十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
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 「過去のことでなく、未来を見て行こう」

 トレンディドラマ(死後?)の中で、
 新たな男女の仲が誕生した時とかに、
 よく未来志向のこんな言葉が出てきたりします。

 実際の男女の仲でも過去の交際履歴を掘り下げることは、
 往々にしてショッキングな現実を突きつけられることだってあります。
 あまり過去に固執するのではなく、これからのふたりを築いていこうと、
 幸せいっぱいでこちらが恥ずかしくなるような光景を妄想したりもします。

 はたまたこの未来志向は、実際のビジネスの場でも濫用されることもあり、
 事業戦略を議論する現場において、
 これまでの振り返りが浅い状態で、これからのことを議論したりすることもあります。
 過去の負の歴史は当事者にとってみれば、出来れば思い返したくないし、
 それより未来のことを考えた方が、仕事を「した」気になるわけです。
 ここにも、そんな未来志向が存在しています。

 そして私の銘柄分析の際にも、
 この未来志向が、しかも定石通りあまりよい方向性とはいえない、
 そんな志向については修正していかねばならないと考えています。

 過去の実績で数値は並べます。
 その理由もなんとなく考えますし、
 凸凹が激しい場合はその理由についても理解するように努めます。
 しかし、この際に、既に未来志向が前提となっていることもあり、
 過去の実績も基本的に将来に渡って将来性があるような色眼鏡で評価をしがちです。
 例えば、人材確保の一過性費用により凹んだという位まではさすがに確認はしますが、
 その理由が一過性であるということを安易に結論を下したり、
 そもそも理由が想像ついたことで、過去への思考を止めてしまいます。

 そしてイマイチ(だったかもしれない)過去の実績とは切り離されたところで、
 未来について想像します。
 事業環境、競合関係とポジティブな材料を探し、
 ネガティブな材料は補完するロジックを考えます。
 このような未来志向は歓迎できないですから、
 最近では特にこの色眼鏡にならない方法論を探っています。

 そしてその中で、大きな私の欠点を見出しました。
 それが、何のことはない、結果的に過去実績を軽視していることです。
 もしくは過去実績を真に活かした未来志向が出来ていない点です。

 通常、成長性を評価する場合には、
 その妥当性を見極めるためにも、過去数期分のトレンドの確認は必須です。
 しかし、私はその確認を形式的には実施し、
 必要に応じて原因特定までは実施しますが、
 そこで安心してしまうことが多く中途半端な状況になることが多いのです。
 つまり、原因特定だけでなく、その原因となる事象がなぜ顕在化したのか、
 再現することはないのか、他に似たような事象が発生することはないのか、
 そんな多角的な分析が出来ていないのです。

 過去をわかった気になって、
 未来を希望的観測に基づいて過大評価し、
 足元で一時的な停滞を確認しても、それは一過性であると、
 安易に受容してきたこともあります。

 ここに過去実績を多角的に踏まえる基本動作が出来ていれば、
 自ずと一時的な停滞があったとしてもそのことももう少し
 精度高く分析が出来ているはずです。

 そもそもそんな深い検討が不要な安定的な銘柄を、
 適正な価格で買えればよいのですが、なかなか見つかりません。
 最近買い付けたDVxはその数少ない過去の業績がしっかりしている銘柄であり、
 そしてそれが今後も続くと確信を持てたので、しっかり保有していくのがよいと思うのです。

 過去の業績が不安定なものや上場間もない銘柄が
 現状、結果的に多くPFに組み込まれているので、
 今一度、過去の業績をきちんと棚卸しし、自信度が低下するものは、
 一度整理をすることも視野に再構成していきたいと考えています。

 ポイントは過去を色眼鏡なしできちんと見渡した上で分析を行うこと。
 過去が不安定なものはその理由を突き止めるだけでなく、
 それが再現しないかなど、きちんと多角的分析を深めること。
 過去が不安定なものはただでさせリスクも大きいですので、
 慎重にいきたいと思います。

 過去実績からうまく将来を想像することが、
 とても大事なことであり、投資の基本動作だと思いますので、
 心に留めておきたいと思います。
コメント
この記事へのコメント
まるのんさん、こんばんは。

今回の記事の内容は、現実論としてとても大切なことだと思います。

私がブログを始めた頃は、基本的には過去7年間に渡って増収増益基調を
維持している長期安定成長株しか持たないことにしていました。
当時の自分は、今と比べても銘柄分析力に自信がなく、
過去の業績を重視することで、それをヘッジしていたように思います。

というのも、過去7年という長期に渡って増収増益であれば、
特にそれ以上突っ込んで調べずとも、
成長ストーリーやビジネスモデルもおそらく優れているはずなのです。
(そうでないと7年も増収増益は維持できないはずなので・・・)

ということは、8年目もその傾向が続く可能性はかなり高いと思うのです。
こういう銘柄は、一過性の問題すらあまり発生しないんですよね。
もちろん、中には8年目でついに成長が崩れる銘柄もあるでしょうが、
確率で考えれば、過去の業績を見ずに選ぶよりもずっと有効だと思います。

上場して間もない若い銘柄と比べれば、大化けは難しいかもしれませんが、
こういう銘柄をポートフォリオの中に一定程度組み込んでおくというのは、
投資成績のみならず、精神面においても極めて有効な戦略だと感じます。

私の今の保有株を眺めてみても、こういう銘柄に限っては、
やはり今回の消費増税という逆風でもほぼ無傷で立ち回っているんですね。
ここ数週間、いろいろな銘柄の四半期決算を見てきましたが、
やはり長期安定成長株は強かった・・・という印象です。

成長ストーリーやビジネスモデルなど、理屈から考えることも大切ですが、
過去の業績などの実績面から考えることも同じく大切であることを、
今回のまるのんさんの記事を通して、改めて気づかされました。

とても長くなってしまいました。申し訳ありません(;_;)
2014/08/10(日) 20:25 | URL | ゆうゆー #-[ 編集]
>ゆうゆーさん
こんばんは、コメントを頂きましてありがとうございます。

私も当件は現実論として最近身に染みて感じております。

過去の業績が悪くても、
自分の見込んだ回復シナリオに自信があって、
それが現実のものとなり成長が加速していけば、
得られる利益も大きいと思い、
どうしても人とは違うことをしようという
思い上がりが、過去実績への軽視にも繋がっているようです。

しかし、やはり過去の業績が安定的に伸びている場合、
それはそれなりのビジネスモデルがあるという証拠であり、
逆にいえば安定的に伸びていない場合、
何かしらの成長に対する阻害要因があると認識するのが妥当です。

一過性という言葉を多発して、
いつでも何かしらの要因で一過性の成長阻害要因がある場合、
それは安定的成長には当てはまらず、
むしろ成長のためにはそれにも増した一時支出が必要な、
足かせが大きいモデルとならなければならないと捉えておくべきなのかもしれません。

ゆうゆーさんのブログ記事やこのようにコメントを頂くことで、
私自身にもたくさんに気づきを得られており、いつも感謝しております。

今後とも、よろしくお願いいたします。

2014/08/11(月) 18:49 | URL | まるのん #-[ 編集]
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