十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)



 営業利益率での評価の続きです。

 関連記事は以下です。


 ◆営業利益率の重要性
 http://tryinvesting.blog.fc2.com/blog-entry-476.html

 ◆営業利益率から保有銘柄を見てみる ~その1~
 http://tryinvesting.blog.fc2.com/blog-entry-477.html



4245 ダイキアクシス
 前々期:1.7%
 前期 :2.6%
 今期 :2.8%

  【業界水準】 1.9%
  ※卸売業_化学製品卸売業

  【競合会社】
   6328 荏原実業 4.4%
   6489 前澤工業 3.1%

  【評価】
   当社は化学セクターではありますが、
   ホームセンター絡みの事業もあり、
   かつ浄化槽を設置していく事業でもあり、
   卸売業としてみれば、この利益率の低さもまぁ納得です。

   ですが、今後海外のインフラ構築事業などが成長してくると認識しており、
   そのストック性収益も積み増されていくことで、
   利益率は上昇してくるものと考えています。

   ここ3年はまだまだわずかな利益率の改善ではありますが、
   これは今後の伸び代がある要素としてポジティブに考えています。

   また上下水インフラとセットで緊急時の電源確保の観点で、
   これから進展させようとしている小型風力発電事業が、
   いよいよ収益貢献してきます。

   こちらは小型の風力発電システムというニッチな領域で、
   まだ明確なリーダー企業もいない中で、
   どの程度の利益率をたたき出せるのか、
   推移を見守りたいと思います。
   初年度はまだ試行や運用が定着せず、
   少し定常状態になるまでは不安定に推移すると思いますので、
   こちらも中長期で見守りたいと考えています。

   競合会社については、いずれも設置工事などが主体ですので、
   ダイキアクシスの卸売部分を別にみれば、
   まぁ肩を並べる程度のものでしょうか。

   現時点で利益率が肩を並べているということは、
   今後明確な競争優位性が存在しているのか、
   そこが不透明なことが利益率から見える課題かもしれません。

   もちろん定性的な情報として、ダイキアクシスの浄化槽が、
   賞を受賞して商品魅力度向上に寄与しているなど、
   優位性がありそうなトピックスはありますが、
   これが実際に定量的な利益率という面で徐々に見えてくるといいのですが。



2352 エイジア
 前々期:<連結対象前のためデータなし>
 前期 :24.0%
 今期 :21.9%

  【業界水準】 6,7%
  ※情報通信業_情報処理・提供サービス業

  【競合会社】
   3831 パイプドビッツ 21.9%

  【評価】
   こちらの利益率は高いですね。
   Eコマース売上ソリューションとして、
   当社の製品・サービスが広く業種を跨り採用されていますが、
   その競争優位性があることを示唆しています。

   一方、足元で業績が停滞しているのは、
   製品・サービスの優位性はあれど、
   増税の影響による消費マインドの低下が
   巡り巡ってシステム投資抑制にも波及しており、
   優先度としてそもそもこの分野への投資が繰延べになっている、
   そんなところだとみています。

   今の停滞が製品・サービス魅力度や競争優位性に影響があるものであれば、
   それは、利益率の悪化などで顕在化してきますが、
   トレンドとして利益率が右肩下がりに落ちてくる事態になれば、
   競合製品や、代替サービスなどの影響をよく精査すべきだと思います。

   現時点では直ちに精査が必要なものではなく、
   一過性のものと考えていますが、
   こういった点がリスクになりえると思います。

   当社のような小さな会社であれば、
   いくら良い製品・サービスを持っていても、
   一過性の事象とはいえ、会社ごと吹き飛んでしまうことも懸念しなければなりませんが、
   幸いにして財務基盤も頑丈ですし、銀行出身の社長ですから、
   そのあたりは今後もうまくやると思っており、
   その点もポジティブに捉えています。

   当社の製品・サービスはシェアにすると20%程度で、
   トップシェアとはいえ、圧倒的なシェアではないようです。
   にもかかわらず ここまでの利益率を確保できるのは素晴らしいと思います。



9467 アルファポリス
 前々期:33.3%
 前期 :31.5%
 今期 :28.3%
 ※データがなかったため経常利益率で表記

  【業界水準】 2,5%
  ※情報通信業_出版業

  【競合会社】
   4348 インフォコム 9.3%
   3641 パピレス 6.1%

  【評価】
   こちらも高利益率です。
   通常出版物を刊行するビジネスの場合、
   まずコンテンツ制作にお金がかかります。
   記事を書いてもらう、もしくは取材する、
   著者に原稿料を払うなどですね。
   そしてそれを販促するためのお金も必要です。
   それなりに広告費をかけるので、
   販管費が多くなるはずです。

   そしてこの主要な原価費目について、
   当社の場合、コンテンツは投稿型ですから、
   投稿されるサイト構築とユーザ数だけが維持出来れば、
   よいわけです。
   プラットフォームが存在し、それが機能していれば、
   コンテンツは豊富に抱えることが出来ます。

   そして販促についても既に投稿型サイトで人気投票により
   売れ筋は予測可能ですから販促費も
   集中投下することで効率がよいのでしょう。

   このようなよいスパイラルが機能しているうちは、
   きちんと成長してくれるでしょうし、
   利益率も明確な競合がなければ問題ないと思います。
   そしてユーザー囲い込みが図れれば障壁も案外高いと思っています。
   
   脅威は現状のプラットフォームにユーザーが離れてしまい、
   コンテンツが収集できなくなってしまうリスクです。




9414 日本BS放送
 前々期:19.4%
 前期 :21.5%
 今期 :20.9%

  【業界水準】 6,6%
  ※情報通信業_映画・ビデオ制作業

  【競合会社】
   9413 テレビ東京HD 4.1%
   9402 中部日本放送 5.3%
   4839 WOWOW 11.8%

  【評価】
  こちらも高い収益性を確保しています。
  他の民放放送局と比べると圧倒的です。
  これは当社の事業を考えてみるとなんとなくわかります。

  まず原価に当たる制作費は、
  実際に番組を見てみると安く抑えられているなと思います。
  キー局のように有名な方が多数出てくるわけでもなく、
  セットなども凝ったものではありません。
  そもそも散策しますなど、緩い感じの構成が多く、
  制作費も相対的に安いと思います。

  また、放送設備もBS放送のみですので、
  地上系に大型の投資が不要です。

  WOWOWなどが衛星放送主軸なので、
  その分、民放局に比べると高い利益率になっています。
  但し会員からの月額料金という課金ですから、
  販促費などが必要になり、日本BS放送に比べると低いです。

  日本BS放送は何より認知度向上が課題ですから、
  販管費をどこかで投資していくことになるので、
  当面は高画質化への固定資産投資と相まって、
  利益率は下がるでしょう。
  しかし、認知度向上による視聴者増加が、
  効率的な広告出稿に好影響が出てくれば、
  更なる成長が待っています。

  当社のリスクはこの認知度向上施策がうまく機能せず、
  不発に終わってしまうことでしょうか。

  あとは通販事業がこれからの時代でも一定の利用者が
  維持できるのか、このあたりは少し懐疑的に見ています。
  ですが、これはあまり全体量から見れば微々たる影響と見ます。



3844 コムチュア
 前々期:11.2%
 前期 :12.1%
 今期 :11.5%

  【業界水準】 6,7%
  ※情報通信業_情報処理・提供サービス業

  【競合会社】
   9749 富士ソフト 5.6%
   3666 テクノスジャパン 9.4%

  【評価】
   クラウドサービスを主業にしているわりには、
   利益率は平凡です。
   ただ、ソフトウェア業界、SI業界において、
   営業利益率が10%を超えるとなるとこれは優秀な部類です。

   リーディングカンパニーのNTTデータも経営目標にはなっていますが、
   10%は道半ばです。
 
   国内ではコンサル部門に強みを持つアクセンチュアや、
   金融分野に強みを持つNRIなどが10%を超えますが、
   その他の同業では10%越えは困難です。
   外資ではIBMなどは当然10%どころではなくもっと上です。

   国内でも10%を超える会社は実は存在はしますが、
   それは付帯ビジネスとして、
   利鞘の高いハードウェアをセットで販売していたり、
   インターネットを活用したサービス事業を包含しての結果だったります。

   コムチュアは主業をソフトウェア業界に地足をつけての結果ですから、
   評価したいと思っています。実際に平均よりは上ですね。

   リスクとしては、やはり不採算案件の影響です。
   規模こそ大きくないものの、
   今期にその影響の尾を引いており
   もちろんその影響だけではないでしょうが、
   今期の利益率がやや下がっています。

   このように不採算案件を出すと、
   この業界では、受注額と同額程度の損失を出します。

   東証IRフェスタでも説明されていましたが、
   受注1億規模の案件で不採算案件化してしまうと、
   損失1億ということですね。

   そしてそのリスクヘッジ策がなかなかないのです。
   特効薬はなく、日々のマネジメント強化という曖昧なものです。
   少なくても投資家側からすると何の予兆もなく、
   突如顕在化するので、その意味ではリスクは高いと認識しています。




9090 丸和運輸機関
 前々期:6.9%
 前期 :5.4%
 今期 :5.4%

  【業界水準】 4,1%
  ※運輸業

  【競合会社】
   9037 ハマキョウレックス 7.1%
   2384 SBSHD 3.3%

  【評価】
   物流業界は何かとブラック企業が多いと言われています。
   トラック運転手などが酷使されているなどのイメージ先行の要素もあります。
   しかし、当社は人『財』教育に重きを置いて取り組んでおり、
   まずはその点で好感を持っています。
   利益率は平凡ですが、この人財重視そして顧客重視の姿勢が明確で、
   かつ現在物流システムの拡大投資局面ですので、
   利益率にはあまりこだわらなくてもよい時期だと思います。

   むしろスーパー各社の囲い込み状況や、
   物流センター構築の進捗とそれをトップライン(売上)でまずは把握していく、
   利益は後からついてくる、今はまだその程度の評価でよいと考えます。

   リスクはこの営業利益率からも言えることですが、
   明確な競争優位性があるわけではないということです。
   当社はネットスーパー事業など成長性が高そうな分野を現在開拓中で、
   こういうある部分に強烈な強みが構築出来れば、
   きっと利益率にも一定の効果は出るかもしれません。

   ただ、顧客重視を貫くでしょうから、
   利益は顧客にも配分するかもしれませんから、
   劇的な利益率改善も望めないかもしれません。


 続きは次回の記事で・・・。


コメント
この記事へのコメント
お疲れ様です。
今回の記事も大変勉強になりました。

日本BS放送の認知度向上には今後に期待したいですね。

私も保有しておりますが、保有に至った経緯としましては、インターネットなど使ったこともない老いた父母がBS放送を見ていることを知ったからです。
理由を尋ねたところ、娯楽がテレビしかない年寄りにとって民放はつまらなすぎる、BSは面白いとのことでした。

まだまだBS放送の存在を知らない世帯が多いことと、民放のつまらなさが続いていることは追い風になるでしょうね。
2015/03/29(日) 21:47 | URL | komomo #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

仰るように、中高齢者の視聴者比率が高く、
視聴者のセグメント(年齢層や嗜好性など)が、
民放と比較してわかりやすい点は、
広告主の立場からすると販促もしやすく、
かつ広告単価も民放に比べれば安く、
そして時間枠に捉われない手法を活用できるなど、
多くのメリットがあります。

マス広告の世界でありながらも、
パーソナルな要素も持っている、
その独自性が素晴らしいと認識しています。

もちろん、民放各局もBS放送を手掛けており、
特色ある番組構成を持つものの、
あくまで地上波放送がコアですので、
資産構成も設備が重くなりがちで、
当社のような身軽さに欠けます。

今後認知度が徐々に向上していくシナリオを想定しますが、
komomoさんの視点からしても同じようなお話を伺え、
またひとつ自信を深めることも出来ました。

今後も、色々なご意見を頂けますと嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
2015/03/29(日) 23:28 | URL | まるのん #-[ 編集]
お疲れ様です。
アルファポリス、株価が上昇傾向ですね。ただ、やはり私はまだ不安で再参戦できません。
やはり、ゲートの新刊がハードカバーで出ないことが一つ(「ゲート」の新刊は大人気なため、足元を見てほかの作品より高めの価格設定をしていたとのこと。)
また、これほどの成長企業に関わらず、四半期ごとに売上高が成長していないこと。
そして、これは完全な憶測ですが、不気味なほどに売上予測が正確なこと。(出版業界で粉飾は難しいとは思いますが、なにか嫌な感じがするのです。)
これらが杞憂であれば、文句なしの魅力的な銘柄ですが、決算がどうなるか分からないなら見送るのが私のスタンスであり、やはり見届けます。
来季は上場費用も本社移転費用もないので、いい次期予想になるかもしれませんし、そうなったら株価は急騰すると思います。
株は難しいですね…
テンポスバスターズも売ってしまいました笑
あさくまが上場したら優待は無くなるかもしれませんし、この含み益で何回あさくまに行けるんだろうと邪念がよぎりました。私の意志の弱さを再確認した次第であり、私にとって中期投資が精神衛生上一番いいのかなと悟った気がします。
2015/03/29(日) 23:36 | URL | 近藤 #-[ 編集]
>近藤さん
こんばんは、近藤さん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

まずアルファポリスの件ですが、
前提として私は他の銘柄よりやや前のめりで買付をしています。
ですからいくつか不安な要素もあるわけですが、
今回頂いた中で、売上の予測があまりに正確で・・・というのは、
私は全く気にしておりませんでしたが、
確かにそういう視点で見ることは大事ですね。
粉飾を私のような者が見分けるのは難しいですが、
キャッシュフローとBSとで矛盾がないか、
改めて見てみようと思います。
(これ位のことしか出来ませんね・・・)

新刊ハードの出版は確かに利ザヤも大きいわけで、
出たら嬉しいなとは思いますが、
様々な判断があるのでしょうから、
期待はするものの、この個々の作品のハード化有無などは、
私はあまり気にしません。

株価は随分乱高下が続いており、
私も日々一喜一憂させられていますが、
自分のシナリオが崩れない限りは、
株価を気にせず、死んだふりをして放置をしていきたいと思います。

テンポスバスターズも堅調で、
私もあさくまの優待が欲しいという邪念がずっと宿っていて、
クロス取引にでもチャレンジしてみようかとさえ思っています。
一般信用の売りが使えればいいのですがね・・・。

ただ、仰るようにそもそも優待投資ではなく、
あくまで値上がり益重視のスタンスですので、
ステーキも食べるに余りある含み益があるのであれば、
そしてその水準が自分の売り水準であるならば、
迷いなく売るべきだとも思い、
決して近藤さんの意思が弱いというわけではないと思います。

適正な利益が乗っているのであれば、
確定する意思決定をする、私にはこの決定力が弱く、
優待や更なる上昇期待という欲に支配されてしまうことが、
課題だと思っています。

今後もぜひ率直なご意見などお聞かせ頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
2015/03/30(月) 00:22 | URL | まるのん #-[ 編集]
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