十分な教育資金と老後資金のために

 保有株の中にも高値更新の銘柄がチラホラ出てきました。

 これまで私は高値更新銘柄など縁がありませんでした。

 理由は簡単で、株価が安いところを買うことで
 その後の上昇で得られる利益も大きくなるだろう
 という考えで投資をしていたからです。

 株価が過去トレンドから見て一段安となっていて、
 割安だと思った銘柄を買っていました。
 そして上昇してくると、今度は買った時の根拠が曖昧なものだから、
 高値更新する前に売ってしまうわけです。

 それでも一定の利益が出ていればよいと考えて、
 特に疑問に感じていませんでした。

 しかし投資の勉強をしていく中で、
 自分の従来のやり方に疑問を持つようになりました。

 株価を追いかけて取引をしていると、
 どうも自分の中でしっくりこないという違和感が発端でした。
 違和感があるものだから、いざ株価が動いた時にも右往左往するばかりで、
 完全に相場に遊ばれている状態になってしまうのです。

 ちょっと上昇すれば根拠もなく利益確定してしまうし、
 下落をすれば怖くなって簡単に損切りするしで、
 四季報を見て考えているつもりでも、
 それを活かせていないし、
 これではダメだと思ったものです。

 幸運にして、それでもアベノミクス相場に助けられ、
 大きな損失も出すことなく、多少の利益を挙げられた点は運があったと思います。

 アベノミクス相場で大したパフォーマンスを得ることは出来ませんでしたが、
 一方で、この期間で色々なことを学びました。
 それが少なからず今に活かされていると思います。
 今思えば当たり前のことも、この当たり前のことを、
 自分の中で当たり前と思えるようになるまでには、
 凡人の私にとっては、一定の時間と経験が必要だったのだと思います。
 そういった意味で、アベノミクス相場で思うように利益を挙げられなかった分は、
 投資のイロハの授業料だったと思えば、それはそれでよいと思っています。

 ちなみにこの期間で一番肝として学んだことは以下のようなことです。
 (本当に当たり前のことなのですが・・・)

 ・株価を見るのではなく、現状の評価とあるべき評価とのGAPに目を向ける
 
  株価が下がった、上がったで売買取引をするのではなく、
  その時点での自分が分析を通して算出した価格と、
  市場からの現状の評価のGAPの大きさに目を向けて投資判断を行うということです。

  株価が下がったとしても、自分の分析で算出した価格も実は低いかもしれません。
  時価でPER5倍と割安そうに見えたとしてもそれが5倍であるが所以がはっきりし、
  自分の分析からも合理的だと判断されれば、PER5倍は割安ではないのです。
  逆に時価でPER20倍で割高そうに見えたとしても、
  自分の分析による成長性評価によって長期で見ればむしろ割安だということになるのです。

  現時点の株価の動きだけを見て、
  前より下がったから割安だとか、PERなど指標面で割安だということは、
  全く「考えて」いないわけで、自分の分析という要素が何も入っていません。

  そういう投資手法を取っているのであればそれはそれでよいのです。
  テクニカルを見て買うのだとか、そもそも投機なのだということであれば、
  むしろ割安割高のファンダメンタルズなど雑音でしょう。

  ただ、私は大切な資金を投機的に扱うことは出来ないですし、
  テクニカル分析というテクニックは敷居が高いと感じたことで、
  企業の本質的価値に目を向けたいと思ったので、
  それであれば、「考える」投資家になりたいと思いました。

  ですから、こういった当たり前のことを学べたことは、
  私にとっては貴重なものになりました。



  話は冒頭に戻ります。
  今のように株価は気にはなるものの、
  意識的に目を向けることを控えるようになったのですが、
  そうなってしばらく経ちました。

  そんなとき、高値更新銘柄が私の保有株の中にもチラホラ出てくるようになりました。
  単に偶然なのですが、
  何か相場から励みをもらっているような気持ちになりました。

  ちなみに高値更新をすると、短期的に利益確定売りが出ることもあるようですが、
  一段と上昇していくことが多いような印象があります。
  私の保有銘柄で本日高値更新している銘柄は、
  2384SBSHD、9787イオンディライト、3276日本管理センターの3銘柄です。
  どれも短期的な資金というより、
  きちんと好業績を期待した資金のように感じますので、
  今後もそれぞれのペースで評価されていってくれるといいなと思います。
コメント
この記事へのコメント
単純にPERなどの指標だけで割安か判断するのではなく、成長性をみていかなくてはならないですね。
同感です。
2014/08/24(日) 09:06 | URL | けんさん #-[ 編集]
>けんさん
こんにちは、けんさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

私は投資を始めた頃は、今では信じられませんが、
PER10倍を下回っていれば割安と単純に信じていました。

その後、PERは市場からの評価を表しているともいえ、
その評価が低いということは、
成長性や安定性などどこかに問題があって
このような結果になっていると気が付いてから、
なるほど、単純にPERの値の大小だけで判断してはいけないと
思うようになりました。

当たり前なのですよね。
そんなに単純であれば、相場参加者がこぞって低PERを買って、
結果、低PERなど存在しなくなるわけですからね。

自分で分析した潜在的成長性の評価が高く、
かつそれが安定性の面でも評価が出来て、
しかし相場の評価が低い場合、そのGAPに投資妙味があるわけですよね。

その意味でけんさんが仰るように、成長性の評価は非常に大事だと思います。
その上で、私は最近安定性にも目を向けるようになりました。
具体的には、不況時に赤字になるような構造の場合、
例えば足元で好景気に転換している時に目覚ましい成長性を持っていたとしても、
あまり浮足立った評価をしないようにということです。
そのため、先日も記事にしましたが、
過去の業績トレンドをきちんと精査するようにするようになりました。



> 単純にPERなどの指標だけで割安か判断するのではなく、成長性をみていかなくてはならないですね。
> 同感です。
2014/08/24(日) 09:26 | URL | まるのん #-[ 編集]
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