十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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 ポートフォリオ全体のPERをどのように可視化するか。


 ポートフォリオで分散を進めていくと、
 個々の銘柄により注意を払わなくてはと危機感も強くなり、
 個々の銘柄のPER水準などにはより関心が強くなっています。

 一方で、資産運用はポートフォリオ全体で行われているものですから、
 ポートフォリオ全体でのバリュエーションがどのような水準にあるか、
 少しマクロな視点も大事だと感じています。
 しかし、これまでは個々の銘柄の評価をボトムアップしていった結果として、
 感覚に頼っていたのが実情です。

 ポートフォリオリスク管理という意味でも、
 様々な専門的な統計的手法や定量的な算出方法があり、
 もはやエクセルで計算するレベルではなく、
 シミュ―レーションソフトを用いたより実践的なやり方もあるでしょう。

 しかし、もう少し、気楽に自分の感覚に少しスパイスを利かせてくれるような、
 定量化が出来ないかと考えていました。
 一番簡単にPERをどのように算出するか、素人ながら考えてみました。


 一番簡単な手法は、全銘柄のEPSを足し算したものを分母に、
 全銘柄の株価を足し算したものを分子にして、
 割り算をすればよいわけです。

 式で書くと以下のようになります。
 ※Σは対象銘柄を全て足し合わせるという意味です。


①単純平均計算(評価額考慮外)
 Σ(株価) ÷ Σ(EPS)
  =Σ(時価総額) ÷ Σ(当期純利益)


 この式で算出されるPERは、
 東証全体や業種別平均などの算出にも使われているようです。

 
 この算出方法ですと、時価総額・利益水準の大きな銘柄の影響がより支配的となります。
 これは経済全体への影響という意味で考えると、
 きちんと重み付けがされているといえます。
 時価総額26兆の7203トヨタと、
 時価総額26億の私の保有銘柄のひとつである2352エイジア
 では当然ながら利益水準だって全く異なります。
 トヨタが2兆の純利益に対して、エイジアは1.5億です。
 この2銘柄のみを保有しているポートフォリオだった場合、
 上記式の通りに算出すると、ほぼトヨタで決まるわけです。

 上記計算方法では、
 よくも悪くも、
 時価総額・利益水準の大小で影響度が左右してしまう点を意識せねばなりません。

 そしてもうひとつ気になることは、
 赤字の場合は利益(EPS)がマイナスとなります。
 そういった銘柄を多数保有することはまずないので、
 実態上はあまり影響はないと思いますが、
 それでも算出する上ではあまり合理的ではないと感じます。

 また何より気掛かりなのは、
 自分の保有比率という観点が全く考慮されません。
 保有数というパラメータがどこにも入っていませんから、
 保有数を変えても算出結果は変わりません。
 私の資産配分など関係なく、スタティックなPERとなります。

 今の私のポートフォリオを例に考えると、
 ポートフォリオの中で一番PERが高い3179シュッピンをいくら買い増しても、
 算出結果のPERは高くなりませんし、
 逆にPERが低い9090丸和運輸機関をいくら買い増しても、
 算出結果のPERは低くなりません。

 これはとても違和感があります。

 シュッピンが資産の多数を占める場合には、
 それだけ自分の投資資産のPERは高いことを認識せねばなりませんし、
 逆に丸和運輸機関の資産が多数を占める場合には、
 PERは低いことを認識せねばなりません。

 PERが高ければそれだけ全体ポートフォリオとして
 成長性に自信があるのか、よく観察する必要がありますし、
 PERが低いようであれば、全体としてもう少し成長性に重きを置く先を
 組入れるなどの判断もしていくのもよいかと思います。

 こういった点で、自分が配分している個々の銘柄の保有数に応じて、
 ダイナミックになPERが求められると考えます。


 そこで色々ネットなどを調べてみましたが、
 専門的なややこしい算出方法もいくつか目に留まったのですが、
 そこまで大袈裟に管理する必要性も感じません。

 ということで、保有数、つまり評価額をパラメータに加えることにしてみました。


②加重平均計算(評価額考慮)
 (Σ(EPS×評価額)^2)^(1/2) ÷ (Σ(株価×評価額)^2)^(1/2)


 完全に自己流で、これが適正な算出式なのかどうかわかりませんが、
 自分で保有資産をいくつかシミュレーションして求められてくる結果が、
 なんとなく単純平均の結果よりは感覚に合っています。

 というわけで、しばらくこの式でポートフォリオを、
 客観視のひとつの材料にしてみたいと思います。


 なお、現状では以下の通りです。
 ただ、これは推移を見ないとなんともいえませんので、
 今後数値を取り続けてみたいと思います。

 ① 単純平均計算(評価額考慮外) : 13.6倍
 ② 加重平均計算(評価額考慮)  : 12・6倍
 ③ 日経平均(予想ベース)   : 16.0倍
 
 なんとなく、自分の理想の形のようにも思います。
 だいたい10倍台前半で成長性もそこそこで、
 安定的業績の銘柄を保有し、
 PERが10倍台後半へ評価がアップすると共に、
 EPSが成長していくことで、それなりの利鞘を取ることを目指しています。
 ですから、少なくてもポートフォリオ全体で感覚とマッチしていてよかったです。

 全体としてこのような状況であれば、
 仮にシュッピンを少量継続保有していてもそこまで怖くはありませんし、
 適正にリスクコントロールが図られていると判断していいと思います。

 この素人の算出方法やシミュレーション方法に、
 失笑を買われる方も多いと思いますが、
 もし有識者の方がおられましたら、ぜひご指南、アドバイスを頂けると嬉しいです。

コメント
この記事へのコメント
お邪魔します。
私もポートフォリオの管理が必要と思い、いろいろ行いたいと思っていますが、まるのんさんのように踏み込んでできていないのが現状です。
投資に充てられる時間が少ないという言い訳をしながら、手を抜いています。
相場に必要な指標はPER・PBR・EPSの三点で事が足りると考えている身としては、今回の記事も参考にさせていただきます。

ジーフット、私もパクリ投資でわずかに参戦させてもらいました^_^;
どうしてもABCマートと比較すると少し劣るかなと思いましたが、現状の差は今後埋めてもらいたいですね。
まるのんさんがパクったという記事を見てパクったので、パクリパクリ投資です。後半、つまらないこと言ってすみませんm(__)m
2015/01/25(日) 16:20 | URL | komomo #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

やりたいと思っていることを100%行動するということは、
やはり難しいことですね。
私も色々やりたいことは頭に浮かびつつ、
日々の喧騒を理由に手が動かないのが実情です。
本当に実績を挙げられている方は、
多くが有言実行だと思うので、
日々積み重ねが大事だと痛感しています。

相場に必要な指標にPER、PBR、EPSを挙げられていますが、
これもよくよく突き詰めて考えていくと、
本当に難しいですよね。
ROEとかROAとかDOEとか
様々な指標に溢れており、
かつ関連性の高い指標も多いわけです。
そんな中で何を重視するかで、
スタンスもある程度明確になる気がします。

今回の記事では一番身近なPERを取り上げましたし、
当面単純頭の私には身の丈のあった指標ではありますが、
どの指標を大事にするかは、
もう少し時間をかけて考えたいと思いました。

ジーフットの件は成長性も去ることながら、
割安さに注目もしました。
ABCマートは実績の数値を見ても、
ジーフットとは次元が違います。
このことは何より相場がよくご存じのようで、
評価がPERという形を見ても雲泥の差があります。

もう少し時間をかけてモニタリングしたいと思っていますが、
今のPFの状況からはもう少し買い増したいと思っています。

ちょうどこの週末に家族でイオンモールに出かけた時に
ASBeeの実店舗に立ち寄ってみました。
子供靴売り場が充実しており、
お客さんも子供靴売り場に集中しています。
それから女性靴がやはり充実しています。
3000円台を切るような格安な靴もありつつ、
それなりにお洒落で品質のバランスもよいように妻が思ったのは、
4000円台から5000円台のもののようです。
子供の靴を選びながら、奥さんも買っていくのでしょうか。

ABCマートはそういえば、子供靴のイメージがありません。
(あくまで私の印象です)

子供靴は消耗が激しくサイズも変わることから、
購入頻度が高いはずです。

PB化の推進などもあり、
ABCマートの模倣によってそれなりに成長して、
生き残り出来ると考えています。

今の評価はあまりに低いと認識しています。

リスクはこの模倣がうまくいかず、
ABCの独り勝ちが継続して、
細々とやっていくしかなくなり、
そこにイオン本体の不調の影響がさらに拡大することにより、
成長阻害となることが気掛かりです。

パクリ投資は私ももう少し積極的に活用したいとも考えています。
ダイヤモンドダイニングやFPGなど
個人投資家に人気のある銘柄に素直に乗れば、
それなりに利益も取れるのではと思わなくもないのですが、
自分の指標に照らして自信度が一定レベルを超えないので、
今の所我慢しています。
2015/01/25(日) 23:42 | URL | まるのん #-[ 編集]
夢真ホールディングス。高配当と成長性で打診買いしました。銘柄の分析お願いいたします。
2015/01/26(月) 19:08 | URL | 銘柄診断希望 #-[ 編集]
>銘柄診断希望さん
こんばんは、銘柄診断希望さん。
夢真HDのご紹介ありがとうございます。

建設業における人材不足という環境下で、
とにかく大量採用を行い、
建設現場へ人を送り込む派遣業が主力です。

成長性は目を見張るものがありますが、
これだけ建設現場の人材が不足していると
言われている中ですから、
当然の結果であると考えます。

いくつか気になった点がありますが、
まず離職率の高さです。
大量採用を行うが故に、
育成という観点が疎かになっており、
それを量でカバーするといった形なのでしょうか。
典型的な労働集約型のフィールドにおいて、
このように定常的に人を採用できる点は、
その営業力は素晴らしいと思うと共に、
継続性には自信が持てません。

ですから短期的な成長をみるのであれば、
理に叶った投資かなとも思います。
一方で中長期的な視点で考えると、
今後も大量採用が継続させられるのかという点と、
育成していくということを本気で考えないと、
成長限界がすぐにやってきてしまいそうで、
怖いなという印象です。

またもうひとつ気になった点は、
PLで有価証券売却損益が大きいですね。
最新のPLを見ると、営業利益が19億に対して、
有価証券売却益が10億で
経常利益で30億に積み上がっています。

前期と比べても有価証券売却益が大きく、
結局こういった財テク?な部分で
かさましされている印象も受けます。


これは通期業績予想をレンジで開示していますが、
純利益ベースで横ばいから40%の成長と
かなり幅の広いレンジとなっていることもなるほどと思います。

確かに建設業の動向の見極めが難しいという点はあるでしょうが、
売上に対して利益がここまで大きくぶれるということは、
自ら安定的成長の可能性を否定しており、
結局その時の動向次第でいかようにも利益が変わってしまう、
そんな印象です。

私は中長期での安定的成長を基本とした投資スタンスですので、
まず投資対象にはなりえませんが、
投機的にまたテーマ性などから注目されることも多いでしょう。
そういうものに期待するのであれば、
短期で大きく利益が取れる可能性もあるかもしれませんね。

簡単な所感で申し訳ありませんが、
以上です。

なお目標株価は、会社側がここまで利益を読めない以上、
算出は難しいと考えています。
2015/01/26(月) 21:11 | URL | まるのん #-[ 編集]
分析ありがとうございました。資金の5パセント保有してます。1000円超えが一応の目標株価です。
2015/01/26(月) 22:06 | URL | 銘柄診断希望 #-[ 編集]
>銘柄診断希望さん
稚拙な所感で失礼しました。
足元の成長性や話題性もありますから、
私にはどうなるか読めませんが、
1000円も十分ありえるかもしれませんね。
うまくいくといいですね。
2015/01/26(月) 22:19 | URL | まるのん #-[ 編集]
ダイヤモンドダイニングやFPGはかなり前から名だたるブロガーさんたちの間で取り上げられてましたよね。
素直に乗っかっていればなーと思う反面自分に理解できない企業は買わないと決めている以上、手を付けませんでした(特にFPGですが)。
損をしたわけではないのですが、悔しい思いが込み上げてくるのは否定できません^_^;
2015/01/26(月) 22:27 | URL | komomo #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
素直に乗っかっていればという感覚、私も全く同感です。
と同時にこれはたらればであり、
しかも考えれば考えるほどどつぼにはまっていくのですよね。

そして、「自分に理解出来ない企業は買わない」は
本当にその通りだと思います。
私が残念なのは、ダイヤモンドダイニングについて、
認識はしつつも毛嫌いによって深く突っ込まなかった点です。
そんな軽率な自分が残念でなりません。

FPGについては税制そのものや優位性に確信が持てなかったので、
この点は仕方ありません。
完全に自分の見識のなさだと思います。
株価が騰がったからというのもありますが、
事実、当社の業績はきちんとした形で成長しています。

損をしているわけではないのですが、
大きな機会損失をしたという感覚が先行してしまい、
金銭的な損以上に、精神的に効く試練だと思います。

こういう惜しさを単に悔しいで終わらせず、
次に活かせるようにしたいなと思います。
といっても一筋縄ではいかないわけですが、
長い目線で捉えていくしかありません。

もう少し前向きな話題で盛り上がれるといいなと思いつつも、
このように共感できるコメントを頂き、
自分だけが苦労をしているわけではないと思えるだけでも、
また頑張ろうと思えます。

貴重なコメントを頂きましてありがとうございます。
2015/01/26(月) 23:04 | URL | まるのん #-[ 編集]
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