十分な教育資金と老後資金のために

本日、BS11を一部売却しています。
元々PF下位でしたが、
優待用とも思える水準まで落としています。
さて、ポジションの話はさておき、
反省の時間です(苦笑)。

保有株が高騰している中、
きちんと目を向けるべき事項について、
こういう時だからこそ、反省文を書くことにしました。


私は元々最近の同社について、
様々なことを考えていました。

その根底には、PERで17倍程度と、
私の保有株の中では比較的
割安さが薄い印象が台頭していた状況があります。


成長シナリオとして認知度向上による
視聴者の増加とそれに伴う広告収入の好転など、
BS放送というニッチな中で
伸長していくだろうと考えていました。
そしてこの考えは今も揺るぎがないもので、
むしろオリンピックに向けて、
スポーツ番組などコンテンツの魅力向上が期待出来る、
人事などもあり期待を高めているところです。
ですので、成長シナリオそのものは、
今でも崩れていないと認識しています。

しかし、この成長シナリオにおいて、
ひとつ軽視していたことがあります。
それは支出(費用)側の認識についてです。

元々当社の財務は大変素晴らしい、
いやある人が見れば守り過ぎでしょうとも思える内容です。
そしてその理由のひとつとして、
近々4K8K対応としての設備投資が必要ということもあり、
株主還元(配当)についても慎重に精査して、
控えめに出しているというのは、
前社長の目時さんのプレゼンからも伺えました。

この時に、私はこの一連の投資について、
4K8K対応を行うことで、
特にシニアをプライムとした、
旅番組や趣味趣向の番組、
またスポーツ番組の提供方式で、
より魅力度が高まるために、
前向きな投資だし、
その対策も財務手当がしっかりできているので、
ネガティブ視は基本的にはしていませんでした。
もっともその高画質技術がどこまでニーズがあるのか、
シーズ側からのアプローチでそもそもの魅力度向上が、
どこまで作用するのは未知数ではありますが。。。

認知度向上によるビジネス機会の拡大という、
根幹となる拡大戦略が支配的で、
大きなトレンドの中で成長シナリオは不変だと判断しました。
但し、このような一連の投資増に伴い、
成長性はやや低下すると見て、
少し前に成長率を15%から12%へ下方修正させています。

そんな中、決算発表があり、
今期の新たな増益幅は、営業利系ベースでわずか2%増益ということで、
かつこれが株主総会でコンサバでないと説明されたとなると、
そのトーンがどれ位守りの発言なのかはさておき、
期待より弱いなという印象でした。

株主総会の模様やその後悶々と考えている中で、
今日もゆうゆーさんが記事にされている通り、
定量的にも評価すると、
現在の水準と成長性とを見た時に、
魅力度は相応に低下するのではないかと思い始めています。
そして昨晩、とりあえずポジション縮小させることを決め、
寄付成り売りをかましました(笑)。
一応朝の気配を見ていたことは内緒です。。。

低PERの割安性が高い銘柄であれば、
多少のことは許されると認識していたことを改めたばかりで、
割安な銘柄であっても懸念があれば守られません。
そもそも冒頭に記載した通り、
同社の場合、PER水準を見ると割安ではないという中で、
今後の投資によってどこまで優位性が築けるのかも不透明な中、
少し慎重になっておいた方がいいかなと思いました。


ちょっと話が脱線してしまいましたが、
反省のことです。
成長シナリオを考えるときに、
どうしてもビジネス拡大をどうするのか、
認知度向上とか新商品だとかエリア拡大だとは、
いくつかの型があることは、
多くの先輩投資家の方からも学びました。
そしてどこに成長余力があるのかをまず考えるわけですが、
そこに自分なりに活路が見出されると、
それに必要な前提となる設備、投資、規制のことなどが、
なおざりになってしまう傾向が私にはあります。

過去の代表的な失敗例は介護関連の見立てです。
介護は社会情勢の中で必要となるのは疑いもなく、
ビジネス機会の拡大としてみると、
エリア拡大や認知度向上、新商品(サービス)と
様々な可能性もあり成長産業とみています。
このことで私も一時期介護関連銘柄を多くチェックして、
実際にチャームケアコーポレーションや、
セントケアコーポレーションなどを保有していました。

しかし、一方で当たり前のことですが、
介護業界は規制で縛られていたり、
その事業を行うために設備や投資が必要であり、
高騰する人件費への対応など、
費用側のことは認識はしつつも、
恥ずかしながらそれが成長シナリオに与える影響を
深く突っ込んで分析をしていませんでした。

今回のBS11でも同様のことがいえます。
確かにビジネス拡大という観点での成長余地については、
今も揺らいでいないと考えますが、
最終的に利益の成長を考えた時、
収入側の視点だけでなく、
費用側の視点も同じレベルでみないとなりません。


とても当たり前のことなのですが、
ついつい収入側のビジネス拡大側の視点に光が見えると、
それに必要となる前提である施設、投資、規制などの
観点が弱くなり、今回のように改めて精査してみると、
実は自分の想定していた利益成長は見通しが甘いかもしれない、
そのような残念な結論になってしまいます。

ですので、成長シナリオを考える時には、
意識的にその成長タイプがなんであるか、
その源泉を見出して評価することは従来通りですが、
それに加えてそれを実現するための制約事項についても
きちんと目を向けて対応しようということです。

本当に当たり前のことなのですが、
この制約を深掘りする必要があります。

放送設備への投資が必要である、それはなぜか。
そもそも魅力を高めるためなのか、
既存ビジネス上、必ず対応せねばならない制約なのか、
はたまた将来的なイノベーションを起こすための先行投資なのか。
それは一過性なのか継続性のあるものなのか、
もし継続性のあるものなら、それに耐えうる安定した収益拡大が望めるほどに、
強い成長シナリオがあるのか、
そんなことを必ず評価することを徹底するようにしたいと思います。


今回はこういう制約の存在そのものは認識出来ていましたが、
それをきちんと深掘り出来ていなかったわけで、
ここは大いなる反省です。
次に活かしたいと思います。

それにしてもツイッターで知ったのですが、
ゆうゆーさんの売却ツイートを手掛かりに、
それ自体が材料視されたかのように一気に下落しているのですね。
私もゆうゆーさんの影響を受けている一味としては、
その行動心理は理解出来ますが、
私も含めてもう少し主体的に行動せねばならないなと客観的にこの状況を見て、
自制の念にかられました。


全く別件ですが、
これから精査をするのですが、
日本管理センターの新たな事業のリリースの中に、
この事業に参画することにより
特別な支出や投資はないと言及されていますが、
このように財務的なリスクを取らずとも、
ビジネスモデルの中で巧みな展開を続けることで、
収益を上げるモデルというのは秀逸ですし、
こういう美しいビジネスモデルの会社へ投資したいですね。
もちろん鵜呑みにせず、新たな貸金業という舞台で、
どんな制約や規制を受けるのかはよく精査しないとなりませんが。

その意味ではアルファポリスも今ゲーム事業参画していますが、
書籍販売で失敗を少なくする仕組みをうまくゲーム事業にまで取り込み、
かつIP戦略で展開する事からリスクや自社の体制を極大化させないなど、
とてもよく考えられたモデルだなと感じます。

ビジネスモデルを大事に、これからも銘柄発掘に努めたいと思います。
コメント
この記事へのコメント
費用に関する内容、ごもっともです。少しずれた話になるかもしれませんが、今年の前半、エイジアの人件費の増大で利益が圧迫され、まるのんさんとやりとりさせていただいたことを思い出しました。成長性を維持していても織り込んでいない経費が大きければあっさりと売られましたよね。

一方、シュッピンと日本管理についてはおめでとうございます。まるのんさんの粘り勝ちではないでしょうか。今回の両社のIRは予期せぬものだったかもしれませんが、そもそも株式投資には運の要素も多分にございます。運を引き寄せたのはまるのんさんの日頃の分析の成果かもしれませんね。

今回も内容の無いコメントで恐縮です。今年はもう利確する銘柄がございませんので餅つ相場でなんとか安いところを拾いたいと、今はそれだけを考えております。焦って買わないようにと思います。
2015/12/03(木) 00:18 | URL | 素人投資家A #-[ 編集]
まるのんさんもBSイレブン売却されたんですね。私はみなさんのおっしゃることはまったくそのとうりだなと思いましたが、私のPFの中では一番の安定株なのでもう少し上がれば考えますが、今は動かないことにしました。

アルファポリスはビジネスモデルも良いですが、堅実かつ攻める時は大胆にといった感じで素晴らしい社長さんだと思います。

ゲートは同社としては一番のメジャーIPですからバンナムのような大手が手を挙げてくれるならば多額の開発費をかけて自社制作するというリスクをさけてライセンス収入に徹し、同時並行して自社でのゲーム開発のノウハウをこれから磨きあげていこうとしています。
この社長さんならゲーム事業も思ったより早く収益化してくれるかもしれないと期待したくなります
2015/12/03(木) 08:52 | URL | sun #-[ 編集]
>素人投資家Aさん
こんばんは、素人投資家Aさん。
もっと基本的なところに立ち返ると、
利益は収入から費用が減算された結果なわけで、
ついつい成長戦略を考える際に、
どれだけビジネスボリュームが増える余地があるかと、
収入面を中心とした視点になりますが、
それを実現するためにどれだけの費用がかかるのか、
ついつい後まわしになってしまいます。

また今回のBS11のようにその費用というものが、
償却費という形で少しわかりづらい感覚で
賦課されてくるようなものなので、
より甘い評価になってしまいます。


エイジアのように本業は好調でありながらも、
人件費が先行して前期のように苦しむことがありますね。
人件費も体制強化に伴うもので、
それが時間を置いてどういう形で収益に結びつくのか、
リスクが伴います。
もちろん投資家としてはそのリスクに対して投資をするわけで、
そこに長期目線で我慢が出来るかが、
長期投資スタンスの自分に求められている姿勢だと思います。

今回のBS11について、
投資が前向きな要素があると都合よく捉えていましたが、
総会の様子などから改めて冷静に考えてみると、
前向きな投資というより事業継続のために必要となる
必要に迫られたもので差別化されにくいものとなると、
その費用がどう収益に貢献してくれるかと考えた時に、
やや不安が台頭したというのが今回の一部売却の判断となりました。

私はシュッピンも日本管理センターも、
まだまだ波乱があると思っています。
シュッピンについては、足元は弱いと見ていて、
一部昇格などの材料で一時的に騰がってはいますが、
本質的には今期の計画に対してどの程度までリカバリ出来るかと、
来期の見込みが一つのターニングポイントになると思います。
成長鈍化がみられるかもしれず、
ただそれを織り込んでも現在の水準はまだ魅力的かなとは思っています。

日本管理センターは新事業を開示しており、
私なりに少し調べてみていますが、
特に滞納保証が逆に回収コストを要して、
収益性が落ちることがないのかなど、
基礎的な部分で知識が足りず評価が難航しています。
シナジーはありそうですが、
今回の記事ではありませんが、
オペレーションんとして回収などにはコストが伴うため、
それを加味した時にどこまで秀逸なモデルが築けるのか、
まだよくわからないでおります。

従って、全く今の一時的な株価の戻しは楽観視していません。

いつもコメントを頂きまして、
光栄に思っています。

焦って買わないというのは、
本当にその通りですね。
私も肝に命じておきたいなと思います。


2015/12/03(木) 23:23 | URL | まるのん #-[ 編集]
>sunさん
こんばんは、sunさん。

BS11の売却は悩ましいところです。
というのも、別に放送設備の投資という事実は前々から
周知の事実でしたし、
今期の増益幅が小さいことも既に開示済みでした。
ですので、新たな事実が判明して、
見立てが変わったわけではないのです。

ですので、本来はこれらの事実が表明された時点で、
精査して投資判断を下すという意味では、
なぜ今なのかということになります。

ここは私は株主総会の記事をなちゅさんが共有頂いたことが、
きっかけになりました。
今期がコンサバでないということと、
投資のスタイルが視聴者への魅力度向上という前向きなものというより、
技術革新に伴う必要に迫られたものであるというように
見方を変えなくてはならなくなった(自分の知見の狭さが原因です)ことで、
元々の株価水準(PER)的に見ても扱いに悩んでおり、
かつ現金比率の問題もあり、
様々な要素が重なり、一部売却という判断になりました。

このように売却という判断は
私の固有の状況に鑑みて判断したことなので、
当然、sunさんのようにそのままホールドする選択もまた
よい選択ではないでしょうか。
結局自分が納得できる行動が一番だと思います。


私はアルファポリスの社長とは直接お会いしたことがありません。
是非、IRイベントの機会でもあれば、
直接お話を伺いたいなと思っています。

なお、ゲーム化の早期収益化については、
私は現時点ではまだニュートラルに捉えています。
確かにsunさんの仰るように社長は博報堂でのキャリヤや、
今の書籍のビジネスモデルの構築など、
実績があるので、今度もやってくれると信じていますし、
私も実は楽観視はしていますが、
しかしゲーム事業は当たりはずれが激しいため、
アルファポリスのはずれを出しにくいモデルがどこまでゲームに通用するのか、
そこまではまだ読み切れないなと考えています。

もちろん、大いに期待していますが(笑)。

2015/12/03(木) 23:31 | URL | まるのん #-[ 編集]
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