十分な教育資金と老後資金のために
 主力銘柄のひとつ、3179シュッピンの月次が発表されました。
 これを元に、上期決算に向けた皮算用をしてみたいと思います。


 売上高 : 対前年比 +36.8%
 EC売上高 : 対前年比 +27.3%
 EC会員数 : 前月比 +2,242人

 累計売上高(4-8月) : 6,966百万円

 売上高(上期予想)   : 8,342百万円

 上期予想達成のための売上高 : 1,376百万円
 ※9月に必要となる売上高

 速報の月次売上高に比べると、決算数値の売上高は、
 若干少な目になるようです。(過去の実績から)
 とはいえ、せいぜい2%位でしょうから、
 上期予想の売上高達成は間違いないと思います。

 1Q決算で未達懸念が台頭していたので、安心しました。


 と、めでたしめでたしかと思いきや、
 利益面では心配です。

 というのも、これだけ売上が伸びているのをどのように見るかです。

 まず本来の当社の戦略としては、EC売上高が伸びる想定のはずですが、
 店舗販売の方が拡大しているわけです。

 これは以前にコメント欄で貴重な示唆を頂いたわけですが、
 外国人旅行者の影響であり、その多くが新品を買っている結果だと思います。
 そして新品販売は利益率が低いわけです。

 またEC売上も、1Qでもあった通り、特価販売による採算性低下が認められ、
 2Qになってもマップカメラのサイトを覗いていますが、
 相次いで販促が行われているように感じます。

 これが計画通りのものなのか、
 そうでないのか、よくわからないのですが、
 EC販売においても利益率が気になります。


 つまり、これだけ売上が伸びていると逆に心配になってしまうのです。

 採算性が相対的に低いものの金額は大きくなる新品販売や、
 特価販売による全体底上げ施策が奏功して、
 この売上の伸びとなっていると考えられます。

 すると、仮に売上高は計画超過していても、
 利益がどのようになるかが心配になるわけです。

 そこで利益について見ていきます。


 <今期1Q決算>
  営業利益(率)   : 119百万円(3.1%)
  当期純利益(率) : 74百万円(1.9%)

 <前期1Q決算>
  営業利益(率)   : 172百万円(4.9%)
  当期純利益(率) : 103百万円(2.9%)

 <今期上期予想>
  営業利益(率)  : 346百万円(4.1%)
  当期純利益(率) :  215百万円(2.6%)

 <前期上期実績>
  営業利益(率)  : 301百万円(4.2%)
  当期純利益(率) :  178百万円(2.5%)


 今期1Qの利益が劣って見えるのは、
 前回の記事でも分析した通りです。

 反動減から回復し、ボリュームが増えていることから利益率は回復するとみるのか、
 前述の通り、新品販売、特価販売継続による利益率低下とみるのか、
 どちらが支配的かということです。

 この辺りはいくつかのシナリオで算出してみたいと思います。


 ◆利益率のシナリオ

  ①悲観シナリオ(1Qの利益率が横ばい)
    営業利益率 :3.1%
    当期純利益率:1.9%

  ②堅調シナリオ(1Q実績と上期予想の中央値)
    営業利益率 :3.6%
    当期純利益率:2.3%

  ③楽観シナリオ(上期予想達成)
    営業利益率 :4.1%
    当期純利益率:2.6%


 ◆売上高のシナリオ

  ①悲観シナリオ(頭打ちとなり一服で微減)
   売上高:1,500百万円  → 上期予想:8,300百万円

  ②堅調シナリオ(成長継続もやや鈍化)
   売上高:1,600百万円 →上期予想:8,400百万円

  ③楽観シナリオ(継続して成長)
   売上高:1,700百万円 →上期予想:8,500百万円

  ※上期予想は4-8月累計に加算し、決算補正を考慮し約2%控除


 ◆利益シミュレーション(営業利益)

  上期予想: 346百万円

  ①悲観シナリオ
   8,300百万円 × 3.1% = 257百万円
  ②堅調シナリオ
   8,400百万円 × 3.6% = 302百万円
  ③楽観シナリオ
   8,500百万円 × 4.1% = 349百万円

 ◆利益シミュレーション(当期純利益)

  上期予想: 215百万円

  ①悲観シナリオ
   8,300百万円 × 1.9% = 158百万円
  ②堅調シナリオ
   8,400百万円 × 2.3% = 193百万円
  ③楽観シナリオ
   8,500百万円 × 2.6% = 221百万円

 当然、売上と利益率の2つのパラメータでクロスすることはあるでしょう。
 売上は楽観でいけたが、利益率は悲観となったなどです。
 (ちなみにこのケースでは、営業利益で263百万年、純利益で162百万円)

 改めて上期予想と各シナリオの結果を見ていくと、
 なんとなく、楽観シナリオに寄っている気がしますね。
 ということは、依然として利益面では未達懸念は残されているとみるべきかもしれません。

 つまり、売上もこの回復基調を維持していける前提で、
 利益率の面からは、上期で想定外の特価販売を実施(IRが計画外と認めている)を
 カバーして上期時点で利益率も達成するという楽観シナリオを描けないと、
 上期決算は未達になるということです。

 では、だからといって、当社はもうだめだ~となるかといえば、そうではないと考えます。

 そもそも、特価販売などでの採算性低下は一過性と思います。
 当社は固定費の抑制に大変神経を使っており、
 今後ずっと採算性が低下していく、またそれを放置するような会社ではありません。
 少なくても私が株主総会などから得た印象からするとそれは自信が持てます。
 特価販売は結局の所、増税反動減の落ち込みをカバーするために実施しており、
 徐々に落ち着いてくれば、本来の姿に戻るはずです。

 また外国旅行者の新品購入の件ですが、
 これも、確かに利益率は低下するかもしれませんが、
 その分ボリュームを稼げれば絶対額としての利益は積み増せますから、
 今月のように好調な売上高を推移出来ていれば懸念する必要はないと考えます。


 というわけで、長期の目線で立てば、上期が多少未達になろうが、
 私のスタンスは変わりません。

 ちなみに単純な予想ゲームとして、
 上期予想を見立てておきたいと思います。

 私の上期予想は、以下としておきます。
 また答え合わせは結果が出てからしてみたいと思います。
 (あくまでゲーム感覚で記載しているものですので、笑ってやってください)

  売上高  : 8,450百万円 (+108百万円)
  営業利益 :   296百万円 (▲59百万円)
  当期純利益 :  182百万円 (▲33百万円)
 ※()内は会社予想対比

 というわけで、利益面で未達を予想します。

 そして、未達となった時のために、
 今は買い増しは我慢しています。
 未達~暴落となった時に拾えればと思います。

 昨日の記事ではありませんが、
 いつも私の判断は裏目に出ますので、
 この逆に見たらよいかもしれませんね(笑)


 稚拙な分析を失礼いたしました。

 今日は会社を終電で帰宅し、それからサマリしているので、
 変なテンションでこれを書いています(笑)
コメント
この記事へのコメント
まるのんさん こんにちは。

終電で帰宅後に分析なんてタフですね(笑) すごい時間に更新されていてびっくりしました。

私もシュッピンの月次を見て楽観視していたので、分析記事を見て悲観シナリオのことも頭に入れておかなければ、と冷静になれました。

杞憂で終わるならそれはそれでいいんですけどね(笑)

このところ全体が堅調なのに対して、やはり自分のPFの伸びがイマイチなのが気がかりで、ついつい新規でいろんな銘柄に手を出しそうでしたが...。

やはり長期目線に立って、シュッピンも含めて買増しも視野にいれて余力を確保しておこうと思いました。

あ、今度は終電ではなくて定時に帰れそうですかね?(笑)

いつもお疲れさまです。
2014/09/10(水) 06:37 | URL | カイト #-[ 編集]
〉カイトさん
おはようございます、カイトさん。
仕事が多忙で終電で帰ったかと思えば、
今日は早出で朝イチの会議に備えます。
こんな生活を続けていると体を壊すという、
本末転倒なことになるので気を付けたいものです。

シュッピンの件は、
私も通り越し苦労で終わればいいな、
と思っていて、実際に私の見立ても
あまり自信がありません。
私の予想など全くあてになりませんので(笑)。
こんなことを言ってはもとも子もないのですが。
ただ、売上がリカバリーしてきているから
手放して喜べるわけではなく、
その中身が大事だと思います。
ですから、敢えて自分を冷静に保つためにも、
保守的に考えています。

そもそも未達になると思っていて、
暴落を受けて立つと待つのであれば、
一旦売却して、改めて買えばよいのでは、
とも思わなくはないのですが、
意識的に目先の株価を想像した取引を
減らしたいとの思いです。
未達を織り込んでも、
私の取得価格が売り判断には
直結しないと認識しているのです。
こういうスタンスが本当に長い目で有効かは、
経験を積むなかで判断したいと考えています。


相場の動きに対して出遅れてしまうと、
どうしても挽回したいとの思いで、
目先の株価を追いかけたり、
今までは取らなかったリスクを、
スタンスを崩して根拠もなく取りに行ったりと、
私もいつもその悩みを抱いています。

こういうときに限って、
検討したものの買わなかった銘柄が
大きく跳ねていたり、惑わされるのですよね。

ついつい他の銘柄を物色したくなる気持ち、
共感します。時にその判断が
ジャストミートするときもありますから、
一概にダメと決め込まず、
淡々と自分の指標に照らして魅力的であれば
買ってもよいのかもしれませんね。

私は相場にも置いていかれ、
個人投資家の方々にも置いていかれていますが、
右往左往せずに、実直に淡々と無理せずにやっていきたいと思います。

また、ぜひ気軽にコメントを頂きまして、
色々意見交換させていただければ幸いです。


2014/09/10(水) 07:35 | URL | まるのん #-[ 編集]
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