十分な教育資金と老後資金のために

週明けの今日、日本株式市場は大きく反発しています。
今回の一連の暴落について振り返るのは時期早尚ですし、
そもそもこの後もまだだらだらと下げ続けたって何ら不思議ではありません。
(というか、早速今日の引け後では先物が下がっていますね)

ですが、この暴落の中で色々感じていることを、
記憶が鮮明のうちに書き留めておきたいと思っています。

大きくこの記事では以下2点のことに言及してみます。


1) 暴落局面でパニックにならないために必要なこと

2) 暴落局面では一息ついてみることも大事




まず今回の暴落を前にパニックにならなかったこと、
これには大きな手応えを感じています。
(ツイッターではだいぶ取り乱しましたが…)

日経平均が20%以上も年初から急落して、
しかもそれが1ヶ月半という短期の間に形成した調整局面ですが、
これはアベノミクス後から本格的に投資を始めた私にとっては、
間違いなく異次元の状況です。
私のPFも指数ほどはマイナスでなかったわけですが、
それでも10%以上の目減りを受けて、
パニックにならなかったというのは、
玄人でこれまで幾度となくショック安を潜り抜けて来た方からすると、
当たり前の所作かもしれませんが、
私のような初心者にとってはこの当たり前の所作さえも
大変な試練であるわけです。


これにはいくつか要因があるように思います。

まずひとつは、私が拠り所としているのは、
各企業の業績や成長性を加味したファンダメンタルズであったということです。
そしてそれに大きな変調見通しを認識する必要がなかったことです。
つまり、ファンダメンタルズは不変であるということを信じ切れているということです。
不況耐性なども考慮してファンダメンタルズを予め評価出来ていたことで、
その信じる心をなんとか失わずに済んでいます。
チャートや需給といったテクニカル指標などを使っていると、
いくつものありえない転換シグナルとかが出現して、
不安に不安が増長されていくことになると想像しますが、
そういう追って迫りくる恐怖感と無縁でいられたというのは大きいです。

この暴落の中、主力の日本管理センターは好業績を継続して、
株価は逆行高を演出してくれました。
これがPFを下支えしてくれていたわけですが、
これは単にPFのパフォーマンスを下支えしてくれたという事実以上に、
私のメンタルを、つまりファンダメンタルズさえよければ大丈夫、ということを、
強く印象付けてくれるメンタルの拠り所として機能してくれました。
そもそも日本管理センターのPF寄与など、主力であっても、
この暴落局面では焼け石に水状態だったわけで、
PFのパフォーマンスの貢献以上に、メンタル面での貢献に感謝している次第です。

ファンダメンタルズさえよければ大丈夫、これを強く信じられたことが、
第一のパニックにならなかった要因
だと捉えています。


それから第二の要因として、
投資スタンスの中に今年から現金及びヘッジ目的のベアETFの比率に対して、
理想的な目安を客観的なPER指標を基に設けていた
ことです。
私にとってはこれは試行的にやってみたところが強かったわけです。
きっかけは、相互リンク先のゆうゆーさんから学ばせて頂いている中で、
ゆうゆーさんは各銘柄の割安度を算出して保有比率をリバランスしたり、
現金比率を調整されたりしているのを拝見したことです。
私もこれまで感覚に頼っていたところを、
少なくても拠り所となる目安という位置づけで、
まずは完全なる感覚ではなく一歩踏み込んでモデル化してみようと思ったのです。

今年に入っていきなり実践でここまで使うことになるとは思っておらず、
この目安が妥当であるのか大きな不安がある中で、
運用を余儀なくされたことはもっと早く試行しておけばよかったと後悔しましたが、
それでも感覚で調整していた昨年に比べれば冷静に対処が出来る拠り所となったことは、
この運用を試行段階とはいえ対応しておいてよかったと思いました。


私は相場の上下やPF全体の割安さをモニタリングすることはこれまで対応しておらず、
各銘柄の目標株価までのGAPという形で個別最適で可視化していましたが、
全銘柄が軒並み暴落する局面ではフリーズしてしまうこと必至だったわけです。
しかし、指数が暴落したというけれど、明日騰がる下がるではなく、
指数全体のPERを眺めてどのくらいのバリュエ―ションにあるのかを客観的に眺めて、
ベアETFの比率を主にチューニングし、
PF全体の割安さをPERで測定して、それを基に現金比率をチューニングし、
更に全体を眺めてこの現金とベアETFのバランスを見て
えいやーで作った目安はその妥当性はさておき、
相応に自分の冷静は判断の助けになったと改めて実感しています。

課題はもう少しこのモデルを精緻化するというか、
経験や実績に基づいて理想的な比率やモデリング方法を独自に改良していき、
より拠り所として目安としての機能性を高めることだと思いますが、
それはこういう相場の波を何度も乗り切ることで対応出来ていくものだと思いますので、
今の市況にはメンタルの維持と自分自身のリスク度合いに見合ったモデル構築という面で、
好機と捉えていきたいと思います。


未完成であるし試行段階だったとはいえ、
相場全体のバリュエ―ションを基に目安となる比率を拠り所にして
日々対応出来たことが第二のパニックにならなかった要因
だと捉えています。



パニックにならなかったという当たり前の所作ですが、
他にも細かな要因はいくつかあるのでしょうが、
2つの要因を挙げてみました。
そしてこの2つの要因がうまく融合出来たことが大きかったと考えています。

つまり資金を投じているそのポートフォリオは、
各企業に投資をしているというミクロな見方と、
総資金の何%を株式として保有していてリスクを負っているというマクロな見方と、
両面の問題が混在しています。

不安は保有している個別の株価が下がったらどうしようというミクロの焦りと、
こんなに株式に資金を投じていて毎日毀損していく資産を見て全体が減っていくというマクロな焦りと、
両面があるのだと思います。

個別の値下りに対する焦りは、
個別のファンダメンタルズがしっかりしているのだから落ち着けと自分を制止させ、
全体の資産毀損に対する焦りは、
現金やベアETFでのヘッジや保護の目安を割安性を基に決めているのだから、
どこまでも減り続けることは可能性として高くないだろうという呼びかけとが
うまく全体の不安を抑制してこられた点にあるのだと思います。

今後まだ相場全体が軟調に推移していく可能性は私も相応に可能性として高いと感じていますが、
相場の動向云々は予想できないので
どういう相場の動きになったとしてもパニックを起こさずに生き残り続けることが大事だと思いますので、
この2つの要因をよく心に留めて対応していきたいと考えています。






次にこの暴落の中で気が付いたことですが、
下落局面ですぐに買いを入れなかったことです。

昨年までのエボラショックだとかチャイナショックだとか言われた時というのは、
暴落するとすぐに手を出していました。

その時の自分を弁明するようですが、
確かにその時々でも目標株価は定めていて、
それが合理的にGAPが大きくなり上値余地が広がったと判断してのアクションなので、
決して今でも誤りだったとは思いませんが、
少し前のめりの拙速感があったことは否めません。

これは結果論ですし、そう期待通り動かず機会損失になるケースもありそうですが、
暴落局面の時こそ、一歩踏みとどまってから買いを入れるというのが、
タイミングとしてよいという感触があり、
そのこれまでの学びを少しだけ活かせたような気がしています。

確かに今回の暴落局面で、買いを入れていますが、
全部が底値で買えるなどというイリュージョンなどありえません。
あったとしてもそれはまぐれでしょう。
底値で買えたかどうかより、
相場のボラティリティが大きい時には、
普段は無視をしている需給など複合的な要因で、
オーバシュートしやすい環境があることも事実なので、
我を通し過ぎてそんなことお構いなし、
すぐにでも買いを入れていくというやり方だけに固執しないで、
一歩待つということもよいのではないか
と改めて実感しました。


よく落ちるナイフには手を出してはいけない、
などと言われます。
コツンと音が聞こえてから買うとも言われます。
私は金曜日にコツンの音は聞こえませんでしたが(笑)、
一歩待って買うの「一歩待った上での指値買い」は今日だけの結果を見れば奏功しています。
ただこれも明日以降どうなるかわかりません。
コツンの音とかナイフの話はどうでもよく、
やはり自分が安い、買えると思えば個別を買えばいいのですが、
それをあまり拙速に前のめりにならず、
少し肩の力を抜いてやるということも大事なのだろうなということです。
暴落が続くとついつい頭がかーっとなってしまうのですが、
今後もこういう展開があるでしょうから、
そういう時こそ、一度深呼吸をして一息置くというのが大事だと思います。


長くなったので、また別の機会に、
何かメモを残しておこうと思うものがあればこの暴落の局面で感じたこと、
勉強になったことを書き留めておきたいと思います。

【追記】
その2をアップしました。 こちら
コメント
この記事へのコメント
アッハッハ
二息くらいついてしまい買い損ねました(笑)
現金比率を高め、リスク管理しつつ欲しい銘柄を狙ってましたが、ナイフが跳ね返って飛び上がっちゃいました。
やっぱり、ナイフがどこまで落ちるのか、まるでわからないですね。
まだだ、まだ落ちるぞ!て思ってたら失敗しました。資金が少ないから安く買いたい、て欲張っちゃいました(笑)。
ある意味で暴落に翻弄されてます。冷静に指値を定めることができませんでした。
落ちるナイフに手を出すことに恐怖を感じたのかもしれません。

まるのんさんは買い増し、上手くいったようでおめでとうございます。また、日々成長なさってる様子がブログを見ていると感じられ、私も頑張ろうと気合いが入ります。今後ともよしなに。

リーマンショック並の下落なんて言われてる厳しさですが、お互い頑張りましょう。
とりあえず生き残る事を目指します(笑)
2016/02/15(月) 23:12 | URL | 株主二年生 #-[ 編集]
エスクリショック勉強になったわ。個人投資家に人気銘柄きおつけないと。あかん。ほな、さいなら
2016/02/16(火) 19:29 | URL | レイフォント #-[ 編集]
まるのん先生こんばんは。

興味深く拝見しました。

「一呼吸置く」「下落局面で冷静になる」必要性を感じています。

そのためにも、現金をある程度確保しておくことが必要ですね。

それにしても、ここ最近変動幅が大きく、難しい相場ですね。

そんな中で、サンセイの大幅な上昇を予見していたまるのんさんはさすがです。

エスクリはいろいろな見方がありますが、決算資料を見ても流石に下げすぎだと考え、「一呼吸おいてから」買いを検討しています。

寒く、インフルエンザも流行期なのでお身体ご自愛ください!
2016/02/16(火) 21:18 | URL | ゆったり #-[ 編集]
>株主二年生さん
こんばんは、株主二年生さん。
私は逆に一息つく前にそれなりに買いを出動していたので、
この記事はあくまで自分への戒めも込めています。
遅すぎて買えない方もおられれば、早過ぎてスカンピン状態の方もおり、
短期で一喜一憂しても仕方ないですよね。
そもそも今回の暴落は終わったとも言い切れず、
まだまだよい買い場があるかもしれませんしね。

私も金曜日に比較的多く買いが約定していますが、
それも確かに昨日、今日の結果だけを見れば
良い方向ですがどうなるかなんてわかりません。
まだ市況はボラティリティも高いようですし、
外部要因も含めて全く予断を許さない状況と認識しています。

今後まだまだどうなるかわかりませんが、
生き残ることも重視してお互い頑張りましょう!
2016/02/16(火) 22:35 | URL | まるのん #-[ 編集]
>レイフォントさん
はじめまして、レイフォントさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

エスクリの件ですが、私もツイートもしましたが、
大変勉強になりました。
というか、今後の糧にしないといけないなと強く実感しています。

エスクリの下方修正は正直なかなか予見できなかったと思いますし、
私も開示を見た時には目を疑いました。
と同時に、社長のリーダー力を強く意識していて、
それが大きな魅力で業界を知り尽くしていることも踏まえて、
長期的な失敗リスクは今でも低いと感じています。

今回の主因となっている人材育成については、
成長を急ぐばかりに後手に回った結果、
大きな痛手となっていますが、
改めて人材の重要性を教えてくれるよい題材だなと思います。

もしかするとビジネスモデルや社長のリーダーシップ、
または強い財務など様々な成長を牽引するバックグラウンドがありますが、
それは人材がきちんとしているという前提付きなのかもしれません。

ビジネスモデルがどれだけ優秀でも、
財務がどれだけ岩盤であっても、
経営がどれだけリーダシップがあっても、
そのPDCAを回すのは人であり、
その人がうまく機能させるような状態が仕上がっていないと、
これらの優位性は活かせないのだな思いました。

これを他人事とせず、自分の銘柄にも当てはめて確認するようにしないといけません。


ちなみにレイフォントさんは、どのような観点で勉強になったのでしょうか。
ぜひ私もその観点を学ばせて頂きたいので、教えて頂けると嬉しいです。

また、個人投資家に人気というのはどういう銘柄でしょうか。
ソフトバンクとかも人気ですし、
トヨタとかみずほFGとかも個人には人気のようです。
ここで仰っている個人投資家に人気銘柄とはどのような銘柄なのか、
私も気を付けたいと思うので教えて頂きたいです。

その際には、どう気を付ければいいのかも、
未熟な私にぜひご教授頂けると助かります。








2016/02/16(火) 22:48 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ゆったりさん
こんばんは、ゆったりさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

現金確保というのはとても大事ですよね。
私もここ最近現金を減らしているので、
改めて留意しないといけないなと感じています。

確かに目安として定めている水準ではあるのですが、
やはり心配にはなりますね。

ちなみにサンセイランディックの件は、
私は今回の上昇を予見はしていませんでした。

確かに様々な観点でなんとか業績予想は達成してくれると認識していましたし、
CAGRも15%程度を見込んでいましたが、
私の想定通りの結果を出してくれた点ではありがたく、嬉しく思っています。

ただ、その結果、株価が短期的にどうなるかは開示があった後ですら、
わかりませんでしたし、正直短期的にはまた暴落の波にさらされることだって
ありえると考えています。


私はエスクリはやはり今の状況では買えませんが、
来期にきちんと開示の通り回復出来ると思えるのであれば、
絶好の買い場だとは思います。
ただ優待のクオカード欲しさに買うというのは、
ちょっと個人的には理解出来ませんが。
(もちろんそれを否定するものではありません)

エスクリの問題は人材に絡む問題が大きく、
仮に当面の体制は繕えたとしても、
本質的には構造的な問題を孕んでいると考えます。
人材育成はエスクリが推し進めている施設拡大のように、
資金と投資判断のノウハウだけで力技で一朝一夕に築けるものではありません。
(施設拡大だって一朝一夕ではないとは思いますが)
金で片付けようとすれば当然収益への影響は甚大でしょうしね。

もちろん、これは私の私見ですから、
大きな問題でない、来期は大丈夫という見方もあるでしょう。
それぞれの判断で対応すればよいと思います。

ゆったりさんも体調には留意されて下さいませ。

2016/02/16(火) 23:02 | URL | まるのん #-[ 編集]
せやな
2016/02/16(火) 23:10 | URL | レイフォント #-[ 編集]
>レイフォントさん
こんばんは、レイフォントさん。
やはり私のご質問にはご回答頂けませんかね。

もちろん私は教えて頂く立場ですので、
お待ちするしかありませんが、
もしよろしければぜひ、
何かヒントでもよいので教えて頂けると嬉しいです。
教えてばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
2016/02/16(火) 23:30 | URL | まるのん #-[ 編集]
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