十分な教育資金と老後資金のために

 私のPFの中では、ちょっと異質の1951協和エクシオの1Q決算が発表されています。

 当社はNISA口座での保有で、
 安定性を重視して組入れた銘柄ですが、
 あまりに保守的な銘柄だと認識しており、自分の目標利回りと照らしても
 やはり異質かもしれません。

 決算を簡単に振り返っておきたいと思いますが、
 結論から先に書くと、良くも悪くも想定通りの決算です。
 受注、売上共に緩やかに好転しており、
 利益面でも収支状況に大きな変調の兆しはなさそうです。


 売上高    : 59,250百万円 (+1.4%)
 営業利益   :  3,627百万円 (+4.3%)
 当期純利益 :  2,327百万円 (▲0.8%)

 営業利益率   : 5.9% → 6.1% (+0.2%)
 当期純利益率 : 4.0% → 3.9% (▲0.1%)

 増収かつ本業部分の営業利益で増益となっており、
 営業利益率もわずかですが向上しています。
 というわけで、特に本業部分では問題はなさそうです。
 当期純利益で減益で利益率が若干悪化しています。
 PLを見ると、前期でその他営業外収益がそれなりの額あったものが、
 今期ではなくなった影響と若干の為替差損が今期発生しているためです。
 特に当社のビジネスにおける影響ではなさそうです。
 唯一懸念していた、人材コストの高騰に関する影響についてですが、
 現時点では数値上は顕在化しているようにはみえません。
 こちらは引き続き利益圧迫要素として注視するようにしたいと思います。

 次に進捗率を確認してみます。
 上期の計画値は減収減益(営業利益、純利益とも)です。
 前2Qには固定資産売却益約2,100百万円を計上していますので、
 今期の減益幅は大きくなっています。

 売上高(上期計画)    : 125,000百万円 (▲2.5%)
 営業利益(上期計画)  :   7,000百万円 (▲3.8%)
 当期純利益(上期計画):   4,300百万円 (▲31.9%)

 対上期計画進捗率(売上高)   : 44.6% → 47.4%
 対上期計画進捗率(営業利益)  : 58.0% → 51.8%
 対上期計画進捗率(当期純利益): 46.9% → 54.1%

 同じように通期計画に対する進捗率も確認しておきます。

 売上高(通期計画)    : 320,000百万円 (+0.5%)
 営業利益(通期計画)  :  22,000百万円 (+6.1%)
 当期純利益(通期計画):  14,100百万円 (▲5.4%)

 対通期計画進捗率(売上高)   : 19.2% → 18.5%
 対通期計画進捗率(営業利益)  : 18.8% → 16.5%
 対通期計画進捗率(当期純利益): 18.5% → 16.5%

 当社は公共工事なども手掛けており、下期偏重ですから、
 まずは上期進捗率を中心にみておけばよいでしょう。
 こちらでは営業利益の進捗率が前年割れですが、
 売上高と純利益で前期進捗率より好転しているようにみえます。

 収支状況をトータルで考えると、売上高は順調に受注残をこなしており、
 旺盛なインフラ投資を着実に成果に繋げているように思います。
 利益面では、前期の特殊要因が剥落しており純利益ベースではほぼ横ばいですが、
 本業部分の利益率では好転しています。
 従って利益面でも前期とほぼ同じような状況だと思います。

 また今後のビジネスを占う意味での受注状況ですが、
 トータルでは前期比5%増と引き続き堅調なようです。
 セグメント単位で見ると、環境インフラが+65%と絶好調です。
 一方NTT向け工事が一服感で▲4%ですが、
 こちらは4月~5月月次の状況でもう少し悪い数値を想定していたので、
 よく巻き返したな、という印象です。

 最後に1Qのトピックスとして面白そうだなと思った取り組みとして、
 以下のようなリリースがされています。

 外国⼈観光客向け Wi-Fi サービスの拡充及び多⾔語⾳声ガイダンス活用実証実験について
 
 詳細はリリース文書を見て頂きたいのですが、
 外国人旅行者が日本国内を旅行していて不便と感じている代表例はwi-fiの整理に関するもののようです。
 実際にオリンピック向けの取組で銀座周辺のwi-fi化をビジネスにしようと、
 ワイヤレグゲート社などが取り組んでおり、その期待感も多少は株価へ反映されているようです。

 当社はNTTとの密接な関係のもとでビジネスを展開しており、
 収支面で大きなイノベーションは期待出来ないものの、
 このような先駆的な取り組みも実施しやすい環境にあるように思います。

 実際に今回の青森市での取り組みを、
 全国の観光地やオリンピックにおけるシステム投資に繋がる可能性も秘めています。

 PERは10倍割れ、PBRも1倍割れということで、
 大変地味な銘柄で、かつ大きな成長性も望めないことから、
 市場からの評価もこのように微妙ですが、一方で大きな失敗もないようにも思います。
 これが異質ではあるものの、敢えてNISAに組入れたひとつの理由のようなものです。

 ただ、当時より最近は更に成長性を重視しているところもあり、
 この安全性を重視した銘柄組入れでよかったかという気もしますが、
 まぁ資金量も1単元ですし、気長にみていこうと思います。
 
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