十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+20.8%(2017/8/10時点)


決算短信の第一印象がネガティブだった、
3079Dvxについて決算内容を精査します。

まずは銘柄分析シートを作成し、
以下にUPしました。
(従来通り、PDFの直リンクとなっています)

こちら

今回は決算精査にフォーカスを当てますので、
個々の当シートのフォローは割愛します。



まず今回の決算は様々な要素が混入されています。

◇小幅増収 (前期比:+3.6%)
 主業の不整脈事業での増収が支配的となり、
 前期の大型機器の反動減や虚血事業の不振を押し返して、
 増収は維持したといった印象です。

◇営業大幅減益 (前期比:▲19.5%)
 ここが最もネガティブな部分です。
 安定性重視の銘柄で20%減益は想定外でした。
 というわけで、
 ここにフォーカスを当てた精査が必要ですので後述します。

◇純利益大幅増益(前期比:+133.6%)
 有価証券売却益を計上したことによる特需です。
 これは完全なる一過性の要因ですし、
 確かに見栄えのPERなどは下がりますが、
 この分は割り引いて評価しないとなりません。
 この利益の一部を配当で還元ということで、
 増配も併せて発表されていますが、
 営業減益の方がよっぽども気になります。
 PTSではこの材料で一時は高騰しましたが、
 その後は軟調に推移しましたが、
 真っ当な動きだなと思いました(涙)。


 それでは、営業利益の大幅減益について、
 早速みていきたいと思います。


 まず営業利益は、
 粗利益率と販管費率の2つのファクターで決まります。
 粗利益率の問題なのか、
 販管費率の問題なのか、その双方なのかを考えます。


 まずは販管費率からチェック。

 3079Dvx_販管費_20150801

 販管費率は過去3期の1Qと同水準です。
 というわけで販管費が犯人ではないようです。
 つまり、粗利益部分に何か問題がありそうです。


 粗利益ということで、セグメント別の情報がありますので、
 こちらを紐解きます。
 (突貫で作った表なので見にくくてすみません)


3079Dvx_セグメント情報1_20150801
3079Dvx_セグメント情報2_20150801



 まずもっとも収益の比率が大きい不整脈事業からチェックします。

 不整脈事業の利益率は今期1Qで14.0%ということで、
 過去の利益率と比較しても変調はありません。
 一方で売上高ですが、
 当社は通期業績予想の内訳として、
 セグメント別の売上高の予測を開示しています。
 今期予想に対する進捗率は23.9%となっています。
 ちなみに過去4期の平均進捗率は25.7%ですから
 2%程度の弱さがあるな、という感触です。

 短信上は好調に推移しているとありますが、
 定量データからは直ちに問題になるほどではありませんが、
 それにしては少し進捗遅れも気になりますし、
 このセグメントは当社の主軸ですからね。
 というわけで、これはIR照会しないとなりません。
 

 次に虚血事業です。
 こちらは短信にも記載がある通り、
 円安に加えて、冠動脈関連の症例数が低下したとかで、
 不調に終わっています。

 まず数値から見ますが、
 利益面では利益率が27.4%ということですが、
 過去4期では40%から30%程度ということでした。

 為替影響と症例数低下の2要因がそれぞれどれ位効いているのか。

 例えば為替影響は1円円安で14百万円だそうなので、
 前期1Qの平均為替レートと今期1Qの為替レートで概ね20円の開きがあります。
 単純に計算すると280百万円の減益要素で、
 これを割り戻すと577百万円のセグメント利益となり、
 この時の利益率はなんと9.5%となります。
 もちろん、為替ヘッジなどの効果もありますので、
 こんなに円安影響が直接減益要素となっていないはずで、
 どの程度が症例数低下の影響なのでしょうか。
 この辺りはこれ以上わからないので、IR照会です。

 そして一番釈然としないのは、
 なんで症例数が減少するのかということです。
 冠動脈ステントは、心臓疾患への対応機器になりますが、
 心臓病の患者数は高齢化の影響もあり、
 緩やかに増加しているはずです。
 業績に影響するほど、急に症例や患者数が減少するのでしょうか。

 当社の扱う商品はシェア率も高いこともあり、
 為替影響による利益面は置いておいて、
 売上面では安定的なセグメントなのかなと勝手に理解していました。
 一時的に症例が減少したのか、
 今後も症例減少またはこれに起因した何らかの事情によって、
 継続的な低迷が続くのかは要チェックだと感じました。
 こちらは私も素人なので、IRに照会です。

 前期まではずっと顧客の深堀や新規顧客の拡大で、
 冠動脈ステントに関するビジネスが、
 好調に推移していると記載がありました。
 しかし、今期に入って急に一転して伸び悩んだのは、
 本当に症例数の問題なのか?
 とそもそもの所で他に要因はないのか?も気になります。

 社長も変わり、何か事業運営上で
 ビジネスがシュリンクしてしまうようなことにならなければいいのですが。

 前期には、既存/新規顧客の開拓で好調という表現もありました。
 しかし今期にはその文言も消えています。
 そろそろ販売先の幅出しという点での成長は
 余力が少なくなってきているのかもしれないという視点は常に持っておきたいです。

 
 最後のセグメントでその他ですが、
 こちらは前期にスポットでの大型機器の販売がありました。
 ですので、その反動が出ており減収減益ですが、
 そもそも他2事業に比べると規模も小さく、
 あまり全体への影響は薄いと思います。
 それより、今期のその他セグメントの計画売上高が、
 過去に比べると強気なのですが、
 この部分は大丈夫なのかな?と漠然と思いますが、
 ここは正直わかりませんね。
 ただ、IRに照会したところで、
 答えてくれるわけないので、ここは静観したいと思います。


 というわけで、纏めます。


 粗利益が伸び悩んだ要因は、各セグメントでみられた。

 不整脈事業では収益性こそ前期並みを確保したものの、
 計画売上高に対する進捗がやや弱い印象がある点が挙げられます。

 虚血事業では、なぜ症例数が伸び悩むのか不明。
 それが今後も続くのかどうかがカギ。
 どうリカバリを打つのかも含めて為替影響位は
 ちゃんと打ち返せる位にはなって欲しい。

 その他は額こそ全体から見れば少ない者の、
 大型機器販売の反動減となっている。


 投資判断としては、不整脈事業の売上の今後の展望や
 虚血事業で本質的な課題認識を一度チェックすると共に、
 今後の対策も併せてみて、間違った対応でなければよいですが、
 その認識や対策がイマイチであれば、
 安定成長性に疑念が湧き、売却という判断もあるかもしれません。
 まずはIRの回答を待ちたいと思います。

 なお、月曜日は暴落すると考えます。
(値動きは読めませんのでなんともいえませんがね)
 しかし、まだ直ちに売却するほど悲観もしていないので、
 カド番での継続保有となります。

 もう少し保有していたら、
 少しポジションを落としていたかもしれませんが、
 現状で私のPFの3%保有ということで、
 少な目なので全体としてのリスクも限定的だと考えます。
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2015/08/02(日) 19:04 | | #[ 編集]
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