十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)



 今日は総じて四季報相場だったように思います。
 四季報がどこまで精緻なものかはわかりません。
 実際四季報の予想は全く外れ~ということもあります。
 ですので、その影響力や未知数ではありますが、
 多くの投資家が気に留めていることは事実だと思います。

 そんな私も、買い付け余力がろくにないにも関わらず、
 週末には新規銘柄の発掘に勤しみました。

 どうせいい銘柄を発掘しても、
 現金が少ないから買えないし、
 などとモチベーションを維持するのが大変ですが、
 私は修行中の身なのでそんな偉そうなことは言ってられませんし、
 こういう発掘作業はこれまでもご紹介している通り、
 案外好きですから大変な「作業」ではありません。


 自分の発想力や銘柄や業界に対する洞察力を養うには、
 恰好の機会だと認識しています。
 ですから、実際の儲けに繋がるかどうかはともかく、
 これも一種の練習の機会と捉えて向き合うようにしています。


 そういった意味で予め先入観を取っ払うためにも、
 敢えて事前のスクリーニングはせずにまずは通読をしています。
 パフォーマンスへの貢献のことだけを考えれば、
 効率を重視してスクリーニングをかけた方がよいでしょう。
 そしてこのスクリーニングは様々な視点がありますから、
 これはこれで自分の勉強のためにこれから整理したいと思っています。
 (これはまた別の機会にご紹介したいと思います。)


 通読をする際に、3000番台、2000番台、9000番台、1000番台の順で
 読み込んでおり、この週末でこの4つの区分はほぼ読み終えました。
 まだまだ半分も来ていませんが、楽しく読み進めたいと思います。
 この順番は単純に自分の好みのものが多いか少ないかの
 これまでの感覚によるものです。特に意味はありません。


 四季報を読む始めるときにどのように皆さんは読んでいますか。
 私が今回読み進めているやり方は以下のような泥臭いやり方です。
 皆さんの読み進め方もぜひ参考に教えて頂ければ嬉しいです。



 1.専用の付箋を購入する
  私は100円ショップで付箋を購入しています。
  拘りは、貼付部分が透明になっているもので、
  先端(本から飛び出る部分)だけに色がついているものです。
  本当は「保有銘柄」、「購入検討銘柄」、「監視銘柄」位の区分で3色あれば十分ですが、
  3色で透明な付箋となると実は結構付箋の幅が広いものになってしまいます。
  しかし、付箋の数も多く貼付することになるので、
  それなりに幅の細い付箋がよくて、そうすると5色とかになってしまいます。
  そもそも100円均一にこのような条件の付箋があまりなくて、
  ちょっとかわいい模様がついていたりして、
  シンプルなものがないのですよね。
  というわけで、私はSeriaのものを使っています。
  そういえば、Seriaの株価は過去に大きな上昇を見せていますね。
  こういう先見性のある投資(?)が出来るといいですね。
  晴れて付箋を購入しましたら、準備は完了です。
  早速読み込みに入ります。


 2.1次選考基準を実施
  この1次選考の基準は毎回変わります。
  投資家としてまだ投資スタンスが確立していないことを、
  露呈させてしまっていまい恥ずかしい限りです。
  本当はブレずに毎回決まった視点で捉えて、
  それが意識的に多面化されたものであれば、
  確固たる自らの視点に据えられるつつもマンネリ化を防ぐことが出来るということで、
  私の理想でもあります。
  しかし、毎回、今回の1次選考ではどういう視点でみようかとまずは想像します。

  私が投資を始めた頃は、
  とにかく低PER・低PBRなもの=割安なものと捉えていました(笑)。
  ただ、そうはいっても赤字続きではいけないし、
  借金が多すぎるのも困るということで、こういう当たり前の感覚のみに頼っていました。
  恐ろしいことにそんな表面的な定量データだけを見て、
  最初の良い悪いを判断していたのです。

  ですから、かつては、PER水準、PBR水準、業績推移で利益に大きな赤字がないこと、
  赤字が続いていないことを確認し、
  有利子負債と自己資本比率をチェックして有望と思えば1次選考通過です(笑)。

  そのため、かつての四季報を手に取ると、
  これでもかというくらい、付箋が貼られていて、
  もはやどの付箋のページが本当に重要な銘柄なのかわからない状態になっています。
  軽く100枚は超えていますね(笑)。

  自動車関連の精密機器会社や商社、不動産関連など、
  多くの銘柄が選定されていましたよ。
  

  そして、今、対して成長したわけではありませんが、
  1次選考といえど、単にPER。PBR、利益推移、自己資本比率、有利子負債
  のみを見て判断することはなくなりました。

  今回は概ね以下のような感じです。

  (1)定性情報に目を通す
   事業内容やこの銘柄のトピックスにまずは目を通します。
   ここで大事なのは、
   出来るだけクリティカル・クリエイティブ思考に立つことです。
   自分の思考の枠を外して考えること、
   そして本当にそうかと懐疑的にみることです。
   私がかつて一番最初に2倍株を手にした
   2376サイネックスなどがよい例です。
   当時はふるさと納税のテーマもなく、
   電話帳を発行する会社でした。
   電話帳を発行してその広告収入が主力でしたが、
   私の枠で捉えると、
   もう紙の電話帳など
   ニーズなどないだろうということになるわけです。
   当時の私はそもそも定性情報など
   まともに見てませんでしたから(笑)、
   逆に投資に踏み切れたのですが、
   もし当時、定性情報を思考の枠に捉われて
   読んでいたら、投資することはなかったと思います。

   ひたすらトイレットペーパーだけを作る会社だったり、
   ひたすら卵焼きを作る会社だったり、
   はたまた怪しい健康食品を提供しているように思えたり、
   様々な企業がありますが、
   それを自分の尺度だけで捉えない、
   本当に斜陽化しているのか、
   そこにブレークスルーはないのか、
   そんなことを想像しながら、
   クリティカル・クリエイティブに考えます。

   当然、その場ですぐにそこに光り輝くストラテジーなど
   思いつくわけはありませんので、
   そんな何かイノベーションが起こり得るかもと思いながら、
   その感覚を噛みしめて次の項目をチェックします。


  (2)営業利益とEPSの推移、営業利益率の水準をチェック
   営業利益とEPSの過去と今後の上昇率をチェックします。
   厳密に何%という算出はせず、
   その場で暗算でCAGRをイメージします。
   どうじに営業利益率の水準も暗算です。
   ざっくり5%未満か、
   5%~10%、10%超えかくらいです。
   あとは東日本震災時の業績影響もちょっと気にします。
   その期に業績に変化があったかくらいは
   見るようにしています。
   この時、5%未満の会社は
   その後上昇してくる要素はないかなと想像しますし、
   5%~10%の会社は
   今度緩やかに下向きになりそうなのか(競争激化など)、
   徐々に改善していきそうなのかを考えます。
   10%以上の会社はなぜその水準にあるのか想像します。
   単にアベノミクスの影響?
   それとも為替の影響?などと考えます。
   ここでどんな本質的な強みがあるのか、考えます。


  (3)営業CFと現金同等物の水準、自己資本比率をチェック
   営業CFがマイナスでないか、
   現金同等物がどの程度増減しているか、
   そもそも有利子負債と比較して
   どの程度の水準であるか辺りを気にします。
   自己資本比率は見てふ~んと思うようにします。



  ここまで、(良い意味でも悪い意味でも)特にひっかかることがなければ、
  1銘柄当たり1分~2分程度で処理します。

  ここで明らかにNGとなるものは除外します。
  たとえば(1)で継続企業の疑義とか、
  何のビジネスなのか全く理解できないとかですね。
  (2)でいえば、ずっと赤字続きの企業などは外します。
  ですのでバイオ関連とかは外れてしまいますね。
  (3)で営業CFが連続して大幅なマイナスとか、
  実質破たん状況ではというBS状況だと感じるなどですかね。



  (4)時価総額・PERのGAPチェック
   上記(1)~(3)を総合的に見て、
   自分の想定する時価総額、PERの水準を想像します。
   限られた情報からみて、
   PER15倍、時価総額200億くらい?とかですね。
   そして最上部に記載の事実と比較します。
   PER10倍、時価総額50億のように
   想像とGAPが大きい場合、特に割安な場合は、
   なぜ?と自問します。
   この段階で株主構成、設備投資など
   網羅的に記載に目を通します。
   
   そして割安側の理由がはっきりわからない、
   そういう銘柄に1次選考合格の証である付箋を貼付します。

   ちなみに5色ある色は、
   感覚的なその銘柄に対するリスク見合いに応じて、
   使い分けています。

   暖色系になるほど、リスクが高いと感じているもの、
   寒色系になるほど、リスクが低いと感じているものです。

   この(4)の判断は、概ね5分程度かけます。

   ですので、1次選考は(1)~(3)で脱落する銘柄は1分未満、
   (4)まで来て合格判断をするまでくればトータルで6~7分程度です。

   
 3.ホームページで2次選考
   IRページだけでなく、製品(サービス)情報など、
   5分ほどでサーフィンします。
   IRページでは、
   決算説明資料があればそれは通読します
   説明資料がなければ短信の表紙と最初の数ページを読みます。
   ここではこの会社の強みや成長性の源泉が何かを探る気持ちで接します。
   なるほど、そういう強み、ビジネスモデルがあるのかと
   納得できるものがあれば、有望と判断します。
   逆にそこに発見がなければ、残念ながらここで脱落です。

   いくら1次選考で割安と感じても、
   この強みや成長性の源泉に発見がなければ諦めます。
   これが投資を始めた頃と一番の違いかもしれません。
   投資を始めた頃は良くも悪くも割安さだけに注目していましたが、
   そこに成長性や安定性を考慮するようになったのが、
   大きな違いです。

   一方、このようにスタンスを変えていく中で危惧していることは、
   安易に高PERを許容しないようにしたいということです。

   今は市況も好転していて、市場全体が浮かれている状況で、
   PER10倍台なんてざらだし、むしろ10倍台後半だって割高という印象は
   薄くなってきたともいえます。

   これがその個々の銘柄の成長期待に即したものであるか
   十分検証しないといけないと思っています。

   かつて、10倍以下でなければ買わないという、
   一律的なルールを課していてそのことはあまりに安直すぎると思う一方で、
   今の市況に流され、安易に妥協を許さない姿勢も堅持したいと思っています。

   そんな危惧を抱きながら、
   1次選考でイメージしたGAPが、その企業の安定的な成長を加味した場合に、
   十分狙える利鞘があると判断されるかどうか、
   この感覚で2次選考の判断を下していきます。


   ここで合格した銘柄は、四季報の付箋の向きを変えて貼付します。
   と同時に、監視銘柄として株価ボードに登録します。

   ここからは安易に買い付けに走らない、
   自分への抑制力を保てるかが勝負です。
   

 4.冷却期間を持つ
   最低数日は冷却期間を持ちます。
   もちろん株価ボードで日々の動きを確認しますが、
   日が経って同じIR資料を見るとまた違った視点を持つことも出来ます。
   そのために、この単純に数日置くというのは重要な期間と捉えています。


 5.個別銘柄分析シートを作成
   最近様式改訂をしましたが、
   改めて客観視するためにも分析シートの作成を行います。
   これまで自分が見てきたことを整理するわけですね。
   ここで買い付け目標や目標株価を具体的に設定します。
   場合によってはブログに記事を紹介しています。


 あとはタイミングを見て購入するだけですが、
 たいてい、お約束通り、買えば下がります(笑)。



 というわけで、週末に読み進めたうち、
 (1)~(3)まで実施し、株価ボードに登録したのは、
 以下の銘柄達です。


 3712 情報企画
 3771 システムリサーチ
 3822 Minoriソリューション
 3835 eBASE


 そして各銘柄の本質の騰落率は、
 +4.6%、+4.0%、+1.3%、+3.4%
 ということでこのうち後者2銘柄が新高値更新です。

 たまたま3000番台から始めていて、
 かつ馴染みのあるIT系が多くなりましたが、
 どれも(3)までのチェックでは有望となりました。
 ただそれは誰しもが同じでみんな買うのだなと思いました。

 (4)の冷却期間を意識していなければ、
 今日の寄付で買っていたかもしれません。
 かつてシンプロメンテという銘柄でそれをやって、
 その後、数日で退散するという失敗を犯しています。

 飛びつくことが悪い事とは思いませんし、
 これからも天秤にかけて、
 このような行動をとることはあると思いますが、
 私のように視野が狭くなりがちな者にとっては、
 あえて強制的に冷却期間を意識しないと、
 なんでもかんでもになってしまうので
 気を付けないといけないと思っています。


 いつも通り、だいぶ紆余曲折な記事になりましたが、
 四季報を読むとしても色々なやり方があると思うので、
 ご紹介してみました。


 というわけで、最近導入した四季報の広告を貼っておきます。
 私は紙で見る派なのですが、
 お手軽なのはKindle版ですね。
 外出先でもデバイスから見られるのがいいですね。
 この時期、私は通勤バッグが重くなりますが、
 そんなこととも無縁です。


コメント
この記事へのコメント
まるのんさんの目にも止まったようで、
自信が増して来ました。

自分は四季報見るときは、
ROEとROAを最初に見ます。

ROEが一桁だったり、
両方とも前年比マイナスだったら、
スキップします。

ROEはあまり内容のない指標と思いますが、
昨今の注目度を重視しています。


2015/06/15(月) 23:37 | URL | fhiyoshi #a2H6GHBU[ 編集]
>fhiyoshiさん
こんにちは、fhiyoshiさん。

情報企画はfhiyoshiさんも注目されていたようですね。
私はまだ四季報とちょっとHPを見ただけですが、
なかなか感触はよいように思いました。

ただ、詳細を分析していくに当たり、
何かみえてくるかもしれません。
また機会があれば取り上げてみたいと思います。
(と言いつつお約束は全く出来ないのが申し訳ないです)

ROEやROAを見るのですね。
私は現状ROEが一桁であることは
そこまでネガティブに捉えませんが、
今後ROEが向上していくこと、
それが単に配当性向を無用に高めた見かけ上のものでなく、
きちんと利益の成長を伴ったものである点を重視します。
それに加えてROAとROEの差があまりに大きい時には、
レバレッジの効かせ方が本当に合理的、納得性のあるものか、
この点も留意したいと思っています。

ついついROEが注目されるので、
ROEが高ければ優秀と思いがちでしたが、
単にレバレッジを過剰に効かせているだけかもしれませんからね。

私はROEは重要な指標のひとつだと理解しています。
確かに一部では軽視したり、
あるいは過度に重視するなど立場もそれぞれですが、
私個人的には収益性、回転率、レバレッジの積数であるので、
総合力を見る上で無視出来ない指標という感覚です。

一方、前述の通りレバレッジに依存してしまったり、
配当性向が適正化をDOEなどとセットでみなければならず、
ROEだけでは判断が難しいのも事実です。

恐らくfhiyoshiさんもこのあたりのことを意識され、
それでも最初に見る指標としてROE,ROAというのは、
至極納得させられるものでした。

教えて頂きましてありがとうございます!
2015/06/16(火) 01:41 | URL | まるのん #-[ 編集]
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