十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


 成長性は高ければ高いに越したことはないと考えていました。

 10%成長すると思われる企業より、
 20%成長すると思われる企業の方が、
 魅力的だというのは疑いがないものだと思います。

 しかし、一概に10%の成長銘柄はPERで10倍前後が妥当であり、
 20%の成長銘柄はPERで20倍前後までは評価されるだろう、
 という画一的な判断は出来ないと認識しています。


 今回の日経IRフェアに行って、なんとなく感じたことなのですが、
 もう少し成長を見込んでもよさそうかなと感じた企業であっても、
 成長性を保守的に見ているのかなと感じる企業が多いように感じました。

 いや、そもそも私の成長性の評価が過大過ぎて(要するにインチキ!?)、
 企業が保守的とみえる成長シナリオがその企業のポテンシャルであり、
 私が見誤っている可能性が高いわけですが・・・。

 例えば、プレゼンを拝聴した乃村工藝社ですが、当社の中期計画を見ると、
 年平均で5%程度しか成長しないことになります。
 しかし、相場からはPERで20倍近くまで評価されています。
 これを成長性と評価が大きく乖離しており、
 過大評価とみるか否かですが、
 私は割安な水準ではないものの、妥当な評価だと感じます。

 当社の中身を知れば知るほど、
 今後も高い企画力による競争優位性や、これまでの豊富な実績を元に、
 堅調に受注は伸長していくと思います。
 シェアトップとはいえ、既存市場の中ではまだまだ取れるビジネスは豊富です。
 その上、オリンピックや企業集積改善に伴う新たなマーケットも広がると考えます。
 高い企画力でのリアルな販促は今後のニーズも大きく推移すると思います。
 費用面でも人件費への対策など具体的な対策を講じているわけで、
 なぜ利益がこれだけしか伸長しない計画なのか、
 それを間に受けるのか、悩ましいわけです。
 これを会社が成長に対して貪欲さが足りないと斬るのか、
 堅実な経営を念頭に置いて敢えてこのように公表計画を出していると見るのかです。
 
 私はIR担当者との会話や当社の長い歴史を見る中で、
 かなり保守的に見ていると考えます。
 ですから、会社の発表している5%成長という数値より、
 そういった安定性を求めた経営方針である、
 ということに重きを置いた判断をしたいと思うわけです。
 要員を急激に増やして、目の前の仕事をがつがつ取っていき、
 目先の利益成長20%を取りに行っていないということです。

 こういった時に、では20%成長にチャレンジ出来るのにしない当社は、
 魅力がないのでしょうか。
 私はそこに安定性という軸が入ることで、むしろ魅力は増すと考えます。

 これは長期での投資を考えた場合だけですので、短期の場合は該当しませんが、
 (いやそもそも、短期の場合、ファンダメンタルズなどあまり見ないのだと思いますが)
 安定的に成長をしてくれた方が魅力は増します。

 年率30%成長などという企業があったとしても、
 それは長期投資の場合、かなり疑ってかかった方がよいですし、
 仮に投資に値すると判断しても、高いレベルでリスク管理をしていく必要があります。

 乃村工藝社の場合、そもそも目標が5%成長とあまりに小さいので、
 あまり意図が伝わらないかもしれませんが、
 言いたかったことは、成長性の幅だけを見て、判断するのではなく、
 そこに安定的であるかというもうひとつの大事な軸を忘れないようにしたいということです。

 20%成長を続けられそうな企業と、15%成長だけどより確実に成長が遂げられそうという2社の場合、
 20%成長だからPER20倍、15%成長だからPER15倍などとせず、
 財務面など複数の観点で同一条件であれば、私は両社ともにPER17.5倍を妥当水準と考えたいということです。
 (あくまでイメージですので、具体的な数値は仮で捉えて頂きたいです)

 当たり前の話ですが、利益成長を考える時に、成長率とその期待度を掛け合わせた期待値で評価しようと思えば、
 自ずと上記のような観点でチューニングして評価できるようになりますが、
 表面的な数値だけで分析をしてしまうと、このような罠にかかってしまう可能性が高いため、
 私も気を付けようと思います。

 最後にこの成長率と安定性を共に担保してくれるのは、
 ビジネスモデルそのものであり、だから著名な投資家の方々は、
 多くがビジネスモデルを深掘りして研究されているのだなと思います。
 私もビジネスモデルを見て、成長性と安定性の両面で分析が出来るように、
 これからも選力眼を鍛えたいと思います。
コメント
この記事へのコメント
まるのんさん はじめまして。

ゆうゆーさんのブログ内で度々、お見かけするので、気になって少し前から読ませて頂いています。

とても分かりやすい内容で普段、投資するなかで何かしら疑問に感じていることなどを題材にして下さってるので読んでいて面白いです。

いつも更新を楽しみにしてます。

お互い頑張りましょうね!
2014/09/03(水) 19:27 | URL | カイト #-[ 編集]
日本の会社は保守的な予想を立てて徐々に予想を切り上げて行くパターンが多いので、こう言った乖離がとてもよく見られると感じます。
これは私の考え方で恐縮ですが、来季の予想や中期計画を過度に保守的に見積もる会社は経営者が守りに入っているのではないかと連想するので、あまり好きではありません。過度に楽観しろとは言わないですが、もう少し正確な予想を出してもらいたいものです。もしも年によって大きく予想から乖離するのてあれば、そのビジネスモデルは脆弱であると考えています。
2014/09/03(水) 19:57 | URL | ぺんぎん #-[ 編集]
>カイトさん
ゆうゆーさんのブログで私もカイトさんのことは存じ上げておりましたので、
はじめましてという感じがしませんが、当ブログにもお越し頂きまして、
ありがとうございます。また、コメントも頂きまして、光栄です。

私はゆうゆーさんのように、文章をあまり推敲しておらず、
書きなぐりだったりしますのですが、
お褒めの言葉を頂けますと、嬉しいです。

日常で感じたことありのままに書いているので、
あとから読むと乱雑でげんなりもしますが、
一方で文章を飾って整形されていない分、
そのときの感情はより鮮明に残せていると自負しています。

もちろんその多くが人様に公表するにはあまりに
無知だったり、幼稚だったりするわけですがね…。

ただそれも含めて皆様に知っていただき、
異論、共感など共有出来ればと考えています。

ゆうゆーさんのブログのように、
すぐに活かせる知見は提供出来ないかもしれませんが、
これからもお時間許す限り、コメントで叱咤激励のほど、
よろしくお願いいたします。
2014/09/03(水) 21:53 | URL | まるのん #-[ 編集]
>ぺんぎんさん
ぺんぎんさん、こんばんは。
いつも考えるきっかけを与えてくれるコメントを頂きまして、
ありがとうございます。

徐々に切り上げるパターンが多いというのは私もそのように感じます。
これは古典的な日本の文化なのかなとさえ思います。
(欧米の会社の予想ってどうなのでしょうね…)

控えめで堅めに出しておく事で、
経営者は無茶なハードルを意識しなくて済むわけですが、
これはどちらがよいのか、悩ましいと思います。


強気に設定をしている場合、まずその姿勢を評価できますよね。
成長するぞ!と高らかに宣言するわけですから、
その達成にも一層責任が発生しますから、
組織はよりその目標にドライブしやすいでしょう。

一方で、数値的な目標達成が第一義的になり、
財務テクニックに走ったり、
長期目線で見られなくなるリスクもあるのではと思います。

数値目標を一義に取り組んでくれればEPSは高まるし、
株主としてはそれでいいとも思えますが、
そのような経営していることで、評価がされないと、
PERが高まらず、期待株価としては、
いまいちなんてこともあるかもしれませんね。

では今の日本の企業の多くのように、
保守的にみることはどうでしょうか。
ほぼ前述の裏返しですが、目標感が曖昧になったり、
士気の面で相対的にマイナスですね。

ただ数値に縛られず、長期目線で経営判断がしやすい、
選択の自由度が広がる気がします。

例えば、市況を見て、投資をうちたいと思ったときに、
目先の目標数値が高いことで、
その達成可否に論点が集中してしまい、
その投資の妥当性判断に多少なりとも、
バイアスがかかりますね。

これがいいことなのかよくないことなのか、
私にはまだ結論が得られませんが、
どちらかというと、
長期目線でその時々で最適な判断が促されやすいということを考えると、
保守的にみる方が総合的にいいのかなと思います。

ただ、本当に僅差でその時々で私も結論が変わってしまいそうです。

保守的に見せておいて、上方修正を繰り返し、
それが株価を支えており、
もはや上方修正が株価対策の手段化されているような
銘柄は、そもそも自社の状況を正しくIRできていないと判断し、
ネガティブに捉えています。

私の保有株である、2352エイジアは上方修正を繰り返すことに
違和感を持ったらしく今期はレンジ予想になっています。
これもまた正直すぎる対応と思いつつ、
しっかりIRしようという心意気は伝わってきますね。

最後にもとも子もないわけですが、
結局、成長性安定性をどのようにバランスよく、
計画に織り込むかは企業のセンスいい塩梅になっているのいいですね。


2014/09/03(水) 22:22 | URL | まるのん #-[ 編集]
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