十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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【決算精査】7164_全国保証(16年3月期_3Q決算)

銘柄分析シート


※ここでは営業収益を売上高と表記しています。

1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

保証債務残高や新規提携も進んでおり、
代位弁済が低位で推移しており、
全てにおいて変調はなく、結果、ストックビジネスの安定感でもって、
想定通りの業績を出してくれています。

特にこれ以上何か特記すべきことはありません。
総合評価は「3」の想定通りです。


2.定量数値の確認

増収増益決算となります。
特に利益面では2桁%の増益となっていて順調です。

7164_決算短信表紙(16年3月期_3Q)

私は同社の利益成長は8%を想定しており、
そこから目標株価を算出していますが、
今期はこれまで2桁%の利益成長が続いていますので、
個人的には足元の業績には満足しています。
ただ、あくまで足元の業績としてはということです。
この実績は代位弁済の低下など、外部要因による所も大きく、
実際の成長力はもう少し控えめに評価すべきだと思います。


(1)売上の推移

ストック型の象徴であるような安定的な推移となっています。
同社の売上は、保証債務残高の推移を見ていればOKですが、
決算補足説明資料(PDF)にも表記がありますが、
これは景況感や新規住宅指数なども兼ね合いがありますが、
提携先の金融機関等の拡大及び既存取引先の深堀りの効果です。
これは当面緩やかに拡大していく傾向と考えますので、
ストックの安定性が魅力で保有していますが、
その目的通りの結果を今回の決算でも出してくれています。

7164_全国保証(FY15_3Q)売上推移



(2)営業利益の推移

累計で見れば前期比で2桁%成長となっていますが、
3Q単計で見ると、前期比で+8%弱となっています。
1Q,2Qでは2桁%となっていましたが、
3Qでは少し前期比が低下していることになります。

一部会計基準を変えたことにより、
利益項目に影響があると短信で表記されていて、
この効果が上期にあったのかもしれません。
そういう意味では、8%成長シナリオを鑑みると、
この3Qはちょうどよい心地なのかもしれません。

7164_全国保証(FY15_3Q)営業利益推移



(3)純利益の推移
純利益の推移は営業利益の考察と同様です。
特記することはありません。

7164_全国保証(FY15_3Q)純利益推移




(4)利益の状況と今後の見通し

通期会社予想から、4Qでの単計の予想は以下の通りとなります。

 売上高  :11,889百万円
 営業利益 : 8,590百万円 (72.3%)
 当期純利益 : 6,079百万円 (51.1%)

前期の4Q単計の実績は以下の通りです。

 売上高  :11,989百万円
 営業利益 : 9,922百万円 (82.8%)
 当期純利益 : 6,495百万円 (54.2%)

前期比で見ると売上はほぼ横ばい、
営業利益は6%程度の減益となります。
これはさすがに弱気なものだと感じます。

まず前期の3Q決算補足説明資料(PDF)も見ながら、前期との指標を比較してみます。

<提携先金融機関数>
 前期(12月):699件
 今期(12月):727件 (+4%)

<新規保証受付件数>
 前期: 13万件
 今期: 16万件 (+23%)

<保証債務残高>
 前期(12月):8.9兆円
 今期(12月):9.8兆円 (+10%)

<代位弁済>
 前期:90億
 今期:92億 (+2%)

 
売上ベースで一番効いてくるのは、
新規保証受付件数と保証債務残高でしょうか。

新規受付件数が伸長すれば、
保証債務残高が積み上がり、
それが積み上がればその保証額が収入の源泉ですからね。

新規受付は23%と物凄い強いですが、
これは住宅ローンの件数が増えたというより、
取引金融機関先の増加や既存金融機関の深堀りが進んでいるのでしょう。

これらを見ると売上ベースでは横ばいはありえません。
10%増はいけるのではないでしょうか。
ちなみに1Qから3Qまでの売上高の増収率の推移は、
1Q単が7.8%、2Q単が6.9%、3Q単が9.9%です。
なぜ4Q単予想が▲0.1%となるのでしょうか。
そんなことはないでしょう。

前期比10%増収としてみると、4Q単計で13,180百万円位でしょうか。
この場合の4Q累計の年度着地はというと、32,130百万円となります。
四季報予想は31,800百万円ですがまぁいい予想ですね(笑)。
四季報予想の場合の前期比は+7.1%ですから、
私の保有色眼鏡を外して10%が7%程度というのはありがちなので、
まぁ四季報予想から私の予想の範囲内くらいかなという感じですかね。


一方、利益面ですが、
ここ最近の利益の好調さは代位弁済の低下が一番効果が大きいと思いますが、
実は、前述の通り、今期3Qで微増しています。
代位弁済とは景況感が大きく悪化するとその分増加し収益を圧迫するわけですから、
この動向には注視が必要なので、この微増は少し気にしないとなりませんね。
そう考えると、これまでの増益率は少し控え目に見て、
利益率は前期比微減位で見ておいた方がいいかもしれません。
営業利益率を80%として4Q単計で10,544百万円、4Q累計で24,684百万円です。
四季報予想は24,500百万円ですから、
こちらもやや強気ということになります。

同様の考え方で当期純利益を見積もりますが、これは前期並みとして、
計算して結局四季報予想と同額水準となります。

色々皮算用しましたが、結局EPS予想は四季報レベルということになりました(笑)。
とりあえずごちゃごちゃ考えても結論は従来の見通しを変えず、
四季報水準を想定しておきたいと思います。


(4)その他
決算補足説明資料(PDF)に纏められているので、
こちらを見ればOKです。
特に考察も変わりません。


3.定性確認の確認
日銀のマイナス金利導入の影響を想像しています。
マイナス金利そのものは、銀行の当座預金の一部の箇所に適用されるわけですが、
そのことが銀行の融資姿勢を変えるきっかけにもなりますし、
何より長期金利が益々低下するわけで、
歴史的な低金利が更に歴史的な水準を更新するわけです。
金利や低いということは、住宅ローンを組んで住宅を買い替えようと思うきっかけにはなります。

一方で住宅ローンのような低リスクの融資を銀行が今後積極的にやるというより、
この部分は出来るだけアウトソースして法人融資に注力してくるのが、
セオリーだと考えています。

低リスクの住宅ローンの需要は取りこぼさずにしつつ、
法人融資や市場運用を中心にアセットを組んでいこうという時に、
住宅ローンの外部の保証会社へのニーズは益々拡大する環境と認識しています。

銀行にとっては保証会社を介すことで事務費用を低減させ、
保証リスクを転嫁しつつ手数料等はゲットして、
本来の運用に注力するという形になっていくのではないかと考えています。

次期は予定通り増税があれば、
また需給にややこしい事態が発生し、不動産は駆け込み需要とやらで、
またもてはやされるかもしれず、その時に当然ながら低金利を追い風に、
住宅ローン需要も増えていくということはよい環境だと思います。

但し、この歪められた需給は皆がわかっていることで、
安易に想像できることなので、またうまく立ち回らないとやられてしまうわけですね。


4.目標株価の確認
従来の目標株価5,220円を変える予定はありません。


5.さいごに
ストック性の高い銘柄はこういう決算の時に、
短信を開く時の安心感は半端ないですね。
まぁ大丈夫でしょ~という感じで軽く開くわけですが、
昨日分析記事を書いたシュッピンなんて、
既に「業績予想の修正」と「1月月次」と「3Q決算」の3タイトルがあって、
業績予想の修正は下方とわかっていましたから、
その幅や3Qで何があったのか、ファイルを開く時のドキドキ感といったら・・・。
もう開く前に神頼みとかしていたりして・・・(笑)。

この短信ファイルを開く時の心境が
自分が無意識にとっているリスクを如実が表れるなと思います。

簡単な精査となりましたが、
同社については特に問題も変調もないと感じたので、
あまり論点がない記事となりました。

まあもう決算が出れば下げると思っているので、
週明け、相場の軟調さに輪をかけて暴落し、
シュッピンで既に虫の音になっている中で、
もうどうなってしまうのやら・・・。



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