十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


 最近、仕事が忙しいことを言い訳に、
 どうも目先の株価の動きに重きを置いた記事が多いように思います。

 しかし、一方で目先ではなく、来年以降の投資スタンスに、
 見定めていくための準備も進めないとなりません。

 そのためにスクリーニングや銘柄を取捨選択するために、
 様々な指標に照らすことも有効だと考えています。
 もちろん、指標の適合有無だけで選定するのではなく、
 事業内容や経営者の顔などの指標では評価は出来ない、
 定性要素は私も重視したいので、
 その前段となる事前段階での定量評価部分で指標を用いることは、
 効率的だと思います。

 そこで、当たり前のことですが、
 指標について改めて自分の頭を整理すると共に、
 その意義についても考えを纏めておきたいと思います。

 指標をどう使うか、様々な考え方があり、
 以下の考え方がすべてではありませんが、
 お付き合い頂ければと思います。


(1)PER  ☆★★
   ◆算出式
    株価 ÷ 1株当たり利益
    (時価総額 ÷ 当期純利益)
   ◆意味
    会社が生み出す最終利益の何倍まで株価が買われているか
   ◆活用方法
    安定的成長率を想定し、
    その成長率に応じた倍率が適正範囲と見なして、
    株価の適正度を測るために活用。
    例えば、年率成長率15%の会社のPERは15倍が標準と捉える。
    PER10倍なら割安だし、PER20倍なら割高となる。
    年率成長率20%が望めるならPER20倍は標準となる。
    単にPER10倍以下なら何でも割安という考え方を捨てる。
    (成長率が5%ならむしろ割高ともいえる)
   ◆留意点
    ・一過性損益が織り込まれてしまうために、
     会社の実力値を知るために障壁となることがあること。
    ・業種によって平均PERが異なるため、
     一応同業他社との比較もしておくこと。

(2)PBR  ☆☆★
   ◆算出式
    株価 ÷ 1株当たり純資産
    (時価総額 ÷ 純資産)
   ◆意味
    純資産(株主資産)の何倍まで株価は買われているか
   ◆活用方法
    PBR1倍割れは解散価値が上回っているので、
    安心出来るともいわれますが、私はあまりこの指標は活用していない。    
   ◆留意点
    ・低PBRは低PERによる(割安)の場合と、低ROEの場合とがあり、
     必ずしも低PBRがよいわけではない。

(3)ROE  ★★★
   ◆算出式
    当期純利益 ÷ 純資産
   ◆意味
    純資産(株主が投資した金額の現在価値)を使ってどれだけの利益を生み出しているか。
   ◆活用方法
    ROEの推移に着目する。
    ROEの推移が継続的に伸びているということは、
    剰余金の積み増しのペース(分母が増える率)より、
    利益(分子)の伸び率が上回っていることになる。      
   ◆留意点
    ・財務レバレッジが大きな会社(借金が多い会社)は、
     分母には入らないため、高ROEになりやすいことがあること。
     このため、ROAを横目で見ておく必要あり。

(4)ROA  ☆☆★
   ◆算出式
    当期純利益 ÷ 総資産
   ◆意味
    総資産を使ってどれだけの利益を生み出しているか。
   ◆活用方法
    ROEの評価の補助的活用。
    (総資産で割るため財務レバレッジが大きな会社もここで適正評価)     
   ◆留意点
    ・ROEとROAの落差が大きい場合、
     財務健全性をインスタントガバレッジレシオ等で評価が必要。
    ・分子に一過性費用が入るため留意が必要。
    ・分子に営業利益を用いて算出すると、
     負債利率と比較することで、本業への資金調達として借入金政策に関する、
     妥当性チェックにも活用可。

(5)DOE  ☆☆★
   ◆算出式
    配当金 ÷ 純資産
    (1株当たり配当金 ÷ 1株当たり純資産)
   ◆意味
    配当金が純資産の何%配当されているか(配当金による純資産が何年で回収できるか)。
   ◆活用方法
    配当性向を評価する際に活用を想定。
    真の配当性向を見極めるための補助活用。   
   ◆留意点
    ・配当性向(=配当金÷当期純利益)では利益の増減に依存してしまい、
     利益の減少が性向を高めることもあり適正な評価が難しい点を、
     DOEに真の配当性向を表現することが出来る。
    ・高DOEが必ずしもよいことではない。
     内部留保させて企業成長にかけてくれる方がよい場合も多々あると想定。


まとめ     

 さて、結論はまだまだ薄っぺらいのですが、今後少しずつでも
 自分の具体的な投資方針にも織り込んでいきたいです。

 ・ROEをもう少し活用できるようにする

 少なくても以下の式で、その企業のROEの水準が
 どのように位置づけられるかきちんと認識する必要がある。

 収益性、回転率、財務レバレッジ全てが高い場合は、
 高ROEになるが、例えば財務レバレッジが高い場合に、
 一定の安全性リスクが高まることも想定しておく必要があり、
 ポートフォリオの構成する際に、
 偏りがないようにする必要があると思う。

 ROE
     = ROA × 財務レバレッジ

     = 売上高利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ

     = 純利益/売上高 × 売上高/総資産 × 総資産/純資産
         (収益性)        (回転率)      (財務レバレッジ)
      

 ・PERは表面評価時に手軽に使う  

 PERは従来通り、利益と株価の水準のみに着目した、
 シンプルなわかりやすい指標であり、
 今後も手っ取り早く株価を想定する意味では手軽に使っていきたい。


 実質PERを中心に銘柄選定している点からは一歩進化させて、
 ROEにも目を向けられるようにしたい。
 海外勢はROE重視ともいわれるし、
 年金資金も新設されたJPX400に注目される見通しもあり、
 このような時流があることに素直に対応していきたい。
 今後新規にJPX400へ採用されるような方向性の銘柄にも注目していきたい。
 ただ、採用されることありきの政策を取るような銘柄ではなく、
 あくまでそういう趣旨の方向性を備えている銘柄としてみていきたい。


 ・配当性向ではDOEを使い、更に無配銘柄も積極候補へ

 従来、高配当銘柄は下値支持力があると
 安全性の高い運用スタンスの時には、重視していた。
 配当利回りや配当性向が高いことはよいことだと疑っていなかった。

 しかし、成長性を評価して銘柄選定をしているのに、
 高配当銘柄を狙うというのも、そもそも矛盾を感じていた。

 企業の内部留保で更なる成長のために使ってもらうことの方が、
 配当利回りで1%多くもらうよりも遥かに価値があることのようにも思えていた。

 まずは適正な配当を評価するために配当性向ではなく、DOEを用いると共に、
 無配銘柄も、内部できちんと成長に活用できるシナリオが想定出来るのであれば、
 むしろ積極候補にしてもいいと考えをシフトさせていくことも検討する。

コメント
この記事へのコメント
とても参考になりました。
今は主にグランディーズに偏った投資をしていますが、改めて今回紹介があった指標で確認したいと思います。

今後もよろしくお願いいたします。
2014/11/24(月) 11:27 | URL | ハチジュウ #6cgdyxmc[ 編集]
>ハチジュウさん
こんにちは、ハチジュウさん。

グランディーズは流動性が極めて少ないというリスクを持っている反面、
各指標における投資魅力度は非常に高く、
私の投資候補にもあがっています。

私が会社予想をベースに算出した各指標は以下の通りです。

PER:12.6倍
PBR: 4.1倍
ROE:32.5%
ROA:21.9%
DOE:無配


地方不動産銘柄ということで、足元の成長性は高いながらも、
同業他社のPER水準から見ると、そこそこ評価されている気がしますが、
それでもROEが大変良好で、
だからといって、ROAの数値を見ても、
財務レバレッジをものすごいかけているという状況でもなく、
非常にバランスがよいと考えています。
また記事にもある通り、当社は無配となっており、
この点も逆に魅力と考えます。

流動性の少なさとPERの水準を考えると、
今から投資するか悩ましいですが、十分魅力があると認識しています。
あとは、九州地方のドミナント戦略がどのように変化して、
新たな成長軌道を描けるか、それが自信が持てたら、
私も投資したいな、と思える良い銘柄ですね。
2014/11/24(月) 13:49 | URL | まるのん #-[ 編集]
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