十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


 中広について、通期決算を通過したことから、
 基礎情報等を新たなチェック様式を用いてサマリしておきます。


 なお、チェックシートはPDF形式でアップしております。
 以下のリンクから表示又はダウンロードをしてご参照ください。
 (PDFファイルへの直リンクのため、別Windowsが立ち上がります)

****************************

 【銘柄分析シート】2139_中広

※PDFファイルを読み込むためには、AdobeReaderが必要です。
 当ソフトがインストールされていない方は、以下より取得願います。
adobe.png


 ちなみにまだこのシートは色々ブラッシュアップ中なのですが、
 いつまでたっても満足いくシートは出来そうにありませんので、
 完璧でなくとも公開してしまいます。


1.基礎情報・株主情報・従業員情報

 まず基礎情報からです。
 上場は2007年ですがこれは名証上場です。
 一方最近、東証2部の上場も実現し、
 経営層としては東証1部を射程にしているようです。
 本質的なファンダメンタルズ上は、
 1部だろうが、2部だろうが大差ないわけですが、
 当社の事業上、1部指定であることがビジネスの上でも
 有利に働くと考えられますので、
 こういった期待はひとつの材料と捉えることが出来ます。

 特に当社のようにその土地その土地に密着した事業や、
 アライアンスによる拡大を視野に置いている点からも、
 このことは合理的だと考えています。

 一方で株主数はまだ少ないなと感じます。
 こちらも中長期的な株価上昇のためには、
 もっと増えてくれるといいなと思います。
 人気投票的な要素もあると言われますので、
 今これだけ脚光を浴びていないうちに仕込んでおり、
 徐々に株主数も増えていくことに伴い、
 株価も上昇基調を描くことをイメージしています。
 まずは東証1部指定替え基準の2200人を達成して欲しいです。


2.収益性指標
 まず売上や利益水準の期間3年CAGRは目まぐるしい成長です。
 特に2014年3月期の伸長率が大きいようです。
 連結開始年度ということもありますが、
 過去の資料などを読み返してみると、
 やはり発行地域や部数の拡大が想定超だったようで、
 主力事業が堅調だったということのようです。

 利益率についても同様の傾向がみられ、
 今期予想も若干の改善が計画されています。
 営業利益率では10%水準まで来れば、
 事業の強さやその企業の存在について
 ひとつステージが変わるような気もしますが、
 今の紙媒体の広告収入が主体のビジネスだけでは、
 もうこの水準が限界だと思います。

 今後ポータルサイトのプリモ事業などの
 新たな事業が収益モデルとなり、
 高収益化へ貢献しないと10%という高いハードルは難しいと思います。
 ただ、無理ではないと思います。
 当社は政治家と同じ(?)で地盤を大切にしています。
 特に名古屋地域では知名度やユーザーからの必要性も高いようで、
 それをコンテンツ化しても一定の需要や、
 新たなニーズの掘り起こしなども期待されると考えます。

 今後のVCを含めたエリア拡大の効果と、
 紙からコンテンツへの幅出しの効果がクロスし、
 成長は当面続くものと理解しています。

 少なくても当社が掲げる発行部数1000万部は、
 高い目標ですが、それが成長性の根幹をなすものなので、
 今後も期待をしたいと思います。

 なお、参考指標としては、東証2部平均とサービス業の
 平均数値を採用しました。
 本当はサービス業というざっくりしたものではなく、
 もう少し正確なものを拾いたかったのですが、
 すぐにデータが取れず、妥協しました(笑)。


3.財務・キャッシュ指標
 流動比率、当座比率は目安の100%を超えており、
 特に懸念はありません。
 自己資本比率は経年で改善しており、
 40%台になってだいぶ良化しています。
 3ページ目の財務性評価のグラフからも、
 特に優劣のない並のBSという印象です。
 投資については、ポジティブでもネガティブでもないと思います。

 キャッシュは営業CFを確実に稼ぎ出し、
 適正な範囲で投資がなされております。
 フリーCFも毎期順調に積み上げられ、
 現金は徐々に蓄積されてきています。
 もう少し現金に余裕が出てくると、
 機動性の面でも色々検討余地が出てくると思います。

 私は財務諸表を読むのがまだまだ苦手で、
 特にBSを読み解くのが難しいです。
 上記のようにレシオを色々計算してみれば、
 一定の水準は認識できますが、
 あまり投資判断に活かすことが出来ません。

 また安全性評価の観点では、
 営業CFが一番嘘をつけないと言われます。
 ただそこまで安全性に不安のあり、
 キャッシュフロー計算書を精読しなければならないような銘柄に、
 あまり近づきたくはないものです。

 そういう意味では決して財務岩盤というわけではありませんが、
 当社は特に不安を感じるような内容ではないという結論です。
 

4.資本利益率及び配当関連指標
 ROEが高い水準にあります。
 これは昨今の高ROEがもてはやされる中ではよいことでしょうか。
 そもそも私はもてはやされたくて保有しているわけでもないのですが、
 しかし資本利益率が高い点はやはりいいことですからね。

 ただ、高ROEの場合、必ずROAもチェックしないとなりません。
 当社の場合、2013年3月期頃まではROEの高さに対して、
 ROAが低い水準でした。
 つまり、それだけ借入金に頼った経営だったということです。
 それが悪いことか良いことかは、
 簡単に判断は出来ません。
 ただ、レバレッジをかけた経営であったこと、
 リスクがあったことは確かです。
 当社のその後のこれまでの経営成績を見れば、
 今の所、これがよい方向に結果を出してきていると思います。
 配当性向やDOEは決して満足いく水準ではありませんが、
 そもそも配当に期待した投資ではないので、
 この点はこれでいいと思っています。


5.バリュエーション情報
 時価総額が私好みの銘柄です。
 2桁億台真ん中くらいの銘柄が、
 3桁億、そして200億台へと伸長していってくれること、
 それがなんとなく思い描いている私のイメージです。
 中広がこのようになってくれるかはわかりませんが、
 そのポテンシャルはあるのではと考えています。
 とても地味なのですがね・・・。

 ただ、過去の騰落率を見ると、
 なんだかもうそろそろ一服なのではとも思えてきます。

 確かに3年で3倍弱の純利益成長に対して、
 株価は4倍強になっていますからね。
 というか、逆にこのような地味な銘柄で、
 かつ長く名証銘柄だった中で、このパフォーマンスは驚きです。
 2013年頃の四季報に相次いで付箋を貼っていたにも関わらず、
 この時期に買えていない自分が情けないですね。

 一方で、PER水準は12倍弱です。
 一方で、私の当社への成長性は今後は平均すれば15%程度と見ており、
 適正なPERは15倍と見ておりました。
 ですので、現在の水準でもやや割安だと感じています。
 ただ、この程度のGAPであれば新たに買い増したりする程でもないですし、
 もしかするともっと良い銘柄があるような気もします。

 ここで再確認したいのは、私の年利目標は15%です。
 もちろん個々の銘柄で失敗もありますし、
 現金比率も確保しているので、
 15%を目指していてはダメなのですが、
 中広が成長率15%分とプラスPER是正分のパフォーマンスを期待するとすると、
 私の目標感にも程よくちょうどよいと感じます。


6.四半期データ
 3ページ目のグラフの方がわかりやすいですが、
 15.3期の4Q単の結果で利益率が向上しています。
 確かに四季報の予想通り、計画比下振れで着地していますが、
 営業利益率で10%を超えているため、
 一過性の理由なのかどうか、このあたりを精査したいと思います。
 短信からは私は読み取れなかったので、
 IRに聞くか、次の1Q結果で経過確認するかしたいと思います。


<サマリ>
 ニュートラルにこれまでの見込みから変更はありません。
 特にサプライズはありません。
 ついついサプライズを求めがちですが、
 大筋で自分の想定通りの結果であり、
 また計画が開示されていますから、放置が正解だと思います。

 市場はやや好感したのかもしれませんが、
 そもそも出来高も少ないですから
 よくわかりません(笑)。

 ついついこういう退屈な局面でもっと目先のことで動いてしまいがちですが、
 これには留意したいと思います。


****************************

 今回は変化がないかつ開示資料も限られる中で、
 新鮮味のない経過分析になりましたが、
 こういう地道なチェックが大事なのだと思います。

 これからもこういう営みを粛々とやって、
 自分の投資行動に合理性を追求していきたいと思います。


コメント
この記事へのコメント
はじめまして、
いつもブログで勉強させていただいております。

今回、まるのんさんの様な尊敬する投資家が努力していることを改めて確認でき、投資に対する姿勢を考えさせられました。

最近勝手に初心者卒業したような気になり始めていたのでもう一度気を引き締めたいと思います。

チェックシート参考にさせていただきます 笑
2015/05/11(月) 20:53 | URL | beyan #/Yt6bh8I[ 編集]
エイジア まるのんさんが言われた通りの結果になりましたね。
来季も保守的ですが、明日の株価はどうなるのでしょう。
けど今回の決算短信は非常に説明が多く分かりやすかったですね。
2015/05/11(月) 22:45 | URL | トム #-[ 編集]
エイジア本決算いかがでしょうか。大型案件の取り引き数の低下や人件費の上昇の中で利益率17%はある意味凄いな、などと気楽に見ておりました。

今のところ私の見たては変わりませんで、今期実績EPS80円で1500円を目指して欲しいと思っております。EC市場の拡大と、B2C企業の宣伝への投資にそれなりの見直しが入ると思っております。新戦力がひとりあたり一千万円単位の売り上げに貢献できるようになれば楽しみが増えますね。純粋な実績相場に期待して投資したいと思います。
2015/05/11(月) 23:52 | URL | 素人投資家A #-[ 編集]
>beyanさん
はじめまして、beyanさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
また尊敬されているなどと照れてしまいますが、
大変光栄です。ありがとうございます。

投資に対する姿勢もまちまちですし、
もっとフランクに付き合う方法だってあると思いますし、
そもそも分析などしないという手法の方もおられると思います。

私はまだまだ企業価値を推し量れるには未熟ですので、
こういう皆さんとの意見交換を始めとして、
井の中の蛙にならぬように読者の皆様と一緒に勉強させて頂ければと思っています。
今後もぜひ、気軽にコメントを下さいませ。

チェックシートはまだ過渡期なのですが、
完璧を目指すといつになるかわかりませんので、
えいやーで使ってみました。
2015/05/12(火) 01:34 | URL | まるのん #-[ 編集]
>トムさん
こんばんは、トムさん。
IRに照会までしてお時間を頂いて判断したので、
概ね予想通りの結果となりました。
次期の見通しが保守的であるということであればよいのですが、
最終的にはもう少しEPSを伸ばしてもらいたいなと思っています。

私も今回の開示資料は今までのものから更にブラッシュアップされ、
投資家として知りたい情報が整理されていて、
なかなか読みごたえがありそうな内容ですね。

私もまだ一通り目を通しただけですが、今期の未達の分析など、
大型依存度と継続性という観点で切り出したのも、
よい判断だと思いました。

またオートメーション化について少し注目していきたいと思いました。
どうぞ、今後もよろしくお願いいたします。
2015/05/12(火) 01:39 | URL | まるのん #-[ 編集]
>素人投資家Aさん
こんばんはm、素人投資家Aさん。
とりあえず雑感だけ記事にアップしましたが、
まだ精読出来ていないのと、説明資料と動画がUPされるはずなので、
こちらを見た上で改めて取り上げたいと思います。

なお、雑感としてチェックした限りは、
株価としては無反応ではないかと思います。

私も中長期的なスタンスは変わらず、
今期はやや保守的な計画ではないかという仮説の下、
EPSは75~80位ではないかと踏んでいます。

私はオートメーション化について興味を持ちました。
従来の商品・サービスの展開を進めていきつつ、
新商品・新サービスにも着目していきたいと思います。

私も仰るように、
純粋な実績相場になってもらいたいですが、
どうしても思惑で動くことだらけですので、
せめてそういう波にさらわれぬように、
自分の足場をきちんと守っていたいと思います。

新戦力が形になるのもIR照会時に、
今期からと聞いているので、色々期待は膨らみますね。
2015/05/12(火) 01:48 | URL | まるのん #-[ 編集]
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