十分な教育資金と老後資金のために

 9090丸和運輸機関の1Q決算が開示されました。

 私のPF2位の主力銘柄となっていますので、
 ドキドキしましたが、結果を簡単にサマリします。

 短信原本は こちら です。
 (PDFファイル直リンクです)


 9090_決算短信抜粋

9090_201508四半期決算グラフ

 まず、ツイートもしましたが、決算数値の事前予測は以下の通りでした。
 (もはや恥さらしですが笑ってやってください)

 ◆まるのん予測
 売上高  : 13,800百万円 (前期比:+7.2%)
 営業利益 :  420百万円 (前期比:+23.2%)
 純利益  :   350百万円 (前期比:-)
 ※営業利益率=3.0%

 ◆実績
 売上高  : 14,350百万円 (前期比:+11.4%)
 営業利益 :  888百万円 (前期比:+160.1%)
 純利益  :   638百万円 (前期比:-)
 ※営業利益率=6.2%


 売上こそまだ許容範囲の予想比上振れですが、
 この利益率の改善ぶりには驚きました。
 営業利益では予想の倍以上でしたからね。
 これで私の予想など
 いい加減なものだと実感されたと思います(笑)。

 短信を読んでいくと、
 至って健全な事業運営であることが伺えます。

 通常であれば、これで問題なし!と
 サクッと終わってもよいのですが、
 ここまで予想と乖離していると逆に何がここまで押し上げたのか、
 非常に気になるわけです。
 特に上期計画の進捗率も高く、
 修正していないことも保守的に見ているだけとは思いますが、
 やはり気になります。

 そこでIRに照会しました。
 以下にそのやり取りの概要を、
 私の勝手な主観に基づき紹介します。
 あくまで私の主観が大いに混入している点は、
 十分承知の上でご参考になればと思います。
 

【Q】
1Q決算はすばらしい内容だが、
修正なしの上期計画と比べると、
2Qは利益も半減することになるが、
どういったリスクを想定したものか。

【A】
特に特定のリスクに備えたわけではない。
1Qでは天候に恵まれた上にインバウンド効果もあり、
荷量が大幅に増加してきて好調であったが、
酷暑などで客足が伸び悩むなど、
引き続き小売業の動向には不確実性もあると認識しており、
保守的に動向を見守りたいということで、
今回の修正は見送っている。
社内では上方修正も視野に1Qに継続した取り組みを行うことで、
適正な収益を確保していきたい。

【Q】
とはいえ、上場後の四半期決算を全て俯瞰しても、
始めて営業利益率6%を超過している。
それが2Qに利益率で3.0%になるとする、
上期計画は釈然としない。
天候やインバウンドだけで利益率が半減してしまうような
事業ではないと認識しているが、その認識が誤っているのか。

【A】
天候やインバウンド消費の影響は特定の顧客にとっては、
大きな影響はあるものの、(マツキヨのことですね)
確かに当社の全体の収益から見れば限定的ともいえる。
繰り返しになるが、上期計画は様々なリスクに対して、
保守的に策定していると理解して頂いてよい。

【Q】
このタイミングでの営業利益率6%はそもそも、
当社として適正な利益水準と認識しているのか。
又は現時点では特需的なものと認識しているか。

【A】
当社としては、ようやく最低ラインの
適正水準まで回復出来たという認識であり、
今後は経常利益率8%を中長期計画で示している通り、
もう一段の改善を早急に進める必要があり、
今の水準は最低達成したい水準であると認識しており、
ようやく事業環境も整ってきたという状況である。

【Q】
酷暑によるマツキヨなどの店舗消費落ち込みを
懸念されているようだが、
一方で当社が注力し始めているネットスーパーにとっては
追い風ではないかと考えるが、
うまくプラスマイナスが相殺されるという考えはできないのか。

【A】
ネットスーパーにとっては追い風ではあるものの、
まだ当社にとっては収益規模は小さく、
全体の事業環境のヘッジをするまでには至らない状況である。


この他、せっかくの機会だったので、
分割の意欲なども聞いてみたかったのですが、
私の質問力ではなかなか回答をもらえないだろうと思い、
躊躇してしまいました。


私は物流センターの稼働開始などの効果と、
マツキヨのように主要顧客の足元での回復基調を考慮しても、
急激に生活必需品の荷量が落ちるとも思えず、
インバウンドも当面は続いて化粧品など高価格帯商品も
動きがよいと思います。

天候の問題も確かに酷暑が続くと
客足が落ちるというのもあるかもしれませんが、
扱う商材が必需品なども多くそんなに悲観しなくてもよいと思います。
ですので、私は個人的には上方修正の可能性が見えたと見ています。


ここに記載した一連の内容は
私が決算を踏まえてIRに照会した内容も踏まえて、
私なりの解釈を記したもので、
丸和運輸機関の売買を推奨するためのものではありません。
投資は自己責任でということで、
一応当たり前のことを最後に記しておきます。
コメント
この記事へのコメント
主力銘柄の好決算おめでとうございます。今日はストップ高までいったんですね。それなのに有頂天になることなく、慎重に利益率改善の要因を考えていらっしゃるところがまるのんさんらしく素晴らしい姿勢だと思いました。

まるのんさんの主力銘柄ということで、私も決算短信や説明資料を少し読んでみましたが、利益率の低さを理由に投資は見送っていました。

ジーフットなんかもそうだと思いますが、そのような難点があってもそこが改善されれば、PER水準が変わってきますし成長分以上のリターンにつながりますよね。まるのんさんらしいホームランだと思います。おめでとうございます
2015/08/05(水) 16:06 | URL | sun #-[ 編集]
こんばんは。

さすが!まるのんさん!
丸和、株価上がりましたね!!
(自分でも高評価したのに買っておけばよかった(笑))

日々の精進が実った感じですね。

最近の日経系の新聞で面白い記事が
ありました。
小さいけど技術力のある企業です。
私も目にする良い企業がそろっていたので、メモしてみました。

・ファインデックス
・エーアイティー
・ダイサン
・エスクロー・エージェント
・マニー

お時間のある時、感想頂けると幸いです。

2015/08/05(水) 21:29 | URL | とし #-[ 編集]
>sunさん
こんにちは、sunさん。
お祝いのコメントを頂きましてありがとうございます。

S高には正直びっくりしましたが、
終値くらいでいい頃合いだと思います。

これまでは良ければ良いだけよいという、
単純な発想でしたが、
自分の視野が狭いことを、
何より自分が一番自認していますので、
想定外のことが上下双方向で発生した際には、
きちんと精査するように心掛けるようになりました。

決算予想など単なるゲームで何の意味があるのか?
そもそも足元の数値を予想することに、
中長期的なファンダメンタルズ投資家としては、
矛盾することもある気もしないでもありません。

しかし予め自分の想定した数値を仮置きしておくことで、
出てきた結果に対して想定内なのか想定外なのか、
客観視することが出来ると考えています。

今回の例で言うと、過去の実績や今のビジネス状況を想定して、
一応多角的に検討をして算出した営業利益に対して、
実績が倍以上になったということで、
明らかに想定超でしたので、
このような行動をとることが出来ました。

結果として自信を深めただけで、
今の投資行動としてはただただホールドするという
結果は同じなのですが、
その結論に至るプロセスを経たという
結論に対する自分の自信がより強まったということです。


私もジーフットも含めて利益率が低いことは
懸念している点ではありますが、
丸和運輸機関は物流業ということで、
なかなか今の事業環境で利益率が出にくい点では、
難しいですが、今までが悪かった分、
改善の余力があると判断しました。
ジーフットは小売りということで、
こちらも利益率という点では難しい面もありますが、
ABCマートのような会社もありますし、
例えばPB化などわかりやすい利益率好転要因もあり、
こういう水準訂正を期待するのもありだと考えています。

ただ、これにはそもそも構造的に改善が出来ないという、
読み違いによる想定通りの成長が実現しないという
リスクも大きいわけですが、
それは投資リスクとして適正にテイクして、
リターンに繋げたいと思っています。

いずれにせよ、まず丸和運輸機関について安心しましたが、
今後も油断せずにモニタリングしつつ応援したいと思います。

2015/08/05(水) 23:49 | URL | まるのん #-[ 編集]
>としさん
こんにちは、としさん。

丸和運輸機関はとりあえず足元で結果を出してくれて、
まずは一安心といったところです。
ここまでわかりやすく好決算→株価上昇というのは、
実はあまり経験がないので、
今日だけを見れば嬉しいに違いありませんが、
とはいえ、きっと調整もくるでしょうから、
そういう時に今回IR照会も含めて自信を深めた点に、
忠実に行動できるようにしたいと思っています。

最終的に目標株価まで上昇してくれないと、
その投資は成功ではありません。
確かに丸和運輸機関は過去の目標株価を相次いで達成してくれ、
上値を更新してくれています。

今の最新の目標株価まではまだもう少しあります。
これを2年程度のスパンで達成してほしいと考えています。


さて、いくつか銘柄をご紹介頂きました。

3649ファインデックスは1Q決算及び上期計画がネックとなり、
足元の株価は軟調ですね。
これまでの実績の営業利益率の高さや成長性の軌跡など見ても、
事業環境を俯瞰してみてもなかなか面白いなと思いました。
株価もかなり軟調になっていますので、
その面白さも相まって魅力的に映りました。
一方で株価が軟調に推移しているとはいえ、
今の予想PER水準で30倍超となっており、
十分評価されているのではとも思います。
もうひとつは業績予想修正を連続して出していますが、
このあたりの評価でしょうか。
12月検収時期の偏重があり、
通期業績達成可否が判断しづらいです。
今の会社予想を信じ切れるか、
またそれを信じたとしてPER30倍超から買えるか、
このあたりの判断になるのだと思います。
財務も自己資本比率の高さや現金の多さなど、
ここ最近大幅に改善されており、
財務は十分強みを持ったものと考えます。
面白い企業だと思いますが、悩ましい銘柄だと感じました。

9381エーアイティーは日中間の物流システムを手掛けており、
私も物流業への投資をする際に、
当社のことも認識しています。
中国からのアパレルや日用品を得意としていますが、
今後は化学や機械など多角的な海上輸送への進出が、
次なる成長への道になりそうです。
これまでの成長は安定的に成長を続けていますが、
では、このままずっと日用品、アパレルだけでは難しいと思いますので、
これらの新たな品目をどう収益化出来るかがポイントかなと思います。
私はこの部分は直感的にはどちらともいえないとも思っています。
日本コンセプトのように化学品に特化したような海上輸送システムを
手掛ける会社などもひしめく中、
これまで日用品やアパレルといったところを主戦場といったところから、
転換できる根拠(親和性)も曖昧であるとも思うのです。
為替影響もあることから、なかなかこの安定的に成長の評価も難しいです。
私は物流業でもっとわかりやすい企業が魅力的にみえたこともあり、
敢えてわからないところへは資金を投入しませんでしたが、
理解できるのであれば、投資してもよいのではないかとも思います。


4750ダイサンについては、私もかつて保有していました。
今は売却済です。

http://tryinvesting.blog.fc2.com/blog-category-17.html

私はちょうど買値から2倍程度で目標株価水準で利益確定出来たので、
取引は成功ですが、
当社は私が投資を始めた当初に購入した銘柄のひとつで、
その当時は増税前駆け込み需要に伴う、
戸建住戸の旺盛を予測し、
その通りになったわけですが、
ややテーマ性に依存した、
又は一過性の要因に頼ったものであまり筋がよくなかったと
自省しています(笑)。
当社はやはり戸建住戸への足場というのが主業で、
中高層向けにもう少し戦略的に事業展開出来るといいなと思うのですが、
なかなかそれが形になっていない印象です。
その点では、競合の2445エスアールジータカミヤの方が、
今は魅力的に感じます。

6093エスクロー・エージェントは業容については、
色々な可能性を秘めており、今後の事業環境も明るいと思います。
財務面でも優れていますが、一方で成長性については、
少なくても会社開示の中計では経常利益ベースで今後3年のCAGRは6%台です。
一方でPERは40倍超の水準であり、
この時点で十分評価されていて、
投資妙味が探しにくいというのが率直なところです。


7730マニーは手術用器具(?)で有名な会社ですね。
ニッチで高品質な商品であることもあり、
利益率が高いですね。
財務も岩盤で不況耐性にも強そうと魅力的です。
そして株価もそれを適正に評価しており、
PER水準は30倍中盤ということで、
こちらもやはりなかなか私のスタンスでは新規に入りにくいですね。
事業としても企業としても十分魅力的だとは思います。

こんな雑感ですが、何かコメントがあれば教えて下さいませ。
2015/08/06(木) 00:51 | URL | まるのん #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tryinvesting.blog.fc2.com/tb.php/568-258f7052
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
◆最近のお気に入り