十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+21.2%(2017/8/18時点)


 決算発表シーズンはピークを過ぎていますが、
 本日保有株で最後のトリを飾る7743シードの決算発表です。

 トリに相応しい内容で今回の不調にとどめを刺すにあまりある(笑)、
 私にとっては試練の内容となりました。

1.サマリ
 増税の反動減が想定より大きく影響したとのことで、
 上期及び通期共に下方修正が発表されています。
 増税前の3月の売上の伸びが異常だったので、その影響が懸念されていましたが、
 やはり苦戦を強いられたようです。
 苦戦は想定していたので、やっぱりそうだよね、という感じで私は受け止めましたが、
 相場はそうはとらないでしょうね。
 なにせPER20倍超の割高水準でありながらの、今期大幅減益に転落ということですからね。

 ただ、結論として、私はホールドします。
 え?馬鹿なの?という感じかもしれませんが(笑)、
 投資前提が崩れていないことが主因です。
 ネガティブ材料が出たとしても、自分が投資した時の前提が崩れていなければ、
 信念を持ち続けてよいのではないかと思うのです。

 確かに今期の増税反動減が想定より多く出たという結果は残念ではありますが、
 これは増税反動減という明確な理由があります。
 そしてそこから足元では復調している点もきちんと明記されています。
 実は私も周りのコンタクトレンズユーザーに聞き取りしていましたが、
 やはり3ヶ月分くらいは買い溜めをしている人が多かったです。
 当社の決算でもこのことに言及されており、違和感は感じません。

 また、反動減が出ていることはわかっていたことであるものの、
 そこから復調の兆しがきちんと確認できているという文言が入っていたことは、
 どこまで信用するかという話はあるものの、私の中ではよかったという印象です。

 それから元々今期は研究開発費などの費用先行の計画となっており、
 減益予想でした。これは着実に当社がシェアを拡大している過渡期であるとと共に、
 新商品リリースによる成長性確保のために必要な手当てです。

 むしろ一過性の増税反動減ということで収支が悪化したために、
 長期的な成長戦略である投資方針までもブレてしまっては長期的に見て、
 当社への投資魅力が低下してしまうことになります。
 ブレずに長期的視野に立って、投資投下していく宣言が継続されている点を、
 私は評価したいと思います。

 今期での収支面での痛みは大きくなりましたが、
 元々私は翌々期の業績復調にまずはターゲットを置いて投資しているため、
 今期の一過性要因による収支悪化によるネガティブ材料で、
 私の投資方針がブレてはいけないと思うのです。
 足元の株価も更に軟調に推移するでしょうが、
 会社の投資戦略がブレていないのに、私の投資方針がブレないようにしたいものです。

 ただ、やはりPER20倍超で買っているところは、
 このようなリスクを全面に受けるということに対するリスクへの捉え方が、
 買い付けた当時の判断として甘かった点は反省材料として挙げられそうです。

 買い付けた時には、増税はわかっていたことですし、
 それによる反動減も想定出来ました。
 なにもそれがわかっている時に、わざわざPER20倍超で買い付けるという判断が、
 安直だったのではないかということは今回の反省としておきたいです。

 いずれにせよ、順調に新商品リリースはされていますし、
 福岡物流センタの新設という計画投資も進捗していますし、
 着実に投資投下されているようです。

 反動減という一過性の厳しい現実はあるものの、
 2期先に渡って当社の収支を継続的に悪化させる新たなリスクが顕在化したとは考えません。
 ですから、投資前提は崩れておらず、継続保有という結論になります。

 今までの私であれば、こんなネガティブな材料が出れば、
 売りだぁ~とやっていましたが、試行的にも自分を試すよいチャンスです。

 結局2期先でも華は開かず・・・という結論になるかもしれませんが、
 ここまで信念を貫いたことで損失以上の多くのことを学ばせてもらおうと思います。

2.数値の確認

【実績数値】
 ◆売上高  : 3,974百万円(前期比:▲ 7.4%)
 ◆営業利益 :   ▲2百万円(前期:204百万円)
 ◆経常利益 :  ▲24百万円(前期:179百万円)
 ◆当期純利益:   ▲8百万円(前期:143百万円)

 増税反動減による売上高の低下、
 そして当初計画の投資投下等の費用増はダイレクトに効いており、
 利益の減益幅は大きくなっており、赤字転落です。
 PER20倍超で赤字転落とは厳しいですね。

 利益の減益要因は短信の中身から、以下2点のようです。
  (1)増税反動減
  (2)円安による海外輸入レンズのコスト増
 
 このうち、計画比で悪化の要因となったのは(1)で、
 (2)は計画に織り込み済で、あくまで前期比の比較としての要因です。

 (2)は為替の影響ですし、そもそも計画に織り込み済です。
 外部要因でもあり不可抗力部分も大きいです。
 今後の為替レートには注視が必要ですが、
 今の水準で直ちに右往左往するようなものではありません。

 (1)は前述の通り明らかに一過性の事象であることと、
 既にそこから復調の兆しが見えていることもありますので、
 これは受け入れるしかありませんね。

 連結ベースで計画修正の内容は以下の通りです。

 【上期修正後予想】
  売上    : 9,150百万円(修正率:▲8.5%)
  営業利益 :   240百万円(修正率:▲50.0%)
  経常利益 :   195百万円(修正率:▲55.7%)
  当期純利益:    95百万円(修正率:▲52.5%)
 
 【通期修正後予想】
  売上    :20,700百万円(修正率:▲3.3%)
  営業利益 :   940百万円(修正率:▲23.0%)
  経常利益 :   825百万円(修正率:▲25.0%)
  当期純利益:   425百万円(修正率:▲15.0%)

 【下期修正後予想】
  売上    :11,550百万円(対上期増減率:+26.2%)
  営業利益 :   700百万円(対上期増減率:+191.7%)
  経常利益 :   630百万円(対上期増減率:+223.1%)
  当期純利益:   330百万円(対上期増減率:+247.4%)  

 【下期修正前予想】
  売上    :11,400百万円
  営業利益 :   740百万円
  経常利益 :   660百万円
  当期純利益:   300百万円  

 修正された上期及び通期の予想数値は、
 修正率で大きいですが、悲観ばかりしていても前進しないので、
 少し中身を見ていきます。

 まず気が付くのは、下期の回復ぶりが目に留まります。
 そこで、下期の修正前後も電卓を叩いてみました。

 すると、反動減の影響が顕著な上期とは異なり、
 下期ではV字回復することがわかります。
 もちろん今回の修正の数値を信じればということですが。

 修正前の下期予想に対して売上は上ブレしていますが、
 これは新商品の前倒しによる効果かもしれません。
 一方営業利益ベースは恐らく販管費の追加計上分なのでしょう。
 ただ、当期純利益ベースでも上ブレしており、
 確かに上期はグダグダだけど、下期はいい感じなのではと数値を見る限りはいえそうです。

 営業利益率の確認です。

  14.3期通期実績:6.0%
  修正前通期予想 :5.7%
  修正後下期予想 :6.1%
  16.3期通期予想:8.5%

 このように考えると16.3期の営業利益率は少しチャレンジングな気がします。
 今回の決算上も一部内製化による粗利率向上などの取組なども謳われており、
 改善は進んでいると思われますが、ここでは7.0%位が妥当な現時点の判断のように思います。
 すると16.3期の営業利益は売上は同水準の前提として1,645百万円に修正されます。
 このためEPSは15%減に下方修正を行い、目標株価も2,100円から1,785円に修正します。
 

3.その他考察
 コンタクトレンズは業界内で安全性について議論が行われており、
 消費生活センターからの注意喚起もあり、
 より安全性に対する意識付けや普及活動が求められている状況です。

 当社は純国産という高品質なものつくりに拘っているので、
 いわゆる粗悪品とは今後ますます差別化されていくでしょう。
 トップブランドのジョンソンアンドジョンソンとの差をどのように埋めていくか、
 そこは更に長期の戦略が必要ですが、
 しかし着実にシェアは伸ばしていますし、更に躊躇なく投資を継続しており、
 そういったmade inジャパンという観点からも応援したいです。

 それから当社は随所にIRに対するきめ細やかさの配慮が見て取れます。

 今回の修正に当たっても、増税反動減から回復基調である点をきちんと明記することで、
 投資家の不安を払しょくする意図を感じます。

 その他にも内製化の取り組みなど収支悪化要因をきちんと数値内訳を明記して、
 説明されています。

 今回の発表は残念なものですし、
 今後も大型な設備投資や研究開発を要するという点で、
 リスクも大きな銘柄であることは変わりありませんが、
 引き続き、応援していきたいと思います。

 それにしても、今回の決算で大幅に暴落という銘柄が多く、
 完全に慣れてしまっている自分がいますが、
 きちんと自分の投資前提が崩れていないか慎重に判断していきたいと思います。

 最後に最近事あるごとに自分に言い聞かせていますが、
 自分に都合がよいような判断をしていないか、
 常に自問しながら取り組んでいきたいと思います。
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