十分な教育資金と老後資金のために


 私の判断はその多くが裏目に出ているように感じます。
 
 
 実際に裏目に出たのか表目になったのか、
 それぞれの判断について統計を取っているわけではありませんが、
 事実、このように感じるということは、
 要所要所で裏目に出て悔いているシーンが、
 それなりの数あるということだと思います。
 
 大抵の投資経験がある方であれば、
 一度は、自分が買うと下がり、
 売ると上がるということを経験するでしょう。
 目に見えない誰かが私の注文動向をモニタリングしていて、
 その誰かが株価を制御しているのではと思う位、
 タイミングよく目論みとは逆の動きをするのですから、
 そのような感覚に苛まれても仕方ありません。

 ですが、こういった逆境に動じない、
 自分なりの信念が必要だとも思います。
 いつも自分が買うとその直後には下がってげんなりするけど、
 中長期で見ていれば報われるはずだという信念です。
 自分の中でロジカルに企業分析を行い、
 そしてそこから導き出される結果を尊重して相場に向き合うしか、
 結局のところ、太刀打ちすることは出来ないと思うのです。

 いつも自分の目論みに反して裏目に出るのであれば、
 いっそのこと、自分の意と逆のことをすればよいのではと、
 魔がさすようなことを考えたりもします。
 これも誰しも一度は考えたことがあるでしょうか(笑)
 (いや、こんなことは考えもしないでしょうかね。)

 私が大事にしたいのは、納得感です。
 相場は時に残酷な結果を私に突きつけることもあるでしょう。
 そんな時に、自分がその結果について、
 悔しいとは思いつつも、どこかででも仕方ないかと納得感をもって
 受け入れられるかがポイントだと思っています。

 いやいやそんなのはきれいごとで、損をして納得などできるわけない、
 という意見もあるでしょう。私も一方でそのようにも思いますが、
 自分にとってネガティブな結果を全て否定していては、
 相場と末永く付き合えないとも思うわけです。

 時にネガティブな結果になった時にも、
 自分が考えたプロセスで適正にやったことに対する結果であれば、
 その結果を憎んだり、プロセスを全否定して投げ出すのではなく、
 その考えたプロセスの結果として一旦は納得してその事象を受け入れ、
 その上で、どの部分に改める余地があるのか、
 どの部分はこれからも貫き通していくのか、
 そのように納得して受け入れることから次へのプロセスが
 動き出すと考えます。

 と抽象的な一般論の話を展開してしまいましたが、
 最近の裏目のひとつ、
 6059ウチヤマHDの取引について触れておきたいと思います。

 当銘柄は、私はかねてから介護事業のドミナント戦略、
 そしてそこから全国各地へという大きな成長性を期待して保有していました。
 当然、株価も割安水準と思って保有していました。
 しかし、懸念がなかったわけでもありません。
 まずは、飲食事業、カラオケ事業の状況が芳しくないこと。
 そして、介護事業についても前期末の決算で採算性が低下していることも
 大きな懸念材料でした。
 当時IRに照会し、施設開所など一時的な要因であると回答をもらい、
 もう1四半期、様子を見ることにしました。

 そんな様子見期間の中で、まず飲食のタイへの進出が発表され、
 国内の状況も芳しくなく、しかも客観的にあまり魅力的に感じなかったのですが、
 タイへの進出です。介護を頑張って欲しいと思う私にはネガティブなものでした。

 そして第一四半期で介護セグメントの採算性はむしろ更に微減という結果でした。
 もちろん、飲食、介護も振るわず、
 全体として投資継続に値しないと判断して多少の損を出しながら、
 決別することになりました。

 私の中では、稚拙ながらも考えた結果で意思決定を下しています。
 ですから、今でもこの判断は間違っていないと思っていますし、
 その後の動きがどうであれ、納得性が薄れることはありません。


 そして、その後、東証1部指定替えということで、株価は大きく上昇しました。
 (といっても想像より小さかったですね)
 私も含めてこの昇格は規定路線だったわけですが公募がセットでなかった点が、
 安心感を誘ったのだと思います。

 私も当然、前述の意思決定を下す際に、
 昇格間近であること、更にまだ発表はされていませんが、
 特別利益の積み増しというカタリストの存在は当然ながら想定しています。

 しかし、特に昇格は時期がいつになるかわからないという不確定要素、
 そしてそのこと自体が直ちにファンダメンタルズへ影響しないことで、
 本質的な企業価値が向上するかだってまだ織り込みは出来ないことから、
 そこまで材料視しませんでした。
 実際の結果としては、私が意思決定を下した直後に昇格ニュースが伝わり、
 そして株価も上昇しました。
 (少なくても私も損を出さすに多少の利益が出せたわけです)

 結局、結果論として、私のタイミングは裏目になったわけです。
 確かに惜しいことをしたなと悔いる気持ちがないわけではありません。

 しかし、きちんと考えて、しかもそのことを考慮して敢えて、
 意思決定を下していますので、
 結果として裏目になったとしても、
 それはそれで案外すんなり受け入れられました。

 昇格発表で大きく上昇した株価は、
 その翌日の月次発表で相変わらず低調な推移をつきつけられ、
 本日(9/8)は再び調整をしたようです。

 株価を追いかけていくと結局このように浮いたり沈んだりしていますが、
 こういうことに振り回されず、自分の考えた末での結論を尊重し、
 そこにどんな反省点があったかを考える前向きな振り返りを重視し、
 決してやみくもに「たられば」議論の渦中へ、
 引きずり込まれないように留意したいと思います。
コメント
この記事へのコメント
私の場合、買った後に下がった場合は、
基本的には、絶好のナンピンチャンスと思っています。

売った後に上がった場合であっても、
そもそも、頂点で売ることができるほうが、
よほどレアケースだと思っています。

意志決定をするときは、
そのときの状況下でベストの決定をしているわけですから、
それについて後悔するということは、
基本的には、ありません。

投資についてのみならず、
人生全般について、
そう考えています。
2014/09/09(火) 20:05 | URL | オサム #-[ 編集]
ウチヤマさんご愁傷様です。

私も同じタイミングで売った口です。笑

でも明らかに業績がおかしいような気がします。
タイもブレまくってますしね。

まあ特益出して上なんでしょうね。
ウチヤマ分割前1600円くらいで手放して二度目保有ですが、相性悪いです…




2014/09/09(火) 21:17 | URL | たろ #-[ 編集]
>オサムさん
こんにちは、オサムさん。
人生全般にも資するコメントを頂きましてありがとうございます。

ナンピン買いについては、私もよくやっていましたしたが、
最近はだいぶ慎重に行うようになりました。

自分が割安と思って買っている中で、
そこから下がれば更に割安度が増すわけですので、
より魅力的な価格で買えるチャンスですよね。
ですから、ナンピン買いは合理的な行動であると考えます。

一方で、自分が割安と思っている前提が崩れると、
そのまま雪だるま式に含み損が
拡大していくリスクも想定しておく必要があるかと思います。

確固たる根拠が自分の中にあって、
そのリスクを取れるほどに自信がある時には、
今でも私はナンピンに走りますが、
今はその確固たる根拠と言い切るだけの自信がないこともあり、
情けないながら決断が出来ないことも多いです。
実際には、自信がないというか、
より慎重に疑ってかかっているといった方がいいかもしれません。

いずれにせよ、ナンピンは頭の中では合理的であり、
正しい行動と思う一方で、一層慎重になる必要があるという認識です。

ですから、ナンピンチャンスと思えるということは、
それだけ自分に見立てに自信があるということで、
それは例え結果がどうであれ、素晴らしいことだと思います。


また、頂点で売れるのはレアケースというのも、全く同感です。
後からならなんとでも言えますが、
やはりその時々の判断で意思決定を下しているわけで、
たまたまそこが頂点だったということは、
まぐれに近いとも思います。
ですから、それを虎視眈々と狙っていても、
エネルギーの無駄だな、と感じます。

意思決定の際にベストの決定を下しているというのも、
私もその通りだと思います。
結果論ではなんとでもいえますが、
その時々で自分がよく考えて結論を出しているわけで、
自分のベストを尽くしてその結果であれば、
納得感にもつながります。

悔しい思いはしても、それをきちんと受け入れ、
次に活かせると思うのです。

人生全般にということも本当にその通りですね。
この件に関わらず、投資に関わる多くのことが、
会社生活や日常生活を含めた人生全般にも応用できますね。

貴重なコメントを頂きましてありがとうございます。
2014/09/10(水) 01:28 | URL | まるのん #-[ 編集]
>たろ さん
ウチヤマHDについては、本当に結果論というか、
タイミングの問題だったと認識しています。
今回の昇格という足元の状況だけ見ると、
確かに惜しいことをしたともいえますが、
私も明らかにファンダメンタルズに変調を来していると認識しており、
いずれにせよ、HOLDしていてもストレスが溜まったと思います。

仰るように次に特益が積まれるでしょうから、
それを織り込んでいないとすると、
そこでもう一段はあがるかもしれません。

ただ、このように目先の株価の動向ばかりが気になるようになった時点で、
私の投資スタンスとも異なると思いますので、
やはりこれは正しかったと思います。


相性は確かにありますよね。
これも偶然なのかもしれませんが、
こういう縁も不思議と存在しているのかもしれませんね。

2014/09/10(水) 01:35 | URL | まるのん #-[ 編集]
まるのんさん

下手なナンピンスカンピンと言われますが、まさにそのとおりだと思います。

しかしながら、下手なナンピンかどうかは、後になってみなければ、分かりません。

ナンピンするかどうかの検討中に、当初の購入が誤りであったと考えるに至った場合は、もちろん、ナンピンはしません。

理論的には、購入した銘柄の選定自体に誤りがあったと考えるのであれば、即刻売却すべきです。

また、銘柄の選定自体は間違いではないが、高い価格で買ってしまったという場合で、現在が適正な株価であればそのままホールドしますし、
現在が割安な株価であれば、ナンピンすることになります。

自分としては、一応、理論上は、
上記のとおりに頭を整理しております。

ただ、どうしても、そうする気になれないことはありますし、
ポートフォリオ全体のバランスという観点からも、
上記のとおりに行動しない場合は、
多々あります。

何らの予備知識がなければ、私を含め、感情に流されて行動してしまいます。

それを避けるためには、行動経済学を勉強し、かつ、自分の感情のクセを把握し、
絶対に避けるべき行動を、予め想定しておく必要があると考えています。
2014/09/10(水) 12:00 | URL | オサム #-[ 編集]
>オサムさん
こんばんは、オサムさん。
ナンピンに関しての踏み込んだコメントを
頂きましてありがとうございます。

仰っていることは私も共感しますし、
私もそうありたいと考えています。

特に「誤り」を認識した時点できちんと撤退出来ること、
これはその場になるとなかなか勇気のいることですが、
最近努めてそのように対応するように心掛けています。

どうしても自分が分析してきたプロセスを考えると、
よくないことと認識はしつつも、
銘柄に思い入れを抱いてしまい、
継続保有する方向で材料を探すようになってしまうのです。
初期の頃はそういったことで、
もはや投資前提が崩れているにも関わらず、
頑張って無駄にしてきた反省もあります。

ですから、ニュートラルな視点で評価をして、
NGであれば撤退をする、これは理論上も当たり前の話なので、
こういう基本動作を徹底できるようにしたいと思います。


それから、文末の「クセを把握し、自分の言動を想定しておく」ということは、
なるほどと思いました。
確かに私にも思い当たるところがあり、
実際にクセはなんとなく把握できるようになってきましたが、
それを想定した言動までをも想定しておくというところまでは、
考えられていませんでした。
これは今後の自分の考えるテーマとして大切に扱わせて頂きます。

色々なことを示唆して頂けるコメントを頂きまして、
ありがとうございます。
2014/09/10(水) 23:08 | URL | まるのん #-[ 編集]
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