十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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 行動心理学の世界で、ダニエル・カーネマン氏らが提唱して、
 ノーベル経済学賞を受賞した「プロスペクト理論」について、
 マネックス証券の経営者である松本氏が東証IRフェスタで講演中に触れていました。


 株式投資をされている方の中では有名な理論ですし、
 こういう心理面をきちんと理解しておくこともまた大事だと思います。
 よくご存じの方は、またこの話か、と思われるかもしれませんね。

 一言でいえば、「利小損大」という考え方ですね。


 期待値が同じ以下の選択を自由に出来るとした場合、
 人間はどちらを選ぶかという話です。

 ウィキペディアによると、以下の2つの質問の例が記載されています。

 質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
  選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
  選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。


 質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。
      そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。


  選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
  選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。


 質問1では多くの方が選択肢Aを選択し、
 質問2では多くの方が選択肢Bが支配的になるということです。

 利益については、小さな額でも確定させたい気持ちが優先されますが、
 損失については、確実に損失を出すという判断を回避する傾向があるということです。

 この理論というか実証結果が示すものが、
 結局は株式投資の世界でも通用しているわけです。

 私も常にそうなのですが、
 株価が買値より少し騰がって含み益になっている場合、
 すぐに利益確定したくなりますね。
 一方で下落が続いていて含み損になる場合、
 きっと戻るはずだとずっと持ち続ける傾向にあります。
 巷で言われている塩漬けというものですね。

 こういう利益確定したくなるとか塩漬けになってしまうというのは、
 心理面が大きく影響しているわけです。

 ですが、一方で私はこういう心理面から切り離して、
 投資判断をするように心掛けていますし、
 意識的にそうしようと自分に言い聞かせています。

 つまり、含み益も含み損も、私にとってはどうでもいいことです。
 (いや、実際には日々刻々と増減するものに一喜一憂する日々ですが(笑))
 私は投資対象銘柄の先々の価値を想像して、
 その時の株価評価を想定して目標株価を設定しており、
 その想像や想定が、立案時と異なることがなければ、
 原則的には保有を継続します。

 これが言葉でいう程簡単なものではなく、
 実際には感情的取引をしてしまい、
 このプロスペクト理論に示されている心理に踊らされてしまうわけです。

 人間の心理は制御のしようがありません。
 ですが、行動は制御することが出来ます。

 心理状況に支配され感情的な取引をしないように心掛けることで、
 その時々の心理状態(=感情)に支配されないように、
 意識的に取り組む必要があると考えています。

 その結果、最近は投資を始めた頃から比べると
 含み損や含み益について以前より達観してみられるようになりました。

 松本氏はこの講演の中で事例としてお話されていたのは、
 マンションを買ったとして、
 その資産価値が大きく評価されるようになった時(つまり含み益状態)に、
 その資産価値が高い水準の中で上下するのがよいか、
 ずーっと同じ時価で推移する(利益確定)のがよいか
 どちらが気分がいいですか?と会場へ問いかけていました。
 私は高い水準の中で上下する方が気分がいいですが、
 多くの人は一定水準でキープされる方がよいようです。

 この逆にマンションの価値が目減りしていき、
 あるところで底をついたと思われる時、
 その低い水準でずっとー時価が一定に推移するのがよいか(損失確定)、
 低い水準の中でも評価が上下する方がよいか、
 どちらが気分がいいですかという話です。

 多くの方が、上下する方を選ぶわけです。

 つまり、利益は確定する方向に、損失は回避する方向に
 人の心理は動かされるということですね。


 私は大事なことは、
 そういう心理が人間を支配する、私も支配されているのだという前提で、
 対処を取るべきだと思うわけです。
 自分は特別ではなく、一般的な人間と同じで、
 そのような心理状態になることは避けられないと受容することからはじまると思います。

 大事なことは、そういう心理(感情)を受容した上で、
 それといかにうまく付き合って、取引判断の際にそういう要素から独立して
 物事を判断して決定出来るかだ大事なのだと思います。


 私もろくに自分の目論見水準まで達していないのに、
 なんとなく利益確定をしてみたり、
 逆にファンダメンタルズが想定シナリオと異なることを認識したにも関わらず、
 ダラダラと戻るかもしれない、負けを認めたくない、という感情に支配されずに、
 粛々と判断していける力を養おうと思います。


 なお、松本氏の話はあとは惰性で聞き流していました(笑)
 日経平均は2万5千円まではあるらしいです。
 今から見れば30%の上昇であり、
 それは企業収益のファンダメンタルズの底上げと、海外からの評価などの要素を、
 積み上げていくと出来上がるそうです。

 あとは、こういう大きな波がある時には、しっかり買いましょうという話ですね。
 但し、金融緩和の終了など、政策が大きく変わる予兆があった時には、
 すぐに逃げる準備もしておきましょうという話でした。
 まぁそれも一般的な考え方としてはそうなのだろうね、とは思いますが、
 私はそういうものが来ても、中長期で安定的に外部要因に寄らずに、
 成長してくれる銘柄を選びたいと思っているので、
 そういうことを考えなくても済むような(極端にいえばですが)
 そういうスタンスを身に着けたいなと思いました。

 
 初めて生で松本氏の講演を聞きましたが、
 これがあの大江さんの旦那様か、と大江さんばかりを想像しながら、
 拝聴していました。 





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