十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


 さて、昨年からの宿題として残していた、
 3276日本管理センターの目標株価を更新します。

 なお、前回の目標株価算出記事 では、
 分割後で1,250円でした。

 当目標株価は16.12期EPSをもとに算出していました。
 結果として現時点で目標達成となっていますが、
 私は検討結果、現時点では保有しています。

 当社は12月期決算ですので、
 決算を見てから目標株価を更新してもよかったのですが、
 一応目標株価まで時価がきていることもあり、
 このままホールドでよいのか一度整理が必要と思い、
 記事に残すこととしました。

 なお、今年の方針に基づいてまずは評価してみたいと思います。


 1.適切な目標株価を見据えたポジションをとること
 これはまさに適正な目標株価を算出する必要性があるために、
 当記事で更新を図るものです。
 その結果を見て判断してポジションを決める必要があります。


 2.安定成長が期待できる銘柄であること
 まず過去の実績ですが、IRサイトに掲載されているものを見れば、
 過去5年は安定的に成長していることがわかります。
 そして当社の中期経営計画で、毎期20%成長を目指すと、
 具体的な言及がなされています。
 当社の武藤社長はこれまでのお話を聞いていると
 定量データを大切にされておりかつ頭にきちんとインプットされている印象で、
 そういった点からもコミットメントとしては強いものがあると推測できます。
 私はこのラインは前回のIRイベントからも比較的楽観的に捉えています。

 懸念事項は2つあります。

 1つ目の懸念点は、サ高住の収益性低下についてです。
 これからも戸数自体は拡大路線が続くものと考えますが、
 一方で補助金収入の低下やパナソニックなどの大手参入による、
 競争激化が考えられます。
 実際に前回のIRイベントで武藤社長にQAした際にも、
 サ高住の成長性はやや鈍化する旨は認めておりました。
 ただ、これを表明してもなお強気ということは、
 やはりイーベストなど高収益コア事業における自信があってのことでしょう。
 実際により強いモデル確率のために組織改組も含めて対応していることが、
 IRからもわかります。

 2つ目の懸念点は、加盟店収入の動向についてです。
 現時点で管理戸数、加盟店の増加傾向共に順調そのものですが、
 どこかで頭打ちしないのかという懸念です。
 この対策としては新たな地域への進出が考えれますから、
 最近、沖縄県への進出も開示されています。
 ただ沖縄のニーズがいくら高いものがあるといっても、
 当社の手掛ける全体量からすれば微々たるものかもしれません。
 ですから、このまま順調に推移している限りは心配いりませんが、
 この動向にはより注視が必要だと考えます。

 1つ目の懸念点は恐らく顕在化するでしょうが、
 影響は限定的かもしれません。
 当社のコア事業ではないためです。

 2つ目の懸念点はいつ顕在化するかわかりません。
 そもそも通り越し苦労かもしれません。

 ですから、懸念点はあれど将来の成長性についても、
 比較的楽観的に捉えても問題ないと判断できます。

 また地方創生というテーマにおいても、
 現在進められている政策にマッチしていますし、
 空き家対策や相続という面でも政策でニーズも増えているわけです。

 この点からも成長性は継続するものと考えます。

 具体的な成長率ですが、20%をミニマムとして、
 22.5%程度までは評価できると考えます。

 大東建託などの最大手の物件管理戸数は約80万戸に対して、
 当社の管理戸数は5万戸台と雲泥の差があります。
 日本全国の賃貸住宅は当社の資料から2000万戸という市場規模ですから、
 まだ成長余力は十分にあると考えられます。

 あとは不況時の耐性ですが東日本大震災の時には、
 不動産セクターでありながら、難なく切り抜けています。
 次の不況時はどうなるかわかりませんが、
 こちらもあまり心配はしていません。

3.株主政策としてIR姿勢や株主利益の極大化が期待できること
 まずIRについては過剰なまでに充実したIRを展開しています。
 IRイベントへの参加はもちろん、これを動画で配信しています。
 決算説明資料もわかりやすく、武藤社長のプレゼンも秀悦です。
 IRページはなんとスマホ専用ページまで作成されている力の入れようです。

 QAに対しても武藤社長自身の答弁も適切です。
 IR担当者への照会の回答も迅速かつ適切です。

 また株主政策も今回の1部昇格、増配、分割と株主のことを意識しています。
 ただ、優待だけは固持した考えがあるようです。
 いつも個人投資家イベントで優待希望族が出ますが、
 さらりとかわしています(笑)。

 私は個人的に優待など不要で第一にEPS成長を希望しますし、
 その中で適切に配当を出してもらえればそれでよいです。
 配当性向40%ということですが、
 現時点で大きな投資も不要ながら高い成長を継続していますが、
 どこかで大きな投資を要するような時には、
 配当性向を落としても構わないと考えています。
 もちろんそれに勝る合理的な自己成長が望めることが前提ですが。

 株主政策の点でもなんら問題はありません。
 それどころから、魅力が大きいと感じます。


 さて、新たな投資方針に則って評価してきましたが、
 それ以外での特記事項は特にありません。

 たとえば財務健全性などにおいても大きな不安もありません。


 ◆目標株価について

 これを見据えて、目標株価を算出していきたいと思います。

 今期予想EPSを44.7としてこれを基点に考えます。

 15.12期予想EPS : 53.6 ~ 54.8
 16.12期予想EPS : 64.4 ~ 67.0
 17.12期予想EPS : 77.2 ~ 82.2

 現在の株価は1,270円ですから、PERを算出します。

 14.12期予想PER : 28.4
 15.12期予想PER : 23.7 ~ 23.2
 16.12期予想PER : 19.7 ~ 19.0
 17.12期予想PER : 16.5 ~ 15.5

 今期PERは28.4ですから、
 成長率を20%とすれば、PEGレシオは1.42、
 成長率を22.5%とすれば、PEGレシオは1.26です。

 1.2倍程度までを許容し、1倍以下が買いの目安ということを考えると、
 PERで20~22.5くらいまで下がれば、
 買い増し検討OKということになります。
 逆にいえばそれ以上の水準では、
 株価がいくら暴落しても手を出してはいけないわけです。

 PER22.5ということは、少なくても、
 ざっくり1,000円までは手出ししてはいけないことになります。

 目標株価ですが、まずは適正なPER水準を求めます。

 成長率が20%から22.5%に対して、
 PEGレシオ1.2倍とした場合のPERは24倍から27倍ということになります。
 一方で当社の株主還元策のひとつとして自己株買いが期待されます。
 これは向こう2年までの間にはどこかであると考えられます。
 するとこの見立てより若干楽観的に評価できます。
 ですから中央値よりやや楽観的として評価PERは26倍とします。

 前述のEPS予想から、各期を見据えた株価は以下のようになります。

 16.12期予想株価 : 1,674円 ~ 1,742円
 17.12期予想株価 : 2,007円 ~ 2,137円


 今回の目標株価ですが、まず17.12期は3年先になりますので、
 ここでは参考値として、16.12期をベース算出することにします。

 中央値付近できりのいい数値として、
 新たな目標株価は、 1,700円 とします。

 PER26倍で評価などちょっと勇気が要りますが、
 当社のことを総合的に考えると、合理的な判断だと思います。

 あくまで私が合理的と考えているだけで、
 実際には全く異なる推移をする可能性も高い点はご了承ください。


 
コメント
この記事へのコメント
まるのん様
まだお若いのに論理的な投資判断を構築されており、感心申し上げます。御記載のような投資初心者にはとても思えません。私は本当の初心者なので、いつも勉強させていただいています。
さて日本管理センターは本当に魅力的にみえます。ここで今期予想EPS44.7とされていますが、この数字がどこから来たものか教えていたでけませんでしょうか。決算短信では今期予想は一株純利益84.67となっています。
初心者ゆえ、とんちんかんな質問であればご容赦ください。
2015/01/03(土) 08:53 | URL | QT #-[ 編集]
>QTさん
こんにちは、QTさん。
日本管理センターについて、
ご質問を頂きましてありがとうございます。

最新の決算短信は11/10に公表されている、
第三四半期決算ですが、
確かにここでの1株当たり当期純利益(EPS)は84.67となっています。
これは2/10の今期予想が開示された時から変更はありません。
つまり従来の株数をベースにした1株当たり当期純利益です。

しかし、11/10に当社は1:2の株式分割を発表しております。
このため、新たな1株は従来の2株となるわけですから、
1株当たり当期純利益も半分になるという考え方を反映したものです。


なお、84.67の半分である42.3と私の予想の44.7に誤差が生じているのは、
単に前号四季報予想をそのままにしているためです。
今号四季報で若干微減していますが、
根拠はありませんが、
私の中で下方修正するまでの気持ちがなく、
そのままにしてあります。
いずれにせよ、誤差の範囲だと思います。

以上、ご質問にお答えさせて頂きました。

なお、EPSが84.67であれば、
現在の株価1,270円は大変魅力的な価格ですね。
PER15倍ですからね。




2015/01/03(土) 22:48 | URL | まるのん #-[ 編集]
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