十分な教育資金と老後資金のために

皆さん、ギャンブルは好きですか。
私はギャンブルが大好きです。
但し、株式相場に参加する立場としては封印に努めています。

ギャンブルは「賭博」と訳されますが、これはWikiによると以下のような解説があります。
「金銭や品物を賭けて勝負を争う遊戯」


株式投資がギャンブルといえるのかどうかは、その取組方針によっても異なると思いますが、
私は自らの株式投資スタンスはギャンブルではないと認識しています。

株式投資は確かに金銭を「賭け」てはいますが、
「勝負を争って」いるかと言われれば微妙ですし、(TOPIXや他投資家と争っているのか!?)
「遊戯」だとも考えていません。(遊戯と思えるほど、心の余裕はないですね(笑))

株式投資が純粋な「投資」なのか「投機」なのかによっても、
ギャンブル性の濃淡は異なると思いますが、
私は「投資」に重きを置いている(ことになっている)ため、
やはりギャンブルだとは捉えていません。
それは株式投資を行うに当たり、ルールや方針などを策定して自制しているからに他なりません。
つまり、自制をしなければすぐにギャンブルに走ってしまいそうになるくらい、
私はギャンブルが大好きですし、これは私に限った話ではなく、
人間であれば誰しもが持ち合わせている本能のようなものだと認識しています。
(私は心理学の有識者でもないので、あくまで感覚的なものです)


別にギャンブルが悪いものだとは考えていません。
限られた資金やリスクの範囲内で割り切りで楽しむというのは、
ある意味ではとても合理的な考え方ですし、
むしろギャンブルではないと自らを合理的に対処できる人間だと思い込み、
大量の資金を投入する事の方が危険な行為かもしれません。
ただ、私は株式相場に参加する立場として、
ギャンブル性で勝負はしないと決めただけのことで、
実際には、日々、ギャンブル性に惹かれる本来の自分と格闘しているわけです。


さて、そんなギャンブル好きの私ですが、
一方でとてもケチな要素も兼ね備えています。
私がどれだけケチかはまた別の機会に譲るとして、
ケチな性格が故に少なくても損をせずそこそこ利を得たいという
損小利大の精神が日常生活でも活かされています。
そしてそんな自分の趣向を惜しみなく発揮できるのが、
この初売りシーズンなわけですね。(ようやく本題です)


初売りといえば、自分がお店に並ぶことで自らの時間を浪費し、
混雑する中を果敢に立ち向かうという労力さえ厭わなければ、
経済的には損をしにくいことが約束されている福袋商戦が目玉です。


とはいえ、労力対効果があまりにも低いものはパスしないとなりません。
毎年炎上商法かと思われる某家電量販店の福袋なるものは、
転売屋が大量に日雇い労働者を確保して暗躍していますが、
こんなところで徹夜をしてまで挑もうとは私は思いません。
ですのでまず前提として販売当日の朝、
せいぜい並んでも1時間程度で済みそうな福袋を対象に捉えています。
(この類のものが欲しければネットの前に張り付いてポチるのがいいのでしょうね)

また、福袋の中身についてもそのお得度が大事です。
1万円の福袋の中身が実は合計1万円相当のものでは割に合いません。
(それなら自分で中身を吟味して購入した方がいいですね)
1万円の福袋の中身は3万円相当のものが入っていることで、
初めて2万円のプレミアを手にすることが出来るわけです。
しかしここで大事なのは、「3万円相当」の「相当」というものです。
この「相当」というのは往々にして「定価」が使われます。
しかし、大事なことは実勢価格を用いて自分の尺度の評価額で精査することが大事ですね。

例えば高級牛肉販売店が販売する福袋ですが、
和牛すき焼き用700gに割下がセットになって、
5000円という福袋がありますが、私はこれには食指は動きません。
確かに和牛すき焼き用であれば通常の相場は100g1000円程度です。
ですから700g入っていればお肉だけで7000円の価値があり、
割下が500円だとしても7500円「相当」のものが、
5000円で買えるのですから、2500円のプレミアがあると思えます。

しかし私はケチ根性が根づいていますから、お肉を購入する時は、
だいたい賞味期限間近か時々セールになっている
半額シールが貼付されているものしか買いません。
この時の相場は概ね100g500円程度と頭にインプットされています。
また我が家ではすき焼きを作る時には割下など使わず、
砂糖、醤油、清酒をぶちまけて終了ですから
(どうでもいいことですがこれで十分うまいです)
割下も価値としては200円程度の価値にしか感じません。
従って、この福袋は私の評価額から見れば3700円程度となり、
5000円の福袋はフェアバリューどころか割高圏に感じるわけです。


一方で同じ商品系でも通常の店舗で使えるチケットがついていると、
比較的判断が容易ですね。
私が今年初めて購入したクリスピードーナッツですが、
かつては都内では連日行列が出来て大変なセンセーショナルでしたが、
最近では近場でも買えるようになりました。
ひと時の勢いはだいぶ落ち着いてきたわけですが、
少なくても私が知る限りでは半額セールなどいつもやっている印象はありません。
通常で購入しようと思えば、セットで買えば割引という程度ではないでしょうか。
子供がとても大好きなこともあり、たまにドーナッツを買いますが、
ここの福袋は1600円相当のドーナッツと、
別に使えるドーナッツ12個分の引換券が付いています。(しかも1個単位でいけます)
これは1個160円~250円程度のドーナッツどれでもOKですから、
MAX3000円相当の価値になります。
しかもこれらがいきなり和牛のように半額セールになることもありませんから、
実質この程度の評価は可能です。
ここにコーヒーパックが3杯分ついて、トートバック付きで、
更に160円ドーナッツ引き換え券までおまけについています。

つまり1600円の初期ドーナッツ、MAX3000円相当の引換券、
コーヒーパック3つは私には150円相当の価値、
トートバックは50円と積上げると4800円相当の評価額ですが、
これが2400円となります。ちょうど半額ですが、
先ほどの和牛と違って4800円相当が定価ではなく、
実勢価格に私の価値基準を反映した評価額に対して半額というところがポイントです。
これは割安な株を見つけた時と同じ感動になるわけです。
ちなみに最後の1個をゲットして、
お店のお姉さま方達に華やかに見送られ、少し恥ずかしかったです(苦笑)。


またスターバックスの福袋はさすがに人気で、
私も吟味した店舗で開店30分前位に到着して並びました。
スターバックスもドリンクチケットが入っていて、
この他にコーヒーやマグ、ボトルなどが入っていて、
こちらも定価ベースでは半額程度となります。
但し、例えばマグなどスターバックのロゴが入っているだけで、
割高になっているので、
実際の評価額的には半額とは捉えていません。
評価額で見れば購入額の20%~30%程度のプレミアではないでしょうか。
但し、スターバックスはそのブランド戦略によって、
その程度のプレミアでも十分欲しいと思える内容ですし、
こちらも通常割引などありませんから、比較的正しく評価が出来ます。


このブランド戦略という意味では福袋の王道、ファッション系にも当てはまります。
今年は子供服を買いました。
そもそも我が家の子供服事情ですが、
我が家の子供服の扱いは、まず消耗品とお出かけ用とに明確に分けています。
消耗品とは公園で泥まみれになろうが、滑り台でガリガリ滑ろうが、
好きにやれ~という類のものです。
ブランドの洋服を着せてはなかなか出来ません。
そこで消耗品は古着なども活用して、
1着100円とか200円とかなんですね。
破れたりしても全然気になりません。
むしろ小さな男の子ですから、どんどんやれ~という感じです。
一方でお出掛けしたりするときの洋服については、
ブランド物とそうでないものに大別しています。
ブランド物でないものは、気の利いたセレクトショップ的な所で買うこともありますし、
ショッピングモールのセールを狙っています。
ブランド物は古着屋に未使用品などがあったりしますので、
そういったものを買うわけですが、当然種類も数も少ないです。
そこで福袋の出番です。
ご存知の通り、本当にハイブランドなもの(例えばバーバリー等)は
セールなども原則しませんから福袋もありません。
そこでそこそこのブランドで福袋があるといえば、
ミキハウス系の福袋です。
子供も妻もあの熊のキャラクターが大好きで、
これがあるかないかは死活問題なのです。
あの可愛い熊と違う熊がついていると、
着装を拒否したりするくらいです(笑)。
それ位このブランドは大事なわけです。

中身はどれも可愛くてそつのない洋服ばかりなわけですが、
こちらも定価の半額以下ではありますが、
セールなどでは30%~50%引きはありますから、
実際のプレミアといえば20%とか位ではないでしょうか。

スターバックスにしろ、ミキハウスにしろ、
ブランド力があるところは、
実際のプレミアが小さくてもその魅力でやはり購入に至ります。
だって、実際にそのブランドの商品やサービスを得ようと思うと、
底値というのは知れていて、かつそうそうその底値が変わることはないのです。
その上、スターバックに併設されている蔦屋書店を愛用する私にとって、
それはドトールではだめなのです。
ミキハウスのキャラクターと違う熊ではだめなのです。
となると、多少のプレミアでも決断してしまいますよね。

一方、ブランドとまでいえないクリスピードーナッツは
きっとここまでのプレミアがなければ購入しなかったと思います。
というのもドーナッツでなければならない理由がないのです。
仮にドーナッツでなければならなくても、
例えばミスタードーナッツでも妥協できるわけです。
ミスタードーナッツは100円セールとか頻発していて、
余程のファンでない限り、あまりお得感がないように思うのですが。
子供は確かにクリスピードーナッツのドーナッツが好きですが、
ではミスタードーナッツのドーナッツではだめなのかという話です。
もっといえばプリンだって好きだし、鯛焼きだって好きなわけです。
代替が利くわけで、余程の好条件でなければ敢えて選びません。


福袋の購入に際しては、
結局一晩明け暮れてああだこうだとそ損得勘定を交えながら検討してきたわけですが、
この時間が一番もったいないですね(笑)。
ただ改めて自分の思考回路や購入判断などを省みてみると、
案外株式投資に通ずるところがあるなと思いました。

お金を払い物やサービスを得るということと、
お金を投資してリターンを得るということは、
本質的には同じ金融が絡む経済であり、
当たり前のことなのかもしれませんが、
そういう当たり前のことを改めて認識するよい機会となりました。


株式投資でもブランド力が高い銘柄で、
ビジネス上でもそのブランド力を遺憾なく発揮している企業は、
当然割安であることはまれですが、
それでも小さなリターンに賭けて投資をします。
これはいわゆるスターバックスやミキハウス的な銘柄です。
一方で、ブランド力はそこまで強くなく代替品も多い中で、
参入障壁の低さを工夫で乗り切る割安銘柄はクリスピードーナッツ型銘柄です。
また肉屋の福袋のように自分の評価に照らすと、
そもそも割高ということもありますね。

福袋を購入するのはかける労力と対価という点だけに着目すると、
実はそこまでお得ではないかもしれません。
株式投資と同様に、その調べたりするプロセスの中で、
吟味してああだこうだといって悩み、楽しむというのが、
実は福袋に惹かれる根幹かもしれません。


福袋を買うというのも、
その中身を精査して評価してコストと相談して買うという、
私のように息が詰まるやり方だとギャンブルではないと思います。
一方でとりあえず何が入っているかわからないけど、
運だめし!の一声に乗せられて買ってみたというのは一種のギャンブルかもしれません。
後者の方がきっと楽しく毎日を過ごせるんだろうなと思います(笑)。


皆さんは福袋、買いましたか?
コメント
この記事へのコメント
まるのんさん、こんばんは。
細かい分析が得意なまるのんさんらしい記事ですね。
福袋にプレミアの概念を導入するという発想はありませんでした。
それだと株式投資と概念が似てきますね。
どちらかというとPBR投資っぽい考え方でしょうかね。
どんなところにも学びのヒント、金持ちに通じるヒントは落ちているものなんですね。
2016/01/04(月) 23:06 | URL | ユリウス #-[ 編集]
明けましておめでとうございます!
私は今日から仕事初めで、やや正月ボケが抜けませんでした(笑)

さて、記事と少し異なるかもしれませんが、「福袋」は先入観で買わない派です。

何だか、これだけ、「お得ですよ!」と言われると、疑ってしまい(最終的には売り手が儲ける)、近寄りません。

また、年末になると「宝くじ」の話題が職場で必ず出ますが、それなら、株式購入したほうが絶対良いと思いながら、話を合わせています(笑)

しかし、私も歳を取ったせいか(笑)、「宝くじ」「福袋」も金銭でなく、気持ちでの満足度が高ければそれはそれでよいと思うようになりました。

まるのん先生の新年の投資方針は、熟読したうえでコメントさせて頂きます!!
(難しく、咀嚼して理解するようにしています)


2016/01/05(火) 20:48 | URL | ゆったり #-[ 編集]
 明けましておめでとうございます。
年始からハードな相場ですねえ。

 福袋は服とかスポーツ用品は、見た目に拘らないのでよく買います。
欲しいカテゴリーの場合は本当にお買い得だと思うんですが、欲しいものがそこまでないので、結局あまり多くは買わなかったりします。
今年は用事が忙しくてミスドの福袋だけしか買えませんでしたが・・・。
 
2016/01/05(火) 22:13 | URL | ムルムル #-[ 編集]
>ユリウスさん
こんばんは、ユリウスさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

細かい分析が得意というか、気になってしまうんですよね(笑)。
冷静に自分のことを捉えてみると、
そんなことまで考えて買い物して楽しいの?と聞きたくなります。
でも気になってしまうものは仕方ありませんよね。

確かにPBR投資っぽいと言われればその通りですね。
PBR1倍割れの福袋はすぐにそれを消費(解散)した時に
得られるものの価値が勝るので勝率の高い買い物になりますね。

株式投資では私はPBRを主体に、
いわゆるバリュー投資から、
成長株へシフトしていますが、
やはり当初はバリュー投資を志して投資デビューしたので、
根っからはそのような趣向なのかもしれませんね。
2016/01/05(火) 22:53 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ゆったりさん
こんばんは、ゆったりさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

お得ですよと言われてそれを真に受けることはないので、
その気持ちはとてもよくわかります。
スーパーなどに買い物に行っても今日はお買い得とか言われても、
疑心暗鬼になりますし、
お買い得品というPOPなどが掲げられていても、
冷静に相場の単価から計算してみると、
実はいつもと同じ価格だったなんてことがあります。
ですから、私は肉でも魚でもグロサリーでも、
大抵のものは頭に通常価格やセール時の価格が頭に入っています。
そこから始めて自分がお得と感じるかどうかで判断していますが、
そこまでやらないと、単に得だよといわれても動くきっかけにはなりませんね。


宝くじについても私は全く惹かれません。
夢を買うと割り切りで楽しむということを理解はしますし、
実際宝くじを購入することにより、
様々なところにそのお金が活かされるので、
そういうことも含めて考えて買われている方もいるとは思いますが、
私もその資金があるなら、株式市場に投入したいですね。

投資方針の方はどなたからもコメントを頂けず、
やはりあまりに幼稚なもので、
突っつきようがないといったところかと落ち込んでいました。
ぜひ感想なりご意見なりを頂けると嬉しく思います。

2016/01/05(火) 23:02 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ムルムルさん
こんばんは、ムルムルさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
相場はハードですが、
確かに日経平均、TOPIXは3%前後の下落ですが、
JASDAQは▲0.3%とほぼ横ばいで、
マザーズに至っては+1.2%とプラス圏です。
JASDAQやマザーズが決して弱くないので、
個人投資家は案外元気があると考えています。
実際、投機的な銘柄も含めて大きく跳ねている銘柄もあり、
そういう波にうまく乗れている方は、
スタートダッシュに成功していることと思います。
もちろん私は安定の横ばいスタートですが・・・(笑)。

欲しいものかどうかは確かに大事な要素ですね。
確かに経済合理性があっても、
それを使わなければ、自分にとっての価値としては、
そこまで評価額は高まりませんからね。
今回の記事の中では、すき焼きの割り下が良い例ですが、
今半の高級割り下は確かに時価では500円ですが、
それを必要としない私にとってはそれはせいぜい200円の価値です。
このように自分にとっての価値に評価をし直すというのも、
大事なことだと思います。


株式相場では時価として今の株価が値付けされていますが、
それが過大評価だったり自分にとってはこれくらいの価格が妥当だろうと、
自分の評価を算出してそれを踏まえて銘柄を評価する必要がありますね。
強引に株式投資と結び付けているようにも感じますが、
やはり通ずるところがあると思います。


ミスタードーナッツの福袋は
あのグッズなどのファンだったり、
ヘビーユーザーであればお得ですよね。
私はヘビーユーザではないので、
100円セールの時に気が向けば買う位ですが、
そのセールがない時にも使えるので、
何か優越感に浸れるのがいいですね(笑)。


2016/01/05(火) 23:13 | URL | まるのん #-[ 編集]
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