十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


 3276日本管理センターの3Q決算が開示されています。

 昨日の開示を受けて、今日は絶賛大暴落をしてくれました。
 下げるとは思いましたが、感覚的には5%程度かと思っていましたが、
 がっつり10%下がってくれたようです(苦笑)。

 さて、決算の内容を確認してみます。

 まず、PLの数値を確認してみます。

 (2015年12月期3Q)PL表


(2015年12月期3Q)PLグラフ


上部が表で下部は売上と営業利益についてグラフ化しました。

日本管理センターは残念ながら、
上期時点では利益面で5%弱の未達でしたから、
それがどの程度回復しているのかを確認するのが主眼です。 

という目で見ると、3Qについても事業そのものは順調なのでしょうが、
なにせ、会社通期計画が30%超の増益を予想しているものですから、
そこに向けてはまだまだハードルが高いなという印象です。

上部の表の右側に、通期業績を達成するために必要な、
4Q単の数値を逆算していますが、
売上が計画水準ということを前提にすると、
営業利益率で6.6%が必要となります。

1Qが4.6%、2Qが5.1%、3Qが4.1%ということを考えると、
いかにハードルが高いかということです。
この数値を見ただけで、
私もやはり今回ばかりは未達はやむなしだろうなという第一印象です。

上期決算ではまだ通期達成には望みがあるものの、
黄色信号が灯ったということで、
今期の30%超の成長を期待している方々から売りが出て、
一気に売り込まれたわけですが、
今回、今期の30%超の成長はかなり難しくなったと感じるわけで、
これが今日の更なる売りに繋がったと思います。
ただ、私は上期である程度は想定もされていたとみて、
ここまで下がるとは思いませんでしたが、
以前高PER銘柄であることを考えると、
こういう動きになるのだなと改めて勉強になりました。


ちなみに、前期の4Qの利益率は営業利益率で3.6%などとなっていますから、
今期の利益水準が同等と評価した場合に、
今期の着地がどうなるか皮算用をしてみました。

【4Q単予想】
売上 7,939百万円
営業利益 288百万円(3.6%)
経常利益 289百万円(3.6%)
当期純利益 165百万円(2.1%)

これを元に通期実績予想を算出してみます。
(単に3Q実績に足し合わせるだけです)

【4Q累予想】
売上 33,601百万円
営業利益 1,467百万円
経常利益 1,470百万円
当期純利益 931百万円

純利益ベースでは計画に対して10%未達ということになります。
また前期比増益率は20%目標を下回り、
18%となります。

ただ、これはあくまで前期4Qの
比較的利益率が悪かった頃の水準で算出したものなので、
ミニマムだと思います。

実際には5%程度の未達というのが
普通に見た時の見立てになるのではないでしょうか。
その場合、EPSは概ね55から53に修正されることになり、
これを元に今期予想PERを算出すると21倍ちょうどくらいになります。
以前高いPERですが、一時の40倍などという水準ではないので、
20%成長を継続する企業としては十分妥当な水準までは来たな、
そういう印象です。


数値面で3Q単の利益率がやや軟調だったり、
通期業績予想を修正していないということは、
上記の高いハードルを諦めていないということであり、
このあたりのアクションプランとしてどんなことを考えているのか、
聞いてみたくなるものです。

というわけで、恒例のIR担当の方にお電話で突撃です(笑)。



3Q実績から逆算すると、通期業績予想達成のためには、
4Qが非常に高いハードルに感じる。
具体的に営業利益率ベースで6.6%もの水準をどうやってなしえるつもりか。
販売用不動産の費目も少なくなっているので、
イーベスト事業で一気に収益が立つということも考えづらい状況だが、
具体的な状況や認識を教えて欲しい。


スーパーサブリースにおいて、
ある程度ロットで収益化出来る見込みがある案件があり、
それが4Qに一部期ズレしたこともあり、
4Qは相応の数値の積み増しは問題ないと考えている。
元々の業績予想をやや強気に出したところもあり、
少しストレッチをさせる必要があるが、
確実に着地させる所存である。


3Q単で粗利率、営業利益率などの指標が
前期に比べて低下している。
収益性においてトレンドが変わるような事象が発生しているのか。
特に株主としては、構造的な懸念が生じていないのかが気になっている。


構造的な問題も懸念も発生はしておらず
一部の案件が4Qへ期ズレした影響もある。
2Q単との比較という意味では、
当社は2Qに比較的収益が立ちやすいこともある。



4Q単ではややストレッチが必要とのことであるが、
それが、翌期の継続的な成長に影響しないかも気掛かりである。
安定的に20%成長を継続するという考えに変化はないと捉えてよいか。


4Q単でストレッチが必要といっても、
過度なものではない認識である。
そのため、利益の先食い的な翌期へ影響を及ぼしてしまうような
ことにはしないしさせるつもりはない。
むしろ、翌期にもきちんと成長するために、
4Q単で計画達成に向けてやることはやりつつ、
種まきも新規事業の検討推進など具体化して進めていく計画で実行中である。


お電話でお話させて頂いたのは、
恐らく、宮本財務部長だと思います。
いつも決算説明会などで武藤社長のプレゼン前に定量データをご説明頂く方で、
会社の頭脳的な部分を司っていると認識しています。

お電話でも、自分が計画数値などを作成しているとお話されていました。
その際に、少し今期は欲張り過ぎて30%超の計画は、
やり過ぎたかもしれないとざっくばらんに語ってくれました。
ただ、開示したからにはきちんとやるつもりだし、
だからといって「某社のチャレンジ」のようなことはしないよと、
ブラックジョークもかましてくれました(笑)。

こういうトーンで来期数値を策定する際には、
逆に保守的になってしまうのではなとも感じたので、
そうはいっても20%の成長は今後も継続されると認識しておいて
いいですよね、とお話してみましたが、
もちろん、そのつもりでいると強い意欲を感じました。

とにかく進捗が悪く見えてしまい、
心配をかけて申し訳ないということを重ねてお話されていました。
お話した感じでは私は未達を確信していましたが、
もしかしたら何とか数値を作ってくれるのかもしれないという強さを感じました。
ただ、一方でどこまで信じるかということもあると思います。
数値は精神論だけでは作られません。
ただ、やるぞという気合いや出来るというポジティブさがないと、
これだけの高いハードルは超えられないとも思います。


お話をする中で、それぞれの事業における数値情報を定量的にお話下さいました。
具体的な話を一つ一つ確認したわけではないのでなんともいえませんが、
ある程度根拠がありそうということで、
これが色眼鏡になっていないのかは少し自分自身で気にはなりますが、
全般的にみれば大きな問題はないと思います。


ちなみに、管理戸数の月次も久々に貼付しておきます。

3276_月次(201510)


これだけ管理戸数が伸びていると、
入居率が気にはなるわけですが、
売上はきちんと上がっていますし、
利益の増益率という所を見ても、
少なくても20%程度の成長はいけると思います。
30%超とした計画に対してはもしかしたらつくれるのかもしれませんが、
仮に未達となっても、私はその理由や来期へ向けた取り組みを見れば、
十分よい評価を継続出来ると思います。


さて、昨日のシュッピンでの反省を活かして、
目標株価等を修正します。

まず今期予想EPSを会社予想EPSを55.8から53に
5%未達ラインに下方修正します。
その上で、来期は20%成長として63.6とします。
更に目標株価算出面である17.12期は20%成長で、
EPS76.3とします。
PERは引き続き30倍とします。
こちらは少しハードルが高い気がしますが、
元々CAGRが26%程度が実績ですので、
足元で少し弱い(かもしれない)からと、
安易に見立てを変えるほどではないかなとは思います。
ですので、目標株価を76.3×30で2290円を目標株価とします。



日本管理センターは高値からの暴落ぶりが話題になっているようですが、
確かに私も翻弄はされていますが、
やはりPER40倍超の時の対応に悩みましたが、
私は長期で見ていて、先々のEPSまでを見込めば、
十分ホールド出来ると判断していました。
これはいまだに間違った判断ではないと認識していますが、
とはいえ、それがPER30倍水準であれば放置でよいですが、
40倍ともなればもう少しポジションを落としておくなどを検討してもよかったです。
目標株価までのGAPは10%を切っていました。
こういう時に、まだ目標株価に達していないのだから、
一切に売らないという今回の判断は間違ってはいないと思いますが、
少し段階的にポジションを落とすなどの対策は今後の改善ネタとして、
来年以降の投資スタンスルールを決める際に考慮しようと思います。

コメント
この記事へのコメント
 遅ればせながら、まるのんさんの質問項目を元に先ほど日本管理センター宮本さんに電話してみましたが、宮本さんが武藤社長同様明るいキャラクターであることがよくわかりました(笑)
 
 異常に明るくて逆に宗教みたいで怖いですが、こういう社風の会社でしょうし、暗くてアピールベタの会社よりは個人的には好きです。その分 目標は高く掲げがちなので多少割り引いて考える必要はありそうですが。

 利益率の向上のために9月からハイパーサブリース主体の営業活動からスーパーサブリース主体に変更されたようですし、新事業も準備しているので楽しみにしていてくださいと言っていたので、ここは最大のチャンスがやってきたと思って買い増しスタンスで考えています。ここだけの話、この暴落は買うチャンスだよと宮本さんに言われました(笑)

 余談ですが、宮本さんがまるのんさんのことをいつも四半期ごとに電話をくださって熱心な方だと言ってました。今後も丁寧な取材活動(!?)期待しております。
2015/11/11(水) 10:53 | URL | ぺんぎん #-[ 編集]
>ぺんぎんさん
こんばんは、ぺんぎんさん。

ぺんぎんさんもIR突撃しましたか(笑)。
宮本さんは私がお話した時には、
そこまで宗教的な感じではありませんでしたが、
お茶目な感じだなという印象でした。

ご購入をお薦めされましたか・・・。
私は信用でなければ、
ゆっくりお待ちくださいというご案内でした(笑)。

脱線しますが、宗教的というのは私は案外好感を持っています。
戦略論の中で、組織力が強い会社は往々にして宗教的になるし、
それが適度なものであり、方向さえ間違えなければ、
大きな成長原動力になるという勉強もしましたし、
実際にそういう理屈は成立しているように思います。
私の主力銘柄の丸和運輸機関なども宗教的なにおいがしますが、
これが大きな魅力になっていると判断しています。

新事業のことは私も聞きました。
もちろん内容等には一切触れられていませんが、
金融事業に関連した事業として
何か考えているのではと思料しています。
楽しみですね。

宮本さんが私のことを熱心な方と仰っていたのですか!?
というか沢山の問い合わせがあるだろうに、
自分の事を認識して記憶して頂いていることに驚きです。
ぺんぎんさんは宮本さんとはお知り合いの方なのでしょうか。
以前に新宿のIR説明会にいらっしゃったかと記憶していますが。。。
(私のことを宮本さんにどう聞いたのか気になったもので)

いずれにせよ、今度株主総会やIRイベントなどでお会いした時には、
宮本さんにもご挨拶でもしてみようかと思います。
超弱小の個人投資家ですが(苦笑)。


私は宮本さんが数値を作っていて、
それが今期やや強気だったことを認めていて、
そして少し4Qではストレッチのための努力が要されるが、
しかし計画達成は可能という現状に対して、
100%信じているわけではありませんが、
だからといって、個人的な見込みの20%成長ラインには、
概ね乗ってくるとは思っています。

そう考えた時に、ではどこから買い増しを始めるかは悩ましいですね。
なんどもEPSとPERを元に電卓を叩いては、
どうしようか悩んでいます。
2015/11/11(水) 22:14 | URL | まるのん #-[ 編集]
 宮本さんと私は特に知り合いではないですよ。いつも日本管理センターに関して熱心にブログ書かれている方がいるので参考にしていると言ったら、いつも決算ごとに電話が来て深く質問する方がいると応答があったので、まるのんさんのことかなと想像した次第です(逆にまるのんさん以外でそこまでこの会社に執着する投資家がいたら会ってみたいですが)

 金融事業に関してですが、2年前の株主総会で金融商品を扱えるようにしているので、不特法に基づいた小口化相続税商品を売るのではないかと考えています。彼らは介護施設など良質なアセットをサブリースで供給できるので、かなり面白くなると思います。

 
 最後に別の投稿で高い時に売れなかったことを悔やまれていますが、人間なんて株価が高くなってくると気持ちが高揚して売れなくなるものなんでもっと自分に寛容になってもいいと思います。どんなに数字に落とし込んでも最後は欲との戦いなので、自分は弱いなあと思いながら自分を許してあげてください。先日、飲み会でお会いしたすぽさんにそのことを言われて、本当にそうだなと思いました。

 長文失礼致しました。
2015/11/12(木) 10:34 | URL | ぺんぎん #-[ 編集]
>ぺんぎんさん
こんばんは、ぺんぎんさん。

そうですか、熱心かどうかはわかりませんが、
そのように認識されていて光栄に思います。

小口化相続税商品は旬ですし、
今の日本管理センターの
現状ビジネスとのシナジーも活きそうですね。


高い時に売れなかったことはそもそも天井で売れるなんて
思っていませんからいいのですが、
それにしても随分下落してくれたな、とは思います(笑)。
目標株価を睨んでこれを遵守して売りを入れるように
セルフマネジメントが必要だと思います。
結果的に私は自分で合理的に算出して、
目標株価を上げていくプロセスで、
たまたま株価がそれに追いつけなく、
その前に暴落してしまったということですが、
こういうのも結果論ですし、
もっと長期に私この会社と付き合うことが出来るようになったと、
前向きに考えるようにしたいと思います。

2015/11/12(木) 22:02 | URL | まるのん #-[ 編集]
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