十分な教育資金と老後資金のために

 新年を迎えました。
 昨年中に多くの方に当ブログをお読みいただき、
 また貴重なコメントを沢山頂きまして、ありがとうございました。
 改めて御礼申し上げます。
 また、今後も引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。

 さて、1年の始まりということで、
 まだ考えは纏まっていないのですが、
 投資方針を掲げておきたいと思います。

 と、その前に、2014年の振り返りからです。

 2014年の冒頭の記事 で投資方針について掲げていました。
今再掲すると恥ずかしいようなのですが・・・

 1.撤退基準による売買(損切り)の徹底
 2.衝動的売買を行われない
 3.打診買いによる2段階取引を実践


 今から見れば???なのですが、
 自分が掲げたものなので、きちんと振り返りから入りたいと思います。

 まず、1(損切りの徹底)についてです。
 損切りの徹底は自分の資産を守るためにも、
 負けを認めたくないという感情を排除するためにも、
 基本動作だと考えていました。
 機械的に撤退基準を定めて取引することを是としていました。

 しかし、この1年をかけて徐々に考えが変わっていきました。
 現時点では、損切りの徹底というのは半分合っていて、
 半分間違っているという感覚です。

 確かに感情を排除することは大事です。
 また資産を守るという観点も非常に重要です。
 ですからこの言動の根底にあるもの、それは間違っていません。
 ですが、機械的に予め撤退基準を設けて対応することは、
 株価の動向そのものに動かされていることになり、
 今の私の感覚にはマッチしません。
 大事なことは株価による撤退基準ではなく、
 その該当銘柄のファンダメンタルズの見通しの変調による
 撤退基準とすべき点です。

 ですから損切りの徹底ということではなく、
 自分の見立てているファンダメンタルズに変調が予見された場合、
 その変調の程度に応じて現時点の株価を評価して、
 買い増しや売却を検討すべきという点です。
 その判断の結果として買値より低ければ、
 それは損切りと呼ぶだけのこと、そういう感覚です。
 今書けば当たり前のことなのですが、
 こういう当たり前のことを徹底することが大事な要素となりそうです。


 次に2(衝動的取引の抑止)についてです。
 これは今でも違和感がありませんし、そのように対応すべきだと思います。

 ただ、前述の適正な評価を行って、
 その評価に従って動くということに包含されています。
 そのため、改めて別要素として掲げるほどのことでもありません。
 大事なことは、適正評価を行わずに取引をすること、
 それを避けることを今後も重視していきたいと思います。


 最後に3(打診買いの実践)ですが、
 これも一見下落リスクをヘッジするために掲げたものです。
 しかし、本当に打診買いがリスクヘッジになるのでしょうか。
 そもそも上昇の機会損失という観点でみると、
 むしろリスクは全くヘッジできておりません。
 数回に分けて買うということは、
 自分のその銘柄に対するその時の自信度から算出される
 期待値に照らして徐々にポジションを取るという判断であれば、
 それはそれでよいのですが、
 それはあくまで打診買いを実践しようという方針ありきではなく、
 適正な銘柄分析の結果として対応すべきことであります。
 このため、打診買い実践を「方針」としてしまうのは、
 今となっては少し違和感を感じます。

 以上、自分が掲げた方針を基本的にダメ出ししているわけですが、
 これを踏まえて来年の方針を考えていきたいと思います。


 まず取引に関する方針についてです。
 私は2014年中に感覚的だった割安さを、
 目標株価という目安を設定することで、定量評価を可能としました。
 これは感覚的取引や無用な損切りを抑止できました。

 エイジアを根気よく保有継続出来たことも、
 日本管理センターやシュッピンを安易に利益確定しなかった点も
 この目標株価を設定していたことが大きいです。

 これは2015年にも重要視していきたい方針です。
 銘柄個々の目標株価を設定してこれを適切なタイミングで更新しつつ、
 その目標株価とのGAPに着目してポジションをコントロールする。
 これを第一の方針にしたいと思います。


 次に銘柄選定に関する方針です。
 私は基本的には安定成長株への投資がメインです。
 ですから、安定的に成長する銘柄をどのように捉えるかが重要です。

 安定性については、過去業績を重視したいと思います。
 右肩上がりになっているものが理想で、
 凹凸があって理由があいまいな赤字期があるなんて論外です。
 ただ、IPOなど過去業績がはっきりしないものは、
 最初から投資対象外とするのではなく、
 それに見合った割安さや成長性期待が持てるものを、
 一定量組み入れることは、OKとします。

 成長性については、店舗やシステムなど何らかの定量評価できるものは
 そういう数値に裏付けされた成長性評価をしたいと思いますが、
 成長性の評価がしやすく、かつ成長性が高いと判断出来るものは、
 要するに見立てがしやすく評価もそれなりに高いでしょうから、
 実は投資妙味が高いものは少ないと思います。
 ですから、評価が難しいものもあまり毛嫌いせずに考えたいと思います。
 この成長性の見極めが、一番投資家の資質になると考えています。

 以上から何らかの客観的な考察に基づき、
 安定的かつ成長性がある銘柄へ投資する、
 これが2点目の方針です。
 当たり前すぎるのですがね・・・。

 3点目は株主への配慮に関することです。
 私はこれまでもIR姿勢を重視してきています。
 実はこれは2点目の安定性や成長性を評価する際の、
 補助的観点といえますが、
 この1年で私の個性でもあるように感じましたので、
 敢えて項目として切り出しておくこととしました。

 この考えの前提として、
 IRに積極的な姿勢がある銘柄は、
 株価に対する配慮も高く、
 株主還元や自社成長など手段こそ違えど株価が上昇しやすいと仮説です。

 月次開示があるとかIRページやデータが充実しているなど、
 IRの姿勢はすぐにわかる側面もあります。
 一方でIRへの問い合わせ対応時にもそれが伺い知れますし、
 そういう時に丁寧な対応を行えることは、
 通常の事業活動においても、
 きめ細かい対応ができる可能性が高いのではないか、
 そのように考えています。

 また株主への配慮という点では、IR活動だけでなく、
 ROEなどの指標面でも推し量ることが出来ると思います。
 ROEがよい状況であるということは、
 株主資本と使って効率的に利益を生み出せていることであり、
 この指標は経営指標としてよく使われますが、
 株主の立場からすると投資魅力度を測る貴重な指標だと思います。

 ROEを見る上で留意が必要なことは、
 高過ぎる場合を中心にして借入金依存度への配慮が必要ということです。
 ROAを見れば一目瞭然ですが、ROEで30%を超えていても、
 ROAで一桁%なんてこともありますからね。
 その場合、単に借入金依存度が高すぎるだけかもしれません。
 また、利益剰余金などの内部留保を意図的に縮小させて、
 配当性向を高めてROEを見かけ上、よくしている場合もあります。
 私はインカムゲイン中心の方針ですから、
 株主配当を必要以上に高めるような株主政策には、
 私はあまり魅力を感じません。
 (もちろん適正な範囲での増配はウェルカムです)

 適切な配当を出したうえで、内部留保による
 自己成長を遂げることで、
 われわれ株主の利益を極大化していくれることを期待します。


 というわけで、3点目として株主への配慮ある姿勢が、
 自分の感覚とマッチしていることを掲げたいと思います。

 以上から3つの方針として以下を掲げたいと思います。
 1年後にまた恥ずかしい思いをすることにならなければいいのですが。

 
 1.適切な目標株価を見据えたポジションをとること
 成長性や財務安全性などを総合評価した結果を目標株価として反映させる。
 この目標株価とレーティング(自信度)に応じてその時に最善と思えるポジションに調整する。
 その調整の判断は、現金比率を中心にした自己都合を中心に判断し、
 相場の状況など外部都合は参考程度に考慮する。

 2.安定成長が期待できる銘柄であること
 過去実績と将来見通しを元に安定成長が期待出来る銘柄への投資を基本とする。
 特に過去の不況時の耐性には留意すると共に、
 将来性評価にあっても、一定の根拠あるロジックで見立てる。
 指標はPEGレシオで1.2倍程度までを許容し、1倍割れでの買いを原則とする。
 特にPERやPEGレシオなどで割安水準であっても、
 安定成長が期待出来ない場合には投資不適格として扱う。
 V字回復などを安易に信じてリスクを取らないように意識する。

 3.株主政策としてIR姿勢や株主利益の極大化が期待できること
 IR姿勢として月次動向や決算説明資料などの
 開示資料が整備されているかどうかはチェックする。
 またIR照会時や社長自らのIR活動、
 株主総会など個々の企業との接点において、魅力を感じていられる銘柄であること。
 また配当や利益水準、借入金等の財務調達姿勢などを通して、
 安全かつ利益極大化を信じることが出来ること。


 1~3を一言でいえば、

 株価水準が魅力的であり(1)、
   安定成長期待に自信を持てて、(2)、
      株主への配慮ある経営をしている(3)、
 
 そんな銘柄へ投資したいということです。

 なんだか薄っぺらい方針ですが、
 色々なことを考えて昇華させて、
 それをシンプルにするとこんな形になりました。

 もちろんこのほかにも、
 財務安定性の評価のために各種レシオをみて、
 一定の選別は必要でしょう。

 他にもIPOに対する姿勢などオプションも考えています。
 通常、公開価格でPERが異常値となっている銘柄など、
 IPOへの抽選申し込み自体ナンセンスなわけですが、
 実際に、公開価格から大きく上昇するものもあります。
 ですから、こういう投機的なものもIPO申し込みに限っては、
 許容するなど特殊なオプションは考慮するつもりです。

 すべてを自分の決めたルール通りにはできませんし、
 そういう臨機応変に対応できることで、
 ロボットトレードではないよさを出せるようにしたいものです。
 間違っても感情論に支配されて、
 悪さが先行するようなことにならないようにしたいものです。
 
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