十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


 東証IRフェスタ2015 に行ってきました。

 早速取って出しの状態で整理は出来ていませんが、
 徒然なるままに所感を書き連ねていきたいと思います。


 当記事では、事前予約を行って拝聴した会社説明会について触れたいと思います。



 ◆6364 北越工業
  専務であり、次社長が内定している寺尾氏がプレゼンテーターです。
  こういう時にTOP自ら話をするという姿勢はよいと思います。
  当社の製品紹介をかっこよくまとめられた動画を視聴しますが、
  素人の私が受けた印象としては、
  高い好評でも問題なく動作するコンプレッシャーは他社では存在しないようで、
  鉱山などでの利用シーンでは独占に近い状態で、
  このような高い技術力・商品力があるのかなと感じました。
  ただ、これがこの業界というか商品ラインナップ上、
  どこまで全体としての優位性があるのかまでは確信は持てませんでした。
  エンジン発電機やモータコンプレッサーは国内でもシェア2位、4位であり、
  主力のエンジンコンプレッサーも国内では1位であるものの、
  世界シェアは3位とのこと。

  全体として、世界に誇れる圧倒的な日本の技術力が、
  当社のオンリーワン商品として前面に出ているというわけでもなさそうです。

  例えば、エンジン発電機はデンヨーが米国で展開を強めている印象がありますしね。
  そもそも絶対的な王者であるキャタピラーがおりますね。

  まぁこの業界について私は初見のようなもので、
  解釈も理解も正確でない可能性も高いですが、第一印象ではこんな感じでした。

  説明にもあった通り、
  国内では建設需要の増勢によって当面は強含むでしょうし、
  海外は米国は堅調に推移すると思われますが、
  欧州、アジアと不確定要素が強く上下双方向の需要リスクが存在していそうです。

  数値は足元では進捗率と下期偏重でありそうなので、
  計画対比は上ブレで着地しそうですね。
  今の株価に照らしてもPER12倍程度といったところでしょうか。
  翌期になれば10倍台前半まで下がると思いますので、
  確かに投資するには魅力的な気もしますが、
  そもそも商品の優位性や成長イメージが単にエネルギー需要、建設需要の増勢という
  感覚的なものでしか理解出来ておらず、
  更に各国の外部要因に大きく影響を受けそうなので、
  安易に慣れない業種に手を出すべきではないなという考えに至りました。

  きちんと資源開発や建設需要の背景や、そのために当社の製品がどのように活用され、
  そして他社と比較してメリット・デメリットをきちんと理解出来ている方にとっては、
  よい投資先になる得る気がします。


 ◆3844 コムチュア
  詳細は分析記事を起こすつもりでおりますが、
  当社はいわゆる金融系に強いSE職なのかと思っていました。
  有報からも金融系に強いNRI社などからの受託ビジネスが主体で、
  当社が独自にサービスを企画して最終顧客に対応するというイメージが冒頭ありませんでした。

  要するにSE職の2次請け、3次請けであろうという誤った認識から会社理解が始まりました。

  クラウドを活用して、事務後方支援をサポートする仕事を、
  当社が直接受注を受けて対応しています。

  当社が主体的に手掛ける情報系サービスは、
  基幹系サービスと異なり差別化・付加価値が付きやすい分野であり、
  それだけ専門性や提案力などが求められます。
  これが採算性にも影響します。

  端的にいえば、基幹系システムは基幹業務という為すべきことが明確で、
  それを如何にシンプルな運用でシステム化して運用するか、
  差別化要素は機能面ではなくコストになる傾向が強いです。

  しかし情報系システムは、当然運用やコストも大事ではありますが、
  あらゆる情報をうまく活用させ、例えば営業活動を効果的にしやすくするとか、
  DWH(データウェアハウス)を構築した上でそれをDM(データマート)化して、
  マーケティングを行うことで採算性を向上させるなど、
  戦略面で差別化が図られやすいシステムであり、
  コストより機能面の優位性が重視される傾向があります。
 
  またプレゼンテータの会長が仕事も分別する、
  つまり、そういう付加価値をきちんと理解してもらえて、
  それなりの価格を支払ってもらえる客を中心に対応していくという、
  姿勢は上記のことを意識していることと理解しました。

  これは私のイメージにもマッチしています。

  またクラウド化を推進しており、
  アマゾンのAWSを活用するなど、
  当社や顧客側にシステム投資を行うことを回避することで、
  BS上でも身軽にさせてくれます。

  BSといえば、当社のBSは近年現金が積み上がり、
  財務面は優秀ですね。
  これからもM&Aをガンガンやっていけそうです。
  (M&Aは失敗の方が一般的には多いので、慎重にやって頂くべきと思いますが)

  このほか成長性などを見ても意欲的、
  かつ無理のない範囲であり、2017年3月期目標は、
  なんだかいけそうな気がしますね。♪

  10年後の売上10倍はまだ実感がありませんが・・・。

  新商品による成長性、M&Aによる成長性、
  対象顧客の底上げによる成長性、値上げによる成長性、
  このあたりがスパイラル化して成長していけそうです。

  なお、来期で55円~57円の配当を計画しているようで、
  配当性向も35%をコミットしています。

  すると単純計算でEPS予想も計算できますね。

  EPS×配当性向 = 配当額  であり、
  配当性向=35%、配当額55円~57円ですから、
  EPSは157~163ということになります。
  ざっくり中央値で160位ですね。

  本日終値で2,071円ですから、
  来期PERは12.9倍です。
  成長性を評価すると割安だなと感じます。

  一方ネガティブな要素として、
  不採算案件の発生があります。

  こちらは専門チェック機関を社内に構築して、
  質と人を充ててチェックを充実させているとのことです。
  ただ、会長をお話をしてみましたが、
  結局モニタリングを強化するしか策がなく、
  やはり今後も一定程度は起こりうるのだろうと思います。
  人間がやることですから、その点は仕方ないことです。
  極大化させないリスクマネジメントが重要と認識しました。

  このほかオフショア(海外での開発)や開発自動化取組など
  色々質問しましたが、
  いずれもあまり検討はされていませんでした。
  よくよく考えたら、当社の展開する構築作業は、
  あまりオフショアや自動化取組は必要ないのかもしれないなと感じました。


  労務費を社員にきちんと還元している、
  それは反面、社員一人当たりの質の向上に対して高い期待を課しているともいえ、
  これが今はよい効果を生んでいるのだとも思います。

  このような取り組みの中で、
  営業利益率も2桁を維持しており、この業界では高いものです。

  アクセンチュアやIBMなど外資はこの程度は当たり前ですが、
  国内のシステム会社で見てみると、
  ハードを持つベンダ系は除くと、高い水準である、
  つまり何かしらの競争優位性があるものと推測できます。


 ◆3277 サンセイランディック
  初めて、社長のプレゼンを拝聴しました。
  見た目とは異なり、物凄い物腰が柔らかく、
  しかし野心というか熱意に満ちたプレゼンでした。
  営業畑出身ということもあり、話もうまいなと思います。

  いくつか社長に直接質問をしています。
 
  仙台支店の開設後の動向ですが、
  現時点では仕入れも着手されているものの、
  やはり収益貢献は下期後半又は来期からということのようです。
  むしろ、新たなビジネスモデルの試行的側面も進めようとしており、
  この点は今期、来期の中期目線ではなく、
  当社が100年あり続けるための視点で、
  ビジネスモデルを模索しているのだなと感じました。
  正直仙台支店の収益貢献の時期など、
  誤差の範囲であり、それより新たなビジネスモデルがうまく軌道に乗ることを、
  今後期待してモニタリングしていきたいと思います。


  中計の定量目標については、現時点では開示していないようです。
  (社内には存在しているようで、その点は安心しました)
  数値目標に捉われすぎるにもよくありませんが、
  それがないことも目標が曖昧になるので危惧していました。
  今後開示出来るよう検討できないか、リクエストをしておきました。
  感触としてはすぐには無理かもしれませんが、
  前向きな姿勢は垣間見ることが出来ました。

  前期後半にかけて顕在化した底地仕入環境の増減リスクについて、
  リスクヘッジの部分についてですが、
  あくまで今回は一過性の事象であり(本来参入しない企業が一時的に参入してきた)、
  採算性を意識したための結果であり、中長期で見れば問題はなしということでした。

  社長はとにかく中期でもなく、長期で見て欲しいというアピールが強かったのが特徴的でした。

  このほかにも個別に色々対応頂きましたが、
  全体として、直ぐに爆発的な成長は望めないものの、
  きちんと着実に成長していってくれる、
  時には停滞することもあるけどね、ということです。
  時に停滞することが、長期的な企業価値向上に資するものであるのかどうか、
  その視点を持ったうえで、今以上に長期で見据えないといけないなと思いました。

  銘柄に惚れてはならないのですが、
  当社は良い会社だなと思いました。


 ◆9787 イオンディライト

  中山社長の丁寧な対応は相変わらずでした。
  そしてこれは完全に気のせいかもしれませんが、
  昨年より、明るい印象を持ちました。
  なんというか活気があるというか、野心に溢れた印象でした。

  中身の説明で目新しいものは特になく、
  想定範囲内のコンテンツを改めて確認したものでした。

  一方で説明後のQA時間が大変質の高い有意義なものだったと思います。
  これは色眼鏡ですが、当社の株式を保有されている方の質が高いと思いました。


  ・海外展開について、既存国の深堀と新規国の拡大のどちらを重視しているか。
  →当然どちらも重視するが、まずは深堀がまだまだ余地があるので、
   そこはしっかりやりたいと思って。
   その上で、インドネシアやカンボジアなど新規国にも駐在員を派遣済であり、
   FMという概念が通用するようになった時点で機動的に展開できるよう、
   市場調査などは継続して実施している。
   FMという概念が通用しない(そこまで経済レベルが追い付いていない)
   という発想がなるほどと思いました。


 ・資材関連事業での資材費高騰に対する対応について
  →価格転嫁で対応済。原油安で逆に原価が下がれば価格は機動的に対応していく。

 ・ソーラー発電買い取りの買い取り価格下落の影響について
  →当社はメンテナンス部分なので、あまり影響はないと考えている。
   また直接売電に参入する気はない。
   なお、メンテナンス関連は足元で引き合いが大きく増えている。

 ・イオンG比率について
 →2020年で50%まで低下させたい意向。
  既に中国では70%がイオンG外となっている。
  都心の高層ビルメンテナンス、インテリジェンスビル化は今後注力していきたいので、
  今後期待してほしい。

 ・自販機事業などFMとのシナジーが薄い分野への経営資源割り当てについて
 →確かにFMと直接的なシナジーは薄いと感じるかもしれないが、
  自販機は単に飲料販売だけでなく、
  液晶画面によるデジタルサイネージ化までを意識している。
  特にモールなどではすぐに消費行動に繋がりやすい環境もあり、
  効果が大きいと思われ、実際に今後拡張させていけるよう、
  担当事業部からも報告があがっている。


 これまでのIRで私が聞き漏らしていたのかもしれませんが、
 長浜に研修施設を持っていますが、
 これは、長浜(滋賀県)が環境規制が高く、
 敢えてそのような自治体で研磨するためという目的もあったとのことでした。

 また省エネ分野では本当に技術力に自信があるようですね。
 実績と有資格者などが豊富で、他社では5%削減提案でも、
 当社であれば20%削減など、提案力が高いようですね。

 最後に当社は「生産性」に着目しているようです。
 例えば清掃事業などでもオペレーションを標準化し、
 標準化のプロセスで最適化も図っており、
 これを横展開することで、生産性が向上するというわけです。

 生産性が向上すれば、コストが下がるのは当然ですが、
 短期間でサービスも可能という付加価値も高まりそうですね。


 ◆8940 インテリックス

 兜町カタリストこと、櫻井氏との対話形式は昨年と同様でしたが、
 登壇者が社長ではありませんでした。
 昨年は社長でしたが、都合が合わなかったのでしょうか。
 内容は、リノベーション最高、施工力、提案力が高いことも、
 供給数が高い水準であることもこれまでの理解の通りです。

 一方私が違和感を感じたのは、
 足元の業績停滞に対して、全く問題視していないと公言されている点です。

 確かに新設営業所の販管費増など
 先行投資部分が影響している部分もあるわけですが、
 仕入単価は上昇し、販売価格は下落し、
 粗利益率が足元でも悪化している中で、
 全く問題視していないということは少し驚きました。

 私は1Q決算で完全撤退をしていますが、
 今回はその反省も込めて、どのようなところに敗因があるかと分析したかったのです。

 一番の問題は、これだけ素晴らしいリノベーション環境があり、
 高い施工力があるにも関わらず、
 安定的に継続的な成長が遂げられない、
 そしてそれは全く問題ではないという会社認識にあることがわかりました。

 私は投資する時にリノベーションの成長性など当社の強みばかりに目を向けていましたが、
 競合との競争環境にリスクは洗い出していたものの、
 やや甘めの評価だったようです。

 実際に、足元で10年保証制度など、差別化要素となると見込んでいたものも、
 他社との価格競争に巻き込まれたくないというWILLこそあれど、
 実態は巻き込まれていて、そのために採算性が悪化しているのでしょう。

 今後当社の顧客が、真に当社の強みを認識し、
 高い価格でも買ってくれる環境が整えば、
 つまりリノベーションでリーダーになれれば強いと思いますが、
 その可能性は一定程度は残されているものの、
 やはり今日の会社認識などを伺っていると少し厳しいのかなと率直に思いました。
 

 ◆4658 日本空調サービス

 説明そのものは昨年と変わらずでした。
 注力している病院関連の新規展開が進んでいるようです。
 これは裏を返すとイオンディライトの競合にもなりそうで、
 そのことを社長にお伺いしましたが、
 ライバル視しつつも、そもそも脅威には感じていない様子でもありました。

 当社はやはり技術力に自信があるようです。
 菌のコントロールなどはもちろんですが、
 例えば放射線の漏れがないかなど、きめ細かな対応を行っているようです。
 専門スキルも高く給与水準も当社の方が格上だそうです。
 それだけ付加価値が高い仕事をしているという自負があるのでしょうね。

 成長性についてですが、
 海外展開としてバングラディッシュなどに注目しているとのことで、
 少し意外な感じがしました。

 完全に一致はしませんが、イオンディライトではFMという概念が通用するまでは、
 なかなか進出は難しいという見解でしたが、
 当社はそういうわけでもなさそうですね。

 もう1面の成長性として、やはり病院の需要取り込みということがあるようです。

 ストックの安定性もあり、
 成長性にやや難があるものの、
 技術力も備えておりなかなか魅力的だなと思います。
コメント
この記事へのコメント
私があげた銘柄はほとんど値上がりしてるでしょう。私は株式投資家は臨機応変に対応しないと資産は増えないと思いますよ。長期目線だけじゃ時間の損失だと思ってます。銘柄挙げたのも分析よりヒントを与えたつもりです。コメントは今日で最後にします。勉強熱心な貴方に幸あれ!いろいろ付き合ってくれてありがとうごさいました。
2015/03/15(日) 22:01 | URL | 銘柄診断希望 #-[ 編集]
お疲れ様です。
私はフェスタに行けなかったので、今回の記事はとても楽しく読ませていただきました(^_^)コムチュアあたりは気になりますね。

>>銘柄診断希望
あなたのコメントはいくらなんでも失礼すぎやしませんか?
悪気はないんでしょうが、もう少し考えて発言した方が良いのでは。

2015/03/15(日) 22:53 | URL | komomo #-[ 編集]
>銘柄診断希望さん
こんばんは、銘柄診断希望さん。
臨機応変な対応を取れる銘柄診断希望さんはいわゆるうまい投資家さんなのだと思います。
きっとそのような対応を取れるようになるまでには、
それはそれで大変な苦労や経験があったからこそのものと思います。

私も自分なりに銘柄診断希望さんも含めて様々な方のスタンスも踏まえて、
自分のスタンスを構築していけたらと思います。

ヒントを与えて下さっていたとのことですが、
それを活かせなかったのは残念ではありますが、
稚拙ながらも自分の考えで行動することが大切であり、
このような悔しさをひとつひとつ自分の成長の糧にしていきたいと思います。

今回のコメントで最後ということで、残念ではありますが、
こちらこそ、数多くのコメントを頂きましてありがとうございました。
2015/03/15(日) 22:53 | URL | まるのん #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

東証IRフェスタの件は、
実はもう少し企業側とのやり取りに特化した内容に
踏み込んで記載したかったのですが、
深夜帯にだらだら書いていたら、冗長な文章になり、
結局改めて本来の整理目的に倣って、
校正しなおすまでの気力が持ちませんでした(笑)。

コムチュアはなぜ株価がこの水準で留まっているのか、
私には理解できないのですが、
自分が見えていない「何か」があるのか、
それとも単に市場に取り残されているだけなのか、
そこははっきりしませんが、
いずれにせよ、バリュエーションを見る限りはよい感触でした。

私はエイジアをずっと応援していますし、
基本的に商品の優位性には疑いがないものの、
外部環境やより成長するぞ、という気力という点でも、
コムチュアに軍配が上がり、
もう少しリバランスをかけたいと思っています。

近く分析記事を書かねばなりませんが、
(保有しているのに分析記事がないのは本来私のルール違反です)
またそちらでも何か所感がありましたら、
ぜひアドバイス頂ければと思います。

また、銘柄診断希望さんのコメントの件では、
フォローして頂きましてありがとうございます。
私もインタネット上でのコミュニケーションにおいて、
過剰な位に他の方への配慮には十分留意するようにしています。
ですから、原則はいかなるコメントに対しても、
真摯にかつ紳士に受け止めて対応させて頂いております。
ですが、一方で当ブログは私が運営主体者ですので、
本当に不合理なことがあれば、
遠慮なく排除するつもりでおります。

何より、このようにきちんとフォローして頂ける読者の方がおられることも、
改めてありがたいと思った次第です。

どうもありがとうございます。

2015/03/15(日) 23:04 | URL | まるのん #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tryinvesting.blog.fc2.com/tb.php/467-8b91180e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
◆最近のお気に入り