待新設というのも少し景色が違って見えてきます。
今期はM&Aの話が社内で進捗していたようで、
私も会長とお話しさせて頂く中で、その難しさは感じていましたが、
それでもよい案件の話がまとまれば
更に同社の魅力も向上すると期待を寄せています。
しかし、直近で話を伺った時には、やはり色々壁が高いような、
向会長としては珍しく弱気な発言もあったので、
きっと当面はないのかななんて感じていたわけです。
そんな中で、より還元を鮮明にしたとなると、
益々資金を使っての成長へのシフトが
緩まっているのではないかと懸念が大きくなっても仕方ありません。


社内に内部留保をしていてもなかなかタイミング的にも有効活用出来ない、
それならば思い切って還元しよう!という発想は私は間違っていないし、
良い判断だと思うわけですが、
それが私の一番重視する成長力の慢性的な低下を招くような事態となっていると、
投資前提が崩れるので由々しき事態です。
ROEを高く維持するためには、
適正な成長と適正な還元の上に継続されるべきものと思いますが、
それが歪んだ還元政策の上に実現されているものだとしたら、
その高ROEの評価も少し厳しめにみないとならないかもしれません。


いずれにしてもこの還元政策が出てきたことを元に、
ファンダメンタルズがどうかなんて考えてみても何も浮かばないので、
立場はニュートラルにして決算を待ちたいと思います。


四半期配当というのはあおぞら銀行などで実施されていることを認識していますが、
あまり私は知り得ません。
配当などおまけだと感じているので、そのタイミングが半期だろうか四半期だろうか、
私には関係ないことですが、株価が動きやすいタイミングが増えることは、
少し憂鬱ではあります。


今回の材料は一般的に見ればポジティブなものだと思います。
しかし、私が感じているのは相応の違和感です。


なぜこのタイミングなのか、
なぜ業績が想定ライン上(と思われる中)で敢えてやるのか、
成長投資への内部留保とのバランスはどうするつもりなのか、
この辺りが少し不安に感じています。



好材料であっても不安になるなんて、
贅沢な悩みと指摘されてしまうかもしれませんが、
私はこの開示を見た時からずっとモヤモヤしています。

しかし優待はやらないという会長の発言には
だまされたなぁ~(笑)
せっかく新設したのにこんな言われようでは本望ではないと思いますが。

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