十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


【決算精査】3844_コムチュア(16年3月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

前期では不採算案件の影響もあり、
やや増益幅が大きいように見えますが、
とはいえ人材を中心とした先行投資には積極的に対応しているものの、
増収と付加価値向上による増益とで2桁の増収増益決算ということで、
満足な決算です。

私は元々この程度のトレンドは想像していますし、
今の水準は総じてみれば会社計画線と思われますので、
特にサプライズもない順調かつ平凡な決算だと思います。

サプライズなど要りません。
順調に想定通りの結果を出し続けてくれていればいいのです。
日本管理センターでも同じですが、
ついつい、隣の芝生は青く見えるもので、
他の銘柄でサプライズ材料が相次いでS高を演出したりしていると、
自分の銘柄でもそうあって欲しいなんて邪念が生まれますが、
そんなものより、毎回決算で少しでも評価していってもらえて、
中長期で右肩上がりを形成してくれる方が嬉しいです。

とりあえず想定通りということで、総合評価は「3」としました。



2.定量数値の確認

想定通りですが、2桁の増収増益決算となりました。
特に変調のない順調な決算というのが第一印象です。

3844_決算短信表紙(16年3月期_3Q)

大規模ユーザ及び金融分野を中心に受注が拡大し、
要員補強や人材育成の先行投資を跳ね返しての2桁増収2桁増益となっています。
上期ではややこれらの先行投資の方が支配的で、
過去の期に比べると少し収益性が低下していましたが、
この3Qでは持ち返したように思います。
(あくまで表面的な利益率を見ただけですが)

一応前にIRフェアのブースで話を伺った時にも、
3Qでは従来の収益性へ回復させるといった趣旨の発言もありましたが、
一旦は有言実行となりました。


(1)売上の推移

3844_売上推移(16年3月期_3Q)


売上は3Q累計では17.3%増となっていますが、
3Q単計では14.7%増となっています。
3Q単計では直近四半期の増収率を見るとやや低調な気がしますが、
その理由は、短信上に述べられています。
プロダクト販売関連で前期に計上していたライセンス販売の特需の反動が出たようです。
ライセンス販売は新規導入などがあると一括で計上されることもあり、
どうしても期毎の濃淡が出ることはやむ得ないでしょう。
これがずっと続くようだと更改や新規案件の獲得に苦戦しているのではという、
新たな懸念が台頭しますが、現時点ではそこまで懸念するものではないと捉えています。
売上推移の上記グラフを見ても、順調そのものと考えます。


(2)営業利益の推移

3844_営業利益推移(16年3月期_3Q)


過去2期の3Qと比較すると頭が飛び出たように感じますが、
どちらかというと前期に不採算案件の影響などもあり、
伸び悩んだ事も影響しており、利益率も平準化したことで、
このような結果になっていると思いますので、
特に驚くような内容でもないと思います。
むしろ心配している不採算案件がなくてよかったというところです。
営業利益率は相変わらず12%程度と好調です。
SI業界で10%を超える利益率を叩き出すのは難しいです。
金融分野に特化かつコンサルに強みを
持つ野村総合研究所は高い利益率を維持していますし、
コンサル主体のグローバル企業(アクセンチュアなど)は、
その限りではありませんが、
ある程度業界絞らず広いSIビジネスを展開している企業としては、
なかなかない水準です。



(3)純利益の推移

3844_当期純利益推移(16年3月期_3Q)

純利益は特にコメントはありません。
営業外収入で助成金収入やその他項目を計上していますが、
営業外費用で事務所移転、保険解約損でほぼ相殺といったところです。



(3)利益の状況と今後の見通し

通期会社予想から、4Qでの単計の予想は以下の通りとなります。

 売上高  :3,742百万円
 営業利益 : 419百万円 (11.2%)
 当期純利益 : 221百万円 (5.9%)

前期の4Q単計の実績は以下の通りです。

 売上高  :2,824百万円
 営業利益 : 295百万円 (10.5%)
 当期純利益 : 170百万円 (6.0%)


 これを素直に読めば、4Q単計では
 33%の増収、42%の営業増益が実現されることになります。
 ただ、この増収・増益率は前期に不採算案件の影響もあったことから、
 あまりこの数値だけを見て、無理ぽっくない?と考えても仕方ないと考えます。

 着目すべきは、まず30%増の増収が実現出来るのかと、
 その時の利益率をどう読むかです。

 皮算用なのですが、まず4Q単計で必要な営業利益は419百万円です。
 そして利益率ですが、前期の10.5%は不採算の影響もありあまり参考になりませんから、
 前々期の12.5%をベースに考えてみます。
 仮に12.5%の利益率を実現するという前提で、
 営業利益419百万円から売上高を逆算すると3352百万円の売上高が必要となります。
 この場合、前期の売上からの増収率は18.7%となり、
 概ね想定範囲内かなという感触です。

 この皮算用によると営業利益は計画達成ですが、
 売上高は11610百万円となりも計画を3%程度未達ということになります。

 ただこれでも通期累計で見れば17.7%の増収ということになります。
 十分ではないでしょうか。計画通り順調に推移していると判断するのは、
 この皮算用からも確からしいと認識しています。


(4)その他

 特に今回の決算ではIR照会は行わない予定です。
 敢えて聞くなら、上記の皮算用の確からしさを確かめる位ですが、
 そもそも回答もしてもらえないでしょうし、
 わざわざ忙しいIR担当の方の時間を頂くまでのことではないように思います。



3.定性確認の確認
年明けにクラウド型の導入事例や
攻勢を強めているセールスフォース導入保守ページがUPされていたりします。
過去にエイジアのように矢継ぎ早にUPされることはないわけですが、
このタイミングで事例が出てくるのも、足元が好調なひとつの目安でもあるように思います。

M&Aによる成長を期待していますが、
なかなか形になるまでが道険しいという感触でお話されていましたし、
すぐには難しいかもしれません。


4.目標株価の確認
まず従来の目標株価については以下の通り策定していました。

同社のCAGRは17%と見ています。
このため、18年3月期予想EPSを220と想定しています。
その上で、評価PERは16倍として3,520円としています。

将来的にM&Aなどを続けて資金調達のために、
増資を否定されていませんので、長期的に見るとやられる可能性があります。
もし18年3月期までにこれが実行されると、
その規模にもよりますが、EPSは200位まで目減りさせる必要も出てきます。
ただ可能性ばかり取り出していては決められませんし、
仮にEPS200として目標株価を3,520を維持させるためには、
評価PERで17.6倍が必要になりますが、
まぁあまり無理した水準でもない気もしますし、
現時点で増資までを見込んだ評価はしないでおきます。
(そもそも増資に積極的というより、可能性のひとつとしてありえるという一般論のレベルですからね)

以上から、目標株価は従来通りとして、3,520円としておきます。
現時点の株価からの上値余地は約70%ということになります。


5.さいごに
当社は向会長のビックマウスが影を潜め、
それに比例するかごとく投資家からも益々放置されているように感じています。

私はITについては一定の評価をしており、
PFには組入れておきたいと考えています。

むしろもう1銘柄か2銘柄ITを入れたいと考えています。
ただなかなか決め手がない中で、
ではコムチュアをもっと買い増すかというと、
それはそれでリスキーだとも思っています。

やはり不採算案件を出すリスクというのはどうしてもやむ得ないことでもありますし、
金融分野にやや特化している点や大手企業を中心とした顧客層を持つことで、
目先の景況感が停滞していくと当然IT投資が控えられ・・・というようなリスクもあります。
ただ、その割に、同社は過去の業績推移を見てみても、
リーマンの時も震災の時も落ち込みはしていますが、
見事に立ち返ってきてきます。

技術力か営業力か何かに秀でた要素があるから、
このような右肩上がりのトレンドを継続出来ると考えています。
それは向会長のリーダシップもあったかもしれませんが、
それ以外に縁の下で支えてくれている有能な社員がいるのかもしれません。

ただこれに大きな自信が持てるわけでもなく、
ただ成長していく姿は当面は想像できるので、
PF中位であれば居心地がよいです。
もしこの右肩トレンドの本当に強みが自分なりにしっくりくることがあれば、
もっとウエイトを高められると思いますが、
今の自信度ではこれ以上は難しいです。


IT企業といえば、2桁成長をしている会社など沢山あります。
その中でなぜコムチュアなのか、もっとマザーズで成長志向の強い会社でもいいのでは?
と今でも自問しています。
そういう悩みの中でより最善の方法のアイデアが浮かべば躊躇なく対応しますが、
現時点では今が居心地がよいです。

とりあえず、決算は順調ということで、安心しました。



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