十分な教育資金と老後資金のために

日経新聞電子版によると、
今日は、「中国不安の顕在化」による
リスクオフによって、
日経平均は4%超の下落となったそうだ。

そして、オイルマネーが逃げるだとか、
この減速懸念の台頭は、
今後ASEAN各地域にも波及し、
欧米日の先進国に経済にも影響を与え、
この世の終わりが来るかの如く、
不安を煽るような記事も散見されます。

またツイッターの世界では、
小沢一郎氏が新三本の矢を稚拙とばかりに、
経済は今日のような暴落で評価を下したと、
政権運営を批判していたりもします。

メディアは不安を煽り、
政治家は政策批判を株価動向を持ち出して悪評したりと、
正直なところ、違和感が拭えません。

特に政策批判をこのような形で持ち出していますが、
では、対案として何が出来るのですかと問いたいです。

アベノミクスは賛否両論あるし、
単に株価つり上げ施策ではないかという論にも、
私は一定の納得する部分はありますが、
それにしても、ただ批判するだけとは、
あれだけの大物政治家でありながら恥ずかしいことではないかと
思います。
政治ネタは揉める元なので、あまり書きたくないのですが、
こうやって暴落した時に、
それみたことかと声を大にして批判だけするのは、
あまりに痛々しい行為だなと思いました。


それからメディアの不安煽りについてですが、
「煽られない」ようにしたいと思っています。
煽られないというのは、
こういう不安を完全に無視するということではなく、
その状況については敏感に感じ取ることが重要で、
起きている事実に対して、
主観的な意見を持って処理すべきということです。

神戸製鋼所が中国への油圧ショベルの販売が芳しくないなどの理由で、
下方修正をしていたり、第一中央汽船が破綻したりと、
個別に悪材料が出てきています。

これをメディアは、いよいよ中国経済の減速が
日本経済にも波及してきた序章で、
今後多くの企業で同じような苦境に立たされるのではというトーンですが、
本当にそうなのでしょうか。

神戸製鋼所の下方修正は、営業利益で通期で24%の下方修正ですが、
要因は中国向けの販売減だけではなく、
IRに記載がある通り、いくつかの複合的要因によるものです。
ですから、実際にどこまでの影響があったのは慎重に見るべきでしょう。

また、そもそも中国経済の減速、
とりわけ建設工事や設備投資に関しての減速懸念は、
近頃急速に台頭してきたわけではなく、
かなり前から指摘されていたことで、
少し先の将来を織り込むという、
優秀な株式相場がいきなりこの事実を真に受けるとも思えません。

一体なにがどうなってこういう荒い値動きになっているのか、
理解に苦しみますし、
この値動きに一喜一憂するのは本当に無意味なことだと思います。


それより、保有株などにどういった影響があるのかが重要です。



丸和運輸機関ですが、
マツモトキヨシのインバウンド特需が剥落したりすると、
やや影響を受けるかもしれません。
訪日外国人の動向は今の所、特に変調はありませんので、
もしこのような指標に変化が出てくれば、
やや注視が必要なのでしょう。
ただ、当社の注力業務は今後国内のスーパー向けの食品物流にあります。
中堅地方スーパーを中心としたネットスーパーなどの需要取り込みのため、
奔走しているわけですが、
こちらも現在言われている中国経済の減速はあまり関係がないのではと
評価しています。
ただ、株価水準は物流業としてはそれなりに評価されていますし、
現在は記念配当を考慮した配当利回りで評価が
上乗せされている部分もあるでしょう。
来期にはこの記念配当は落としてくると私は考えていますので、
このことでインカムゲイン狙いの投資家が離れることで、
評価が下がることもありえます。
私が記念配当を落とすと考えているのは、
これまでの配当政策を見てみると安定的に増配という印象ではないからです。
但し、株式を上場してからの動きは未知なので、
あの体育会の勢いで配当を維持すれば、
短期的には評価は継続すると思われます。
ただ、個人的には配当を減らして内部留保させて、
積極的なビジネス展開に使ってもらった方がうれしいですが、
株価にはネガティブなのでしょうね。
今の水準やこのような時期的なことも考えると、
少しポジションを落としておきたいのですが、
目標株価をどこまで妥協するか、
現在自分と商談中であります。


ジーフットは昨日機構改革のリリースが出ています。
印象はとにかくトップラインより
ボトムラインを意識していると感じます。
とにかく出店して規模の経済で頑張りますというトーンではなく、
各ブランドをすみ分けて磨き上げてブランディングするという、
ポジショニングを狙っているように思います。
もちろん出店はこれまで通りの水準でやっていくのでしょうが、
ブランド企画を専門に扱う企画部を作ってみたり、
なかなかユニークだなと感じています。
そんな靴屋さんですが、中国経済の減速はどう影響するでしょうか。
やはりインバウンド消費にある程度は支えられていることもあり、
こちらも訪日外国人の動向に注視といった具合でしょうか。
旗艦店である渋谷店などではこの動向が大きく左右するでしょうが、
イオンモールなどにファミリー層に支持されている動向は、
中国経済などにはあまり影響を受けないと感じます。
やはり当社の業績を想像する上では、インバウンドはおまけであり、
PB化やブランディングなどの商品力による収益性を
どこまで多数の店舗で横展開させられるか
がポイントではないかなと思います。


ダイキアクシスはインドネシアを拠点とした海外展開に
影響があるでしょうか。
中国経済の減速だけでなく、アメリカの利上げの問題など、
経済は巡り巡るという観点からいうと、
相対的に経済的に未熟なASEAN地域の経済には
多かれ少なかれ影響は出るでしょう。
インドネシアでの事業として、まずは現地に進出する日系企業の
水回りのインフラ構築を手掛けることを標榜しているため、
現地の経済が混乱し、
または現地に生産拠点を構えようとする
日系企業の先行き感に暗雲が立ち込めるなどの事態で、
需要が収縮して思ったように販売できないということは、
想定しておくべきなのでしょう。
一方でこれらの地域の水インフラの輸出というのは、
国家レベルでのプロジェクトにもなっており、
特に経済が混乱しようが水回りのインフラ構築は
不可欠であるという事情もあろうかと思います。
ただ全体的に見ると、インドネシアでのビジネスとしてみると、
中国発の経済混乱はそれなりにネガティブに働くとは思います。
あとは国内のストックビジネスなどでどこまで支えられるかですが、
成長性にこのような外部要因による不安があることも事実ですが、
ここは判断が難しいです。
というのもPERの水準を見ると、
踊り場が来たとしても許容できるなと感じる水準です。
むしろ長期的に見れば国内のストックと、
タイミングの問題こそあれど確実なニーズがある海外ビジネスというのを、
気長に待てるかとう自分自身の気持ちの問題だと感じています。


日本管理センターやサンセイランディック、アルファポリスは、
中国発の経済の減速はほぼ影響がないと思います。

シュッピンは、ジーフットなどと同様にインバウンドの影響ですが、
私はこれまでと同様、インバウンドによる成長より、
国内での認知度向上による成長がメインドライバだと思っていますので、
特に今回の減速懸念は材料とは判断していません。


というわけで、PF中上位の銘柄群についてみてみても、
冷静に捉えるとマイナスとなる部分が多かれ少なかれあるものの、
多くが以前から受容してきたレベルのリスクであり、
仮に具体的な影響が出たとしても、
それが各企業の本質的なビジネス力を損なうものでなければ、
それでもいいと思います。

いちいち中国減速とか欧州デフォルト懸念とかの
タイトルで踊らされていては、スタンスを乱すことになります。
スタンスに誤りがありけがをすることもあると思いますが、
そういう経験を通してスキルを向上させるしかありませんので。



個別に話から再び全体市況の話に戻りますが、
今日のセクター別の騰落を見ると、
海運業、鉄鋼、医薬品、卸売業が6%近い下落です。


海運業は元々バラ積船の荷量や収益性が落ちていることは、
例えば名村造船所のIRなどを見てもわかっていたことです。
今回の第一中央汽船の破綻による影響とは思いますが、
過剰反応ではないかなと思いますし、
もし、海運業の先行き不透明感を嫌気するなら、
もっと早くから織り込めたと思うのです。
鉄鋼についても同じことがいえます。

医薬品はなぜこんなに動いたのかわかりません。
何か材料でも出ていたのでしょうか。
どこかの会社でまた不正らしきことでもありましたかね。

卸売業については、特に大手総合商社が激しい下落ですね。
三井物産なんて10%近い下落ですからね。
オイルマネーがやばいとか言われますが、
資源需要は確かに中国経済の減速で打撃でしょうが、
一時期、原油の暴落で住友商事が大幅な減損を計上した時にも、
ここまでの下落にはなっていません。
というか、三菱商事なども年初来安値更新ですが、
脱資源を掲げて懸命に経営をしていて、
配当利回りも4%をゆうに超えてきていて、
一体どこまで下がるのでしょうかね。


ピータリンチ先生が仰る格言の中で、
有名な言葉がありますね。

心配の種はどこにでもある。週末の後ろ向きの考えや、
ニュースキャスターの恐ろしい予言には耳を貸してはいけない。
企業のファンダメンタルズが悪化しているのなら株を売ってもよいが、
この世の終わりが来るという予言は株を売る理由にはならない。



ファンダメンタルズとは私の理解は、
足元の業績ではないと思っています。
外部要因で一時的に踊り場があったとしても、
その企業が本質的に持つ事業価値が
存在し続ける限り、
長期的に見れば安定的な成長を持続するはずで、
そのような見通しが損なわれていないことが、
ファンダメンタルズが損なわれていないということだと理解しています。

もし見立てに失敗したら反省すればいいだけのことです。
一定のリスクはきちんと認識して管理しつつ、
長期的にのんびり構えて投資家として成長していきたいものです。
コメント
この記事へのコメント
お疲れ様です。
個別に見れば8月の初旬と今とでは企業において何も変わりはないんですけど、この世の終わりかと思うくらいに騒ぎ立てるメディアもあるわけで、それに振らされる方も結構いそうです。

買いでも売りでもどちらでも良いですが、自分なりの見通しだとかスタンスがしっかりしていないと乗り切れない相場なんでしょうね。

私は最悪半値になることを覚悟していつも買うのでまだ大丈夫ですが(^_^;)
2015/09/29(火) 22:18 | URL | komomo #-[ 編集]
まるのん先生、こんばんは。

乱高下でMYPFも下げていますが、暴落時で仕込みが出来たので、今後を期待しています。

ブログ以外ではシュッピンに悩まされていますが、、、、ゆったり持ちたいと
思います。

政治の話題になりますが、小沢氏は長く政治の世界で中心的人物でいたということは、やはり、良い悪いは抜きにして稀有な能力を持った人だと思います。

「大物」政治家だからこそ、使えるモノは経済だろうと何でも使うのだと思います。

安倍政権は何かといわれますが、少なくとも経済に関しては「株価」「失業率」等、成果を上げていることは間違いありません。

特に、長く続いた「デフレ脱却」「日銀理論」の変更は画期的だと思います。

それにあえて支持率の下がる、安保など・・・・ここらで止めておきましょう(笑)

寒くなってきたので風邪にお気を付けください。
2015/09/30(水) 21:02 | URL | ゆったり #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

ご指摘のように、8月初旬から見て、
大きくファンダメンタルズ評価を変えていない中で、
市場からの評価だけが大きく目減りして、
株価が軟調に推移しているわけですね。

今後ファンダメンタルズの悪化が見られたとすると、
それを織り込めていない
自分自身の感度の悪さを反省することになりますが、
現時点で考えてみても大きく不安を感じることはないので、
であれば、自分の信念を貫くことが、
私にとっては一種の実験のようなものだと思っています。

私はまだ経験がないので、
失敗もするかもしれませんが、
それでも決めたルールやスタンスを安易に崩してしまうと、
今後長い期間投資していく中でもずっと
あやふやな中でやっていくことになるので、
それは避けたいと思っています。

半値を覚悟というのは私も同様ですが、
しかし言葉でいう程簡単なことではないですよね。
少なくても私も覚悟しているつもりでも、
やはり怖いですし、それをただ指を咥えてみているだけでいいのか!?と
思わなくもないですが、前述の通り、
現時点では売る理由がないので、やはり売れませんので、
耐えていきたいと思います。
2015/09/30(水) 23:15 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ゆったりさん
こんばんは、ゆったりさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

乱高下が続いていますが、
私のPFは今週はほぼ横ばいです。
そろそろ下げ留まって欲しいとも思いますが、
思うようにいかないのが相場なのでしょうからね。。。

シュッピンはだいぶ下げていますね。
インバウンド銘柄ともてはやされているようなので、
今の中国リスクを嫌気しているのかもしれません。
もっとも、直近高値の水準はだいぶ高PERでしたから、
下落は仕方ないとしても、
ここまでの下落はやはりお買い得なのではないかと思いますね。

小沢氏の話は私も相応の力を持った
政治家であると認識していますし、
政策だって私はそんなに違和感を持ったことはないのですが、
特に民主党に合流して、
今では山本太郎となかまたちなどとなって、
ちょっとかつての威勢がないように感じています。

いずれにしても今回のようななんでも使うというのは、
やはり個人的にはあまり関心しません。
とにかく批判することは悪いことではないですし、
結果として議論が深まる対案と共に展開される、
有意義な議論であればいいのですが、
今回の一連の批判はどうも建設的なものでないと感じました。

だからといって与党のやり方も褒められたものではありませんし、
私は少なくてもブログの中では中立的な立場でいようと努めていますが、
もう少し大人な議論をしてもらいたいですね。

経済にドライブを切るでしょうから、
今後が楽しみですが、
ぜひ具体策とスピード感をもった対応をとってもらいたいですね。
期待したいと思います。
2015/09/30(水) 23:24 | URL | まるのん #-[ 編集]
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