十分な教育資金と老後資金のために

 さて、今日は2352エイジアの件について、
 触れないわけにはいかないでしょう。
 連日、個別銘柄に関連する話題(しかも暗い話題)で申し訳ありません。
 ただ、人の不幸話(?)は蜜の味と言いますから、
 ぜひお付き合い頂ければと思います。

 金曜日に開示のあった減益決算を受けて、
 株価は今日1日で15%下落しています。

 朝の気配値がストップ安を示していたことから、
 覚悟は出来ていましたが、
 まぁやっちまった感が私の心の中でぐるぐるしています。
 株価3ケタを再び見るというネガティブな私の予想でしたが、
 こういうネガティブな予想はよく当たりる気がします(笑)。

 1月の1ヶ月で積み上がった、ごくわずかな利益は、
 2月の初日に全てがゼロに散るという笑えない2月スタートです。
 
 今、私の中にはA面/B面の2つの思いが存在しています。

 A面の思いです。
 確かに「ある3ヶ月」という短い期間において、
 減速した印象のある決算内容でしたが、
 これが直ちに当社の製品・サービスに脅威が及んでいるわけではないのです。
 外部要因、また更なる成長のための一時的な踊り場にきており、
 成長シナリオそのものにはなんら問題がないために、
 株価の動きに一喜一憂などせず、のんびり構えていればよいという思いです。
 
 B面の思いです。
 これまで継続的に売上、利益の水準を伸ばしてきた当社において、
 ストック型である点も含めて「安定成長」を期待していましたが、
 そもそも、大型案件の動向に左右されやすく、
 かつ小売業など景況感の影響を間接的とはいえもろに受けていることからも、
 少し投資前提が崩れてはいないのでしょうか。
 圧倒的な優位性があると考えていた点も、
 本当に当社製品・サービスが順調に成長していく基盤となっていけるのか、
 実は保有銘柄であるということで、評価が甘くなったり、
 観るべきことを観ないようにしているということはないのかという思いです。
 

 このA面/B面は、当社の投資スタンスにも真逆な判断を導き出すことになります。
 何より怖いし、情けないし、やってはいけないこと、
 それはB面の思いが支配的になっているにもかかわらず、
 A面の思いを『意図的に』自分に刷り込もうとすることです。
 負けを認めたくないということですね。

 また、次に怖いのはA面の思いが支配的なのに、
 株価の暴落を前に怖いという『感情に流されて』B面の思いが
 知らぬうちに支配的に変わってしまい売却してしまうことです。


 自分の保有株に対して『意図的に』状況をポジティブに捉えようとしたり、
 『感情に流されて』意図しない取引をしてしまう。
 どちらもパフォーマンスには甚大な被害をもたらすことになります。

 正直、現時点の断面だけでこの先を予見することは難しいです。
 しかしそれでも自分の力量の中で、限られた時間や知見を駆使して、
 将来を展望します。
 そしてその結果A面の思いが支配的であればホールドですし、
 B面の思いが支配的であれば売却です。

 そして昨日の記事においても記載した通り、
 A面の思いが支配的です。
 ただ以前に比べれば不安がないわけではありません。
 その一抹の不安を感じた時点で直ちに売却すべきかは悩ましいところです。


 当然、時系列でみてずっと右肩上がりの実績を残す企業など存在しません。
 四半期単位くらいで見れば浮き沈みはあるでしょう。
 これが理由も明確でないまま、1年、2年とだらだらしていては、
 それは当然判断が必要です。
 月次動向を開示している企業などもありますが、
 では、ある月に100%をやや割り込むような月が出た時点で、
 一抹の不安を抱いてとしても、
 それは本質的な不安ではなく、感覚的なものです。
 その程度でいちいち企業の見立てを変えてしまっては、
 というかそれ位で揺らぐような見立てであれば、
 そんな愚かなことはありません。

 えてして近視眼的になりがちなわけですが、
 私は中長期での展望を見て投資していますから、
 そうではない視点が必要です。
 但し、足元で中長期的トレンドに影響がありそうなのに、
 それを見て見ぬふりをするなどということはあってはなりませんが。


 精神論ばかりですが、
 暴落の際に大事なのは精神論だと思っています。


 自分が主力として据えていた銘柄が、
 自分としては一過性のものと判断していても、
 市場はそうは評価しないことをなんとなくわかっていて、
 そして株価もそのように動く。

 このなんともいえない悲壮感というか無力感というのは、
 そうそう味わえるものではないはずです。
 (私は過去にアイスタイルでも同じ経験をしましたが(苦笑))
 こういう時に悲壮感とか無力感に苛まれたまま、
 ああだこうだするのは得策でないはずです。

 ここまで暴落していますから、
 当面更なる下落もありうると思います。
 安値更新もあるかもしれません。
 ですが、そんな株価の動きからは一歩引いて、
 当社の来期や再来期にどうなるか、
 これを想像し洞察していくことをやっていくしかありません。

 今年はどうも苦戦を強いられると思って日々を過ごしていますが、
 まだまだ苦戦のネタは今のポートフォリオに眠っていそうです。

 株価が上がったから勝ちとか、
 下がったから負けということではないと信じています。

 投げ出さずにいきたいと思います。
コメント
この記事へのコメント
エイジアIRの回答です。参考になるかわかりませんが貼っておきます。

いつもお世話になっております。
この度はお問合せ頂き、ありがとうございます。
ご質問の件について、以下の通り、ご回答させて頂きます。

前期の第3四半期と比べFUCAの連結化が寄与している今期の売上が あまり増えていないのと利益が減益になっておりますがどういった理由で売上伸びが鈍く、また大幅に減益になったのでしょうか?
→ 
売上について
当社は、多くの消費者を顧客とするBtoC企業を主なクライアントとし、
BtoBのビジネスをしております。昨年の消費増税により、消費者によ
る消費は冷え込んでおり、当社のクライアント企業の売上等に影響を
及ぼしております。その影響は、当社が期初に想定した以上であり、
その消費低迷が企業の投資意欲の抑制につながり、結果当社の売上に
影響を及ぼしていると推察しております。
当該事象は、一過性のものであり、また当社製品の市場における優位
性にも変わりはないと考えております。
なお、この先も10%への更なる消費増税も計画されており、景気動向
及び当社クライアントの状況には、今後も注視が必要と考えておりま
す。


利益について
ご指摘の通り、前年対比で減益となっております。その理由は、
大きく二つあると考えております。
一つ目は、前期に行った人材の積極採用により、前期比大幅に人員増
となっております。結果、人件費は増加しており、利益押し下げ要因
となっております。しかし、本件は期初に想定した範囲内の内容とな
ります。
二つ目は、前述の売上低下によるものです。売上が期初想定を下回り
ましたが、人件費などのコストは前年対比増加しており、利益を押し
下げる要因となっております。


> 決算短信では10月に大型案件を獲得したとありますが売上に計上される予定はいつ頃でしょうか?

2014年10月より、売上は計上されております。
メールマガジンの企画・制作とメール配信システムの提供業務で、月
額数百万円の費用をクライント企業より頂いております。年間数千万
規模となり、当社売上においては大型案件となります。ただし、月額
利用によるもので、この第3四半期における売上計上額は、3カ月分に
限定されます。なお、本件売上は第4四半期以降も継続予定となります。


> 現時点では計画している今期の業績予想の達成は厳しいと思われま
> すが達成は可能と思われますか?

現状の進捗状況は、当社が期初に計画した数値を下回っている状況で
す。しかしながら、当社では、1本数千万円のパッケージソフトウェア
(導入型)を販売しており、また3月期末のクライアントも多く、予算
消化として駆け込み需要も毎年引き合いが数件あります。現在の所、
計画未達成と判断する状況にはなく、期初計画予算達成に向け、役職
員一丸となって鋭意邁進中となります。
なお、業績予想に対し修正が必要となった場合には、東証ルールに則
り開示させて頂きます。


> これからも長期的に貴社株を保有していきますので今後ともよろしくお願い致します。

ありがとうございます。
短期的には、厳しい状況が続き、株主様には、ご心配をおかけ致しますことお詫び申し上げます。
しかしながら、当社製品の優位性の維持、クラウドを中心とした70%以
上の継続性の高い売上構成、8億円以上の現金及び発行済みの16%以上に
相当する自己株式を活用したM&Aの積極展開等、長期的に見た際、当社の成長を後押しする要素はいくつもあると考えております。
是非、末永くご支援を賜れれば幸いに存じます。


もうすぐ暦の上では立春ですが、まだまだ寒さが厳しい毎日。
お風邪など召しませぬよう、お気を付けください。


今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2015/02/02(月) 20:49 | URL | とも #-[ 編集]
今日のIRを受け私は今日NISA口座で1000株買いまししました。
2015/02/02(月) 20:53 | URL | とも #-[ 編集]
FPG が大幅に上がったのでエイジア損切りしました。また買い戻しするかもしれませんが、最近は上げてる銘柄買えば儲かる相場ですから。薬王堂、ヨシックスなども好調です。
2015/02/02(月) 22:07 | URL | ラビオリ #-[ 編集]
まるのんさん、こんばんは。
エイジアについてものすごく悩んでいらっしゃるのが伝わってきますね。

私もエイジアがPF1位で、今回の決算には驚きましたが、長期的にはそれほど心配していません。
私のかすかな記憶では前期あたりに、28年3月期に業績に寄与してくるというIRがいくつか発表されていたと思います。

さらに下げるようであれば、買い増ししようと思っています。
2015/02/02(月) 22:24 | URL | ゆーき #-[ 編集]
>ともさん
こんばんは、ともさん。
先のコメントの予告通り、IRへの照会内容の共有を頂きました。
大変ありがとうございます。
私も自ら電話口で確認した内容も含めて、
大変参考になりました。

ところで私はやはり冷静に考えてみると、
4四半期に駆け込みの収支計上の可能性については低いと考えます。
というのも、駆け込みの予算消化のような形で、
数千万のライセンスビジネスが収支計上されるとは思えません。
そもそも受注したからといって、
3ヶ月で完成させ検収まで終わらせることが出来るのかという点が理由です。

ですから今期の下方修正はやむ終えないと考えるようになりつつあります。
ただ、別にともさんも確認してくださっているように、
当社の市場優位性については不変だという点を今の所私も信じています。
ですから、シェア率などを見て、変調がない限り、
私は長期的には楽観視しています。

最後の現金、自己資本を活用したMA等の可能性など、
当社の魅力をきちんとアピールしていただけている点も、
冷静に考えればどこまで本当に成長に寄与するのかは見守りが必要ですが、
勇気づけられる内容ですね。

NISAで1000株ということは一気に枠を使われたとうことですね。
私は勇気が持てずNISA内でもちまちまと分散してしまっています。
ただ当社はPF1位ながらNISA出動以前に買付をしており、
特定口座なのです。
どこかでNISA枠でも購入してもよいかなと思います。

改めて、わざわざコメント欄を通してこのように共有頂けたこと、
大変ありがとうございました。

今後とも、よろしくお願いいたします。
2015/02/02(月) 23:27 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ラビオリさん
こんばんは、ラビオリさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
FPGは個人投資家の皆さんの中でも人気でしたが、
物凄い決算でしたからね。
明日もS高張り付きでしょうかね。
おめでとうございます。

エイジアを損切りされたとのことですが、
それもまたよい判断かと思います。

最近は仰るように注目されて高騰している銘柄が、
更なる高騰を呼ぶという構図であるので、
素直に乗っかれば短期的にはよい稼ぎ場だと思います。

私も同じように今からでも飛びつきたいなと思いつつ、
自分の決めたスタンスと異なることを避けなければならず、
自ら決めた足かせがそれを許しません。
これは客観的に見ればもったいないわけですし、
私もそう思いますが、
ルールを出来るだけ守ることを徹底したいので、
今後もそれを貫きたいと思っています。
2015/02/02(月) 23:32 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ゆーきさん
こんばんは、ゆーきさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

このようにホルダーの方と今を共有できることを嬉しく思います。
なかなか会社でいやー今日エイジアが逝ってくれたんだよ~といっても、
分かってくれる人はいませんからね(笑)。
いや、実際にこんな話を会社ではしませんが・・・。

しかし、ゆーきさんのコメントから察してのことですが、
至って冷静であり、心乱して、おろおろしている私とは違うなと思いました。


新商品に関するリリースが年末に2件リリースされていますが、
仰るように28年3月期から寄与しますね。
29年3月期にはざっくり売上2億程度の規模感のようですね。
利益率は仮に今と同じ水準の20%程度というと2千万ですね。

落ちるナイフは危険ですが、
一方でファンダメンタルズに照らして割安と判断できるのであれば、
買い増しはよい判断だと思います。
こういう市場が悲観し、
中長期ではなんら問題がないという時に買い増せるのがよいですよね。

私も、元々当社はNISA枠に入れたいと思っていたので、
明日以降慎重に買い増しを検討したいと思います。

特になにがあったわけではないのですが、
このような冷静なコメントを頂けることで、
嬉しくもあり、また少し冷静になることが出来ました。

今後も、ぜひコメントなどで交流を深めさせて頂ければと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
2015/02/02(月) 23:42 | URL | まるのん #-[ 編集]
まるのんさんの予想が当たってしまいましたね。下方修正無しでこれほど下げるとは驚きです。記事にも書いていらっしゃるとおり、偏見を避け客観視して売買の判断をするのが妥当かと思います。

今期に関しては1.5%の配当権利の買いが入る可能性は低いでしょうし、会社側としては本決算で減益をどこまで抑えられるか、を考えているように思います。

来期以降については、消費増税を迎えることから、今期を考慮すると既存の顧客企業の消費が大きく上振れすることは難しいかもしれません。
V字回復には、新戦力の貢献、シェア拡大と新商品の販売が重要になるかと思います。レシートメールは始まったようですね。もちろん、昇格や優待新設も期待できるでしょう。

当たり前のコメントになって申し訳ありません。ただ、まだまだ出来高が少なく、材料ひとつでたった1日で復活が可能な銘柄です。あとはまだ数字に表れていない潜在的な成長性をどこまで信じられるかという精神論の話はおっしゃるとおりかと思います。まさに儲けは我慢料を示す局面ですね。
2015/02/03(火) 00:19 | URL | 素人投資家A #-[ 編集]
>素人投資家Aさん
こんばんは、素人投資家Aさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

今日の下落は覚悟していたとはいえ、
こういう時の予想はよく当たるものだな、と自虐的になっています(笑)。

さて、今回の決算で市場は通期の予想未達を織り込みに入っていると考えます。
本日の下落でとりあえず織り込んだかは定かではありませんが、
逆に下方修正、来期予想の回復で株価も一旦底を付けるのではないかと考えています。
ただ、株価の動きは予想も出来ませんから、
あとは下方修正の内容や来期以降の見込みのシナリオが、
自分の想定通りであれば、気長に保有していくことになると思います。

既存顧客は業態も広いので、
徐々に消費が回復してくるだろうという前提でいえば、
来期はそこまで悲観sいなくてもよいのではないかとも考えています。
但し、これはあくまで、優位性が損なわれていないだろうという前提があります。
この前提が崩れているような事態があれば、
迷いなく撤退したいと思います。

逆に仰って頂いているように潜在的な部分も含めて、
今後の成長や魅力が向上して徐々に株価にも評価が反映されてくるといいなと思います。

いつも、コメントを頂きましてありがとうございます。
2015/02/03(火) 01:17 | URL | まるのん #-[ 編集]
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