十分な教育資金と老後資金のために
 日経IRフェア2014に参加してきました。

 こういうイベントは出来るだけ積極的に足を運ぶようにしています。
 今回も色々面白い発見もあって、よい機会になりました。

 簡単に振り返りをしておきます。

 それにしても、行く前に予習をしておきたかったのですが、
 結局そんな時間も取れず、出展する銘柄の四季報情報を
 会場へ向かう電車の中でざざーっと目を通すという体たらくでした。

 そんな中、会社説明会できちんと内容を聴き、
 会社担当者や社長へ直接質問してきた、
 注目銘柄は、以下4社です。

 7438 コンドーテック
 4658 日本空調サービス
 9716 乃村工藝社
 6165 パンチ工業

 それ以外の会社は立ち見でブース内でちょっと説明を聴くなど、
 受動的に説明を聞いてきた企業です。


◆7438 コンドーテック 東証1部 【卸売業】
 今回一番注目していた銘柄でした。
 期待通りの銘柄でしたので、記事にしました。
 http://tryinvesting.blog.fc2.com/blog-entry-258.html


◆4658 日本空調サービス 東証1部 【サービス業】
 前々から面白い会社だということは、
 個人投資家の方もたくさん注目されていたので、知り得ていました。
 今回自分の目で確かめたく、社長の講演を聞いてきました。
 プレゼンがうまいのですね。
 特に、いいなと思ったのは、
 自分達の主戦場とする保守メンテナンスサービス部分と、
 自分達が付録扱いとする更改部分とで、
 きちんと識別してビジネスが出来ている点です。

 こういう時にどちらも頑張りますというのは、
 聞こえはいいのですが、本当の強みがないのかなと感じます。

 我々は保守メンテナンスサービス部分でプロであるため、
 そこは徹底的にやる、その上で、更改の話も頂ければそれはそれで精一杯やると。
 この割り切りがいいなと思いました。

 また最高裁や病院など特殊な建物への展開を重視しています。
 この営業戦略も好きですね。
 当然高付加価値、高利益率なわけです。
 通常の汎用性の高いオフィスビルは量は多いですが、
 その分参入障壁も低く、利益率も悪いわけです。
 量は少ないですが、病院など特殊構造物に対する営業を徹底的にやるし、
 そういうものを手掛けられる技術力と実績があるわけです。
 そういう実績や技術力が買われて、新たな施設から引き合いが増えていきます。

 しかもこれがストックビジネスですから、安定的であるわけです。
 但し、震災の時に業績が落ち込んでいることが気がかりです。
 震災が起こっても、全国津々浦々の施設のメンテナンスは淡々と対応が必要なはずで、
 なぜ業績がここまで落ちたのか、この部分は質問をしてきましたが、
 イマイチ釈然としませんでした。
 改めて分析の記事を起こして評価してみたいと思います。

 株主還元においても、中計では配当性向50%を目指す、
 しかもこれは必ずやると強く断言されていました。
 当社は投資資金が多額必要とするわけではないので、
 内部留保より還元が出来ますからね。
 いずれにせよ、評判通り、よい会社だなと思いました。

◆9716 乃村工藝社 東証1部 【サービス業】
 こちらは以前に2173博展を保有していた頃に一度、
 比較のために表面的に見たことがありました。

 今回初めてプレゼンを受けましたが、まず縁を感じました。

 というのも、当社は商業施設、飲食店、小売店などなどへ、
 ディスプレイ企画・設計・構築・運営をまでワンストップで対応するのですが、
 当社が手掛けたということで紹介されていた、
 エンターテイメント色の強い羽生PAはこの夏休みに行きましたし、
 東京パレスホテルの和食レストランの和田倉は私が婚前に両家顔合わせに使った会場です。
 他にも身近に感じるものをたくさん手掛けており、感心してしまいました。

 こういう親近感を感じると何もかもをポジティブに評価しがちになりますが、
 そういうことではなく、きちんと冷静に状況を見極めたいと思います。

 事業内容も魅力がありますし、
 事業環境も堅調に推移すると思われます。
 但し不況体制には弱いと思われますから、その点は留意が必要です。
 ただ、あらゆる業界の販促の場に生きていますから、
 その点では特定の業界に依存はしていませんので、
 まだリスクは分散出来ているようにも思いますし、
 全体の30%位が施設運営によるストック性のあるビジネスのようですから、
 不況時のリスクをどのように見るかは難しいですね。

 ただ、株価水準と成長性がアンマッチなので、すぐには買えません。
 当社は2022年までの超長期のプランを掲げています。
 数値目標は向う3年先だけですが、
 資料上から2022年の大まかな達成点がわかるようになっていて、
 それは会社側としてもそのような成長性を考えているようです。
 ちなみにざっくり10年で1.7倍ですから。年平均でざっくり5%成長です。
 PER19倍位ですからね・・・。

 外注から自社への契約社員化など、
 コストコントロールもしやすい環境にシフトして利益重視の傾向は見て取れますが、
 本当に成長率がこの程度なのか聞きましたが、
 歴史が長い会社ということもあるのか、
 着実性を重視しているようで、確実に辿れる成長シナリオを考えているようですね。
 私はオリンピックとか企業収益の改善でより販促関連予算が増えてきて、
 もう少し成長するのではと思うのですが、これももしかすると相場の方々も同様で、
 だからPER20倍近くまで買われているのかもしれませんね。

◆6165 パンチ工業 東証1部 【機械】
 こちらはブース内でのミニ説明会後、社長さんとお話することが出来ました。
 金型の部品を提供しており、製造業を始めとした設備投資増の追い風に乗って、
 業績絶好調です。そして足元での成長性に対して、PERが低く割安です。
 私は買う気満々でタイミングを見ており、今日その確信を得るために、
 意気揚々と社長と話をさせて頂きました。

 結論からいうと、ちょっと熱が冷めてしまいました。
 というのも、まず成長に対するどん欲な熱意があまり感じられなかったのです。
 もちろん成長はさせていくし、色々考えてはおられるとは思いましたが、
 もう少し成長していくことに対して、積極的であると思っていました。
 ある意味設備投資絡みなので、これくらい慎重かつ冷静の方がよいという見方も出来ますが、
 これは評価が分かれると思います。
 成長性についてはざっくり年率5%から10%程度ということでした。
 もう少し高い、せめてPERよりは高い成長性を遂げてくれると
 (勝手に)期待していたので、少し想定と異なっていました。 
 また借入依存度の高さに対する話題の時に、当然株主のことを配慮しつつも、
 一定の株価に値上がりしてきたときには、
 増資によるファイナンスも含めて検討されるとのことでした。
 また、その株価水準についても目途をお話されていました。
 (ここでの明記は自粛します)

 売上の半分が海外でそのほとんどが中国です。
 国内の成長は鈍化しており、これは今後も同じということで、
 当社の成長は海外展開に絞られます。
 当然中国だけではリスクが高いので、東南アジアへの進出ということで進めていますが、
 規模感ではやはり中国が主力となります。

 このような高いリスクを持ち、成長性もそこそこの会社です。
 技術力や製造業の根幹を支える、しかもカタログ品だけでない、
 受注型商品にも対応するきめ細かな対応、色々魅力たくさんの会社なのですが、
 ちょっと足元をすくわれてしまいました。

 株価は足元で急上昇しておりますので、
 当面、高値を更新しながら、魅力的な値動きになるかもしれませんが、
 それを深追いしていくのは危険という結論になりました。



ここまでが、まともに会社説明を受けてきた会社です




◆7732 トプコン 東証1部 【精密機器】
 ブース内の会社説明だけ聞きました。
 全く存じ上げていなかった会社ですが、
 農業のIT化、自動化に寄与するGPS機器を使った展開は面白そうだなと思いました。
 技術力もあり、コマツとキャタピラー社の牙城にどこまで食い込めるか楽しみですね。
 そして、そんな楽しみなのは相場の皆さんも同じようで、
 PERで30倍まで買われています。
 構造改革を経て収支改善も進んだのでしょうが、不確定要素が強く、
 私は、とてもここから買えません。
 でも、技術力が高く、頑張ってほしいと思える内容でした。                   

◆3392 デリカフーズ 東証2部 【卸売業】
 こちらもブース内の会社説明だけ聞きました。
 野菜に関することを研究し、おいしい野菜を食べるためのビジネスです。
 最近ではカット野菜の需要が増えており、業績が拡大していると思いきや、
 業績は結構凸凹しています。
 やはり天候などに大きく左右されやすいということなのでしょうね。
 株価水準は割安水準と思えますが、
 業績の不安定さが故に妥当な水準とも思えます。
 ただ、研究開発に積極的ですから、その点ではそれを付加価値化して、
 認知が広がると、成長トレンドへ転換するかもしれませんね。

◆6073 アサンテ 東証1部 【サービス業】
 シロアリ駆除をコアに木造住宅のメンテナンスを展開しており、
 個人投資家にも大変人気のある銘柄です。
 こちらは会社説明会に出席しましたが、
 正直、社長のプレゼンがぐだぐだでした。

 というのも、まず予め原稿を用意しており、
 淡々とそれを読み上げるわけです。
 ほとんど下を向いてお話されており、
 これでは残念ながら新たな企画や営業などが、
 難しいのではないかとさえ思ってしまいます。

 懸念されている、増税反動減についても想定より長引いているということだけで、
 その対策や今後の見通しなどには一切言及されておらず、
 重要な点ははぐらかされて、ひたすらシロアリ業界の現状にばかり言及された、
 講演など聴きたくないとさえ思いました。

 JAなど商流もきちんと開拓されているのですが、
 そういう安定的かつ強固なパイプがあるが故に、
 そこ頼みの営業となっていて、今後の成長性に対して、改めて疑問を持ちました。

 私もほんの一時期保有していましたが、
 このプレゼンを聴いてしまうと、やはり保有は見合わせたいと思ったと思います。

 ただ、株主還元には積極的なようですので、
 成長による値上がり益重視ではなく、インカムゲイン狙いの方で、
 安定的に保有したいという方には大変よい銘柄だとも思います。

 大きく成長することはないと私は思いましたが、
 一方で、現状でJA商流という確固たるものを持っていて、
 メンテナンス費用は必要経費ですし、1部上場のリーディングカンパニーである、
 当社への引き合いが大きく減ることはないと思います。
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