十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


 昨年に続き、シュッピンの株主総会に出席しました。


 昨年と同様、2部制での開催でした。
 1部が株主総会、2部が事業説明会です。
 2部は中期経営計画の内容に沿ったプレゼンとQAです。



 まず、1部では、社長が議長役を務めることが案内され、
 相変わらずの緊張ぶりの中で始まります。
 鈴木社長はこの緊張しながらとても熱心さが伝わってくることが、
 人間味溢れていて、昨年同様に私はとても好印象でした。


 株主総会は淡々と進行します。
 監査人による監査報告を終えて、
 剰余金処分、約款変更、社外取締役の選任の3議案が上程されます。

 ここで一括で質問を受け付けます。
 株主総会なので私も含めて質問は遠慮しがちのようです。

 ちなみに参加株主は概ね30人位でしょうか。
 昨年は20名弱でしたから、だいぶ増えました。
 ただ会場も昨年より3倍くらいのスペースとなっており、
 人口密度が低かったこともあり、増えたという実感はありませんでした。


 1部の総会でのQAやり取りは以下の通りです。


(Q)
社外取締役の選任理由は?
コンプライアンスの徹底における経験に期待とあるが、
社内で環境変化などを踏まえてのことなのか。

(A)
昨今の個人情報保護を始めとした時代のトレンドとして、
コンプライアンス遵守は最重要であるとの考えから、
ずっと選任したいと考えていた。
しかし、なかなか適任の方が見つからなかったが、
この度、縁あって適任の方との話がまとまり、今回の選任することとした。
なお、社外取締役の選任は将来的に東証1部への昇格も見据えたという面もある。


(Q)
今しがた、東証1部昇格の意欲について言及があったが、
いつ頃を目途に想定しているものか。

(A)
具体的な言及は出来ないが、
信用力向上のためにぜひともチャレンジしたいと思っている。
但し、東証からのご承認を頂くものであることから、
我々としてはその機会を待つ立場でもあるので、
はっきりとしたことは申し上げられない。



 この2問だったと思います。
 社長は昨年もそうでしたが、質問が途絶えても、
 せっかくの機会ですから、と積極的に会場から質問を促していました。

 こういう姿勢はとても大事だと思います。
 多くの経営者がほころびを出さぬうちに、
 シャンシャンで幕引きする場面でもありますが、
 むしろ質問を促すということで、
 それだけ真摯に向き合っておられると思います。



 ここで10分程の休憩を挟みます。
 続いて、2部の事業説明会です。
 資料は決算説明資料(中計含む)に少し情報が付加されたものです。

 付加された資料の中では、
 他社比較で売上高伸長率やCAGRやROEの比較が興味深いものでした。

 EC企業としてMonotaro、エニグモ、スタートトゥデイなどとの比較、
 店舗系企業としてコメ兵、キタムラ、トレファク、ブックオフなどが挙げられていました。

 上記のEC企業はROEでは30%以上ですが、
 シュッピンはまだ30%に至っていない(27.9%)ので、
 30%をまずは意識している様子でした。

 また当社の生命線である仕入に関する情報として、
 買取金額の推移、その中で前期に差別化戦略として開始した
 「先取交換」の取扱い件数推移も興味深いものでした。

 仕入は順調に右肩上がりであり、
 「先取交換」は順調に浸透しつつあり、利用が促進されていて、
 それが買取額の伸びにも顕著に表れています。


 一通りの社長からの説明が完了した後で、
 QAが活発にやり取りされました。

 一部はユーザとしての意見もありますが、
 手元でメモが出来たもの&自分で聞いてきたことを中心に、
 以下に列挙しておきます。


(Q)
SOLDOUTとなってしまうとその商品の価格は確認できない。
ユーザとして、その商品がどのくらいの価格であったか、
確認出来た方が利便性がよいのだが、検討してもらえないか。

(A)
貴重なご意見として承りました。
ただ、販売価格は常に流動的に変わっていること、
また、同じ商品でも時が経過すると価格帯が変わることも多いです。
仮に販売価格が高くなっていた場合、
それを知ることが、消費者のためになるのかは微妙なので、
様々な観点で要否を判断する必要があるため、ご理解頂きたい。

※私見としては、当たり前、価格などわざわざ表示しないでしょと思います


(Q)
知名度向上が今後の成長に不可欠と認識しているが、
足元ではWeb会員数も確実に右肩上がりとなっている。
この知名度向上はどういった施策や戦略が奏功して実現しているものと、
認識しているか。また、今後75万人という目標に向けて、
新たな戦略を考えられていることがあれば可能な限りでお答えいただきたい。

(A)
一番はユーザの口コミであると考えている。
カメラや時計といった嗜好性の高い商材の愛好家は、
口コミなどに動かされるということが多いようである。
TVコマーシャルなども考えなくはないが、
マスに対する広告宣伝より特定の専門誌などに広告出稿した方が、
効率的な宣伝が出来るものと認識している。
また最近ではフェイスブックなどのSNSを使ったものが効果が大きい。
SNSはコミュニティの形成や口コミが広がりやすいという特徴を活かせる。
(ライカコミュニティなどが活発(らしい))


(Q)
ユーザとして利用した際に、ワンプライス買取を利用したが、
ワンプライス提示価格より高い値段で買い取りしてもらえた。
ワンプライス買取の買い取り額の決め方について教えてほしい。

(A)
ワンプライス買取額は、常に競合会社の動向をチェックしている。
このため、タイミングによっては条件がよくなることもある。
逆に条件が悪くなることはなく、
このあたりが安心感を与えていると考えている。


(Q)
Web会員数25万人は、
本サイトの登録、楽天サイトの登録、YAHOOサイトの登録が
それぞれ加算されたものか。それとも、本サイト単独のものか。

(A)
本サイト単独の登録数である。


(Q)
ユーザとしてポイント還元などの都合で、
楽天サイト経由と本サイト経由とを使い分けている。
そのため、現状2通メーリングリストが配信されてくるが、
これはウザイので、CRM拡充対応を取るのであれば、
このようなことにならぬように一元管理を徹底してほしい。

(A)
貴重な意見として承りました。
ただ、楽天独自のセールの情報などが網羅するためには、
各サイトに適したメール配信も必要であるので、
その兼ね合いは難しい面もあることをご理解頂きたい。



(Q)
分割はどうよ?

(A)
具体的なことは答えられない。

※追加で退出時に社長に改めて聞きましたが、
  もう少し株価が上昇したらやりそうだという感触を得ました。
  前期に分割した時の水準にそろそろ近づいてきましたが、
  その時に決断したプロセスと何か変わる必要性はあるのか?と
  遠回しに聞いてみましたが、そんなことはない、
  前向きに検討していると思われました。


(Q)
4月のサーバーダウンの詳細は?またCRMの開始などで、
個人情報保護などの課題もあるが対策はどう考えているか。

(A)
サーバーダウンについては、ECサイト側の問題ではなく、
基幹システムとPOSとの間のインタフェース部分で、
ハードのスローダウン等の影響が許容値を超えたことにより、
想定より長い期間を止めて対応したものである。
迷惑と心配をかけて申し訳ない。
また、個人情報保護については、
個人情報を扱う端末には、予め、専用ソフトを導入している。
単にセキュリティソフトだけでなく、標的型への対応のため、
より高いレベルのセキュリティ対策、人財教育などの投資を打っている。


(Q)
ユーザとして利用した際に、外箱に軽微なキズがついていたのだが、
以前であれば備考欄にその旨記載があったが、
今回はその記載が見当たらなかった。
人財不足などでオペレーションが回っておらず、
こういったケアが損なわれていることはないのか。

(A)
現場レベルでは特段対応を簡素化するなどの対応は取っておらず、
品質は落とさず対応しているものの、このような落ち度があった点は申し訳ない。


(Q)
仕入強化に向けて、これまでワンプライス買取、先取買取と
相次いで魅力的な仕組みを創出しているが、
今後毎日350点を500点、1000点とすることを目標にしているとのことだが、
そのためには新たな腹案もあるのではないか。
どういった方向で検討されているか。

(A)
現時点で詳細はお話出来ないが、買う側、売る側をうまく繋ぐ、
新たな仕組みをの構築を検討している。


(Q)
決算短信のの経営方針などで、「新商材」、「海外展開」のキーワードがあるが、
具体的にどのようなことを考えているか。

(A)
新商材はアイデアはあるが、タイミングが非常に重要だと考えている。
またリスクが高まることにもなる。
現状でまだ為すべきことは沢山あるので、少なくても5年程度は増やすつもりはない。
同じく海外展開も具体的な計画はなく、
まずは現状の機能改善でまだまだ伸びしろはあると考えているため、
その道でまずは収益を求めていきたい。


(Q)
内部留保を比較的潤沢に毎期蓄えているが、
今後どういった投資を行うつもりが、その方向性など可能な限り教えて。

(A)
箱物(店舗)を作るつもりはない。
現行でネットで為すべきことがまだ山積しているので、まずはこちらに注力したい。
そうでないと、固定費上昇に縛られるため、
まずはネットに関わるソフトウェア投資と在庫を沢山持つために必要な設備などに、
重点的に投資を振るかということを考えている。


(Q)
為替の影響はどうよ?

(A)
緩やかな変化であれば問題なく対応できるが、
急激な変化が続くのは好ましくない。
全体として緩やかに推移してくれれば、どちらでも大差はない。


(Q)
資金調達の手段として借入金を実行しているが、
既存株主には不利になる、増資は検討の俎上に上るのか。

(A)
増資はしない!私(社長)も大株主なので、それでは困る(笑)。


(Q)
インバウンド消費は多くが新品販売で利益率低下の要因となっているが、
インバウンドにおいても中古品の販売比率を高めることは、
現実問題はとても難しいのか。

(A)新宿のバス乗り場の待ち時間などに、
型名指名買いなどで買っているので、
中古品の吟味までの時間がないことも難しさを助長している。



<社長そのほかコメント>
・上場当初PER10倍程度であったが、ようやく成長性を評価してくれて、
並の評価にして頂けてよかった。当時の低評価を知っているからこそ、
この喜びはひとしおだ。

・EC中古はビジネスにはなりえないと揶揄されることもあったが、
今、十分な手応えを感じている。

・中古ではなくリバリューを売り物にしている。



 以上がQAのやり取りでした。


 なお、これに命をかけている(?)人もいらっしゃるようですが、
 総会出席でお土産を頂きました。

 田中屋のきんつばです。

 昨年は山田屋まんじゅうでしたが、センスのよいお菓子が多くて嬉しいです。



 総じて、高いPERがつく銘柄だなということで、
 納得感のある内容でした。
 また成長性も十分魅力であり、今後が楽しみな銘柄です。

 既にほとんどを利益確定してしまいましたが、
 優待を楽しみつつ、気長に持っていたいと思っています。


 なお、当ブログで記載した印象やQAのやり取り記載は、
 私の主観が大いに混在していますので、
 気になる点などあれば、ご自身にてIRに確認頂くなどの対応をお願いいたします。

コメント
この記事へのコメント
まるのんさん、初めまして。シュッピン株主総会の詳細なレポートどうもありがとうございました。私も昨年は同様のレポートをブログに書きましたが、今年は他の会社とかぶって行けなかったので、非常に助かりました!
2015/06/27(土) 00:18 | URL | DUKE。 #-[ 編集]
>DUKE。さん
こんにちは、DUKE。さん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
実は、DUKE。さんのブログは日々訪れて勉強させて頂いていました。

昨年のシュッピンの総会記事も記憶しておりました。
また、そちらのブログでも、
こちらの記事をご紹介頂いたようでありがとうございました!

なかなか被っていけないので、悩ましいです。
私もシュッピンを取って犠牲になった会社もあるので、
出来れば分けて開催してほしいですね。

記事にもある通り、総じて鈴木社長の口ぶりは滑らかで、
順調そのものと感じました。

一方で驕りのようなものもなく、
今の高PERの評価をきっと満たしてくれるものと信じ、
私も残り分は保持していきたいと思います。

今後もDUKE。さんのブログも応援しております!
2015/06/28(日) 19:12 | URL | まるのん #-[ 編集]
まるのんさん、
ご訪問ありがとうございます。
私もまるのんさんの今後のご活躍を願ってます!
2015/06/28(日) 21:52 | URL | DUKE。 #-[ 編集]
>DUKE。さん
ありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたします。
(手短に御礼のみとさせて頂きました)
2015/06/29(月) 00:50 | URL | まるのん #-[ 編集]
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