十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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9467 アルファポリス 東証マザーズ 【サービス】

 直近IPO関連銘柄は、
 過去の実績がみえにくいという点で、
 評価が非常難しく本来、手をつけるべきではないと考え江います。

 とはいえ、やはり気になるものは気になりますので、
 定期的にIPO銘柄もみるようにしています。

 そんな中、当社のこともモニタリングしておりました。
 この前の日曜日の遅い時間に軽く中身をみてみました。
 簡単にメモを残しておきます。

1.事業内容
 簡単に書いてしまえば、ライトノベルやコミックなどの
 編集、発刊という出版社のような事業です。
 ポイントは、Webを通して投稿されたものを商材にしている点です。

 出版業者は何より書物を発刊するにあたり、
 その企画が当たるかどうかが非常に重要だといえます。
 売れ残った場合、一定の保証を出版社側で対応するために、
 PL上にも返品に係る費用調整分を引当金として積んでおくわけです。

 最新のPLを見ると売上原価と当該引当金がほぼ同規模ですから、
 この売れ残りリスクが大変大きいものと考えられます。

 しかし、当社のビジネスモデルでは、予め人気投票の結果を受けて、
 発刊を決めていますから、その損失リスクを小さく出来ます。
 またこのようなスキームで発刊されているわけですから、
 このような趣向のある方にとっては、
 それが口コミになり人気投票で上位であったというお墨付きが得られます。

 また投稿する側も同人誌がその筋の方に人気を博するように、
 投稿する側のモチベーションをうまく掻き立てるようなモデルです。

 投稿する側がよい刺激の中で切磋琢磨?され、
 また投票する方が当社のファンになり、
 そのお墨付きを得られた状態で発刊された本が売れるわけです。
 このようなプラスのスパイラスが当社の利益率の高さに
 表れている様に感じます。

 もちろん、最近はやりの電子化に加え、
 上場調達費用を使ったスマホ対応など、
 このビジネスモデルをより磨き上げられるような形へ進化しています。

 単に出版社というわけではなく、
 こういった人気に裏付けされてそれがテレビ化されたりと、
 ビジネス形態も広がっています。
 最近でも映像化のリリースが出ており、
 該当タイトルは本屋でチェックしてみましたが、
 平積みの一等地に陳列されていました。

 私はライトノベルやコミックというものは一切やらないのですが、
 こういうニッチでマニア受けしそうなものは、
 価格競争にもなりにくく、
 かつ上記のような投稿者、読者を巻き込んだビジネスモデルが、
 それより頑固にするように感じました。

 パズドラでヒットしたガンホーですが、
 このようなゲーム業界の一番のリスクは、
 2番手、3番手のビックタイトルが出るかどうかだと認識しています。
 それは企画して出てみないとわからないという大きなリスクが存在しますが、
 当社の場合、自らのビジネスモデルでそれを低減させることができると考えます。

 ここが一番の当社の強みであると感じます。


2.成長性について
 出版全体で見れば、当社のIRにもある通り全体のパイは低下しています。
 これはWeb化やコンテンツの多様化のためだと思われます。
 当然電子書籍はそれに代わる成長分野であるわけですが、
 一方で競争も激化しており、結局価格競争になっているように感じます。

 大手のアマゾンと楽天のキャンペンの張合いをみていても、
 それを実感しますからね。

 ところが、当社は、そのコンテンツの企画時点で既に独自色、差別化が図られています。
 
 当社の事業ではシステム投資は必要ですが、
 大型の固定設備投資は不要でしょう。
 編集や企画といった人財投資が主であり、
 今期に大量採用をしている中でも、足元の業績は好調です。
 なお、大量採用といっても有報によると、わずか従業員は28人です。
 1人当たりで7千万近くを売り上げています。 

 そして今後も、上場もひとつのきっかけとなり、
 当社の認知度があがることで収益貢献が望めそうです。

 今後のIRの中で会員数や投稿数に関する推移なども開示対象にして頂けると、
 より安心できます。

 9467_業績推移


 上場前の決算とはいえ、
 この利益の伸長ぶりには驚きです。
 どこまで信憑性があるのか、そして継続性があるのか、
 そこは評価が大きく分かれるところでしょう。
 
 当社の成長性は何よりまずは認知度向上によるところが大きいでしょう。
 そして、ニッチで特定趣向のある商材ですから、
 値上げなどの課金も対応しやすいところがあると感じます。
 極端な例かもしれませんが、コミケなどに集まるような方々は、
 誤解を恐れずにいえば、お金よりその時の価値を重視するように感じます。

 またスマホ対応や映像化への進化により、
 ビジネス領域の幅が広がるという効果も期待出来そうです。

 過去の業績から推測するに、成長性は20%を超えてきそうですが、
 ここでは、保守的に15%程度とみることにしたいと思います。


 3.株価水準について
 現在の株価は1,971円です。
 ※当記事を執筆時点(1/9終値)

 時価総額:95億
 PER(14.3期実績):20.0倍
 PER(15.3期会社予想):17.7倍
 PER(15.3期まるのん予想):17.4倍
 PBR:5.9倍
 ROE(14.3期実績):44.7%
 ROE(15.3期会社予想):33.0%
 ROA:19%
 配当利回り:0% (当面は内部留保優先で無配)
 ※優待なし

9467_チャート
※ゴールデンチャート社から出力


 上場して初値形成後は右肩下がりです。
 ですが、足元でやや変調の兆しがみられるようにも思えます。
 私はチャートは読めませんので、よくわかりませんが、
 評価の難しい成長性との兼ね合いでそろそろ買い始めてもよい水準ではないかと思いました。


 4.リスク要因
 一番大きなリスクは模倣企業によるビジネスモデルの優位性が損なわれる点です。
 大手はライトノベルというニッチに対しての対応こそ集中投資投下しないと思いますが、
 新規参入者はライトノベルやコミックといったニーズが高い分野での進出が想定されます。
 実際当社の開示資料でもそのリスクには言及されています。

 現在の投稿者を含めてユーザが当社の既存モデルの中で囲い込みが進み、
 実質的なデファクト化がなされれば、
 質の高いコンテンツを輩出し、優位性は損なわれないものと考えます。

 ですが、このリスクについては、他社の動向にアンテナを張っておく必要があると認識します。

 また電子書籍化が進展する中で、
 その潮流に乗れない場合のリスクも言及されています。
 電子化の対応は当社も対応をしていますが、
 そのスピード感がマッチしないと機会損失に繋がり、
 優位性が損なわれます。
 今後安定的な発刊、ヒット作の継続性については推移を見守る必要がありそうです。

 このほか、自己資本比率は四季報によると56%、
 長期固定利率は1%台半ばと良くも悪くもないながら、
 有利子負債額そのものは利益剰余金に比べれば十分小さく
 財務的なリスクはないでしょう。
 キャッシュフローも新興企業にしては安定的であり安全性も高いと思われます。

 またIPOならではのVCも存在していませんから、
 需給的にもややこしい事態はなさそうです。

 ビジネスモデルに裏付けされた高い収益性が存在しており、
 ビジネスモデルや障壁面でのリスクは当然存在していますが、
 現時点での不安は小さいです。
 IPO間近で見通しがつけにくいという最大の弱点があっても、
 決して高いリスクが存在しているとは思えません。


 5.目標株価について
 EPSは15%成長で、今期予想を113としており、
 これを基点に17.3期予想を150とします。

 評価PERは22.5で評価を行い、目標株価は3,375円です。

 今後成長や内部留保の拡充と共に、
 配当や優待新設があると思われますし、
 その先には本則への昇格もあるでしょう。
 

 6.サマリ
 PER15倍位まで待ちたいとも思いますが、
 一方で打診買いでこの水準でエントリーしてみたい衝動にも駆られます。
 PER20倍割れ程度で買うというのは、
 やはり一般的に今までの私のやり方ではありえませんが、
 当社の強みを理解すると決して割高に感じません。
 当社の事業は私の中では馴染まず、敬遠するような感じなのですが、
 自分の単純な好き嫌いの感情を反映して、
 ダイヤモンドダイニングに投資が出来なかった失敗を元に、
 好き嫌いで判断しないようにしたいと思います。



******************

 誘惑に負けず、本日、2,115円でエントリーしました(笑)。
 (どうせ誘惑に負けるなら、昨日の安いところで入ればよかった・・・)
 何の効果もないのですが、気休めに昼休みに改めて本屋に行って
 本を手に取り、最終的に購入することを決めて注文を出しました。

 さて、どうなることか楽しみですが、
 IPO初値とまでいいませんので、
 目標株価に到達してほしいなと思います。


 本日の購入により、目標株価までの上昇余地は77%。
 自信度はCで新規評価開始します。


 なお、余談ですが、本日はもう1銘柄、
 パクリ投資で新規に購入しています。

 銘柄をスリム化して、現金比率を上げるというのはどうなったのか、
 自分の一環しない言動に忌々しく思います。
 
コメント
この記事へのコメント
お疲れ様です。
私も現金比率を高めていたところですが、つい昨日買ってしまいました。
しばらく売買しないつもりにしていたのですが、本当に自分という人間のコントロールに苦労しております(^_^;)
2015/01/15(木) 00:24 | URL | komomo #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。
仰るように、自分自身のコントロールに本当に苦労しますね。

きちんと考えて行動しているつもりですが、
きっと冷静になれば、どこかで前のめりになっていることは否定できません。

そもそも明らかに従来より買い水準の基準が
自分の中で緩くなっています。
全体的に割安度が高い銘柄が枯れてきているという理由からですが、
それであれば休むも相場のはずなのですが、
ついついポジションを取ってしまいます。

唯一の救いは、当記事で買付を行った際に、
NISA枠から外したことです。
やはり割安性が相対的に低いことから、
下落リスクもより重視しているためです。
つまり迷うことなくNISA枠を使おうと思える位まで
熟成させてから買えばよいのですが、
機会損失するかもという考えが先行してしまいます。

自制するとは本当に難しいものですね。
2015/01/15(木) 00:31 | URL | まるのん #-[ 編集]
お疲れ様です。
びっくりしました。私も月曜日にアルファポリスを発見して、火曜日に700株買いました。今のところホクホクですが、いつ反動が来てもおかしくないので怖いですね…
が、私も中期では3000円あたりを目指せると思っています。

事業の面白さ、利益率の高さ、売上の伸びと、とてもPER20倍程度でくすぶっているような銘柄ではないと判断しました。明日200株売り、残り500株は長期でホールドします。
お互い大きく利益を出せるといいですね。
2015/01/15(木) 00:36 | URL | 近藤 #-[ 編集]
>近藤さん
こんばんは、近藤さん。
反動が怖いとのコメントを受けて、
早速その反動が本日やってきましたね。
ちょうど私の買値付近まで下がってきましたので、
まさにジェットコースターのようなものです。

また当社について記事で、
今後優待も含めたカタリストを長期で期待していく旨、
触れましたが、まさかの優待発表に驚きました。

まだまだ先のことと思っていましたが、
こんなに早く実現するなど思ってもみませんでした。
優待の品物としての使い勝手はクオカードとかの方がよいですが、
自社の製品を頂けるということで、
私はこれを歓迎します。
正直、このような機会でもないと立ち読みがいいところですので、
当社の商品を手に取れる機会というのはありがたいです。
案外これをきっかけにその面白さにはまってしまうかもしれません。
そして多かれ少なかれそのような効果を狙っているのでしょう。

投資家としての立場で見れば、
使い勝手は賛否はあるでしょうが、
大変よい内容と認識しました。
市場はあまり評価していないようですが・・・。

また、本日更に当社は材料が出ていますね。
投稿者へのインセンティブ制度を新設とのことです。
プラスの面でみれば、一層投稿数を増やしていき、
事実上のデファクト化がより進むという面です。
囲い込みといってもいいかもしれませんし、
裾野も広がるかもしれません。
マイナスの面でみれば、そのインセンティブがどこまで
利益率へ影響するのかが気掛かりです。

パイを伸ばすための販促費のようなものですが、
この施策には継続性もありますし、
他社への流出抑制という面で囲い込み効果もあります。
これがどの程度の費用で対応しようとしているのか、
収支でプラスの面が顕在化するのか、マイナスの面が顕在化するのか、
見方は分かれると感じます。

ひとついえることは、当社が現在過渡期であるということですね。
現状のビジネスモデルの独自性、足元での利益率の高さ、
そして成長性をみても、
PER20倍付近は割安ともみれるようにも感じます。

しかし一方でこれはこれまでの成長力に裏付けされた、
今後の成長をある程度織り込んでいるという大前提があるからです。
PER20倍は私の従来の投資水準からすれば一般的には割高です。
ですから、期待から乖離した時のリスクが高いということも十分認識して、
その成長力によって、
株価もあがっていく姿を捉えていくいうことになります。
どうしても足元がよいと安易にPER20倍だって許容してしまう、
そんな風に管理が甘くならないよう、自制の意味も込めて、
きちんとそのリスクを認識しておきたいと感じています。

近藤さんの仰るように、お互いにとって、
自分の見定めたシナリオの通りに利益を享受できるといいですね。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2015/01/15(木) 21:36 | URL | まるのん #-[ 編集]
お返事ありがとうございます。

>そもそも明らかに従来より買い水準の基準が
自分の中で緩くなっています。

この部分、私も同じです。
今年は年間の購入回数を10回にしようと決めたばかりなのに、すでに2回も使ってしまいました。この上昇相場のおこぼれを少しでも貰いたいという気持ちの表れです。
売買回数が増えたところで、利益にはつながるわけじゃないんですけどね(p_-)
2015/01/15(木) 23:03 | URL | komomo #-[ 編集]
>komomoさん
こんばんは、komomoさん。
取引回数を制限するのはよいですが、
一方で本当に魅力的な好機を逃してしまう可能性もありますから、
悩ましいですね。

この好機と捉えることが、近視眼的になってしまい、
今の私のように評価を甘い傾向が続いてしまうようなことでは、
機会損失をしてでも各種制限を足かせに機能させて、
無用なリスクを取らない方に舵を切るべきかもしれませんね。

大事なことは冷静かつニュートラルな視点で評価を行い、
割安だと思えばその自信度や上昇余地から算出した期待値とのGAPを鑑みて、
適量を買うということを貫きたいです。

人間ですから冷静、ニュートラルにと思っても、
実際にはその時々の心理に左右されてしまいますから、
まずは自分がそういう弱い状況にあることを自覚して、
自制しながら付き合っていくしか方法がないのでしょうね。

本気で銘柄分析に当たれば、
この底上げされている相場において、
早々、真の割安銘柄の発掘は難しいですから、
そもそもそんな取引回数が増えてしまうこと自体、
自己矛盾を生じさせてしまっているのですがね。

ひとつひとつきちんと考えた結果なので、
反省はしますが後悔はしないようにしていきたいものです。
2015/01/16(金) 00:24 | URL | まるのん #-[ 編集]
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