十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


2016年の投資方針等について整理します。
なお、正直まだ考えが熟成されておらず、
ここで公表すること自体、
恥ずかしい限りですが、
少しずつでもよいものにするために、
敢えて恥をかいて、
自分自身への向上力の糧にしたいと思います。
ですので、相変わらず抽象的で
幼稚な方針だなと笑ってやってくださいませ。


A) 【投資スタンス(ポリシー)】

 (1)「魅力的な銘柄」 を (2)「魅力的な価格」 で投資する。
 中長期的な (3)目標株価達成シナリオが崩れない限り ホールドし、
 目標となる (4)キャピタルゲインを主体 にした
 (5)中長期的アクティブ運用 を目指す。
 なお、IPO参加や優待権利取りのためのクロス取引は、
 最大3営業日内でクローズさせる期間でのリスク管理を前提として、
 例外的に許容することとする。

 
下線を引いた部分が肝ですので、
以下にもう少し詳細に記述してみます。

 (1)魅力的な銘柄
 その企業の事業活動がどんな付加価値をもたらし、
 その価値が世の中に対して、
 どれだけの影響力継続性を持って存続し続けられるか注目します。
 それが単に世の中への慈善活動ではなく、
 適正な収益を上げて企業価値を高めることに
 どれだけ真摯に対応されているかが重要であると考えます。
 この部分の具体的な方針は特に大切な要素なので、
 次章に更に整理を譲ります。

 (2)魅力的な価格
 PER指標で絶対的水準を確認します。
 その後、成長性を考慮したPEGレシオで
 その妥当性の確認をします。
 但し、成長性は自分の主観的判断であり、
 恣意性に富みやすいこともあり、
 PEGレシオによる評価は参考程度とする。
 そのため、PERの妥当性確認の肝は、
 効率性指標のROE/ROAに着目し、
 期待するリターンや財務状況までを見通し、
 ここに株主還元指標として、
 DOEに着目して配当による株主資本回収の観点を加え、
 トータルでのPER水準を元に割安性を評価する。
 最終的には各銘柄に目標株価を算出し、
 その上値余地で魅力的価格であるかの判断を下す。
 このプロセスも「魅力的な銘柄」と同様、
 大切な要素なので、次々章で整理します。
 
 (3)目標株価達成シナリオが崩れない限り
 本当は四半期決算などスルーしたいです。
 しかし、それは今の私の分析力ではリスキー過ぎますので、
 やはり四半期決算はしっかりフォローします。
 四半期決算に加えて、
 セクターの外部環境(PEST分析)や、
 該当企業の競争環境(SWOT分析)の観点に気を配り、
 その時の最善の評価を自らの判断で下すことを目指します。
 可能な限りこのプロセスにおいて、
 アナリストや他投資家の見解を、
 主体的判断の根拠とせぬよう努めます。
 その結果、目標株価とその時の時価のGAPが、
 魅力的であると認められる場合は、
 シナリオは不変としてホールドし続けることを追求します。
 但し、2016年からは機動性を持った取引を許容します。
 それは、ポートフォリオや市況の割高感が高まった際に、
 保有率を一時的に調整するものとして、
 これはポートフォリオ構築方針で詳細を定めます。

 (4)キャピタルゲインを主体
 私はあくまでキャピタルゲインを主体に狙います。
 しかし、主体であるだけで、
 従来方針としては無視を決め込んでいた、
 インカムゲイン、優待取りの思惑を今後は無視しません。
 配当取りや優待取りに相場が過熱感を示したと認めた場合、
 新たな取り組みとして、
 一時的な空売りを含めた手法導入も検討します。
 逆に魅力的な配当、優待権利についても
 限られた主体的でない範囲において楽しみます。
 しかし、全ての根源は、
 あくまでキャピタルゲインを主体とした収益向上を目指します。

 (5)中長期的アクティブ運用
 私の2016年の年間利回り目標は年初来+15%(後述)ですが、
 相場環境に依らず、
 私にとってはこの水準はアクティブ運用です。
 ですが、アクティブ運用の思想は、
 ベンチマーク比プラスを目指すものであることから、
 従来通り、TOPIXをベンチマークとして、
 年間パフォーマンスがTOPIXをアウトパフォームすることを、
 サブ目標として意識します。
 アクティブ運用のここでの意味は、
 あくまで年初来+15%目標を達成することを最優先します。
 その上で、対TOPIXをアウトパフォームすることを、
 付随的な目標として扱います。
 つまり、TOPIXが仮に+15%水準より大きく強い際にも、
 私は無理にTOPIX水準を追随せず、
 +15%水準に収斂するようにリスクコントロールをします。
 逆にTOPIXが大きくマイナス推移をしている際にも、
 それに甘んじず、私は+15%を達成するように、
 投資スタンスの範疇で努力します。
 但し、中長期的な利益を追求するわけですから、
 短期間の成績はもちろんこと、
 今年だけの成果だけに縛られず、
 個人投資家の強みである、時間を味方につけることとします。
 つまり、1年間だけの目標に固執しつつも固執し過ぎないことです。
 


 大事なことは、この冒頭に明文化したことのうち、
 後述した(1)~(5)までの肝とした部分の優先度です。

 その優先度は(1)が一番高く、(5)が一番低いものです。
 つまり、(5)のアクティブ運用を目指すがために、
 (1)の銘柄選定や、(2)の投資水準を妥協してみたり、
 (3)を反故にしてスイングによる利益を狙ってみたり、
 (4)を見失って配当取りやそのイベント投資で
 無駄なリスクを取るようなことはしないということです。
 2015年のように年前半に成績が振るわずに、
 アクティブ運用が霞んでいた時にも、
 私は(1)や(2)を妥協しませんでした。
 (3)で下値不安の中でもシナリオ不変として我慢しました。
 結果的にこれが奏功しているわけです。
 これはたまたまかもしれませんし、
 偶然的要素も大きいとは思いますが、
 スタンスや方針を貫いて我慢することは、
 とても大事なことだと学びました。

 もう一つの例として、
 2015年8月に相場がチャイナショックだとかいって、
 暴落した局面がありました。
 この時にもアクティブ運用どころか、
 年初来マイナスすら覚悟しましたが、
 だからといってスタンスを変えずに望めたことは、
 私にとっては、
 その結果オーライ以上のことが学べました。

 スタンスを貫くこと、
 ただ、その中にも優先度があることを認識して、
 この明文化されたものを2016年には意識していくようにします。
 そしてこれを遵守していくために、
 日々我慢していくことこそが、
 試練であり私のスタンスのストラテジーだと思います。



B) 【魅力的な銘柄の発掘方針】


魅力的な銘柄を見定める方針として、
2種類のタイプに特に着目することとします。


<タイプA>
ビジネスモデルが秀でている中長期視点での成長銘柄


 (銘柄例(2015年PF組入済))
 シュッピン、アルファポリス、サンセイランディック、日本管理センター



<タイプB>
安定的で不況耐性を備えた安定業績銘柄


 (銘柄例(2015年PF組入済))
 全国保証、幼児活動研究会、ホクリヨウ



もちろん、単純に2種類のタイプに
カテゴライズされるものではなく、
双方に合致する超優良銘柄もあれば、
双方にイマイチ合致しないあやふやな銘柄もあります。
しかし、魅力度を図るきっかけとして、
上記の2種類のタイプを意識して評価すると、
やりやすいかなと感じています。

双方のタイプには優劣はなく、
双方のタイプをポートフォリオに組入れることで、
全体の相場トレンドの変化や、
自分の銘柄への見立ての誤りを
ヘッジさせる作用があると考えます。

2014年はタイプBを中心に銘柄構成してきました。
そして2015年はタイプAへシフトしてきました。
2016年は更にタイプAを中心とすることで、
よりリスクを高めていきます。

一般的にはタイプAの方が相場トレンドの影響や、
成長性の見誤りによる打撃が大きいため、
リスクが高いと認識しています。

本来はビジネスモデルが秀逸であれば、
早々見誤ることも市場が混乱しても打撃は小さいはずなのですが、
私のビジネスモデルを見定める力量不足が故に、
現時点の私にとっては、リスクが高いという意味です。


上記2つのタイプを定性的に評価を可視化するために、
5つのキーワードで評価を行うことにします。

そのうち、良好だと思えるものに注目し、
良好でないと思えるものを許容できるかを精査して、
その銘柄の魅力度を見極めることとします。
いずれもS~Dの5段階で評価して、
銘柄一覧上に明記していきます。

<観点1> 安定業績
収益構造に着目します。ストック性が高ければ安定業績に寄与します。
またフロービジネスでも継続的に需要があるモデルが確立されていれば、
これも安定業績に寄与します。
私は中長期での投資スタンスですから、
四半期単位での浮き沈みがあることは許容します。
ですから、直近四半期の推移より、
年単位の推移を重視してその業績推移を評価します。
その際に、一過性の特異点は真に一過性であるか否か、
深掘りした上で安定業績という観点に拘り評価を行います。

<観点2> 不況耐性
金融危機や天変地異、地政学的リスクの顕在化が引き金になり、
『中長期的な』リセッションが生じた際に、
どれだけ甚大な影響を被るかの観点で評価します。
扱う商材やサービス等が生活必需に近いことや、
競争優位性が高い上にやめられない仕組みがあること、
不況環境下だからこそニーズが高まるモデルを有していること、
これらは評価が高くなります。
一方で、好況期だからこそもてはやされていたものの、
例えば生産が滞り、特定の最終製品の部品のみを扱うような
いわゆる景気敏感銘柄とみえれば評価が低くなります。

<観点3> 成長性
オンリーワンの技術、製品、モデルを持っているという、
自社の強みが認められることが大前提になるはずです。
成長性がある市場であっても、
その前提がない企業はその競争に勝てず、
結局成長は並以下になります。
一方、この前提を有している企業においては、
その企業が属するセクターが成長分野であればもちろんのこと、
成熟分野であっても一定の成長性は期待出来ると考えます。
その市場で勝ち組になることで、
シェアトップになり効率性や信頼性で優位になるからです。
また成長性を牽引する上では、
意識の高さが重要だと捉えています。
まずはリーダである社長が成長に対してどん欲に開拓しているか、
自社をそのように導いているか、
例えば人材開発の状況なども含めてみれば、
その企業が常に成長余地にどん欲であるかどうか判断出来ます。
社長を始めとした会社側の意欲を感じ取る必要があります。
この辺りで、IRなどを通して、
色眼鏡にならぬように評価したいと思います。

<観点4> 参入障壁
ビジネスモデルでスイッチングコストが高いことや、
囲い込みしやすいモデルを有していることなどで、
参入障壁を高いことは巡り巡って、安定性や成長性に寄与します。
スイッチングコストが高いなどで、
自社の事業をうまく囲い込んでいると、
それは一種のイノベーションが生まれない限りは
構造的に中長期的に優位性は変わらないはずですので、
商材、サービスなどのポジショニングにも注視して評価したいと思います。

<観点5> 財務安定性
財務安定性は中長期的にその企業を応援しようとする際に、
前提として破産しないことがまず大前提です。
破産しないかどうかは、PL情報から判読できず、
CFやBSを見ていかないとなりません。
自己資本比率に加えて、
流動比率、負債比率などの、
BS上のレシオを注視すると共に、
特に営業CFと現金の推移にも着目していきたいと思います。
また破産しないかどうかという視点だけでなく、
中長期的な増資リスク等の面でも、
その可能性を事前に把握することにより、
評価を行う際に事前に調整が可能となりますので、
その観点でも評価をしていく必要があります。
財務がよいということは、
それだけ身軽に成長分野に投資するなど、
機動性を持てるので、当然評価は高くなります。


C) 【魅力的な価格の判断方針】

魅力的な価格であるかどうかの、
バリュエーション評価については、
結論としては、各企業における『目標株価』が
現状の時価の何%上に存在しているか、
その上値余地の大小で判断します。
ですから、魅力的な価格であるかの判断のための肝は、
この目標株価の算出ロジックが肝となります。
もちろん、この目標株価は、
あくまで水準感を示すものとして扱います。
従って、目標株価は○円と固定的なものとなりますが、
その金額まで一切売らないとか、
その金額になったら機械的に全て売却するといったように、
機械的な処理を2015年までは理想としていましたが、
今年はポートフォリオの状況、相場の状況を鑑みて、
少し機動性を許容します。
それは後述するポートフォリオ構築方針で示します。

さて、目標株価の算出方法ですが、
私が投資期間としてひとつの区切りと置いていている、
2年~3年後の姿を想像し、
その時点のEPS予想と評価PERの積数から求めます。

EPS予想は前述した企業の魅力度の測定結果を元にして、
過去のトレンドやその市場のCAGRを参考にしつつ、
その企業の中長期的な潜在力を収入とコスト構造の両面で評価し、
最後はえいやーで算出します(恣意性に富んでいる点が課題です)。

一方、評価PERは、
市場から2年~3年先にその企業が、
どの程度のPERで評価されうるかを見込むものです。
こちらも企業の魅力度の中で構造的に変わらない部分は、
今後も評価されうるであろうし、
この期間で何かが変われば評価も騰がるということも想定します。

例えば、現時点ではフロービジネス中心で
安定性に欠けるものの、事業転換中であり、
これが2年~3年後にストック性を備えた安定性に富むことで、
市場からの見方が変わるとかですからね。

この他、知名度向上により市場から広く認知されるかもしれない
という点でいえば、事業そのものの拡大がもたらす効果や、
市場替えによるものも需給面で見直される可能性もあります。
需給面は私は重視しませんが、
わかりやすい昇格期待というのも一種の評価向上策であることは、
確実だと思います。

目標株価が算出されると、
あとは時価との比較で、
機械的に○%の上値余地ありと列挙されます。
合理的に考えれば、
この上値余地が大きい銘柄に投資すればいいわけです。
上値余地が小さい銘柄に分散させることは非合理的です。

しかし、目標株価には恣意性に富み、
銘柄によっては強気に評価されうるものもあれば、
弱気に評価されうるものもあります。
これは人間だし、事業環境の見通しの違いもありどうしても、
出てきてしまうものです。

ここに不確実性がありそれがリスクなわけですが、
その不確実性には分散で対応するしかありません。
その分散効果はどの程度が適正かという議論はありますが、
私は特に今年が不確実性に富んでいると感じますし、
自分自身がそのように感じているのであれば、
それに正直に効率性を落としてでも、
分散を進めようと今は判断しているところです。

少し話が脱線しましたが、
○%の上値余地が小さい場合でも、
銘柄の魅力度が高い場合は、
その算出ロジックで自信が高いといった場合は、
投資適格とみることもあります。

また、期待値という面でも、
全ての投資対象の上値余地が
軒並み60%の余地ある銘柄で埋め尽くすより、
上値余地が100%を超える銘柄もあれば、
堅実に20%程度の銘柄も混在していることの方が、
しっくりきます。

これは魅力的な銘柄を大きく2つにタイプ分けしたことも、
起因しているような気がしています。
タイプAのような成長性をメインに組入れる銘柄は、
上値余地も大きく狙いに行く一方で、
タイプBのような安定性をメインに組入れる銘柄は、
上値余地はそこそこ取れればよいと判断することになります。


D) 【ポートフォリオ構築方針】
ポートフォリオ構築をする上で、
2015年までは現金比率のみモニタリングしていました。
しかし、2015年中盤からは、
ベアETFによるリスクヘッジも試行しました。
実は効果はまだ未知数ですが、
2016年も継続して対処することとし、
現金比率とベアETFの比率をもって、
全体の個別銘柄の買いに対するヘッジを遂行します。

その遂行に当たっては、
ポートフォリオPERと東証1部平均PERの水準をクロスで見て、
その比率を機動的にモニタしていきたいと思います。
但しこれは現時点でまだ感覚的なものなので、
今後もう少しシミュレーションしてみて、
適宜最適化モデルを作ります。
そして暫定モデルであることもありますが、
実態上、この基準に照らしてリバランスを都度かけていくのは、
投資方針をゆがめることにもなるので、
このモデルはあくまで一定のガイダンスとして位置づけ、
自分のリスク許容度を認識する上でのツールとするのが、
今の実情としてはよいと考えています。


◆現金比率/ベアETF比率
現金については、
全体の8%~45%を配分するようコントロールします。
ベアETFについては、
全体の2%~22%を配分するようコントロールします。

参考値としては、
概ね以下のマトリックスに示したものを参考とします。
但し、これは現時点で前述の通り、
感覚的なものなので、あくまで参考にする程度にして、
経験を通して感覚を養い、最適化を図りたいと思います。

2016ポートフォリオ構築方針(ヘッジ比率)

ちなみに現時点で、ポートフォリオPERは15.0倍、
東証1部PERが15.6倍ですから、
現金比率は22%、ベアETFが11%が理想ということになります。
実際には現金比率が17%、ベアETFが10%ということですので、
やや個別銘柄へのウエイトが高いことを示唆しています。
これが所以で少し保有株の売却を検討しているわけです。
銘柄をシフトする中で考えていきたいと思います。


◆セクター別比率
2016年からセクターを意識した資金配分を意識し、
かつそのセクター内で2~4銘柄程度に分散をかけていきます。
この過剰分散により投資効率は大きく下落すると想定しています。
カバーすべき作業量に対するパフォーマンスが低下しますが、
各セクターのことを理解したり、
個別企業の分析力を養うための自分への投資期間と認識し、
投資効率性を落としてでも分散に舵を切ります。
分散はすべきだが、分散をし過ぎることは、
悪のように思われがちですし、
実際にそれは一理も二理もあるように思いますが、
それを承知の上で対処します。

2016年冒頭の現時点で想定している
セクターは以下の通りです。
私のことですから、色々ブレまくると思いますが・・・。

 ● 不動産・金融
 ● IT
 ● コンテンツ・広告
 ● 小売
 ● 物流
 ● 育児・教育

やはりこう見ると内需ばかりですね。
1セクター2銘柄に絞っても12銘柄ですし、
実際にはこのセクターに属さない
その他も単元程度でいくつか保有することになると思うので、
カバーするのが大変ですが、
それを楽しんでやっていきたいと考えています。
ちなみにこの対処により、
特定の銘柄に資金が集中し過ぎることは
なくなります。
どんなに超優良銘柄であっても、
せいぜい10%ちょっとまでしか配分出来ないことになります。
それはもったいない気もしますが、
銘柄への思い入れを過剰にPFに反映させないという意味で、
プラスに捉えるように認識します。
(期中で反故にしそうで今から怖いですが・・・)

但し、期中で適宜リバランスすることは、
冒頭の投資方針である中長期的保有という
ルールを破ることになり、
ポートフォリオを常に理想形にすることと、
保有スタンスとの狭間で苦悩しそうですが、
その場合は、投資方針に掲げている点を重視します。



E) 【重視する指標】

 ◆ROE、ROA
  ROE8%前後をミニマムラインとし、
  10%以上をベースラインとして投資判断に重視します。
  なお、20%を超える高ROEの場合は、
  特にROAによりレバレッジによるリスクに配慮します。

 ◆PER、PSR、EV/EBITDA
  株価水準を認識する上で、
  慣れ親しんで使い古されている指標としてPERは意識します。
  投資期による利益の落ち込みや償却費などの費用で、
  EPSが使い物にならない時は、
  PSR、EV/EBITDAなどを必要に応じて参照します。
  PERを評価する際には成長率を加味して、
  PEGレシオで評価することと、
  それだけでは恣意性に富むので、
  王道のROEとセットで活用していくことになると考えます。

 ◆DOE
  還元指標として従来の配当性向や配当利回りは意識せず、
  DOEに注目します。
  ついついもらえる配当が自分の買値の何%となるかという、
  利回りで考えてしまいますが、
  それはそれで楽しいのですが、
  やはりROEと同様、株主資本(エクイティティ)のうちの
  どれだけを利益を出しているかというROEとセットで、
  どれだけを配当に回しているかというDOEを重視します。
  但し、私はそもそもインカムゲインは重視しませんので、
  あくまで適正な範囲での配当であることを確認する上で、
  この指標を確認することとします。
  その意味からも利回りではない部分に着目しています。

 ◆営業CF、現金残高、(当座比率)
  営業CFのマイナスが見られないか、
  現金残高の推移が理由なく減っていないを
  安全性の面で重視します。
  また自己資本比率が低いなどの財務脆弱の場合には、
  当座比率でBSのレシオをチェックし、
  安全性をより詳細に精査することとします。

 ◆営業利益率
  その企業の大まかな競争優位性を、
  数値面から解釈するために、営業利益率を重視します。
  魅力的な銘柄であるか否かの精査の際に、
  10%を超えるような高利益率を上げている場合には、
  何かしらの強みがあると推察される一方で、
  利益率が低い場合にはその向上策が期待できるか否かで、
  今後の見通しが大きく変わるために、
  いずれにせよチェック項目とします。

 ◆時価総額
  時価総額は概ね500億程度までの銘柄に着目します。
  特に100億未満の銘柄には目を配り、
  優良な超小型銘柄が着目されることで
  3桁億の水準訂正を期待した手法は今後も堅持します。
  但し、結果的に1000億以上の銘柄で、
  この目安に合致しない銘柄であっても、
  秀でたものがあると認める場合には、
  この目安に過度に縛られることはないように配慮します。
  


F) 【投資目標】
今年は株式投資デビュー3年目となりますが、
これまでと同様、
年初来パフォーマンス+15%を目標とします。

これは従来から開示している、
長期資産シミュレーションの通りとなります。
以下の表がその長期資産シミュレーションとなります。
(30年で概ね1億円超を目指す計画となっています)

2015年末時点の長期資産シミュレーション


これによると、2015年末の計画は資産797万円です。
(2014年当初の603万スタートから+32%程度)
これに対して、
2015年末の実績は899万円(+49%)となっています。
2016年末の計画は917万円ですから、
この計画達成のためには、
最低でも2016年には+2%の目標が必要です。


つまり、恵まれたことに1年目、2年目と
アドバンテージを得られたことから、
長期シミュレーション計画の3年目末の目標を達成するためには、
かなりハードルが低いこととなります。

もちろん、今後何があるわかりませんから、
取れる時に取るということで、
目標+15%を目指していきますが、
一方で長期資産シミュレーションも意識して
あまり過度なリスクを取らない安全運転も必要です。

なお、この+15%を目標とするということは、
2016年は1000万台へのチャレンジです。
5桁資産を目指し、まずは4桁資産を目指すことになります。

多くの億り人を輩出したこのアベノミクス相場で、
一体何を寝ぼけた事を言っているのかという感じですが、
これが現実ですし、
私のペースですからいいのです。

このシミュレーションの進捗を、
グラフにすると以下のようになります。
期間のスケールを30年と5年とで2表貼付します。

◆30年スケール
2015年末時点の30年シミュレーション


◆5年スケール
2015年末時点の5年シミュレーション



G) 【行動指針】

行動指針というと大袈裟かもしれませんが、
以下の5項目を特に重点行動指針として
自らに徹底させたいと思います。


<行動指針1>
週間(年初来)及び
月間(年初来及び運用来)のパフォーマンスを開示します。


→従来通り開示を継続します。
 算出、開示することで中長期視点が損なわれるリスクはありますが、
 一方で定点観測を通して目を背けないことも重要です。
 ここに記した方針やスタンスなどを鑑みて、
 大きく乖離していて、それを認知出来ていないことはないか、
 そのチェック機構のためにも資すると考えます。
 
 
<行動指針2>
保有銘柄については、
銘柄チェックシートを四半期決算単位で
全銘柄更新を行います。


→2015年は非主力銘柄では割愛したり、
 更新頻度も曖昧だったわけですが、
 この運用を定型化します。
 特に更新するまでもなく考察不要な場合に、
 労力が無駄になることもありますが、
 網羅性を持たせた方が結果的に
 チェック漏れが未然防止出来るためと考えました。


<行動指針3>
監視銘柄は一覧化した上で、
その重要度を3カテゴリ(A群、B群、その他)に分けて、
特にA群は銘柄チェックシートの作成を必須とする。


→銘柄チェックシートの作成は労力を要します。
 しかし、特に監視銘柄の中でも
 特に有望な銘柄ともなると、
 イメージが先行してしまいがちです。
 その先行イメージを冷静に、
 客観視してくれるプロセスは重要との考えから仕組み化します。


<行動指針4>
投資スキルを向上させるために、
著名な書籍を精読してブログ記事に体系化して整理します。


→2015年の振り返りの中で、
 やはり先人達の知恵や経験から学ぶということが、
 不足していると感じました。
 そこで乱読するだけでなく、
 ある程度自分の血肉となるように、
 これらを整理をしていきたいと思います。


<行動指針5>
生のIR情報を取りに能動的に行動をとります。


→従来からIRフェアや個人的にIR担当へ照会をかけるなど、
IR情報には積極的に関わるようにしてきました。
これは投資のパフォーマンスを追求していく、
つまり成功率を高めるためでもありますが、
それ以上に投資家としての素質を向上させるために、
今後も積極的にIR情報を取りにいきたいと思います。



以上、長文となりました、
2016年の投資方針について書き留めました。

コメント
この記事へのコメント
まるのん先生、こんばんは。

先ずは非常に論理的で勉強になりました。

まるのん先生の頭の良さに加え勉強熱心さが伝わって来ます。

その中で素人ながらの素朴な疑問をご連絡します。

1.がんじがらめ
長所と短所が裏返しと同様に、論理的すぎるがゆえに、柔軟な運用ができないのではないかとの懸念があります。

2.過度分散
まるのんさんの先見性や分析力を持ってすれば、もう少し集中投資したほうがリターンも良いのではと感じました。

3.外需
2と反しますが、内需が多く、今後の日本経済のことを考えると外需を取り込んだ企業への投資も必要かなと感じました。

生意気なこと言って気分を害されたらお詫び申し上げます。

・・・年初から下げまくりですね。。。さすがにそろそろ気持ち的にも上がって欲しいですね!

2016/01/06(水) 20:58 | URL | ゆったり #-[ 編集]
お疲れ様です。
熟読させていただきましたが、綿密に作られていて感動しました!

私はざっと調べて良さそうならタイミングを見て買うだけなので、それがそのまま握力のなさに繋がってしまうのが欠点だと思っております。

ここまで確立されているのであれば、少なくともそういったことはないかと思いますので、私も見習わせていただきたいですし、この投資方針を読んでやる気をいただきました(^^)
お互い頑張りましょう!
2016/01/06(水) 22:23 | URL | はんたーらびっと #-[ 編集]
>ゆったりさん
こんばんは、ゆったりさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
また、素朴な疑問ということですが、
色々考えるきっかけを与えて下さりありがとうございます。

1についですが、ご指摘の通りがんじがらめであることは
否定しませんし、敢えてそのように窮屈にしているところがあります。
「柔軟な運用」は高度なスキルが求められると認識しています。
様々なことを経験し、百戦錬磨でこの相場と対峙している方が、
初めて柔軟に対応していけると考えています。
つまり私のような初心者に「柔軟さ」を許容してしまうと、
どんどん手法が投機的になってしまったり、
スタンスもあってないようなものになってしまい、
自らを制御できる自信がありません。
(あくまで私個人の意見ですので、初心者が全員そうであるとは言っていません)

私は自らに対して柔軟さは出来るだけ排除したいと志向しています。
ちょっと例がよくないかもしれませんが、
目標株価を定めてそこに達しているにも関わらず、
柔軟な対応の名目の下、様子を見ている間に
売るべき水準から下がってしまい、利益確定のタイミングを逃すなど、
最悪な事態だと思います。

結局、欲の感情に支配されないためにも、
ある程度、柔軟さを排除した機械的な対応は、
特に経験が浅いうちには大事な要素だと思います。
もちろんそんな中でも現実的には、
スタンスを都度解釈を柔軟に変えてしまうことはあります。
例えば私はポートフォリオPER水準で、
目安の現金比率を定めていますが、
本来はもっと現金比率を高めないとならない現状なわけですが、
それを承知で今日も現金を減らして買い増しをしています。
結局柔軟さを許容してしまっているんですね。
柔軟さを排除しようとしていても、
現実はなかなか純粋な機械的に取り扱えないので、
あくまでスタンスは柔軟さは排除して今後も運用したいと思います。


2については、ずっと悩んできたことです。
何度が言及していますが、感覚的な適度な分散は5銘柄前後ではないでしょうか。
本来は深掘り分析を行って本当によい銘柄と思える銘柄を、
5銘柄に絞り対応する姿勢が必要だとも理解はしています。

一方で、率直に申し上げて割安性が損なわれた現状の中で、
絞れるスキルに限界を感じているわけです。
そういう時は資金を全て引き上げて一旦ポジションを外すということもありえますが、
そこまで自信がないわけでもありません。
そんな中で、いくつかのセクターに投資しようという発想で、
かつそのセクターの中で分散しようという判断にしました。
その結果、銘柄数は増えますし、
投資効率も落ちますが、それも承知で対応しようと思いました。
銘柄数が膨らむことの一番のデメリットは、
銘柄のフォローがなおざりになることです。
それは自分のモチベーションでいかようにもなります。
投資効率は大きく狙っていないので、
そのフォローの労力させ割り切れれば、このやり方もありと思えるようになりました。
というわけで、銘柄数を増やす方向に舵を切ってみようと思いました。


3についてですが、
ポートフォリオの分散の観点からいえば、
内需、外需をバランスよく入れて、
かつセクターもより広く入れることが大事かもしれません。
コモディティ市況が不況している今だからこそ、商社も入れて、
金融セクターだって入れるし、もっといえば、
外需で円安メリットをテイクする代わりに、
円高メリットになるようなポジションも入れるとか考えいくと
キリがなくなります。

私が外需をなかなか組入れられないのは、
まず外需にそこまでの成長シナリオが見えにくい、
つまり自分にとって見通ししにくいものに、
敢えて投資をすることは不要との判断です。

私は車の世界販売状況が今後どうなっていくのかとか、
全く想像が出来ません。
よくわからないものには投資しないということです。
もちろん、よくわからないものだからこそ、
広く浅く資金を分散していくことはありだとは思いますが、
少なくても私は自分が得意とするところでまずは成功体験を
勉強していきたいとも思っていますので、
今のままいきたいと思います。


日経平均やTOPIXはだいぶ下がっているようですが、
マザーズは1%未満の下げですし、
JASDAQ、東証2部共に概ね1%程度の下落なので、
個人投資家も含めてあまり悲壮感はなく、
個別銘柄では元気な銘柄も多く格差が生まれやすい相場展開ですね。
もちろん、私はマイナスですので、
指を咥えているグループですが・・・。


貴重なご意見ありがとうございました。
2016/01/07(木) 01:47 | URL | まるのん #-[ 編集]
>はんたーらびっとさん
こんばんは、はんたーらびっとさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

熟読されると大変恥ずかしいですが、
そのように読んで頂き、
このように反応して頂けることを大変嬉しく思います。

ざっと調べてよさそうなら買うという位、
ざっくりとやる方が勝率が高くなる要素もありそうですね。

私は敢えて理詰めで一生懸命考えようとしていますが、
そのことが逆に視野を固定化させたり、狭くさせたりする、
副作用も伴うので一概にはどちらがいいかは難しいかもしれません。

握力の問題は本当に悩ましいです。
いくら分析をして自信を持っているはずなのに、
様々な感情が生まれてまさに自己との戦いだなと実感しています。
不器用なりにもスタンスを明示化して、
逸脱することもあれど、それが抑止力となっている効果はあると感じています。
もちろん、この思い入れのおかげで機会損失を招くことはありますが、
その場合にも後悔の念は少なくて済みます。
自分が散々考えて結論付けているので、
失敗しても自分への納得感が違いますね。

私もはんたーらびっとさんからコメント頂き、
もっと良いスタンスを模索しようとやる気になりました。
相場は荒れ模様が続いていますが、お互い頑張りましょう!
2016/01/07(木) 01:53 | URL | まるのん #-[ 編集]
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