十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


【決算精査】1384_ホクリヨウ(16年8月期_1Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

当社の1Qは9月ー11月ということで、
鶏卵相場も堅調さを維持する中で好調な推移を想定していました。
売上では鶏卵相場の伸長率に概ね近しい水準でほぼ想定通りの着地でした。
会社側は鶏卵相場は2%減で推移する前提で計画策定されていますが、
現実的にはこの期に限ってみると10%近い高値で取引されていますので、
売上面でも会社予想は上回っているものと思います。
ここまでは日次で開示される鶏卵相場の動向を見ていたので想定通りです。
一方で利益面ですが、飼料価格の高止まりがあったとはいえ多少は下がっていること、
また当期にたまたま雛の仕入がなかったとのことで、
原価は売上増に伴いむしろ減少しています。
各利益は額もさることながら利益率が大幅に改善しています。
これは堅調な鶏卵相場に伴うある意味では特需的な要因が重なっているとは認識してますが、
それにしてもここまで利益率が高まるとは想定していませんでした。
内容としてはややポジティブな内容ではありますが、
その背景や理由も雛の仕入など一過性の要因も重なっていることもあり、
総合評価は想定通りの「3」を付与します。
(4を付与するか悩みましたが特需的要素もあったという見地に立ちました)


2.定量数値の確認


1384_決算短信表紙(16年8月期_1Q)


特に前期に利益を押し下げる要因はなかったのですが、
この水準で鶏卵相場が推移するとこれだけ高い利益率が確保できるのかと驚きます。
営業利益率で15.5%ですからね。
鶏卵の製造販売事業ですから、そこからこれだけの利益が実現できることに改めて驚きます。
ただ、これには様々な偶然が重なっていて、
実際には特需的に要素もあると認識していますし、
ずっとこのような高水準は続かないでしょう。

鶏卵相場の高止まりについても、
(年初に相場が鶏卵相場が暴落するのは慣例ではありますが)年明け以降は軟調に推移しています。
また原油安の影響で鶏舎を運営する燃料費だって今は格安状況でしょう。
今後鶏卵相場も落ち着き、燃料費もある程度いい具合なところに落ち着くでしょうし、
雛の仕入もまた必要になってくるはずです。
ですから利益水準もいい具合のところに収斂はするかもしれません。
1Qの結果だけで楽観視は出来ませんんが、
滑り出しとしては順調
ではないでしょうか。



(1)売上の推移

1384_売上推移(16年8月期_1Q)



売上は7.7%増で鶏卵相場の前期比とほぼ同水準の伸長を見せてくれています。
こちらは食品事業で一部インバウンド需要に伴うホテル・飲食施設への
食品卸の好調さも寄与していますが、
想定通りの推移となりました。
また2Qでは12月までは好調な相場ですが、
鶏卵相場特有の慣例で1月以降は軟調に推移するので、
全体としては2Qでは1Q比では減収になるでしょうから、
そのことは念頭に置いた上で、1Q決算を見ないとなりません。


(2)営業利益の推移

1384_営業利益推移(16年8月期_1Q)


営業利益は前期比92.4%増とほぼ倍の水準となっています。
営業利益率で見てみると、前期が8.7%に対して今期は15.5%で、
6.8%の改善となっています。

元々鶏卵製造販売事業と食品卸事業を手掛けていながら、
8.7%の営業利益率は高い状況だったと認識していますが、
それが相場好調で一時的には10%程度までは改善するかなとは思っていましたが、
まさか15.5%まで伸長するとは驚きです。

飼料価格はこの期においては高止まりしていたとありますが、
実際にはやや下がっているはずですし、
足元でトウモロコシなどの食糧資源の相場も弱含みしているようで、
飼料価格も今後安くなる可能性もあるということで(あくまで可能性の話ですので・・・)、
今後も期待できるかもしれませんが、
それは狸の皮算用として、今期にこれだけ改善して利益を出せたことは、
歓迎したいと思います。



(3)純利益の推移

1384_純利益推移(16年8月期_1Q)



営業利益率が6.8%前期比で改善しましたが、
純利益率については、4.3%の改善に留まっています。
(といっても十分な改善ぶりですが)
経常利益率の改善は6.9%ですので、
特別損益になにかあるなと思ってPLを眺めます。
固定資産除去損が前期比で4倍近く計上されています。
これは固定資産を新たに取得していますが、
その際に既存の資産を一部除却したものと思われます。
機械装置、運搬具あたりを新規取得しているので、
既存の装置等を除却したもので新たな投資をする際には発生するものですし、
怪しい前兆があるものではありませんのでスルーです。



(3)利益の状況と今後の見通し

上期会社予想から、2Qでの単計の予想は以下の通りとなります。

 売上高  :3,739百万円
 営業利益 : 139百万円 (3.7%)
 当期純利益 : 47百万円 (1.3%)

前期の2Q単計の実績は以下の通りです。

 売上高  :3,747百万円
 営業利益 : 155百万円 (4.1%)
 当期純利益 : 87百万円 (2.3%)


 これを素直に読めば、
 微減収の減益となる見込みです。

 売上は鶏卵相場如何によって決まるでしょう。
 12月に貯金がある分、1-2月でどこまで押し下げられるかですが、
 高値がずっと続いたこともあり、
 慣例の年明け叩きは昨年よりやや強いようです。
 全体として横ばいくらいという会社予想は、
 今後の鶏卵相場展開次第ですが、
 まぁそんなものかなというのが今の印象です。

 どうしても暖冬の影響でおでんのたまごが売れないとか、
 色々ここにも暖冬影響が出てくるでしょうからね。


 利益率については、この売上水準で見ると、
 前期では営業利益率は4.1%ですからこの水準になるのでしょう。
 ただ。1Qに雛の仕入がなかった分を多少2Qで仕入増となると、
 1Qの減の反動で原価が増える可能性はあります。
 つまり営業利益率は少し悪化することも想定はしておくべきでしょう。
 となると、会社予想はまぁそんなものかなという気もしないでもないです。

 鶏卵相場が早々にまた戻してくるとか、
 飼料価格が更に下降してくるとかあれば、
 サプライズもあるかもしれませんが、
 まぁそこにはあまり期待せずのんびりいきたいと思います。

(4)その他

IR担当に照会をしています。
以下に私の解釈が入った状態でサマリしておきます。


まるのん
1Qの営業利益率などの利益面では堅調と認識したが、
鶏卵相場が好調なことを踏まえても前期比の利益率の改善は驚きであるが、
同社としてどのように認識されているか。

会社
飼料価格が未だ高いことに変わりはないが、一時期に比べるとやや一服感もあり、
少し安くなってきた効果がある。また今期はたまたまタイミングの問題で、
雛の仕入がなかったことで仕入原価も計上しなかったので、
むしろ原価減となっている。


まるのん
会社上期予想数値から算出される2Q単計では、微減収減益となる。
これはどのように受け止めたらよいか。

会社
まず売上については、従来の鶏卵相場の動向から
相場は一服して前期比で減少を見込んでおり、
それを考慮すると現計画は妥当と認識している。
利益面では、特に大きく上下に動くことは見込んでおらず、
昨年水準に仕入の件を考慮すると現時点では妥当と考えている。



その他会社側でも日経記事でも最近の鶏卵の高値取引を見て、
鶏卵を供給する側が動意付いていて、
今後供給も活発になってくる状況です。
当然供給が多くなれば全体の相場は安くなるのが通例です。
ですから今後競争激化という側面も出てくるでしょう。
その時に、ホクリヨウが掲げる高品質などの良い面が
訴求されていくことでピンチではなくチャンスに繋げられる像を妄想しています。

それにはいいものを作るということに加えて、
認知度をあげていくこと、
そしてチャネルを多く持つことが肝要です。
北海道では知名度もチャネルも十分な水準ですから、
それをうまく本州に進出していく中で、
既存顧客であるイオングループを皮切りにチャネルを広げる取り組みも、
併せて取り組んでいって欲しいなと思っています。


まるのん
会社予想としてはやはり保守的にみられているのか。

会社
保守的といえば保守的かもしれないが、
過去の高値がずっと続くとも考えづらく、
妥当な判断と捉えている(苦笑)
※ちょっといじわるで深く突っ込み過ぎたかな。


まるのん
食品事業の経費増はどのような要因か。

会社
人件費など固定費も含めてインバウンド需要全体の底上げに伴って、
支出も増えている状況である。
改めて適正な利益率になるよう配慮していく。




株式相場は新年早々かなり荒れていますし、
中国経済の不安、また今日は機械受注のネガティブサプライズ、
地政学的リスク、原油相場の動向と材料には事欠きませんが、
やはり今日も卵を食べてケーキも食べます。
大きな経済の流れでみると循環しているので、
いずれ鶏卵の消費にも影響はあるかもしれませんが、
生活に密着しているものであればあるほど、
大きく需要がなくなることは想定しづらいですから、
これからもおいしい卵を食べて(?)頑張りたいと思います。

しかしたらればですが、
今日は買い増し基準を875円に置いていました。(指値ですね)
あと少しのところで刺さららないというのもお約束ですね。。。

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