十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


シュッピンの暴落について反省すべきことは、
企業分析が甘かったとか、
業績の変調を読む洞察力が不足していたとか
分析そのもののスキルのことが主体ではないと考えています。
標題の通り、「自分の想定内と世の中の想定外」を
うまく理解して対処が取れていない点に改善の余地があるように思います。


分析スキルという点で、
私自身に絶対的な分析力が不足していることは、
誰よりも自分が一番よく認識しているつもりですが、
今回のシュッピンの下方修正を受けた暴落の波に飲まれたことを、
自分の散漫な分析力のせいだと片づけてしまうのは、
次へ繋がらない反省だと考えています。

これまでシュッピンについては、
各決算を自分なりにベストを尽くして精査し、
必要なことはIRにも確認を取りながら自分なりのシナリオを立て、
きちんと向き合って投資をしてきたと自負しています。
(そのセンスのなさや質の低さへの指摘は甘んじて受け入れますが・・・)
シュッピンとの付き合いといえば、
一旦は利益確定をして2倍以上の利益をもたらしてくれたものの、
その後、今の下方修正を先取りするかのように下落を続けてきており、
自分の中では成長シナリオは変わっていないと判断したことと、
今期の下方修正を想定したとしても、
買いたいと思える水準まで来たので、
買い戻しを進めてきたわけです。
そして、その想定していた(その下限域まで凹むことになりましたが)下方修正が現実となり、
今日、株価は暴落で反応しています。

私はこれまでそのセンスや質の良し悪しは別にして、
出来るだけロジカルに自分の想定している通りに取引をしてきています。
今回の下方修正もある程度は想定していたので(といっても下限なのでかなり弱気ですが)、
実際に下方修正が出てもようやく吐き出してくれたかという気持ちで、
新たな不安の台頭はありませんでした。

私の中では想定内の動きですし、
ある程度は市場もそのように判断していると解釈をしていました。

しかし、実際に株価は暴落し、SNSなどを見ていると総悲観です。
シュッピンを擁護する声など一切ありません。
それはそれはおぞましい意見ばかりです。
この株安でもうカメラも時計も高額品なんて終わりだ、
そもそもただのEC店運営の平凡なビジネスだよね、
散々個人投資家にももてはやされただけの未達やらかしの小型株、
などなど。
みんなが業績未達をある程度は想定していると解釈していた私の予想とは違い、
業績予想の修正のタイトルを見て、
本気で上方修正を期待した人もいたくらい、
自分の解釈と市場の解釈は異なるのだなと実感したところです。

今回の反省はこの解釈の違いの可能性を考慮していなかったこと、
このことをもう少し省みたいと考えています。

自分は当然ある程度みんなが未達懸念を抱いているはずだ、
だから株価は停滞しているはずだ、
今期の未達はそうなったとしても要因は明確で中長期的トレンドは変わらないはずで、
それを市場も理解しているから一時的には少し下がっても、
中長期的にはきちんと評価されるはずだ、
そんな自分の中で思い描くシュッピンの足元の状況を想像した時に、
その自分自身の想定は、当然私のような初心者が思い至ることなので、
市場参加者の多くが同じ想定をしているはずだと、思っていたわけです。

しかし現実には違ったのです。
同社の株式を保有する個人は、多くは未達懸念など抱いてなかったのか、
その発表に驚き、悲観し、PTSで投げ、今日もS安付近まで売り叩き、
それをただ目をまん丸にして私は見ているしかできなかったわけです。
(いや、その静観は正しい判断だと自分では今は思っています)

確かに3Q単計で見て新たな懸念が生まれたともみられる内容なので、
それで売っているのなら理解しますが、
20%も下げて投げるようなものではないと思いますし、
結局みんなにとっては想定外のことだったに尽きるのだと思います。


自分の中の想定内、しかし世の中では想定外ということが、
あるということです。
私はこの平凡な自分が思い至るようなことは、
少なくても今期の未達かどうかという足元の状況については、
当然世の中の人はみんな想定していると勝手に解釈をしていました。
むしろ短期的なことは皆が共有している中で、
中長期の見立てとしてまだ時間をかけて織り込むべきことが織り込まれていない点に、
投資妙味があると考えて、長く持ってゆっくりと利益を確保していくスタイルを取ろうとしています。

しかし、足元のことも自分の想定内が世の中の想定と乖離していることを目の当たりにして、
自分が理解していること、認識していることが、
当たり前のように世の中に共有されているとは考えない方がよいということがよくわかりました。


今回の件も、私は下方修正を想定していました。
と同時に市場も下方修正をある程度は想定していると解釈しました。
しかし、ここでその解釈を疑っていればどうなったのか。

私は下方修正を織り込んでいる。そしてその上で、目標株価まであと70%の上昇余地があると考えています。
当然、市場もそのくらいの潜在力は見ているはずだ(例えば下方修正があったとしても)、ではなく、
いやいや市場は下方修正など想定しておらず20%程度までは未達がありえて、
それを想定していないと20%程度の下落はあるかもしれない。
もちろん未達でなければそんな嵐には巻き込まれずに済むが・・・。

この時、未達/達成でどういう動きになるかです。
もちろん、完全に0、1の話に単純化出来るわけではありませんが、
想定の有無で分けて考えてみます。

<市場は未達を想定していない場合>
・未達(20%) 今日のように株価は20%近く暴落する
・達成(0%) 想定通りと無反応(ニュートラル)

<市場も未達を想定している場合>
・未達(20%) ちょっとは下げるかもしれないが、暴落はなく次期を見極める動きになる
・達成(0%) 上方向を目指して緩やかに評価されていく(それも次期による)


私は何の疑いもなく、未達を想定していると思っていたので、下段側を想定していました。
しかし、発表直後のSNSの反応を見てむしろ拍子抜けしました。
みんなが想定していなかったわけですからね。


上段を意識していれば、違った対処もあったかもしれません。
具体的には、上段を意識して少しポジションを軽くしておくといった対処を取ることで、
結果的に下段の達成時のように上方向を目指す局面になったとしても、
それを確認してから買い戻しても、
70%の上昇余地が少しロスするだけで大きな痛手にはならなかったわけです。

しかし、上段を全く意識せずにそのままトップギアでぶっこむと、
いざことが起こった時に今日のようにまともに20%の下落を頂くことになります。


何も疑わないで突っ込むことがこういうリスクがあることなんだということを、
正しく理解して突っ込んでいない、
自分のシナリオが崩れていないのだから何がいけないのか、
いやむしろそんな市場の評価の大小で自分のポジションを変えるなど、
投資方針に反するなんて頑固になってみたところで、
それは独りよがりなのかもしれません。

相互リンク先のろうすけさんがちょうどこんな私に示唆を与える記事をUPして下さっています。
一貫性の罠


自分を客観的に見るということと、
自分の考えが世の中のコンセンサスとどう差異があるのか(あるかもしれないのか)を
考えることは本質的には同じことだと思います。
そして、そこで様々な可能性の中で自分がリスクとして許容すべきことというのを
その時のベストを尽くして判断することは、
首尾一貫の投資方針を堅持することと同様に大事なことなのかもしれません。
ルールで縛るというやり方を一生懸命に自分に課していますが、
一方で外に目を向けて見て、自分の世界観だけで判断し、
あとはルールだといって頑固に守ることだけが全てではないように感じました。


今回勉強になったことは、
シュッピンの足元の業績を見誤って損をしたので、
次はもっと慎重に見極められるようにしようという精神論でもなく、
未達懸念が台頭した時点で売却しようという、
テクニック的なことではありません。

「自分の想定」と「世の中の想定」というものを常に客観視してみて、
その時のリスク許容度によっては臨機応変に対処するという
ルールの隙間というか遊びを持つことの重要性が大事ということです。

このルールの隙間を持つことは、
特に私のような初心者投資家には危険です。
なんてもかんでも隙間とみて投機的になりがちですからね。
しかし投機はだめということを意識した上で、
そろそろそういう隙間をうまく機能させられるようにならないといけないと思います。

今回改めてこういうことに気がつけたことは、
今日のシュッピンの損失以上に価値のある機会だったと、
一生懸命自分を慰めることにいたします(笑)。


そういえば、またこんなことを書くと荒れてしまいそうですが、
2チャンネルのとあるスレで私のことが触れられていました。
前に(今も?)ゆうゆーさんがだいぶやり玉に挙げられていて、
やはり人気者は色々な意味で大変だなと思いつつ、
参考になることもあり、たまに覗かせてもらっているのですが、
シュッピンが逝ったことで、
まるのんが・・・というコメントを頂いていて、
密かに光栄に思いました(笑)。

私はM気質でもないので、
別にもっといじって欲しいとかそういうことではないのですが(笑)、
私のような実績もスキルもない弱小個人投資家が、
このような場で銘柄と紐付けて語られるというのは、
不思議とどこか励みになるわけです。

それが例えネガティブな意見だったとしてもですね。
いや、単に死ねとか消えろとかはあまりに短絡的なので好まないですが、
私の初心者ぶりのどこかダメだとかをご指摘頂けることは、
勉強中の身である私にとってはそれはそれで、
よい機会だと前向きにいつも拝見しています。

もちろん、最低限のコミュニケーションルールが前提ですが。
(そういう意味でも死ねとか消えろ系は出来ればやめてください。)
コメント
この記事へのコメント
 まるのんさんもすっかり有名人ですね(笑
個人的にはこの年始をインバースでヘッジできている方が凄いと思います。
昨日はドイツ銀ショックらしいですが、今年はしばらく落ち着きそうにないですね。
 シュッピンの下落幅の大きさは地合いによるところも大きい気がします。
この相場ですからネガティブニュースには大きく反応するのでしょう。
2016/02/10(水) 06:39 | URL | ムルムル #-[ 編集]
自分の想定と市場の想定のズレを意識する、なるほどと思いました。良い意味でも悪い意味でも、そのズレが資産に影響しそうです。今回は悪い方向に出てしまったようですが…。

でも、下方修正と地合いの悪さが重なった最悪の状況でも、株価は踏みとどまってる印象を受けます(まるのんさん的にはゲンナリでしょうが)。
シュッピンが色々と言われてる、との事ですが、やはり魅力的な銘柄だから踏ん張ってるのかな、と勝手に思ってます。密かにジーッと監視してる銘柄です(笑)。
2016/02/10(水) 22:08 | URL | 株主二年生 #-[ 編集]
>ムルムルさん
こんばんは、ムルムルさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

ネガティブニュースと相場の地合いの悪さが重なり、
このような結果になっていますが、
一旦このあたりで止まっておいて欲しいですね。

なにせ、修正後も強気ですし、
2月の月次もよくないでしょうから、
更に悪材料が控えているかもしれませんからね。
2016/02/11(木) 00:59 | URL | まるのん #-[ 編集]
>株主二年生さん
こんばんは、株主二年生さん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

株価はとりあえずなんとかこの水準で留まりそうですが、
2月の月次も悪い(全体売上高の見かけ上が)でしょうし、
修正後の数値も現時点では未達の可能性も残された状況ですから、
もう一段下にいくタイミングなどいくらでもありそうなので、
監視して行く末を見守っておられるのがよいかもしれませんね(笑)。

ただ、今回の決算後の動きを見たり、SNSなどの反応を見ていると、
やはり注目度が高いのだなと改めて実感しました
2016/02/11(木) 01:05 | URL | まるのん #-[ 編集]
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